ストリートビューで高級住宅狙い空き巣
高級住宅を狙って空き巣を繰り返したとして、大阪府警捜査3課は26日、窃盗などの疑いで、同府寝屋川市上神田、無職の被告(24)=窃盗罪などで公判中=ら4人を逮捕、送検したと発表した。
捜査3課によると、街の画像をインターネット上で閲覧できるグーグルの「ストリートビュー」を使い、門の大きさや植木の手入れ状況を確認し、侵入先を選んでいた。
昨年夏ごろから大阪、滋賀、奈良、兵庫などで30~40件の空き巣を繰り返したと自供しており、被害総額は2千万円を超えるとみられる。
送検容疑は昨年10月、滋賀県草津市の民家に侵入し、現金千円と指輪など23点(約76万円相当)を盗んだなどとしている。現場近くの防犯カメラに犯行に使ったレンタカーが写っており、発覚した。
<2/26(月) 19:40配信 産経新聞より>
自分が行ったことがない場所やこれから行こうとしている場所を確認するためのストリートビューは非常に便利ですが、犯罪者も当然悪用しようと考えます。
高級住宅の門の大きさや植木の手入れ状況を確認し、侵入先を選んでいたとあります。
門が大きい方がお金があると考えたのか、手入れが行き届いていないところを狙ったのか、それとも手入れされていない状態の方が侵入してしまえば外から見えにくいという点を狙ったのか。
こうなればストリートビューでも分かるように防犯カメラを複数設置し、そして大きく目立つ威嚇機器をつけ、防犯システムの存在を大々的にアピールすることで、犯罪者の事前の調査段階でターゲットには選ばれにくくなります。
目立つ威嚇機器は外観を損ねるから嫌だ、格好悪いと考える人もいますが、それだけ目立つと犯罪者にもよく見えますから抑止効果は高いと言えます。
スマートでおしゃれな防犯システムより、遠くからでも目立つ泥臭いような防犯システムの方が実用的かもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年4月20日 14:31)
トマト農家が高値白菜窃盗160玉
愛知県豊橋市の畑から大量の白菜を盗んだとして、県警豊橋署は1日、同市神野新田町のトマト農家の男(40)を窃盗容疑で逮捕した。
男は、盗んだ白菜を卸売業者に売っていたといい、「天候不順で値上がりした白菜を市場に持ち込めば、高く売れると思った」と供述しているという。
発表によると、男は1月29日午後9時半~翌30日午前8時頃、同市内の農業男性(68)の畑から白菜約160玉(時価約8万円相当)を盗んだ疑い。豊橋市と隣接の豊川市では1月中旬~2月初旬に計6件、合わせて579玉の白菜が盗まれる被害があり、男は豊橋市の他の3件も「自分がやった」と話しているという。同署は豊川市の2件についても関連を調べる。
同署は、白菜を売った際の伝票を盗んだ窃盗容疑で2月20日に男を逮捕し、白菜の窃盗について捜査していた。
<3/2(金) 7:40配信 読売新聞より>
別の記事によると、トマト農家なのに大量の白菜を売買していたことから怪しまれて逮捕されたともありました。
分かりやすい犯人のようです。
ただ、自身もトマト農家でありながら別の農家が育てた白菜を盗むなど同業者としては許されない行いではないでしょうか。
自身も窃盗の被害に遭ったことがあり、それならば自分も盗もうと考えたのかもしれませんが、それでは誰もがお互いに盗み合うことになってしまい、商売として成立しなくなります。
また、別の記事では、盗んだ農作物を売買できるのかということに対して、市場によっては、一般人でも農作物を持ち込み、自分の名前を伝票に書き競りにかけ、代金を受け取ることが簡単なところもあるようです。
本人確認もせず偽名でもよいという場合もあり、そうなると一体誰から物を購入したかというところもあいまいになってしまいます。
このような市場ばかりではないでしょうが、そういうところがあると、盗品はそこでさばけるという認識を犯罪者に与えてしまうことになります。
こういう環境を改善することも防犯対策の一環と言えます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年4月13日 19:02)
アイスランド 暗号通貨の採掘用サーバ600台盗まれる
暗号通貨のマイニング(採掘)に使われていたサーバ約600台が、アイスランドにある複数のデータセンターから盗み出された。
Associated Pressが週末に報じたこの事件は、法執行機関によると、アイスランドでこれまでに起きた最大級の連続窃盗だという。
ビットコインなどの暗号通貨のマイニングには、高性能のコンピュータが使われる。
標準的な消費者向けPCは、それなりに高度なGPUを追加しなければマイニングできるだけの性能に達しないが、データセンターに(通常は)安全に保管されているような機器を使えば、より首尾よく大規模にマイニングを実行できる。
盗まれたサーバの価値は、200万ドル(約2億1300万円)近くと推定される。盗難に関連して、警備員1人を含む11人が逮捕されたが、サーバは回収されていない。
法執行機関が窃盗犯と盗まれたハードウェアの所在を突き止められるように、盗難の事実はしばらく公表されていなかった。
アイスランドのニュースサイトVisirによると、サーバにデータは保存されていなかったため、損失は金銭的なものに限られるという。
一部事件が起きた地域の警察本部長Olafur Helgi Kjartansson氏によると、2017年12月から2018年1月にかけて複数のデータセンターで発生した今回の盗難は「かつてない規模」のもので、「かなり組織化された犯罪」であることを示す証拠があるという。
逮捕されたうちの2人はいまだ勾留されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
<3/6(火) 11:07配信 CNET Japanより>
暗号通貨の採掘用サーバというのは聞きなれない言葉ですが、要は仮想通貨で用いられる一般的なパソコンより高機能な機器(サーバ)が600台も盗まれたということでしょうか。
1台あたり35万円ほどですから確かに一般的なパソコンより高価なものです。
サーバにデータは保存されていなかったということですから単純にサーバ自体が盗まれた被害だけで済んでいますが、それだけで2億円以上ですから相当なものです。
また、大きさや形状は分かりませんが、600台分ということは相当な大きさ、重さになるでしょう。
運搬、保管するだけでも多くの人員、車両、スペースが必要になりますから組織的な犯行なのでしょう。
警備員1人も逮捕されたということですが、この警備員も最初から犯行グループの一員だったのか、それとも買収されたのか。
銀行やサーバ管理室などの重要施設に出入りできる者の素性調査などは非常に重要です。
警備員だからアルバイトや派遣社員でも良いというわけにはいきません。
誰が派遣されてくるかは派遣先に管理を任せているだけでは心配です。
テレビや映画などで犯行グループが侵入する際、一部のメンバーが現場の出入業者等として一時的に雇われ、中に手引きしたり、サポートするということが描かれますが、このようなことを現実に許してはいけません。
短期間の採用であっても重要施設の場合は、きちんと素性を調べておくことが必要だと思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年4月 6日 15:15)
バイク盗みスマホのアプリで転売
去年1年間に盗まれたのは少なくとも250台以上。
大阪府内で、人気のバイクばかりを狙って犯行を繰り返していた窃盗グループが逮捕されました。
【記者】
「男らが盗んでいたのがこちらのホンダPCXです。燃費が良く、使い勝手もいいことから幅広い層に人気があるいうことです」
窃盗の疑いで逮捕されたのは、東大阪市に住む自営業の男(31)ら5人です。
男らは、今年1月、東大阪市中石切町の駐車場で「PCX」という車種のバイク1台を盗んだ疑いが持たれています。
警察によると、男らは盗んだPCXをスマートフォンのアプリなどを使って販売していたということです。
人気を集めるPCXは中古で25万円前後で取り引きされていますが、男らは約15万円と格安で販売していました。
窃盗グループのアジト近くで働いている人は。
【グループのアジト近くで働く人】
「スクーターやからカウル(風防)を外して洗浄してたのは見たことある。軽トラに積んで持っていったりとかしてました。音楽バンバンバンバン流して、夜中でも」
警察によると、東大阪市周辺でPCXばかり盗まれる事件が相次いでいて、去年1年間で少なくとも250件の被害が出ているということです。
警察は余罪について調べるとともに、犯行メンバーがほかにもいるとみて捜査しています。
<3/7(水) 20:08配信 関西テレビより>
自動車の窃盗事件はよくニュースになりますが、バイクに関してはそれほど目にすることはありません。
自動車同様細かくパーツを分ければ転売しやすく足がつきにくいですし、さらには運搬が自動車より楽な点を考えると、今後狙われる危険性が増えるかもしれません。
バイク好きな人やマニアが多いでしょうから需要は高そうです。
夜中に適当なバイクをみつけては盗み、音楽をバンバン流して軽トラで移動していたら目立ちはしますが、怖くて近づけませんし、じっと見ることは避けるでしょう。
音楽を流して周囲を威嚇し、暴走族のように演出するのも手口の一つかもしれません。
また、スマートフォンのアプリを使って転売していたというところも注目です。
盗品転売用のアプリではないでしょうが、物の売買を簡単に行えるアプリを悪用しているのでしょうか。
このようにバイクの部品の売買は、一部の専門業者のみが行うということではなく、一般の人や犯罪者も含めて誰でも簡単に行うことができます。
泥棒も一部の専門的な技術や知識を持った人だけがなるのではなく、誰しもできてしまう時代なのです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月27日 16:43)
酒を飲むと泥棒してしまう 無施錠の部屋を狙って盗み繰り返す
オートロックのマンションの一室に侵入しハンドバッグなどを盗んだとして、埼玉県警捜査3課と吉川署、草加署の合同捜査班は20日までに、住居侵入と窃盗の疑いで、草加市稲荷6丁目、運送業の男(49)を逮捕、さいたま地検越谷支部に送検した。
同課によると、男は「今回の件については覚えていないが、泥棒をしていた認識はある。酒を飲むと泥棒してしまう」と供述しているという。昨年8月~同12月の間に、草加市や越谷市などを中心に、無施錠のマンションや一般住宅を対象にした窃盗事件が約20件発生しており、県警で余罪を調べている。
送検容疑は昨年12月30日午後11時5分ごろ、草加市氷川町のマンションの男性会社員(53)方に侵入、ハンドバッグなど37点(時価6万8500円相当)を盗んだ疑い。
男はフェンスを乗り越え、マンション内に侵入し、無施錠の部屋を狙って盗みを繰り返していたとみられる。昨年8月14日、越谷市内の会社社員寮でハンドバッグが盗まれる事件が発生。防犯カメラの映像から男が浮上した。
<2/21(水) 0:42配信 埼玉新聞より>
酒を飲んで酔うと泥棒してしまう男、酔っていても無施錠の部屋を狙ったり、マンションのオートロックを突破して犯行を行っているところをみると非常に冷静な犯行にみえます。
酔った勢いというのは減刑を狙っての供述でしょうか。
これが病気だとして、病気を理由に罪が軽くなってしまうと、今後同じように真似する者が出てくる可能性があります。
記事では実名も伏せられていますから、もしかすると報道する側の忖度や配慮があるのかもしれません。
もし、酒を酔うと泥棒してしまうというのが本当だったら、やっかいな癖です。
普通の泥棒には効果のある対策がそうではなくなる可能性があるからです。
泥棒をしていた認識はあるということですが、その時の詳しい心理状態が知りたいものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月23日 17:28)
今度はイタリアで仮想通過流出 180億円
イタリアの仮想通貨交換業者が、不正な取引により日本円でおよそ180億円分の仮想通貨を流出させたことを明らかにしました。
イタリアの仮想通貨交換業者・ビットグレイルは今月9日、ホームページ上で「Nano(ナノ)」と呼ばれる仮想通貨が流出したと発表しました。流出したナノは日本円でおよそ180億円相当だということです。
ビットグレイルは「ハッキングによる不正な取引でナノが盗まれたことが分かった」としていますが、警察の捜査を理由に具体的な経緯を明らかにしていません。
経営者とみられる人物はツイッターで、「残念だが全額を顧客に返すことはできない」とコメントしています。ナノ側は「ナノの責任ではなく、ビットグレイルのソフトの問題だ」としています。
仮想通貨をめぐっては、日本の「コインチェック」が580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」を流出させていました。(15日00:26)
<2/15(木) 7:19配信 TBS News iより>
コインチェックや今回のイタリアの事件、そしてビットコインの大幅な価格変動などを見ていると、現金を仮想通貨に換えることが安全だとは思えません。
流出事件と価格変動は別問題でしょうが、まだまだセキュリティ面での心配があります。
交換業者によるでしょうが、今後法整備も含めて改善されていくでしょう。
ところで、我々一般人がお金を預けるのはどこが一番安全なのでしょうか。
個人的には一般の銀行に預けるのが手軽ですし、複雑な手続きも必要ありません。
当座口座や無利息の契約だと1000万円以上も補償されますから安全な気がします。
タンス預金や自宅の金庫保管はどうでしょうか?
これも個人的な意見になりますが、お勧めしません。
金庫はその場でこじ開けられることが難しくても、複数人で金庫ごと持ち去る手口が発生していることから過信は禁物です。
タンス預金はもってのほかです。
また、泥棒による盗難の被害以外も心配です。
火災が発生して全て燃えてしまう可能性はありますし、紛失や破損などの被害も考えられます。
保険による補償もありますが、保険の種類や契約によっては全額補償されない可能性もありますし、保険料という金銭的な負担もあります。
保険契約が満了を迎えたら更新する手続き上の手間もありますから、それなら銀行に預けたままの方が安心です。
銀行だと、無利息契約でなければ微々たる金額でも利息がつきますし、預ける側の金銭的な負担はありません。
銀行に預けておければそれらの被害は全て防いでくれます。
今後、銀行よりも安全な預け場所が出てくるかもしれませんが、それまでは現金は銀行に預けることをお勧めします。
必要最低限の現金以外は銀行、高価な宝石類は貸金庫へ、そして自宅には防犯カメラとセキュリティシステムを併用して導入、ここまですれば心配性の方でもかなり安心できるのではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月16日 15:24)
足を踏まれた腹いせ バレンタインチョコ6箱盗む
愛知県警中署は9日、百貨店の倉庫からバレンタイン用のチョコレートを盗んだとして、名古屋市中区のパートの女(53)を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。
容疑を認めているという。
署によると、女は9日午後5時25分ごろ、名古屋市中区の百貨店の地下倉庫に侵入し、百貨店で売られる予定だった有名ブランドのバレンタイン用チョコレート6箱が入った段ボール箱(販売価格計3万8880円)を盗んだ疑いがある。
目撃した店員が現行犯逮捕した。
署の調べに対し、女は「以前販売員に足を踏まれたが謝ってもらえず、腹いせにやった」と話しているという。
<2/9(金) 23:16配信 朝日新聞デジタルより>
販売員に足を踏まれたが誤ってもらえず、その腹いせに段ボール箱6箱分のチョコレートを盗んだという事件です。
なんだその犯行動機は、と思いますが、このような訳の分からない事件は今後増えてくるように思います。
物を盗む、お金を奪う動機は、犯罪者が貧しい、楽して利益を得たいというのが一般的でしょう。
ただ、最近の犯罪手口や動機を見ていると、そればかりではないように思います。
キレる人が老若男女増えているように思いますが、これは日本という国が豊かになり、食べるということには困らない人がほとんどになってきました。
ただ、生活していくのは厳しい、社会に対しては何らかの不満を持っている人は少なくなるどころか増えているように思います。
こういう人が増えてくると、想定していない動機による犯罪が増えてくると思われます。
相手を困らせたい、自分より不幸な人を見たい、SNSで晒したい・炎上させたい。
これはある面で病んでいる人が増えてきたとも考えられます。
現代病の一種とも言えるかもしれません。
このようは泥棒以外の犯罪者、今は犯罪者ではありませんが将来犯罪者に変貌する可能性を秘めている予備軍に対して自分の身を守る方法を考えておかなければなりません。
お化けや妖怪、幽霊が怖いという人がいますが、それらは直接的な被害はありませんが、本当に怖いのは人間でしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月 8日 10:52)