防犯泥棒大百科

泥棒の服装もかなり誤解を受けているようです。もちろんほっかむりなんてしているはずはありませんが、黒づくめ、サングラス、帽子、マスクなんてしている泥棒はいません。

いくら顔がわからないからって、そんなので町の中を歩いたら目立ってしょうがないでしょう。
泥棒のファッションのポイントは、2つあります。

1. 環境に合っていること。
2. 手口に合っていること。

つまりカメレオンの皮膚と同じ保護色の効果を求めているのです。

例えば、高級住宅街専門の泥棒と農村専門の泥棒とではファッションも自ずと違ってきます。いかに目立たずまわりに調和するかってことが一番大事です。

捕まった泥棒の話によると、多数の泥棒がネクタイ、スーツ着用であったそうだ。つまり会社員を装って侵入していたんだろうね。会社員ならどこで会ったとしてもそんなに記憶に残るっていうこともないでしょう。

その他店員、工員風の作業着姿 、ジーンズ・ジャンパーなど普段着ということで、目立たないファッションに注意していることがわかります。 最近多いのが宅配便を装った侵入強盗やガスメーターの点検業者を装った侵入窃盗手口。もちろん服装から小道具までぬかりないから注意が必要です。ガスメーターの点検の場合、2人組で一人が家人を現場から離れさせる隙に犯行を行うという手口です。

ちょっと変わり種としては「礼服」。「弔問盗」っていって結婚式や葬式、パーティなどに紛れ込み香典や祝い金を関係者を装ったりして盗む手口の泥棒です。