今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
中国人窃盗団の運転手はネット募集?
「中国人窃盗団の運転役逮捕=ネット募集に応じる?」
2月14日付けの時事通信の見出しです。
工具を使ってドアの内鍵を開けるサムターン回しと呼ばれる手口で、中国人窃盗グループとともに東京都杉並区のアパートから現金などを盗んだとして、警視庁捜査3課と荻窪署は13日、窃盗容疑で、千葉県習志野市の無職の男(60)を逮捕した。
男は中国人窃盗グループを車で現場に運ぶ運転手役で、ほかの中国人犯罪グループとも関係している可能性があるという。調布市や府中市では、同様の手口の空き巣被害が数件発生しており、同課などは余罪を追及する。
昨年の来日外国人刑法犯の検挙件数は2万7459件。
検挙された刑法犯のうち67.9%は2人組以上の共犯であることが統計でも出ています。外国人窃盗団の多くは複数の人数で分業化して犯行を行います。
投稿者: スタッフ (2007年2月14日 11:08)
カラーボール命中で泥棒逮捕!
ニュースの検索サイトで「郵便局」というキーワードを入力すると、多数の強盗事件のニュースが検索表示されます。
全国各地の郵便局で「強盗」による被害が頻発していることがよく分かります。
そんな中、大阪府和泉市の和泉一条院郵便局で強盗事件が発生した際、犯人にカラーボールを投げつけて命中、その後犯人が逮捕されるという事件がありました。
5日午後2時ごろ、岸和田市の土木作業員(43)が和泉一条院郵便局に押し入り、「一千万円、一千万円」と郵便局員に要求。用意したコンビニのビニール袋に入れて逃走。
犯人が逃走した際、郵便局長が防犯用のカラーボールを投げつけて命中。
付近を捜索していた署員が、約5百メートル先の駐車場でスボンのすそにピンクの塗料をつけた男を発見し、緊急逮捕。
投稿者: スタッフ (2007年2月14日 10:45)
全身「黒ずくめのファッション。7つ道具を持参して侵入100件。
「泥棒ファッション」というと「目立たないこと」「周囲にとけ込むこと」「言い逃れがしやすいこと」がポイント。泥棒もいろいろ考えているんですよね。
大阪府で10日捕まった男は全身黒ずくめの泥棒ファッションでした。
全身黒ずくめの"泥棒ファッション"で民家に忍び込み現金約4万4000円などを盗んだとして、住所不定、無職男(39)が窃盗などの現行犯で逮捕されました
10日午前5時5分ごろ、堺市西区浜寺船尾町の民家の掃き出し窓を突き破って侵入、1階リビングにあった現金約4万4000円などが入った財布、貴金属などを盗んだ疑いです。
2階で寝ていた女性が物音に気付き110番。
駆け付けた堺南署員が逃げようとしていた男を現行犯逮捕しました。
逮捕時、男は黒のジャンパー、黒のタイツ、黒の帽子と"いかにも"という服装で、手袋やドライバー、バーナーなどの「盗みの7つ道具」を持っていたということです。
同署管内では昨年末から空き巣や忍び込みが30〜40件発生。男は「100件ぐらいはやった」と供述しているようです。
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投稿者: スタッフ (2007年2月13日 09:36)
タイヤ泥棒
富山県など5県でタイヤ計約650本を盗んだなどとして、ブラジル人3人と15〜20歳の日本人4人のグループが窃盗容疑で逮捕されました。7人は数人に別れ、高岡市の自動車修理工場で倉庫のタイヤ66本を盗むなどした疑いです。
新潟や岐阜など5県で計26件(被害総額約800万円相当)の犯行を供述し、中古タイヤ販売会社やロシアの輸入業者などに1本約1000〜約1万5000円で売り、パチンコなど遊興費に充てたという。
ブラジル人3人は遊び仲間で、ブラジル人1人と日本人4人とは同じ中学出身ということです。
自動車関係というのは窃盗されやすい業種の一つです。車という高額商品が屋外に置かれているということで中古車センター、自動車修理工場などで自動車や自動車備品の盗難、自動車へのいたずらなどが多発しています。
やはり抜本的には「敷地内に入らせない」「近づかせない」ということが必要です。屋外侵入検知用赤外線センサーやセンサー付き監視カメラを使用してFOMA携帯電話で監視する、といった新しい形のセキュリティシステムが効果があります。
見える自主機械警備システム
投稿者: スタッフ (2007年2月 9日 17:57)
外国人の犯罪、地方に拡散。
外国人の窃盗団」という言葉がニュースでも良く聞かれると思います。
昨年1年間の来日外国人による犯罪の検挙件数は、前年比16.2%減の4万126件で、検挙人員は10.8%減の1万8895人に上ったことが8日、警察庁のまとめで分かりました。
検挙人員のうち中国人が約4割を占めています。
刑法犯の検挙件数は2万7459件で、殺人や強盗などの凶悪犯が14.3%減、車上狙いや自動販売機荒らしなどの窃盗犯が18.9%減となる一方、暴行や傷害などの粗暴犯は16.6%増となりました。
検挙人員は、国籍別で中国が42.3%、ブラジル12.4%、ベトナム8.0%の順。
投稿者: スタッフ (2007年2月 9日 09:21)
ドラッグストア100件侵入。盗んだ栄養ドリンクを転売。
ベトナム人窃盗団4人は東北と関東地方の7県で計ドラッグストア約100件の犯行をして、盗んだ栄養ドリンクなどの薬品類の被害総額は約1300万円相当に上ることがその後の調査の結果わかりました。
別のベトナム人ら2人(盗品等有償譲り受け罪で起訴)に盗品が転売された後、さらに別の人物を介して国外に輸出された可能性があるようです。
昨年5月ごろから逮捕されるまでの約半年間にわたって、埼玉県や千葉県など関東地方と、本県や宮城県などの東北地方を中心に、ドラッグストアを狙って窃盗を重ねていました。
車で北上し、犯行の際にはグループに分かれて、連続的に犯行に及んだとみられるます。
主に盗んだ品はベトナムで人気の高い化粧品や栄養ドリンクなど。
犯行に及んだ地域から宅配便を使って被告の一人が経営する店舗に送り、店頭価格の3割程度で転売していました。
4人は盗品を売りさばくことができる店を口コミで知り、窃盗仲間になったということです。
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投稿者: スタッフ (2007年2月 8日 10:02)
お寺で盗まれるモノ
福井県敦賀市原の「西福寺」から拝観料約40万円が盗まれた事件が昨年9月に発生しました。
逮捕された2人と現在指名手配されている2人の韓国人ら4人グループは、庫裏で一人で寝ていた修行中の僧侶(当時46歳)を金属バットで殴った上、手足と顔を粘着テープで縛り、拝観料を奪っています。僧侶は頭の骨を折り1カ月の重傷。寺が保管する鎌倉時代の仏教絵画など4点の重要文化財に被害はありませんでした。
逮捕された韓国人は「韓国内で高値で取引される高麗時代の朝鮮半島の仏画を狙って強盗を繰り返していた」と供述しているということです。
お寺で盗まれるモノとして、まず「賽銭」。
よほどの観光地でない限り賽銭箱は人目につかない場所に置かれていることも多く狙われやすいのです。預金箱を屋外に放置している状態とお考え下さい。金額はそれほどにならなくても確実に小金が手に入るということで狙われるのです。賽銭箱ごと持っていかれたり、中の現金を盗むために賽銭箱を壊されたり・・といったことも多く、賽銭箱を新調するのに費用がかかったといった声も聞きます。
そして狙われるモノとしては「仏像」があります。よく重要文化財でないから盗まれない・・と考えているお寺もありますが、実際には「重要文化財以外の方が泥棒には都合が良いため狙われやすい」のです。重要文化財や国宝などは写真などもあり、盗めたとしてもすぐに換金時に足がついてしまいます。ほとんどの盗品は国外に販売されるのですが、その時に換金しやすいということで、一般の仏像が狙われるのです。
今回ご紹介した強盗で拝観料を盗まれるというのはあまり聞きませんが、いずれにしても罰当たりな犯罪です。
投稿者: スタッフ (2007年2月 7日 09:00)
捜査中 パトカー盗まれる
どんなものでも盗む泥棒。
自動車そのものも盗難が多いのですが、そのほとんどが外国などに転売目的です。
ところが、前橋市で発生した自動車盗難はちょっと??って感じです。
泥棒が盗んだのは、なんと捜査中のパトカー。
5日午後4時50分すぎ、前橋市本町の本町郵便局前の国道50号で110番で郵便局に駆け付けたパトカーなんです。
「盗難カードが使われた」との110番を受け、午後4時ごろ、パトカーで郵便局に到着し、局員から聞き取りをして、パトカーの無線を使用して局内に戻った直後に盗まれました。
キーを付け、エンジンをかけたままの状態で駐車していたとのことです。
この「キーをつけたまま」というのが自動車盗難に遭い易い条件でもあるのですが、なんせパトカーですから転売することもできないし、警察ではどこをパトカーが走行中かすぐに確認ができるわけで、すぐに捕まるのは冷静に考えればわかると思うのですがね。
このパトカーも約10分後、約4.2キロ離れた同市緑が丘町の民家車庫に止まっているのを別の署員が発見し、車内にいた男(47)を窃盗容疑で緊急逮捕したとのことです。
投稿者: スタッフ (2007年2月 6日 09:13)
「泥棒の好きな家」
泥棒が「完全犯罪」を狙っていること。そして捕まりたくないために、「人目につくことを最も嫌がること」を先日お話いたしました。
そして、完全犯罪を狙うために充分な時間をかけて「下見」をするのです。
泥棒がどんな点を見て「下見」をしているのか・・ということを知ることは「防犯対策」で非常に重要です。
泥棒は下見の時にこんな家を捜しています。
泥棒の好きな家/
□植木が茂っており外から中が見えない。
□塀が高く中に入ると道路から中が見えない。
□隣の家との間隔が狭く、隣りの塀や屋根つたいにこちらの建物に移ることができる。
□新聞や郵便物がたまったままになっている。
□洗濯物が夜になっても干しっぱなしになっている。
□夜になっても家の中に照明がついていない。
□見通しの悪い位置に勝手口や窓がある。
□夜間、家のまわりに暗がりができる。外灯が少ない。
□扉・窓には鍵が1つしかついていない。
□お風呂場、トイレの窓が換気のため開けられている。
□車庫の扉が開いていて、中に車がない。
□道路から小路に入った塀に囲まれた角家、死角が多い家。
従って、究極の防犯対策は「泥棒に嫌われること」誰でも嫌いな人の近くには近づかない。亀田興毅に誰も殴りかかったりしないですよね。
それと同じです。
泥棒に嫌われることをすることで、泥棒に狙われない、犯罪に遭いにくい環境を作ることができるのです。
自主機械警備システム 防犯
投稿者: スタッフ (2007年2月 5日 09:09)
こんなモノも盗まれている!!
盗まれるモノ・・というお話を前回しました。
「犯罪は社会を写す、社会はそれにふさわしい犯罪者を作る」と犯罪評論家の方がおっしゃっていたそうですが、まさにこの泥棒に盗まれるモノも、社会の変化に敏感です。
そして今、最も現代を反映していると思えるのが、「銅製品や銅線などの金属泥棒」です。
マンションの側溝にはめる格子状の金属製のふた(グレーチング)、列車線路を固定する金具、実際に使用されている電線、不要になって撤去した中古エアコン、電気工事店や建築現場に保管された電線束、ビニールハウス内の電飾設備・・単なる金属の塊が、何十キロもあるものや実際に高圧電流が流れているものまで、大きな重機などを使って盗む・・という大掛かりな犯罪もあります。北海道当別町では7月上旬、電柱に取り付けられた電線が200メートルにわたって2本盗まれました。
4月からの北海道内での被害は総延長約2キロに及び、街路灯が停電するケースもあったということです。中には兵庫県高砂市で公園の地下に埋め込まれた銅線の電気ケーブル約1500メートルのうち約1200メートル(約870万円相当)が盗まれたような事例もあります。
この背景には、銅・アルミの世界的な価格高騰があります。
中国や韓国の建築ラッシュで銅やアルミの価格が高騰、その結果、リサイクルなどで買取られる価格も高騰。そうしたことに目をつけた外国人窃盗団もあり、またその話を聞いて真似をする泥棒も出現して被害は全国に多発しているのです。
資材置き場の防犯
投稿者: スタッフ (2007年2月 2日 09:16)