今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
大丸心斎橋店で放火? 店内で立て続けにボヤ発生。
MBSニュースによりますと、4月1日、大阪・ミナミの大丸心斎橋店の店内女子トイレ、婦人服売り場、男子トイレで立て続けに3件のボヤがありました。幸にもけが人はいませんでしたが、警察は連続放火事件と見て調べています。
●昨夜7時40分ごろ、大丸心斎橋店南館4階の女子トイレの火災報知器が作動しました。
店員がすぐに消火器で消し止めましたが、ペーパーホルダーなどが焼けました。
●その30分後、今度は本館3階の婦人服売り場の試着室でカーテンのひもが燃えているのに店員が気づき、
ペットボトルの水で消し止めました。
●さらに閉店後の8時40分ごろ、本館地下1階の男子トイレでも赤ちゃん用のいすの周辺が焼けるボヤがありました。
ニュースでは、トイレットペーパーホルダーが燃えて真っ黒になっている写真が掲載されていました。
婦人服売り場、男子トイレなどいずれも火の気がない場所ばかりです。ぼやで済んだのが幸ですが、
悪意を持った人間による放火だと思われます。
警察では何者かが連続して火を付けたと見て防犯カメラを解析するなど捜査しているということです。
放火は全国で多発しています。
奈良でも31日午前1時5分ごろ、奈良市三条栄町の道路拡幅工事現場にあるプレハブ小屋で出火。
約10平方メートルが全焼。この火事の約15分後には、現場の北東約1キロの工事現場にある2階建てプレハブ小屋に、
灯油とみられる液体が入ったペットボトル3本が投げ入れられており、煙が充満していたほか、
さらに約20分後には、第2現場近くのビル建設工事現場にあるプレハブ小屋から出火し、机の一部が焼けています。
こうした「放火」は、社会に対する不満や面白がって犯人が無差別に行うケース、
何らかの悪意を持ってターゲットになる企業を狙って行うケースがあります。
ドンキホーテの事件にもあるように、何らかの恨みや悪意を持って狙われた場合には、
その企業としても対策を講じないと、お客様の身に危険がふりかかることになります。
「放火」に対する対策としては「炎センサー」があります。
10m先の7センチの炎を検知し、その場で音声で威嚇メッセージを流したり、離れた管理室に信号を送ることができます。
そうした対策により「防犯対策を講じている」ということを悪意を持った犯罪企図者に対し、事前に知らしめることも必要です。
投稿者: スタッフ (2008年4月 2日 09:28)