泥棒について知ろう!
泥棒の犯行時の心理
泥棒の心理を読み解く
泥棒の心理を理解し、泥棒が嫌がる環境を作ることが防犯で最も重要なことになります。
泥棒の完全犯罪遂行のためのポイント
泥棒が犯行において完全犯罪を願っているのはいうまでもないことです。
- 人目につかずに犯行できるか、捕まらないか。
- 簡単に侵入できるか。
- 確実に儲けることができるか
犯行を諦める理由
泥棒が犯行をやめた理由は警視庁が実施した「捕まえた泥棒意識調査」によると、
犯行を諦めるのは、侵入のための所用時間が、
- 5分以内(58%)
- 5分以上10分以内(20%)
- 10分以上15分以内(13%)
という結果でした。
泥棒が侵入所用時間を非常に気にするのは、侵入するまでの間に誰かに見つかることを恐れるからです。そのために綿密な「下見」を実施し、「侵入しやすい建物」「見つからない建物」を狙って侵入するのです。補助錠やピッキングに強い錠前などは侵入するのに所用時間がかかるため(その分見つかる可能性が高くなるので)プロの泥棒は避けるのです。
又、防犯ベルに対する泥棒の意識は、
- 非常に気になり避ける(87%)
- やや気になり場合によっては避ける(11%)
- セットを外して侵入する(2%)
となっている。泥棒が答えた「被害に遭わないための秘訣」にも、防犯テレビカメラ、防犯センサー、ベルの設置が最も多く挙げられています。
建物の外で気づかせることが大切
せっかく泥棒が避けるという防犯システムを取り付けても、建物の中に入らないと防犯システムを設置していることに気づかないのでは効果が少ない。特に、非常な緊張状態の中で犯行を実行している泥棒にとって突然家人と建物内で鉢合わせという事態は、最も恐ろしい「居直り」による強盗の危険性が高い状況です。なんとしても避けなければなりません。
そのためにも建物の中に入られる前に、「防犯システムが設置されている」ことを明確に泥棒に提示し、狙う対象から外させることこそが最も大切です。(抑止効果)
それでも侵入を企てた泥棒にとっては最も効果のあるのが「音や光による威嚇撃退」です。
突然サイレンやベルが鳴る、ライトがつくというのは、誰かが自分の侵入に気づいたことです。周りの人に顔を見られる可能性が非常に高いため、泥棒は最も嫌うのです。
泥棒が建物の中に侵入する前に撃退することができます。