犯罪別情報
行方不明
行方不明は毎年8万人前後
行方不明者の届出受理数は、過去10年間ではほぼ横ばいで推移。
●令和元年は86,933人で前年に比べ1,029人減少。
●令和2年77,022人と最小。コロナ禍の影響も少なからずあったと推測されます。
グラフ出典:警察庁統計資料
●男女別では、男性が55,747人(構成比64.1%)、女性が31,186人(構成
比35.9%)と、男性の割合が高く、男性、女性共に過去5年間ではほぼ横
ばい。
グラフ出典:警察庁統計資料
●70歳以上で「認知症」等が原因の行方不明者が増加中。
グラフ出典:警察庁統計資料
●行方不明者のうち、みつかっているのは約86%
グラフ出典:警察庁統計資料
●日本で年1,000人超の9歳未満の子供が行方不明。1日3人前後の行方不明があることに。
子どもがいなくなる原因では、家族関係のトラブルが多く、具体的には家出や、置き去り、離婚した親や親族間による連れ去り、外出先ではぐれてしまう、などがその例です。
特に離婚した親による連れ去りに関しては、日本では毎年、約20万件の離婚が起こっており、両親が離婚する子どもの数は離婚の数とほぼ同数です。その3分の2は、もう連れ去られた側の親と会うことはないという現実が背景にあります。家庭内暴力などが背景にある場合は論外であるが、日本では「共同親権」が認められず、離婚後に片親がどの程度子供に会うことができるかは親権を持つ側が決定してることもあり、様々な問題があります。
- 平成23年3月、熊本市の商業施設のトイレで女児(3)が行方不明になり、翌日に河川に注ぐトンネル上の水路で遺体で発見された事件は子どもを持つ保護者らに衝撃と不安を与えました。
- 平成23年9月、大分県日出(ひじ)町のスーパー駐車場で、母親が買い物に行っている数分の間に、車に乗せていた女児(2)が所在不明になった。
- 平成19年10月加古川で小学2年生の女児が自宅前で刺され死亡する事件が発生した。犯人は自宅前で待ち伏せして殺害をしたと推測される。
- 平成2年に新潟県三条市で女児(当時9)が行方不明になり、中年男性によって9年以上監禁された事件。
- 平成26年に埼玉県朝霞市で少女(当時13)が誘拐され、大学生によって2年間監禁された事件。
- 千葉県成田市出身の女児(9)は令和元年9月、山梨県道志村のキャンプ場で忽然と姿を消した。母親が一瞬目を離した隙にいなくなった。平成4年付近で見つかった骨のDNA鑑定で本人ではないかと推測される。
日本の子どもの誘拐も増えているので留意するべきです。
(アメメリカでは桁違いの子どもが行方不明)
アメリカでは1日あたり2,000人の子どもが行方不明になっているという統計もあるということで、13歳未満の子どもの一人歩きは、たとえ昼間であっても禁止されています。もし子どもを1人にさせると警察に通報され、親は何かしらの刑罰を受ける事になります。
海外旅行中なども注意が必要です。日本とは比較できないほど各国の犯罪事情は異なるのであることを忘れてはなりません。