今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
滋賀県 連続ゴルフ店荒らし ゴルフクラブ計340本盗まれる
本日未明、滋賀県近江八幡市と同守山市のゴルフ店2店で、ゴルフクラブ計338本(総額1630万円相当)が盗まれる事件が発生しました。
28日午前0時45分ごろ、滋賀県近江八幡市馬淵町のゴルフ店「オオニシ近江八幡店」で警報装置が作動、警備会社からの通報で駆け付けた近江八幡署員が、入口のシャッターと扉が壊され、店内のゴルフクラブ約170本(計約780万円相当)が盗まれるのを発見しました。
同日午前1時15分ごろには、南西約12キロの同県守山市吉身のゴルフ店「オオニシ守山本店」で警報装置が作動。出入口のガラスが割られ、ゴルフクラブ168本(計約850万円相当)が盗まれていました。
警察は同一犯による犯行とみて捜査しています。
両店内の防犯カメラの映像などを調べているようです。
<5月28日11時51分配信 産経新聞より>
大量のゴルフクラブが盗まれたわけですが、そのゴルフクラブは転売目的で盗まれたのでしょう。
どこかのリサイクルショップや卸売店に転売するのか、またはネットオークションで販売するのでしょうか、海外に密輸する可能性もあります。
どちらにしても盗品が容易に転売できない環境が整えば、それらが盗みのターゲットになりにくくなることは確かです。
苦労して盗み出しても、それを売ることができないのであれば意味がありません。
単なるコレクターやマニアが犯人であればそれはまた別の話ですが、現在は盗品であっても容易に売ることができる場合があり、それを改善する必要があります。
高価な商品は出荷する前にナンバリングし、盗まれてもそれを警察に届ければ、商品を買い取る側がすぐに盗品だと判別できるなどの対策が徹底できればよいのですが・・・。
各個人や店舗、事務所などが個別に防犯対策することは重要ですが、盗まれた商品が転売できにくくすることも重要だと思います。
犯罪者が犯行を行いにくい環境を地域から国全体に広げていくことが大きな意味での防犯対策になるのでしょう。
防犯は予防こそが大切です
投稿者: スタッフ (2009年5月28日 16:08)
「ピンサロ?それとものんちゃん?」“合い言葉”で窃盗
これは、産経新聞記事の見出しです。
タクシー運転手から現金を盗んだ少年5人の手口をご紹介します。
●少年らは3月17日午前3時50分ごろ、足立区西新井でタクシーに乗り、約800メートル走った同区谷在家で停車。現金5500円が入った男性運転手(57)の手提げ袋を盗み、乗車料金を払わずに逃げた疑いが持たれている。
少年は運転手の現金を盗むことを「ピンサロ」、タクシーを乗り逃げすることを「のんちゃん」と呼んでおり、車内では「ピンサロ行けるぞ(現金を盗めるぞ)」「のんちゃんで行こう(乗り逃げしよう)」などと合い言葉を使って会話していた。
5人は足立区を拠点にする非行グループ「我流會(がりゅうかい)」のメンバー。同署管内では今年1〜3月、タクシーをねらった窃盗事件が9件起きているという。
(5月26日 産経新聞より引用)
以前京都のタクシー運転手に聞いた話を思い出しました。
こうしたタクシー料金を払わずに逃げる犯人は、運転手の顔を確認してから乗車するそうです。
なぜ運転手の顔を見るか?というと、「この人強そう!」とか見分けるためではなく、「以前に自分が乗車して料金を払わず逃げた運転手かどうか」を確認しているのではないか、ということでした。
なぜなら、運転手は逃げられたお客様の顔まではなかなかしっかり見ていない場合もあるので全部覚えているとは言えないけれども、行く先を言われると、以前逃げられた客のことを思い出し、同一犯かどうかが思い出せる、とそのタクシー運転手は話していました。
タクシー強盗殺人の犯人も逮捕されましたが、ほんの数万円で人を簡単に殺す人間がこんなにいる世の中になってしまったことを改めて怖いと感じました。
「いつ、誰が、どんな状況で犯罪に出くわしてもおかしくない時代」、それが現在なのです。
投稿者: スタッフ (2009年5月27日 09:32)
「水を飲ませて」「トイレを使わせて」などと高齢者宅に上がり込み窃盗
また、高齢者を狙った卑劣な窃盗事件です。
●窃盗容疑で今月4日逮捕された和歌山市の無職少年(17)が、「水を飲ませて」「トイレを使わせて」などと高齢者宅に上がり込む手口で、約2カ月間に計17件(約30万円)の窃盗事件を繰り返していたとして、和歌山北署と和歌山東署は和歌山地検に送検した。
同市内では今年2月以降、60〜80代の高齢者宅で同様の事件が連続して発生していた。
逮捕容疑は、今年3月1日、和歌山市向の無職女性(82)宅から現金1万5000円の入った財布を盗んだとしている。県警によると、少年は容疑を否認していたが、同種事件に関して作成していた犯人の似顔絵を見せたところ、余罪も含め認めた。「遊び代や生活費に使った」と供述しているという。
(5月23日毎日新聞より引用)
それ以外にも過去のブログで紹介しましたが、
●ヘビやトカゲ「カバンに入った!」神戸でドッキリ盗多発
●「子供が投げたボールがベランダに入ったので取ってきてくれませんか」と声を掛け、その家の住人が2階に上がった隙に家の中に侵入し、かばんなどを盗む。
●「電気の点検に来ました」とユニフォーム姿で現れ、一人が家の人とメーターのところに行っている隙にもう一人が家に上がりこみカバンや財布、現金等を盗む。
といったいろいろな理由をつけて「隙をつくり」カバンをひったくったり、家に上がりこんで窃盗を働きます。
いずれも被害者は高齢者や女性、弱者を狙った犯罪です。
こうした犯罪に遭わないためには、犯罪事例を常日頃から気にして知っておくことが必要です。
また、簡単に家に人を上げない、入らせないということも必要です。
防犯意識を常に持ちつづける・・ぜひ実行していただきたいと思います。
投稿者: スタッフ (2009年5月26日 10:35)
運送会社内から電線盗む
運送会社の敷地から電線を盗んだ男が逮捕されました。
●運送会社の敷地から電線を盗んだとして、千葉県警船橋署は23日、窃盗の現行犯で、自称・住所不定、無職の男(48)を逮捕した。同署によると、男は「売ろうと思った」と供述しているという。
同日午後11時10分ごろ、千葉県船橋市西浦の運送会社敷地内の屋外にあった、直径約2センチの電線約20メートルを切断して盗んだとされる。
同署によると、敷地内の事務所にいた同市東船橋の男性社長(43)が、防犯カメラの映像で犯行に気づいて110番通報。飯田容疑者は駆け付けた同署員に取り押さえられたという。
(5月24日 産経新聞)
防犯カメラが有効に働き、犯人が捕まってよかったのですが、敷地の中に入られたために電線が切断される被害は出てしまっています。又、この男がもしトラックや荷物を目当てに侵入していたとしたら、被害はもっと大きなものになります。
たまたま社長が会社にいる時に泥棒に遭ったために防犯カメラの映像をその場で確認できましたが、その場に出くわさない時間帯であれば、録画した映像をあとで見るだけになってしまいます。
トラックそのものが盗まれる被害も多発しています。
やはり、「敷地の中に入れさせない」防犯対策が重要です。
又、防犯カメラの映像は今は携帯電話で動画で確認できる時代です。
その方法ならどこにいても、何時でも動画で現場の状況把握ができます。
見える自主機械警備システム
投稿者: スタッフ (2009年5月25日 17:09)
独身寮に泥棒 パソコンのカメラでキャッチ 社員逮捕
トヨタ自動車の独身寮で現金を盗んだ疑いで、愛知県豊田市大林町の同社社員の男(22)が逮捕されました。
調べによりますと、男は3月16日午後11時50分〜翌17日午前10分ごろの間に、同じ独身寮に住む男性社員(20)の部屋に侵入し、財布から現金1000円を盗んだ疑いです。
男性は共同風呂に行き、部屋に鍵を掛けていませんでした。
男性は3月11日にも被害に遭い、約5万円を盗まれたため、パソコンのカメラを玄関に向けて置き、財布に1000円だけを入れて部屋を出たところ、男の姿が映っていたということです。
男は「借金があり金が欲しかった。独身寮で他にも5、6件やった」と供述しています。
同社によりますと、男は2005年4月に技術部門の社員として入社し、設計などを担当していた、ということです。
<5月21日11時59分配信 読売新聞より>
社員寮の中での犯行ということですが、外部からの侵入に対しては防犯対策がきちんと行われていても内部犯行に対しては驚くほど弱いというケースがあります。
共同風呂に行っているすきに部屋に侵入し、現金を盗み出すという手口ですが、社員寮の中で少しの間部屋を出るぐらいでは鍵をかけない習慣ができているのかもしれません。
同じ寮に暮らす仲間を疑うのは残念ですが、このようにそれを悪用して犯罪を犯す者が存在している訳ですから最低限の用心と対策は必要です。
時間に関係なく外出する際は鍵をかける、現金を出来るだけ置かない、出来れば部屋の中に防犯カメラを設置する、など。
防犯システム導入例
投稿者: スタッフ (2009年5月22日 08:54)
巧妙な振り込め詐欺の手口
千葉県警捜査2課がまとめた今年1〜4月までの県内の振り込め詐欺の発生状況は
●4月になって、犯行手口が、被害者宅に犯人らが直接金を受け取りに訪れる“手渡し”が減った一方で、ATM(現金自動預払機)を使って被害者の金をだまし取る手口が増えている。
犯人の要求に応じるふりをして、逮捕に結び付ける「だまされたふり作戦」など県警の捜査手法を犯人側も意識して、素早く手口を変えるなど巧妙さが目立つという。
●1〜4月の振り込め詐欺認知件数は前年比273件減の116件、被害総額が前年比約4億5200万円減の約2億2200万円の減少傾向。4月の認知件数は月間認知件数の最小記録だった3月の21件から8件増加の29件で、3、4月とも被害総額はいずれも約3900万円と横ばいだった。
●被害者が犯人から金をだまし取られた方法をみると、3月には“手渡し”が10件あったが、4月には半数の5件に減少。一方で、ATM利用が3月の11件に比べて4月は24件発生している。
●高齢者宅に「携帯電話をトイレに落としたので番号が変わった」と被害者の子供を装った“アポ電”と呼ばれる電話がかかり、翌日、または数日後に「先輩や友人の連帯保証人となり、その返済のために至急に金が必要だ」「不倫女性とのトラブルから関係者にけがをさせてしまった。慰謝料が必要だ」などと再び電話があり、現金をだまし取られる手口が多発している。従来のオレオレ詐欺では1度目の電話ですぐに金の話を持ち出すパターンが多かったが、最近ではアポ電から実際の金の要求の合間に、「雑談だけの電話」も多い。「犯人は探りを入れて金をだまし取れるか判断しているのではないかと推測される。
このパターンの犯行が増えたのは、犯人が同一グループの可能性のほか、犯行マニュアルが出回っている可能性もある」とみている。
県警の防犯対策としては、
・ATM周辺で捜査員らが高齢者に声をかける「ATM特別警戒週間」の実施や銀行員やコンビニ店員らに高齢者への声かけを推進するなどの取り組みを行い、ATMを利用した振り込め詐欺は減少傾向だった。
・今年からは、電話を受けた高齢者が振り込め詐欺だと気づいてもだまされたふりをして県警に通報し、張り込んだ捜査員が金を受け取りにきた犯人を検挙する「だまされた振り作戦」が成果を挙げているため、犯人側が県警の捜査手法に合わせて、効率の良い方法を探りながら、金をだまとっている姿が浮かび上がる。
(5月20日 産経新聞より引用)
どんどん手口が変わる振り込め詐欺。
給付金の支給をネタにした詐欺も最近増えているようです。
いずれの場合にも「急いで振り込まない」「必ず本人に電話で確認する」ことが必要です。
但し、電話番号が変わったといって、事前に詐欺犯が所有している携帯電話番号を知らせてきたり、元々本人の携帯電話に別の詐欺犯が電話をかけて通話中の状態にして確認できないようにするなど
本当に手が込んできています。
先日もバックに中国人組織があるといったニュースも掲載されていましたが、詐欺犯がどんどん進化している以上、防衛する側としても常に最新の防犯情報、犯罪情報を入手し、対策をとることが絶対に必要です。
投稿者: スタッフ (2009年5月21日 14:02)
CIS−CATS(シス・キャッツ)
CIS−CATS(シス・キャッツ)ってご存知ですか?
今年1月より全国の警察で運用を始めた情報分析支援システムのことです。
何をするものかというと、犯罪の検挙のために発生日時や場所、侵入手口などのデータを入力すると、近くで起きた類似事件がディスプレー上の地図に表示されるもののようです。
このCIS−CATS(シス・キャッツ)を使って新人刑事がお手柄を上げたニュースが掲載されていました。
●大垣署:新人刑事がお手柄 シス・キャッツで窃盗容疑者を検挙、県内初 /岐阜
(5月16日毎日新聞より引用)
昨年10月に大垣署刑事1課に配属されたばかりの新人刑事巡査長(29)が、今年1月に全国の警察で運用を始めたばかりの情報分析支援システム「CIS−CATS(シス・キャッツ)」を駆使するなどして窃盗容疑者検挙につなげた。同署によると同システムでの容疑者検挙は県内初。全国でも珍しいという。
巡査長は3月22、23日に大垣市内で連続発生した出店荒らし事件で同システムを活用。結果を基に4月初めの未明、犯人が出没しそうな地域を上司と警戒捜査。1台の不審車両を見つけ、ナンバープレートから所有者を割り出す一方、証拠を固めて今月11日の容疑者逮捕につなげた。
巡査長は06年4月に任官し、同年10月に大垣署に配属され、交番勤務などを経て昨秋に希望の刑事になった。祖父も父も警察官で、父は岐阜中署刑事1課の現職刑事。以前から同システムに興味を持っていた巡査長は事件発生後、勤務時間外もシステムにデータを入力するなどして分析する一方、現場を回るなどしてきた。
25年ぐらい前元刑事さんから聞いた話では、侵入手口からその侵入手口を実行する過去の窃盗犯を推測し、その行動を分析し、尾行したり、バイクや自動車の走行距離から犯行現場との関係を推測したり、出されたゴミから証拠を集めたり、次の犯行場所を推測するということでした。
時代が変わり、まさにその犯人逮捕のための捜査を、データ入力して検出で行えることで、分析も速く今後の検挙率のアップにもつながるのではないかと思います。
しかし、反面、入力するデータがきちんと分析されたものでなければ意味がありません。例えばガラス破りの手口でも、どういう割り方をしたのかということがきちんと把握できないとその違いはなかなかは明確にはなりません。
また、ここのところ急増している「生活苦による犯罪」の場合には前科がない場合も多く、その場合にはこのシステムは有効となりません。
先日過去のDNA鑑定の結果が覆されるというニュースがありましたが、そうしたことがないようにすることが重要です。
犯罪を予防するのも、犯人を検挙するのも「人」が主体であることに変わりはありません。
このCIS−CATS(シス・キャッツ)を駆使して犯人逮捕した巡査長は、パソコンなどの得意な現代っ子ですが、そのDNAには、祖父、父と続いた刑事魂が脈々と流れているのだと思います。
投稿者: スタッフ (2009年5月19日 16:16)
事務所から選挙資金130万円の入った金庫盗まれる
自民党の鈴木馨祐衆院議員の事務所が荒らされ、現金約130万円入りの手提げ金庫が盗まれました。
16日午前9時ごろ、事務所に出勤してきた職員の男性が見つけました。
調べによりますと、事務所裏口がバールのようなものでこじ開けられた跡があったようです。前日午後9時に職員が施錠後、翌日の午前9時に出勤するまで無人だったということです。
鈴木議員は産経新聞の取材に対し、「選挙資金を盗まれ痛手だ。これからは少ない資金で、よりカネのかからない選挙をやっていくしかない。街の安全対策などもしっかりと取り組んでいきたい」と話しているようです。
<5月17日1時52分配信 産経新聞より>
裏口扉をバールでこじ開ける手口での侵入ですが、職員が出勤するまで分からなかったこと、犯行時刻が不明な点などを考えると、防犯センサーや防犯カメラなどの防犯対策はされていなかったのでしょう。
手提げ金庫に130万円もの大金を保管していたということですが、高い防犯意識を持っているとはいえないと思います。
金庫に入れているから安心、といっても金庫ごと盗まれている訳ですから、何のための金庫ということになります。
金庫が防犯対策にならないとは言いませんが、金庫を過信し、金庫が絶対的な防犯対策になるのは非常に危険です。
手提げ金庫だけでなく、重量が数百ロある金庫が金庫ごと盗まれるような手口も発生しています。
金庫+αの防犯対策が必要になります。
オフィスセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年5月18日 14:49)
甲府 民家から現金7000万円盗難
7日午後、甲府市下小河原町の無職男性(52)宅から現金数千万円が盗まれた、と甲府署に通報がありました。
窃盗事件として捜査しており、被害額は7000万円に上る可能性がある、ということです。
調べでは、男性は一人暮らしで、6日午前から7日午後にかけて自宅を留守にし、その間に被害に遭ったとみられています。
男性によりますと、盗まれたのは男性の父親が蓄えた現金7000万円で、2階寝室の押し入れに保管していたようです。
男性が県外の親類宅から同日午後2時ごろ帰宅した際に、室内に足跡があるなど、家中の部屋が荒らされているのに気付きました。
勝手口の鍵をかけ忘れていたということです。
<5月9日14時56分配信 毎日新聞より>
7000万円もの大金を自宅に保管しているにもかかわらず、勝手口の鍵をかけ忘れて外出してしまうというのは、自分は泥棒などの侵入被害には遭わないという思いからの油断でしょうか。
しかし、この油断で7000万円もの被害をこうむってしまうのは痛すぎます。
かけ忘れ、不注意などの言葉だけでは済まされないほど後々重くのしかかってきそうです。
多くの人がそうであるように、まさか自分が被害に遭うとは、なんて運が悪いんだ、などと侵入被害に遭ってから後悔します。
ガラスが割られただけ、部屋が少し荒らされただけなど数千円、数万円の被害であれば、運が悪かったなどの言葉だけで済ませることもできます。
しかし、数百万円、数千万円もの被害になると大変なことになります。
盗難保険や火災保険など、大切なものに保険を掛けておけば、万が一の被害に対して補償することができます。
ただし、保険金が満額支払われない場合、保険の補償対象外の被害など、保険だけに頼ることも危険です。
鍵・窓の閉め忘れをなくす、金庫への保管、金庫を床に固定する、扉・ガラスを破壊されないものに強化する、防犯センサーや防犯カメラシステムを設置するなど、さまざまな防犯対策がありますが、まずは自分ができることから取り組むことが大切です。
また、ひとつの防犯対策だけでに頼るのではなく、色々な防犯対策を組み合わせ、防犯意識の高さを外部にアピールしましょう。
そうすれば、泥棒はここはやめておこうと侵入対象から外れるようになります。
ホームセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年5月15日 11:51)
「ドッキリ盗」
「ドッキリ盗」ってご存知でしたか?
「ドッキリ」というと、「ドッキリカメラ」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、この「ドッキリ盗」は違います。びっくりさせてその隙にカバンをひったくるという犯罪手口です。
高齢者をターゲットにしているということで注意が必要です。
ヘビやトカゲ「カバンに入った!」神戸でドッキリ盗多発(5月12日 読売新聞・共同通信より引用)
●11日午前10時25分頃、神戸市東灘区本山北町の診療所から出てきた女性(81)に、男が「かばんにトカゲが入りました」と声をかけ、女性が投げ出したショルダーバッグを持って逃走した。
中には1万円が入っていた。
●4月12日と22日には、男から「ヘビがかばんに入った。取ってあげる」などと声をかけられた84歳の女性が1万7000円入りの財布、74歳の女性は7万円が入ったかばんを奪われた。
●5月8日には、82歳の女性が「かばんにハチが」と言われ、約1万3000円が入ったかばんを盗まれた。 8日に被害に遭った女性は「突然叫ばれたため驚いて、ハチを取ってもらおうとかばんを渡した」と話しているという。
●宝塚市と同県伊丹市では4月、いずれも手押し車を押す女性が「ヘビが入っている」などと声を掛けられ被害に。宝塚のケースでは、男は「見たるわ」と言って手押し車の中を探してから立ち去り、女性は後で財布がなくなっていることに気付いたという。
東灘署などによると、3−5月に計8件の被害が発生。
被害者は74−94歳の女性で、被害額は現金約2000−7万5000円、総額は15万円近くに上る。
いずれも高齢者を狙っていることから同署は同一犯の可能性が高いとみて調べている
突然、ヘビがカバンに入っている、ハチが入っているといわれたらびっくりしてパニックになりますよね。
そんな時に男性から「見てあげる」といわれたら、カバンを渡してしまうというのも良くわかります。
女性がヘビやハチ、トカゲガ嫌い。そんな心理と、高齢者ならかばんをひったくって逃げても追いつかれない、という考えがあっての犯罪だと思いますが、ほんとうに卑劣ですね。
ようく考えれば、カバンにヘビやトカゲ、ハチが入っている可能性は非常に少ない。
こういう犯罪が多発している、ということを情報として知り、騙されないということが自分を守ることになります。
ひったくりは、昨年度10月以降の金融不安による不況から急増しています。
東京都内では今年に入り前年の1.5倍にもなっています。
ひったくりに遭わないように道路を歩く時には注意しましよう。
防犯意識を常に持ち、隙を作らないことが重要です。
カバンは車が走る側と反対側に斜めがけする、後ろからくるバイクや自転車に注意する、携帯電話で話中に注意する、といったことを常に意識しましょう。
投稿者: スタッフ (2009年5月14日 09:26)