今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
東京 窓から腕入れドア解錠 常習空き巣犯逮捕
東京都北区のアパートに侵入し、ゲームソフトなどを盗んだとして、警視庁捜査3課などは28日までに、常習累犯窃盗容疑で、埼玉県上尾市原市中、無職新井勝美容疑者(41)を逮捕しました。
同課によると、容疑を認めています。
北、板橋、練馬各区などでは3月以降、アパートやマンションを狙った空き巣約50件(300万円相当)が発生しており、関連を調べています。
逮捕容疑は先月25日午前10時ごろ、北区の女性会社員(24)の自宅アパートに侵入し、DVD43枚やゲームソフトなど25点(計6万9500円相当)を盗んだ疑いです。
同課によると、同容疑者は身長約180センチ。ドアの横にある窓を小型バーナーで焼き破って腕を入れ、ドアの鍵を開けて侵入していました。
<7月28日12時59分配信 時事通信より>
別のニュースを見ると、傘の骨を使って、郵便受けから鍵を取り出す手口も用いていたということですから、様々な侵入手口に精通したプロの泥棒と言えます。
このような「プロ」の泥棒は、非常にずる賢く、用心深い為、なかなか捕まることがありません。
捕まった時には数十件、数百件の犯行を行った後ということが多いでしょう。
その時に捕まっても被害者の方は救われません。
窓ガラスやドアは壊され、現金や家財等が盗まれる被害に遭ってしまいます。
盗まれた物が被害者の元に無傷で戻ってくることは稀でしょう。
彼らが非常に用心深いという点を逆につけばよいのです。
自分が捕まるような危険性は犯さないという特性がありますから、侵入ターゲットも慎重に選びます。
防犯センサーや防犯カメラがついているところはまずターゲットから外すでしょう。
もちろん金目の物が置いてそうだということであえて狙う泥棒もいるでしょうが、ほとんどはそうではありません。
そんな危険な家を狙わずとも他に何の対策もしていない無防備な家はいくらでもあるからです。
日本でのホームセキュリティの導入率は約2%程と言われています。
つまり、98%の家には防犯システムがついていないということです。
その家を探し出すのは簡単なことです。
逆に考えると、その2%に入れば、泥棒から自分の身を守ることができる可能性が非常に高くなるということになります。
これが事前の防犯対策の有効性です。
投稿者: スタッフ (2010年7月29日 19:41)
火災、放火の対策は充分ですか?
「火災」、「放火」というキーワードでニュースを検索すると、なんと多くの事件がヒットします。
こんなに多くの火災事件が発生していることに驚くでしょう。
もちろん、自然発生した火災やちょっとした失火という事件もありますが、多くは建物の放火です。
目的は様々です。
恨みによる放火、親の気を引く為の放火、ストーカーによる放火、泥棒に入った先での腹いせ・証拠隠滅目的の放火、スリルや病的な興奮目的の放火などです。
いずれも火をつけようとする者を犯行前に捕まえるのは至難の業です。
しかし、犯行を最小限にとどめる為に、火災を検知するセンサーやけむり感知器の設置する対策、事後犯人逮捕につながる為の防犯カメラ設置などの対策というのを行うことは可能です。
また、その場では犯行を起こしにくいと犯人に思わせるような環境造り(住民同士の積極的な声掛けや不審者が塀などに隠れて犯行を行えないようにすること)も、防犯対策としては非常に効果的です。
泥棒などの侵入者対策も事前の防犯対策が重要と言われています。
対策を行っておくことで、犯人側(泥棒)の犯行対象(ターゲット)から外れるという効果を期待してのものです。
火災と泥棒の大きな違いは、人命を危険にするかということがあります。
泥棒被害で命を落とすことはまれです。
もちろん、泥棒と家の中で出くわして、凶器で傷つけられるという可能性や、最初から強盗目的で凶器をつきつける泥棒もいます。
しかし、多くが窃盗目的の泥棒です。
無人の建物を狙い、金品を盗んで逃げる、という手口です。
火災は違います。
すぐに消火できなければ、別の建物も巻き込んで燃え広がる可能性があります。
大勢の人が命を落とす危険性があります。
また、人命に被害はなくとも建物が全焼・半焼ということになれば、被害は甚大です。
それだけ火災への対策が重要ということです。
守りたいものは何ですか? 火から守る
火災・放火対策
投稿者: スタッフ (2010年7月23日 09:25)
千葉 家族4人の万引き一家逮捕
ディスカウント店で日用品を万引きしたとして千葉北署は15日、千葉市若葉区の自称建築土木業の男(53)と内縁の妻(48)、長女(28)、次女(18)の4人を窃盗容疑で逮捕したと発表しました。
長女と次女は「他にも(家族で万引きを)やった」と容疑を認めているという。
同署によると、長女と次女は会計をせずに店外へ出たところを現行犯逮捕され、7日千葉区検へ送検されました。
その後の捜査で男と妻も入店し万引きにかかわっていた疑いが強まり、同署は15日、2人を逮捕しました。
男は「店に入った後のことは知らない」、妻は「娘たちのやったこと。私は関係ない」と、いずれも容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、4人は共謀し7月5日、千葉市稲毛区長沼町のディスカウント店「スーパーセンタートライアル長沼店」でヘアカラー1箱、靴下2足、入浴剤1箱、洗剤1本の計4点(計3815円)を万引きしたとしています。
<7月16日11時18分配信 毎日新聞より>
驚くべき万引き一家の犯行です。
母、娘という組み合わせの万引き親子や父、息子という万引き親子の組み合わせは時々ニュースで目にしますが、父、母、長女、次女という万引き一家の犯行は非常に珍しいでしょう。
しかも、長女(28)、次女(18)という年齢ですから、善悪やそれが犯罪かどうかの判断はできると考えるのが普通です。
父、母に強要されたのか、生活のためなのか、真相は分かりませんが、一体どういう家族なのでしょうか?
誰も止めようという者がいなかったのか、悪いことをしているという実感がなかったのか、どちらにしても不幸な一家です。
この被害に遭った店にも何か狙われるポイントがあったのかもしれません。
防犯カメラや万引き防止器がついていない、客に対して店員が少ない、店内に死角が多い、商品などが雑に陳列されており盗んでも犯行が発覚しにくいなどです。
万引きの多い店というのは、何か狙われるポイントがあるという場合が多いようです。
そのような弱点を一つずつ消しこみ、犯罪を起こしにくい環境を作り上げることが再発防止策として必要です。
投稿者: スタッフ (2010年7月21日 18:18)
大阪 ユニクロにトラック突入し、出店荒らし
12日午前5時20分ごろ、大阪市大正区三軒家東の衣料品量販店「ユニクロ大正三軒家店」で、近所の住人から「トラックが衝突している」と110番通報がありました。
大正署員が駆けつけたところ、トラックが出入り口のシャッターを突き破って止まっており、店内のレジ周辺が物色されていました。
カウンター内にあった売上金が入った金庫は荒らされておらず、現金などの被害はないとみられています。
大正署は窃盗未遂容疑で捜査しています。
同署の調べでは、トラックは大正区内の建設会社から盗まれたものとみられ、バックで出入り口に突っ込んでいました。
周辺住民がタオルで顔を隠した男2人が近くに止めてあった乗用車で逃走するのを目撃。
乗用車はシルバーで、スバルのステーションワゴン「フォレスター」とみられるという。
<7月12日12時31分配信 産経新聞より>
宝石貴金属店、金融機関のATM、ガソリンスタンド(無人の)などに対して、時々ニュースで報道されているのが、車ごと店に突っ込み、壁や扉を破壊する手口です。
このような荒々しい手口に対しては、普通の防犯対策では犯行を防ぐことができません。
防犯ベルが鳴り響こうが、防犯カメラに自分の映像が記録されていようが犯人にとっては関係ありません。
リスクは承知の上での犯行ですから、非常にやっかいです。
これを防ぐのは正直に言いますと、不可能です。
突っ込んでくる車を防ぐことはできません。
店内への侵入を食い止めることができたとしても、塀や壁、扉、窓ガラスなどが破壊されてしまいます。
何かしらの損害を被ってしまう可能性が高いといえます。
それでは、対策はできない、お手上げの状態かというとそうではありません。
これだけの犯行ですから、犯人側も複数で計画的に行うはずです。
事前に下見を行い、現場の状況を詳しく調べます。
突っ込む車は盗難車を事前に用意するでしょうし、また、逃走用に別の車も必要となります。
この事前の計画段階で犯行対象から外れることができれば対策が成功したことになります。
そのためにも事前に防犯対策を行い、犯人にこの店は難しい、やめておこうと思わせなければなりません。
現金や商品の保管も重要なポイントとなります。
閉店後、商品をショーケースや陳列棚に並べたままにしておくのは危険です。
それこそ、車で突っ込んで侵入し、その並んだままの商品を一気に盗み出すことができます。
簡単に犯行が行えると思われてしまいます。
投稿者: スタッフ (2010年7月12日 18:26)
奈良 市立小学校 過去5年間で5件の個人情報盗難、紛失
大和市教育委員会は5日、市立小学校の女性教員(45)が担任児童の個人情報などが入ったICレコーダー、デジタルカメラなどを自宅から盗まれた、と発表しました。
市教委によると、盗まれたのは、児童の合唱などを記録したICレコーダー、児童の写真などのデータがはいっているデジタルカメラ、学級緊急連絡網や面談用のアンケート用紙、学校出入り用の鍵、財布などで、4日未明、自宅でバッグごと盗まれたという。
市教委は、児童の個人情報の校外への持ち出しを禁止していましたが、女性教員は「ICレコーダーとデジタルカメラは、知人のスピーチを録音などするために、アンケートは面談に備えて持ち出した」と話しているという。
大和市立の学校では6月にも、小学校の女性教員(51)が児童の個人情報が記入されたUSBメモリーなどの入ったリュックサックを自宅から盗まれるなど、過去5年間で今回を含め計5件の個人情報の盗難、紛失が発生しています。
<7月5日19時45分配信 カナロコより>
今回の被害金額をお金に換算しても大した金額にはならないでしょう。
しかし、盗まれた個人情報が流出したら大変なことになる可能性があります。
訳のわからないセールスやダイレクトメールが家に届くようになるかもしれません。
泥棒が悪用し、侵入のターゲットになる恐れもあります。
児童の写真データなども盗まれたということですから、最悪のケースだと誘拐等の犯罪に悪用される恐れも・・・。
何事も起こらない可能性はあります。
しかし、この盗まれた小学校に対する評判や信用は地に落ちるでしょう。
校外への持ち出しは禁止していたようですが、結果的には懸念した通り盗まれてしまいました。
さらに5年間で5件も個人情報の盗難や紛失事件が発生しているということですから、子供を預けている親御さんは相当不信感を持っているかもしれません。
どんな管理をしているのだ、子供は安全なのか?
そう思われても仕方がないかもしれません。
信用や信頼という目に見えないものは築き上げるのは大変なものです。
時間も労力もかかりますが、失うのは一瞬です。
市立だからよかったものの、私立だったら受験者などにも影響を及ぼす可能性もあります。
そのような万が一の被害に対する備えとして防犯対策が必要なのです。
学校・教育施設の防犯対策
パソコン持ち出し検知システム(個人情報流出に備えて)
投稿者: スタッフ (2010年7月 7日 18:28)
埼玉、千葉、茨城で窃盗426件 被害金額3億3000万円 窃盗グループ5人
埼玉、千葉、茨城の3県で事務所荒らしなど400件以上を繰り返したとして、埼玉県警捜査3課と組織犯罪対策課、越谷署などの合同捜査班は2日、窃盗の疑いで、千葉県野田市東金野井、無職、小枝恭利被告(28)と松伏町松伏、無職、篠崎佐知男被告(24)=いずれも強盗致傷などの罪で起訴=ら5人をさいたま地検に追送検しました。
合同捜査班はグループが3県で窃盗など426件の犯行を重ねたことを確認。
被害は計約3億3000万円相当に上るということです。
追送検容疑は、平成18年12月7日~21年4月25日、3県で計403件の窃盗を行い、現金約4800万円と自動車や家電品など約3万3000点(計2億2300万円相当)を盗んだ疑いです。
合同捜査班によると、グループの窃盗は事務所荒らしや自動車盗、車上ねらいなど多様な手口で行われていました。
盗んだものもさまざまで、昨年1月には春日部市でダックスフントを盗んでいました。
合同捜査班によると、小枝容疑者がグループの主犯格で、「生活費が欲しかった」などと供述しているという。
<7月2日20時36分配信 産経新聞より>
今回捕まった泥棒はダックスフントまで盗むという何でもありの窃盗グループでした。
何か特定の物だけを狙うということではなく、金目の物なら片っ端から盗み出すという手口だったのでしょうか。
泥棒が捕まるのはさんざん犯行を繰り返し、すさまじい被害金額が積みあがった後ということがしばしばあります。
つまり、一度盗まれた物やお金が被害者の手元に戻ってくる可能性は低いということです。
泥棒被害に遭っても警察がいるから安心だと感じる人は少ないのではないでしょうか?
検挙率の低さがニュースになることもありますが、犯罪が発生してもすぐに犯人が捕まり、事件解決というは少ないように思います。
犯罪が増加し、治安が悪化しているように肌で感じる「体感治安」の悪化という言葉もこれに関係しています。
警察だけに頼るのは不安だと感じる人が増えています。
そのような人は自分の身は自分で守らなければと考えます。
その考え方を発展させたのが自主機械警備システムです。
オーダーメイドの防犯システム=機械を設置し、自分の身は自分で守るということです。
自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年7月 5日 18:52)