今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ATMごと1300万円盗難。大型スーパー被害。
14日午前1時55分ごろ、愛知県尾張旭市南栄町の大型スーパーの現金自動預払機(ATM)が機械ごと盗まれたと、警備員から110番がありました。
ATMの中には現金約1300万円が入っていたことが判明。店舗の防犯ビデオには、3人組の男が映っていたといい、同署は多額窃盗事件として捜査しています。
大型重機を使用して「ATMの機械ごと盗む」 という方法で、ATMはよくやられます。
盗んだ重機を使用されることも多く、ATMの盗難の数日前に近くの建設事務所から大型重機が盗難される被害が発生していることが多いのです。
大型重機を使用して機械ごと持ち去られるため、 大きな音も現場では出ると思うのですが、短時間での犯行が多く、確認のために人が駆けつけても間に合わなかったといったこともあります。
ATMそのものの場所をもっと配慮し、簡単に外部から近づけないところにする。
敷地内に夜間入られた時点で音と光で威嚇撃退する。
監視カメラと同時にそういった対策やシステムをぜひお勧めします。
侵入検知センサーが不審者をキャッチすると携帯電話に画像を送り、動画で確認することもできる時代です。
投稿者: スタッフ (2007年3月16日 09:30)
盗みはカブトムシを捕るのと同じ。裁判は自分の犯罪評価の場。
茨城県で逮捕された窃盗団。
1道4県下で繰り返していた車上狙いや重機窃盗など、3224件(7億5600万円相当)。
99年〜06年9月末、車の窓ガラスをたたき割ったり、合鍵で重機を動かしたりする手口で、現金や自動車、重機などを盗んでいました。
3188件は県内での犯行でしたが、北海道、埼玉、千葉、栃木県でも被害が確認されました。
重機は埼玉県の解体業者らに、車は暴力団らに売却していたということです。
捕まったメンバーは、暴走族の先輩後輩、覚せい剤仲間。
県警は昨年1月、自宅の隠し穴にいた主犯格の男を強盗傷害の疑いで逮捕、捜査を進めていました。
主犯格の男は「(窃盗は)カブトムシを捕るのと同じ」などと供述しています。
「盗めないと聞くと、がぜん盗む気が起きる。裁判は自分の犯罪を評価してもらう場」などと豪語。
約4500件の犯行を自供したということです。
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投稿者: スタッフ (2007年3月15日 09:47)
金属盗、犬に吠えられ逮捕
栃木県で週末11日〜12日、転売を目的とする金属窃盗事件が相次ぎ、現行犯などで容疑者計5人が逮捕されました。
番犬に吠えられ現場を押さえられるなど、いずれの事件もお粗末ぶりが目立ちました。
12日未明、ステンレス製パイプなどを盗んだとして、無職の男(40)、他男女3人が窃盗容疑で現行犯逮捕されました。
「鉄の高騰を知って盗んだ」と供述しているようです。
3人は12日午前4時ごろ、真岡市の配管工事会社の資材置き場からステンレスパイプ計14本(60センチ〜1メートル)や鉄くずなど計約1万円相当を盗んだ疑いです。
会社隣に住む社長が飼い犬の鳴き声で目を覚まし、3容疑者を見付け通報しました。
3容疑者は飲み友達ということです。
投稿者: スタッフ (2007年3月14日 10:06)
釣具店で強盗未遂
9日午後8時半ごろ、広島市中区の釣具店に刃物を持った男が侵入、「お金を出せ」と脅しました。
経営者の男性(80)が「泥棒」と叫ぶと何も取らずに逃走。
店には男性と妻(76)がいましたが、二人ともけがはありませんでした。
広島中央署が強盗未遂事件として捜査しています。調べでは、男は40歳前後。
身長約165センチで、オレンジ色ジャンパー、黒縁眼鏡、白マスク姿。
店は午後7時に閉店しましたが、事件直前、「エサがほしい」と電話があり、店を開けて待っていたということです。同署は関連を調べています。
泥棒は「事前に下見をする」とこのブログでも度々取り上げています。
犯人と思われる男から、事前に店の様子を伺う電話があったということは、下見と同様の事前準備と言えるでしょう。
投稿者: スタッフ (2007年3月13日 10:45)
金属盗難が巧妙化。「皮」を残して銅線のみ盗難。
全国で多発している金属盗難。昨年1年間で、5700件。20億円もの被害に及びます。
今年に入って発生地域が拡大、盗まれるモノも拡大していますが、手口もどんどん巧妙化してきているようです。
5日午前8時半ごろ、愛知県小牧市小針の土木建築基礎工事業資材置き場で、出勤してきた男性従業員(61)が作業用の銅線がなくなっているのを見つけ、小牧署に通報しました。
調べによると、盗まれていたのは土木用機材と発電機をつなぐ延長コード約500メートル(500万円相当)分。先月半ばにコードがあることを確認していたが、樹脂製の被覆部分を鋭利なナイフのようなもので切り裂き、中の銅線だけが持ち去られていたため、この日になるまで盗難に気付かなかったということです。現場付近にフェンスなどはなく、草が踏み付けられたような跡が残っていました。
クレーンなど大型重機を使用しての犯罪はもはや当たり前になってきています。
ガードレール、車止めポール、側溝のふた、公園の滑り台などあらゆるものが盗まれています。
中でも、ステンレスが銅よりも高く売れることからステンレス製のモノが狙われているようです。
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投稿者: スタッフ (2007年3月12日 15:26)
店舗兼住宅はセキュリティが厳しくなく「格好の獲物」窃盗250件
住居と店舗が一緒の場所にある場合、
「夜も昼も必ず家には人がいるから泥棒に入られない」「泥棒に入られても物音ですぐに気が付く」と安心している方も多いと思いますが、大阪で店舗兼住宅などで盗みを繰り返していた男が逮捕されました。
「店舗兼住宅はレジなどに多額のお金があり、セキュリティも厳しくなく格好の獲物だった」と男は供述しています。2年間で京都、大阪、兵庫など2府5県で約250件の犯行に及んだと見られます。
店舗兼住居は「人がいるので安心」ではなく、「人がいるから対策が必要」なのです。
人=家族がいつ窃盗犯と出くわすとも限らない状況であることを忘れてはなりません。
むしろ「防犯意識が低い」ということでターゲットにされる可能性があることを忘れてはなりません。
階下の店舗で深夜 ごそごそと物音がする。そんな中で、バットを持って階段を下りていく・・なんていうことは絶対に避けるべきです。
泥棒が入ったということに気がついてしまっても建物の中に入られてしまっていれば家族にも危害が及ぶ恐れがあるのです。
入られる前の対策をすることこそが重要です。
投稿者: スタッフ (2007年3月 9日 09:04)
民家にナイフ強盗団
5日午後8時半ごろ、茨城県の守谷市立沢の男性(73)宅に4、5人の男が押し入り、1階居間にいた男性と長女(50)、長女の夫(55)、長女の娘(19)の4人にいきなりナイフ(刃渡り約15センチ)で切りつけました。
男らは居間にあった現金約6000円入りのショルダーバッグを奪って逃走。
長女の娘にけがはありませんでしたが、男性と長女、長女の夫の3人は顔や手を切られ、2〜3週間の軽傷を負いました。
取手署は強盗傷害事件とみています。
調べでは、男らの多くは黒っぽい覆面をしていましたが、1人は覆面をしておらず40歳ぐらいとみられています。
投稿者: スタッフ (2007年3月 8日 09:18)
夜の洗濯物干しっぱなしの家はだらしなく、無施錠が多い。
泥棒は侵入する前に下見をして侵入する対象を決定します。
基準は「侵入しやすい・人目につかないこと」ここでも「安全性・確実性・容易性」といった点を考慮して犯行対象を決定しています。
福岡県で逮捕された63歳の泥棒が、犯行対象を決定していた理由は
「夜中に洗濯物を干している家はだらしなく、無施錠の場合が多いと思って狙った」
ということ。
この男は福岡、熊本両県で285件の忍び込みを供述、うち102件(被害額約720万円)の裏付けが取れました。
この泥棒、逮捕された当初は余罪に関して黙秘していましたが、
「最近は無施錠の家が少なくなり、この“商売”も割に合わなくなった。年も考えて、泥棒人生はこれ限りにしたい」と余罪に関しても話し始めたということです。
その中で夜間に洗濯物を干している家を狙ったことを供述しているそうです。
同じような話があります。ゴミの日以外にゴミを出していたり、貼られているポスターがはがれかけていても放置していたり、自転車の不法駐車が多い地域は泥棒にとっては狙いやすい地域だということです。なぜなら地域コミュニティがきちんと形成・機能していないということだからです。
やはりきちんとしている家や地域は無施錠もなく防犯意識も高いということなのかもしれませんね。
投稿者: スタッフ (2007年3月 7日 09:05)
新聞の「おくやみ欄」を情報源に、空き巣ねらい。
泥棒は捕まりたくないため無人の家を狙おうとします。
その情報源に新聞の「おくやみ欄」を使用していた泥棒がいました。
葬儀で不在にしている民家を狙う手口で、茨城、栃木、群馬の3県下で計56件の空き巣を繰り返していました。被害額は約3000万円に上るということです。
05年8月〜06年9月の間、新聞のおくやみ欄を基に葬儀や通夜で無人になっている民家を割り出し、窓を割るなどして侵入。貴金属などを盗み、東京都内のリサイクルショップで売却していました。
水戸、土浦市のほか、宇都宮、前橋市などにも出向いていたということです。
以前別の泥棒は、新聞配達所に勤めていて、「旅行などで短期に新聞を止める」という情報を入手して犯行に及んだということがありました。
郵便受けに新聞が溜まっているのは留守だということが建物外部から判明するので避けていただきたいのですが、こんな事例を聞くとちょっと躊躇してしまいますよね。
いずれにしても「無人であること」が泥棒などにわからないようにすることが大切です。
□ 洗濯物を夜遅くまで干したままにしない。
□ 郵便物や新聞が溜まったままにしない。
□ 夜遅くになっても外灯や室内照明がつかず真っ暗な状態にしない。
投稿者: スタッフ (2007年3月 6日 09:05)
悪質な値札張替え行為
最近、「値札の貼り替え・万引きはやめましょう」といった貼り紙を「古書店」などで見ることがあります。
商品についている値札を、他の安い商品の値札と貼り替えて、安い値段で買う、という行為。また、本のカバーだけを安い値段のものにつけかえて、中身は高い値段の本にして買うという行為があるようです。
書店などは利幅が少なく、「万引倒産」といったこともあるほどこうした不正行為は店舗経営を圧迫します。
洋服など商品タグがプラスティックのタグループなどで取り付けられている場合には簡単に付け替えなどはできませんが、シールで値札がつけられていたり、バーゲンなどで正規価格の上にバーゲン価格を貼り付けている場合、スーパーマーケットなどで賞味期限が近づいている商品などにつけられる「半額」シールなどを別の商品に付け替えて購入・・・といった行為が多いようです。
投稿者: スタッフ (2007年3月 5日 09:26)