今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
休憩時間中の医院で盗み=計40件
休憩時間中の医院で盗み=計40件か、容疑で無職男逮捕-警視庁
歯科医院の休憩時間中に現金を盗んだとして、警視庁愛宕署が窃盗容疑などで、横浜市中区、無職田中清治被告(52)=起訴=を逮捕していたことが7日、同署への取材で分かった。
同署によると、容疑を認め、「遊ぶ金が欲しかった」と供述。昨年夏以降、東京都港区や横浜市などの歯科医院や眼科医院など約40カ所で、休憩時間中に職員の財布やレジから約270万円を盗んだと供述しているという。
逮捕容疑は昨年11月18日午後、港区虎ノ門の歯科医院で、事務所の机の引き出しにあった現金約39万円を盗んだ疑い。
(4月7日時事通信)
医院に休憩時間中に侵入し、職員の財部やレジ、事務所の引き出しから現金を盗んでいました。病院は一見防犯対策が完備されているように思えますが、昼間の人がいる時間帯などの防犯も手薄ですし、入院施設のある病院ではずっと人がいる、という考えで事務室なども施錠だけのところも多いようです。
しかし、人の出入りが多い場所は、泥棒にも入りやすい環境です。
患者の病歴などの入ったパソコンも盗まれることが多いようです。
又、一部には睡眠薬やモルヒネなど薬物も盗まれています。
そうした場合には病院の管理責任も問わせることとなります。
病院の事務所にはリスクヘイジのためにも被害を防ぐとともに、何かあった時には履歴確認のできる防犯対策をすることをお勧めします。
病院の防犯
投稿者: スタッフ (2010年4月 7日 15:16)
千葉 高校生4人が寺のさい銭箱から7000円盗む
千葉・市川市の寺のさい銭箱からお金を取ったとして、4人の高校生が逮捕されました。
住職は「あそこまで大胆にやられたのは、初めてだと思います」と話しました。
窃盗の疑いで逮捕された高校生の15歳の少年らは、3月20日、市川市内にある寺の本堂に侵入し、さい銭箱から現金およそ7,000円を盗んだ疑いが持たれています。
少年らは、「ゲームなどをする遊ぶ金が欲しかった」と、容疑を認めています。
市内では、2010年に入って同様の事件が数件相次いでいて、警察は余罪を追及しています。
<4月4日18時37分配信 フジテレビより>
寺のさい銭箱からの現金盗難事件が当たり前のように報道されています。
昔は、そんな罰あたりなことはできない、と泥棒にも一定のモラルを持つ者がいたように思いますが・・・。
神社への防犯対策の導入が急速に進んでいます。
仏像盗難が多発したことも影響していますが、万が一の放火対策などの含めて防犯・防災対策をとらなければという考え方が広がっているのでしょう。
盗んだ仏像を海外に密輸したり、ネットオークションで転売できるということも犯罪を助長している要因の一つでしょう。
苦労して盗んでも誰にも売れなかったり、お金にならないのであれば、盗むのはコレクター(収集家)だけになります。
そうではなく、比較的容易に売買ができてしまうことが犯罪件数を増やしているのでしょう。
神社に防犯カメラやセキュリティシステム、火災報知機がついていると不自然に感じる人もいるかもしれませんが、自分の身は自分で守らなければなりません。
その為の事前の防犯対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2010年4月 7日 08:50)
車両火災 危険なライター 意図せず着火、08年61件
車両火災 危険なライター 意図せず着火、08年61件
2日夜に北海道厚沢部町で乳幼児4人が死亡した車両火災は、5日までの北海道警江差署の検証で、車内に残されていたライターが何らかの原因で発火した可能性が高まっている。道内では09年、440件の車両火災が起きており、全国の1割近くを占める。火遊びや放火などのほか、ライターがドアなどに挟まって気付かないうちに出火するケースもあり、消防は注意を呼び掛けている。
総務省消防庁の統計(速報値)では、09年の国内の車両火災は5325件で、総火災件数(5万1124件)の約1割。道内は440件で総件数(2345件)の約2割を占めており、都道府県別では東京に次いで2番目に多かった。道によると、車の保有台数が多い(全国6位)ことや、発火物を巻き込みやすいゴミ収集車の運行台数が多いことが背景にあるという。
マッチやライターが火元となったケースは、08年で全国191件(09年は調査中)。4日に宮城県柴田町のスーパー駐車場で3歳と1歳の姉妹が乗った車が全焼したケースでも、車内にライターがあった。押すだけで着火する電子式ライターがドアなどに挟まって火が出ることもあり、08年は約3割の61件が意図しないライターの出火だった。
一方、乗用車のシートなどには道路運送車両法に基づく保安基準で「1分間で10センチ以上、火が広がらない」といった耐火性の規定がある。しかし紙くずなどが近くにあれば大規模火災になりかねず、札幌市消防局によると「出火から数十分で全焼することもある」という。厚沢部町の火災でも、ガソリンタンクに引火しなかったにもかかわらず、約30分間で手が付けられないほど火が回ったとみられている。
また車両火災は建物よりも空間が狭いため「煙が充満するのが早く、一酸化炭素中毒になりやすい」(消防関係者)リスクもある。車両の構造に詳しい「くるま総合研究会」の相川潔代表は「車のシートは『難燃性』。不燃物ではないので一般の人が想像する以上に燃える。ライターや燃えやすいものを置かないことが肝心だ」と警告する。
(4月6日毎日新聞)
自動車の火災、というのはあまり気にされている方はいないと思いますが、実際には年間に60件も発生しているのですね。
子どもが被害を受けているのは本当に心を痛めます。
そういったことにならないためにも、もっと注意が必要です。
引火物を自動車の中に置かない、といったことが必要です。
又、放火を防ぐことも大切です。
放火対策としては炎の段階で音声で警告する「炎センサー」がお勧めです。
投稿者: スタッフ (2010年4月 6日 09:44)
賃貸マンションの空き部屋ベランダづたいに侵入する手口頻発
賃貸マンションの空き室に侵入し、ベランダづたいに隣室に移りベランダ側のガラスが割って侵入し、現金やブランドもののバックなどを盗む手口の窃盗事件が昨年9月以降、大阪市内で多発しています。昨年9月以降少なくとも約20件の被害が確認され、被害品の一部はリサイクルショップで換金されています。
賃貸マンションの空き室は、次の入居者が決まるまで、内装業者や入居希望者を案内する不動産会社などの業者が出入りします。その都度、ドアの鍵を借りる手間を省くため、管理会社が一時的に暗証番号ダイヤル式の南京錠などを取り付けていることが多いところを狙った同一グループの犯行ではないかと推測されます。
一連の被害では、これらの南京錠が切断されるなどして侵入されたほか、一部は長期間無施錠だった空き室から侵入されたケースもあります。(4月3日産経新聞より一部引用)
こういた一般家庭を狙った空き巣対策に関して、逮捕された空き巣犯の語った「狙いやすい家」の特徴は下記の通りです。
●空き巣犯は侵入する前に留守かどうかを確認するが、その方法には、インターフォンを鳴らす▽部屋からの音を聞く▽日没後から夜の時間帯なら部屋の明かりを見る-などがある。
不在確認
●日没後から夜にかけて空き巣を繰り返していた男は、明かりがついていたり室内から音が聞こえてくる家には侵入しなかった。
●昼間に空き巣を繰り返していた男はカメラ付きインターフォンのある家は避けていた。
●一軒家を中心に60回以上忍び込んだ男は、「『空き巣に注意』などのビラがたくさんはってある地域の家は用心深く、侵入できても金品が無造作に置かれている可能性は低いと考えた」
●「どちらへ?」などと住民に声をかけられた地域には二度と行かない。
●空き巣犯は侵入までに時間がかかる家も避ける傾向にある。
侵入口となるガラス窓にクレセント錠以外にもう一つのカギがかかっていたり、二重ガラスになっている家は侵入しにくい。「手短に犯行を済ませて早く現場を立ち去りたい」。
●侵入しやすい家について「格子のある窓は無施錠のことが多いので狙い目」。格子は工具で簡単に外れるため、無施錠ならそれほど時間をかけずに侵入できる。
防犯泥棒大百科で記載している通りのコメントを泥棒が言っているのでちょっとびっくりしましたが、泥棒の気持ちになって考えると、安全性、容易性、確実性を狙っている泥棒にとっては、「侵入しやすい建物」を狙う、というのは当たり前のことです。
泥棒の目線になってもう一度我が家と周辺を見直し、侵入されやすい箇所がないか考えてみましよう。
●塀が高く道路から死角になっていないか?
●植木などで死角になっていないか?
●隣の建物や駐車場の屋根、塀などから2階へよじ登ることができないか?又足場になるようなものはないか?
最新の犯罪情報
投稿者: スタッフ (2010年4月 5日 09:12)
防犯システムを破壊して侵入する空き巣への防犯対策
防犯完備の高級住宅狙い空き巣を繰り返していた韓国人2人が逮捕されました。
警備会社の警備サービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられます。
こうした泥棒に対して、どういった防犯対策を実施しないといけないかを検証しました。
●東京都目黒区の住宅に侵入し、金品を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課などは2日までに、窃盗未遂容疑などで、いずれも韓国籍の自称古物商男(57)と、自称焼き肉店経営男(44を逮捕した。
2人は警備会社のサービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられる。
昨年9月から都内の高級住宅街で、約30件(7000万円相当)の被害があり、関連を調べている。
(4月2日 時事通信 より引用)
「警備システムや防犯センサー、カメラは効果がないのではないか」と思われた方もいると思いますが、実際は、「どんな防犯システムが設置されていて、どんな破壊行為が行われたか」が重要です。
例えば、「屋外ベル」。ベルが鳴り響かないように細工されたり、破壊される・・・そういうことにも対応できるようにしていないといけません。
セキュリティハウスが設置する「屋外ベル」は、ベルが鳴り響かないように細工をしたり破壊したりすることができにくい特殊な構造になっています。取り付け位置に関しても細心の注意を払っています。
又、万が一破壊された場合にも、「二重威嚇」を徹底していますので、室内など別の場所に設置している威嚇機器が異常を周囲に知らしめると同時に、関係者に自動通報されるようになっています。
例えば「NTT一般アナログ公衆回線の断線」。これを瞬時に気づくことが大切です。セキュリティハウスのシステムでは、その場でベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせると同時に関係者に「電話線断線」を知らせることができます。
例えば「侵入検知センサーの破壊やいたずら」。これにも対応していることが必要です。
警戒中であれば即ベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせ、関係者に自動通報されます。又、「二重警戒」以上を実施していますので、一つの侵入検知センサーが万が一破壊されても別のセンサーが侵入者を検知します。
いたずらをされた時点で異常を検知できる「アンチブラインド機能付き」のものもあります。
逮捕された泥棒に対する警察の調査で、「防犯ベル」に対する意識調査があります。
●「非常に気になり避ける」87%、
●「やや気になり場合によっては避ける」11%
●「外して侵入」2%
と泥棒が答えているのです。
セキュリティハウスはこの「やや気になり場合によっては避ける「外して侵入」の13%の泥棒に対してもきちんと対応できるよう考えられる色々な侵入手口を配慮した上で最適のセキュリティシステムをご提案しています。
そうすることが、本当の意味での安心・安全をお客様に提供できることだと信じているからです。
安心の自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年4月 2日 16:35)
ガソリンスタンドで「金庫破り」 700万円被害
<窃盗>ガソリンスタンドで「金庫破り」の被害が発生しました。
●1日午前0時40分ごろ、さいたま市南区太田窪のガソリンスタンド「JOMO ペリオ円正寺ステーション」で防犯装置が作動し、警備会社から110番があった。
埼玉県警浦和署員が駆け付けたところ、事務所入り口の扉がバールのようなもので壊されており、数日分の売り上げの現金計700万円が入った金庫2個が盗まれていた。同署が窃盗容疑で調べている。
同署によると、31日午後10時15分ごろにガソリンスタンドの男性店長が事務所に施錠し、店を出た際には異常はなかったという。
金庫は重さ100キロ、高さ1メートル、横80センチ、奥行き80センチと、重さ40キロ、高さ50センチ、横60センチ、奥行き60センチの2個。
(4月1日毎日新聞)
金庫ごと盗まれています。
百キロの金庫を持ち出されるとは思っていなかったのだと思いますが、実際にはもっと重い金庫でも盗まれています。
「金庫ごと盗み出し、後でじっくり金庫をこじ開け中の現金を盗む」
こういった手口での犯行が警備会社のシステムが入っている事務所やスーパーなどで発生しています。警備員の駆けつけ時間を推定して、5分程度で犯行を終了する、というものです。
5分経過するとたとえ出入り口のすぐ近くまで金庫を運べていたとしてもあきらめて犯行を中断している事例もあります。
この「短時間化」する数人による(窃盗団)侵入窃盗に対する防犯対策としては、
● 事務所に侵入しようとされた瞬間(侵入者の体は建物の外)に、大音量の音・光で威嚇撃退する。泥棒にとって「音と光」は「誰かに犯行が知られた」ことであり「人目につく」ことであるため、最も嫌がる。
● 事務所の建物の中に入られる前に威嚇撃退することが重要。
● 2重警戒で、窓・扉をこじ開けようとした瞬間に検知し、ベル・サイレンを鳴らすだけでなく、それでも室内に侵入した不審者に対して「室内警戒センサー」が検知、室内に侵入者いる間中ずっと継続してベル・サイレンを鳴らす。
ということが効果的です。
又、建物の外部にセキュリティキーパーといった抑止力の高いものを設置することで、
「この建物はやばいのでやめよう」という気持ちにさせ、犯罪ターゲットから外させることが効果的です。
投稿者: スタッフ (2010年4月 1日 13:40)