今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
熱中症対策あれこれ
今夏、政府は大口・小口需要家と一般家庭に対し一律15%の節電を求めており、いよいよ明日からスタートとなります。
それだけでなく、今年は暑い夏となっており、すでに全国では3,000人以上が病院に搬送され、7名の方が熱中症で命を落としています。
環境省による熱中症予防サイトの中で、熱中症の予防法についての説明があったので少し紹介したいと思います。
【日常生活】
(1)暑さを避けましょう。⇒日陰を歩くようにして暑さをできるだけ避けます
(2)服装を工夫しましょう。⇒汗を吸い取ってくれる素材のものがベスト。
最近は夏用の涼スーツなどがあるのでそれも活用しましょう。
(3)こまめに水分を補給しましょう。⇒喉が渇く前に、こまめな水分補給を。「喉が渇いた」と思う頃には、軽い脱水症状になっているようなものです。
(4)急に暑くなる日に注意しましょう。⇒気温差は体力を奪います。また、暑さに慣れるまでは少なくとも3~4日ほどかかります。
(5)暑さに備えた体作りをしましょう。⇒日頃からウォーキングなどで汗をかく運動をしていると、暑さに強くなります。
(6)個人の条件を考慮しましょう。⇒体調の悪い仲間がいる時は無理をさせないようにしましょう。
(7)集団活動の場ではお互いに配慮しましょう。⇒体調不良や休みの取りやすい環境を作ることも、無理をしないさせないための配慮です。
また、この時期に心配なのがお年寄りの被害です。
あまり水分補給をせずに、しかもクーラーを使わずに日中を過ごす方も多いのではないでしょうか。
熱中症で搬送されるのは、高齢者の割合が多く、なかには死に至ってしまうケースも見られます。
こまめな水分補給と、適度な涼を取り入れるようにし、無理をしないよう注意しましょう。
そして、忘れてはならないのが子どもです。
大人が「暑い」と感じる時、地面からの輻射熱があるため、地面に近い子どもはもっと暑さを感じています。ペットも同様です。
また、子どもは体が小さく、体内の熱を放射する機能が大人に比べてどうしても劣ってしまいます。
やはりこまめな水分補給と、熱のこもらないような服装にするなどの工夫が必要です。
以上のように、水分を取ったり、クーラーや扇風機などで空気を動かして暑さ対策を取るのはもちろんですが、例えば工場などでどうしても水分補給がしにくいという環境の方もいらっしゃると思います。
そのような時、万が一、暑さで倒れてしまった際にもいち早く異常を知らせる事ができるしくみがあります。
倒れコールを装着して仕事をすることで、体調不良や事故などで倒れてしまった際の異常を検知し、警報音と信号を発信して異常を知らせる事ができます。
投稿者: スタッフ (2011年6月30日 09:49)
社内窃盗犯、逮捕の決め手は恵まれた容姿
防犯カメラに映った姿からすぐに犯人が割り出されたようですが、逮捕の決め手は美人すぎたことだったようです。
"台湾・台北市のピアノバーで、従業員ロッカーから現金や携帯電話など貴重品の入ったバッグが盗まれる事件が発生した。その後、何者かが市内の大型ドラッグストアで被害者のクレジットカードを使用。防犯カメラの映像から容疑者はすぐに割り出され、スピード逮捕となったのだが、逮捕の決め手は容疑者が美人すぎることだった。
容疑者は、容姿端麗、スタイル抜群の美人で評判の25歳の女性。なんと被害者の同僚だったのだ。お金に困っており、つい出来心で同僚のロッカーから、現金やクレジットカードなどが入ったバッグを盗んでしまったそうだ。
カード使用の際、彼女はサングラスとマスクで入念に変装。ドラッグストアで、化粧品など総額約5000台湾ドル(約1万4000円)をカードで購入した。
犯行後、防犯カメラの映像から捜査線上にすぐ浮上、被害者には防犯カメラの映像を、ドラッグストア側には容疑者の写真を見せたところ、「彼女に間違いない」と確認がとれたという。ドラッグストア側によると、「顔を隠していたけれど、とてもキレイな感じの人だったので、印象に残っていた」とのこと。
目や口を隠しても、スタイルの良さ、そして美人オーラは隠しきれなかったらしい。容疑者は警察からの通知を受け、すぐ罪状を認めたそうだ。被害者がロッカーに鍵をかけていないのを見て、ついやってしまった、申し訳なかったと反省しているという。"
【6月27日 ロケットニュースより抜粋】
この事件のように、事務所内(店内)に防犯カメラを設置することは外部からの侵入者だけではなく、内部の者による犯行も克明に記録することができます。
普段からカメラが設置されていることがわかれば、社員は多少仕事がやりにくいでしょうが、わざわざリスクを負ってまで犯罪を犯そうとは考えないでしょう。
カメラをうまく設置することで、外部だけでなく内部に対しても防犯抑止効果が得られます。
顔を隠してもスタイル全体を隠すことはできません。
いわゆる中肉中背で特徴のない体型なら、あまり印象に残らなかったのかもしれません。
ものすごく大きいか、この女性のようにスタイルがよかったりすると、強く印象に残るのかもしれませんね。
◆守りたいものはなんですか?~社内の労務管理・業務改善
投稿者: スタッフ (2011年6月28日 09:19)
金融機関の強盗被害額がすでに昨年の6倍に
"今年1~5月に発生した金融機関を狙った強盗事件の被害総額が約2億2千万円に上り、昨年1年間の被害額約3700万円の6倍となっていることが13日、警察庁のまとめで分かった。
警察庁によると、今年5月までの1件当たりの被害額は約2千万円で昨年の20倍。被害額が1千万円以上の事件は昨年はなかったが、今年は既に5件発生している。
手口では、出勤、帰宅中の職員を脅して通用口から侵入する犯行が4件。2月には福島県で帰宅中の農協職員の車が待ち伏せされ、約1億1千万円が奪われる事件があった。警察庁のまとめには、東京都立川市の警備会社から約6億円が奪われた事件は含まれていない。"
【産経新聞 6月13日より抜粋】
警察庁のまとめによりますと、今年1~5月に発生した金融機関を狙った強盗事件の被害総額が約2億2千万円に上り、昨年1年間の被害額約3700万円の6倍となっていることが分かりました。
この中には、5月に警備会社から6億円が奪われた事件は含まれていないとの事ですが、その事件を含めると、一気に約22倍まで数値が跳ね上がります。
警察庁は同時に、金融庁や業界団体との会議を行い、警備体制強化や強盗対策訓練実施などを要請したという事ですから、いかにこの数字を重く受け止めているかが分かります。
金融機関のほとんどは、防犯カメラや非常通報などのシステムがすでに設置されていると思います。
どれだけの警報装置を設置していても、電源を切っていては意味がありません。
同様に、「防犯マニュアル」があっても、日頃から防犯訓練をしていなければ万が一の事態に落ち着いた対応をする事はできません。
どんな犯罪が発生する可能性があるのかをあらかじめ想定し、万が一発生した時の対応に関して店内に徹底します。
●店舗建物外観から「防犯対策をしている」ことを示し、対象から外させる
●防犯カメラを設置し死角をなくすとともに自動録画する
●外周警備システムを設置
●強盗対策に非常押しボタン自動通報システム
●金庫センサーで金庫盗難対策
●格子を過信しない。
⇒格子が付いていると安心される方が多いのですが、格子は外から外すことができます。
今後格子を取り付ける場合には、防犯配慮商品として開発された格子で、特殊なビスなどで取り付けらるタイプのものをお勧めします。
今付いている格子に対しては、ビス頭をつぶすなどして簡単に取り外せないようにすることが大切です。「侵入に時間がかかるようにする」ことにより、泥棒は途中で諦めてしまいます。
投稿者: スタッフ (2011年6月21日 13:17)
大阪・仮眠中の車窓割り強盗 100件突破
仮眠中の車を狙った窓割り強盗の被害が、今年すでに100件を超えているようです。
"大阪の路上や駐車場で深夜、車の窓ガラスをたたき割り、車内のかばんなどを奪う強盗・窃盗事件が相次いでいる。車内で運転手が仮眠している場合もあり、捜査関係者によると、被害は今年に入って約100件に上る。猛スピードで逃げるスポーツタイプの車が複数の現場で目撃されており、大阪府警は同一グループが関わっているとの見方を強めている。
「突然、助手席のガラスが粉々になって体にふりかかってきた」
3月19日午前4時半ごろ、大阪市大正区の府道脇に止めた乗用車が襲われた。運転席では自動車修理業の男性(41)が仮眠していた。ガラスが割れた窓から、男の手が伸びて助手席のバッグをつかんだ。男は青色のスバル製「インプレッサ」の助手席に乗り込み、急発進した。車には初心者マークが張ってあった。
バッグには売上金約30万円のほか、東日本大震災で被災した仙台市の友人のために、仲間から募った義援金が入っていた。男性は「困っている友人のお金も奪われた。許せない」と憤った。
同様の事件は今年に入り、大阪市で初めて発生した。仮眠中や信号待ちで人が乗っている時だけでなく、駐車場の車も次々に狙われている。兵庫や奈良でも類似事件が発生しているという。
1日に数台が被害に遭うのも特徴だ。大阪市では3月1、2日、運転手が仮眠中の車が計5台襲われた。3月27日には、大阪府豊中市の路上で無人の車が被害に遭い、現金36万円などが盗まれた。この日は守口市、高槻市など府内各地で10件近く発生した。
この後、しばらく事件が確認されなかったが、先月31日、大阪市中央区と北区の路上で、無人の車が3台、相次いで狙われた。被害は現金約30万円など。わずか30分間の出来事だった。
一般的に車上荒らしは窃盗罪になるが、車内に人がいて、畏怖(いふ)させるなど脅迫的な手口の場合は強盗罪となる。府警は捜査1課と3課を中心に、グループの割り出しを進めている。同一グループの関与を疑う理由は、多くの現場でインプレッサが目撃されているからだ。捜査関係者によると、男らは目出し帽をかぶり、インプレッサには盗難プレートを付けている。抜け道を多用し、一般道を時速150キロ以上で逃げたこともあった。多くは車体が青色だが、白の場合もあるという。"
【6月6日 毎日新聞より抜粋】
恐ろしいのは路肩に止まって仮眠している車だけでなく、信号待ちの停車中や、高速道路で走行中に車を止められてガラスをたたき割り、現金やカーナビモニターを奪われるという被害も発生しているようです。
現場から同タイプの車が走り去るのが目撃されているようで、恐らく同一グループの仕業ではないかと言われているようです。
確かに寝込みを襲われれば、とっさの反応もできないでしょうし、犯人が逃げた後にもすぐに追いかけるという行動を起こす人はなかなかいないでしょう。
ドロボーはどのような車を狙ってくるのかわかりません。
すぐにできる対策としては、
・車内の見える場所に小銭などを置いておかない
⇒お金や財布が見えれば、ドロボーにとっては「取ってください」と言われているようなものです。
・目立つ場所の車体の傷やへこみなどをそのままにしておかない
⇒隙がある、だらしないという印象を与える事もあります。
・窓に防犯フィルムを貼っておく
⇒窓にひびは入るかもしれませんが、ガラスが飛散せずに残るため、ドロボーがそれ以上できずに諦める可能性が高くなります。
駐車中の場合であれば、
・わずかな時間でも車を離れる時は必ずエンジンキーを抜き、ステアリングロックも確実にきかせておく。ドアをロックし、窓も完全に閉めていることを確認してから離れる
⇒最近は短時間に車を離れた隙に、車を荒らされるという事件も増えています。短時間の駐車こそ注意が必要です。
・貴重品は車の中に置かない。バッグや背広、小銭でも見えていると車上荒しに遭う確率が高くなる
・ノートパソコン・重要書類などを車内に置かない。個人情報保護法でもっと大きな問題になることもある
・ 路上駐車はせず、監視の行き届いた駐車場、夜間照明・監視カメラのある駐車場を選び、照明の良く当たる周囲から見通しの良い場所を選択して駐車する
・車内にスペアキーを保管しない
・ボディカバーをつけ、車種を特定されないようにする
・自宅の車庫はできる限りシャッター付きの車庫の方が安心。人感ライトを設置し、人が来ると自動的に照明が点灯するようにする
・車外からカーナビが見えないようにカバーをかける
・カーナビを取り付ける際には盗難防止対策を施した特殊なネジを使用して、取り去りを困難にする
・自動車盗難防止装置を設置する
・車の位置確認サービスと契約する
投稿者: スタッフ (2011年6月17日 09:51)
尼崎 貴金属店で2千万相当の盗難被害 対策は
"13日午前3時ごろ、兵庫県尼崎市神田北通の貴金属店で「侵入警報が作動した」と、警備会社から110番があった。尼崎南署員が駆けつけると、店内のショーケースが割られ、ネックレスや指輪など約20~30点(約2千万円相当)がなくなっており、同署が窃盗事件として捜査している。
同署によると、店のシャッターが上がり、入り口のガラス扉が割られていた。ショーケースでは高価な商品ばかりが盗まれていた。入り口付近の防犯カメラには、犯人とみられる2~3人組と北へ逃げる白っぽい車が写っていたという。"
【6月13日 MSN産経ニュースより】
貴金属店で高額な窃盗被害です。
このような荒っぽい手口での被害が相次いで発生しています。
警報装置が鳴ってもお構いなしに、短時間で犯行を終えて車で逃走。ひどいものでは車でショーケースに突入し、ガラスを割って店内へ侵入、ショーケース内の商品を根こそぎ持ち去るという手口も発生しています。
このような方法を防ぐにはどのような対策が有効でしょうか。
・下見の時点でターゲットから外れさせる
⇒ 犯罪者は必ず現場を下見します。その際、防犯対策がしっかりとられているところはターゲットから外し、別のもっと無防備なところを狙います。より目立つ箇所に防犯カメラ、威嚇装置を設置することで、外部にアピールしましょう。
・防犯カメラは死角を少なく、映像も記録する
⇒ 宝石・貴金属店では防犯カメラの設置は当然ですが、数も増やし、死角のないよう設置する場所にも工夫が必要です。
カメラの数が少ない場合は、防犯ミラーなどで補完し、死角をなくしましょう。
また、仮に盗まれた場合でも犯人特定や証拠につながる映像を記録しておくべきでしょう。
・それ以上犯行を継続させない
⇒ 侵入やショーケースの破壊など防ぎようのない被害はあります。
ただ、その後の行為を阻止することはできます。
フォグガ―ドは人体に無害の霧を噴射して、視界を遮断し、盗むという行為を強制的に止めさせる効果があります。
投稿者: スタッフ (2011年6月14日 09:38)
付属池田小事件から10年 学校対策は
2001年に起こった、「大阪教育大付属池田小乱入殺傷事件」から6月8日で10年を迎えました。
毎日新聞が独自に行ったアンケートでは、興味深い結果が出ています。
"全国の公立小学校の約93%が防犯ブザーなど不審者の侵入に備えた通報システムを整備していることが、大阪教育大付属池田小乱入殺傷事件(01年6月8日)の発生10年を機に毎日新聞が実施した全国アンケートで分かった。
また、暴漢に対抗する器具のうち「さすまた」(刺股)だけでも約90%が常備。防犯の専門家が「ポスト池田小」(付属池田小事件後)と呼ぶこの10年で、小学校の防御力が急激にアップしたことを裏付けた。
アンケートは5月、都道府県教委に実施し、東日本大震災に伴う庁舎移転で資料を取り出せなかった福島県を除く46都道府県が回答。データは09年9月から今年5月時点のもので、小学校数は計2万1695校だった。
このうち32.3%に当たる7013校が防犯カメラ(監視カメラ)を設置。文部科学省が初めて調査した04年3月から2.6倍以上に増えていた。
他の防犯機器では、侵入者を感知するセンサーが9045校(41.6%)、インターホンが1万1958校(55.1%)だった。
警備員は2461校(11.3%)が配置。大阪府が67.2%(686校)と突出し、東京都36.5%(479校)、兵庫県32.8%(261校)が続いた。栃木、富山、岡山、愛媛、長崎、鹿児島の6県はゼロだった。
不審者の侵入に備える防犯器具では、さすまたを1万9466校(89.7%)が常備し、催涙スプレーは5211校(24.0%)、ネット(網)は2876校(13.2%)。
文科省統計では08年時点で95%の小学校が何らかの器具を備えていた。
一方、付属池田小など国立小73校は04年の文科省調査時点で通報システム設置を、07年調査時点で警備員配置を完了している。
同省は付属池田小事件をきっかけに各種防犯システム・器具の状況を調べるなどして整備を推奨。各自治体も学校の安全確保に力を入れたことが、急速な整備につながっているとみられる。"
【毎日新聞 6月5日より抜粋】
毎日新聞のアンケートによると、約93%の小学校が何らかの防犯対策を行っているという、非常に興味深い結果が浮き彫りとなりました。
学校荒らしという手口がありますが、金目のものがないはずの学校で、一体何が盗まれているのでしょうか。
教室や職員室などに置いてある現金やパソコン、楽器の他に、体操着や上履きが盗まれるという事件も過去には発生しています。
現金以外は転売して換金する事もできますし、仮にパソコンが盗まれてしまうと、中に入っている個人情報などが外部に流出し、社会的な問題へ発展してしまう可能性もあり、非常に危険です。
門は開かれており、無施錠の窓やドアもあることから、ドロボウにとっては狙い目の場所であるといえるかもしれません。
また、学校荒しなど「財物犯」と侵入者による児童生徒等に対する「身体犯」とに分かれますが、近年「身体犯」が増えており、凶悪な犯罪が与える影響が大きいため、早急な対策が必要です。
【学校で起こった乱入事件】
・平成11年 京都市立日野小学校 小学2年生が不審者に校庭内で包丁で殺害される。
・平成13年 大阪教育大学付属池田小学校に包丁を持って侵入した男が1.2年生の教室に乱入し、児童8人死亡、教師を含む15人が重軽傷となる。
・平成15年 宇治市立宇治小学校 給食中の小学校1年生の教室に男が侵入し、児童2名が傷害。
・平成17年 寝屋川市中央小学校 17歳の少年が教員1人を殺害、教員2人に傷害を与える。
投稿者: スタッフ (2011年6月 9日 11:45)
窃盗グループ逮捕 被害は600件・計1億8千万円?
"窃盗グループが埼玉県内の書店に侵入し、現金などを盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、福島県南相馬市の男(43)=別の窃盗事件で起訴=ら6人を逮捕した。同課によると、うち5人は容疑を認め、「盗んだ金で覚醒剤を買った」などと供述している。残る1人は容疑を否認している。
同課は窃盗グループが、平成21年9月ごろから、都内や神奈川県など関東近県で、事務所荒らしや自動車盗などを繰り返していたとみている。被害は約600件、総額約1億8千万円に上るとみられるという。
逮捕容疑は平成22年8月22日未明、埼玉県三芳町の書店で、出入り口のシャッターをバールのようなものでこじ開け、現金5万円が入ったレジスター(計10万円相当)などを盗んだとしている。"
【産経新聞 6月8日より抜粋】
警察庁より平成22年度の犯罪情勢が発表されました。
そのデータによると、侵入窃盗件数は136,552件で前年より11,936件減少しています。
うち、出店荒らしは20,465件で前年より2,542件減少、事務所荒らしは14,796件で前年より3,236件減少しています。
窃盗団は1か所にとどまらず、ほとんどが複数の町を渡り歩いて窃盗を重ねていきます。
そして大体が、
・幹線道路沿いの「防犯設備がない」店舗を狙う。
・数人単位で車を使って移動。
⇒この場合、盗難車を使って移動するケースも見受けられます。
・シャッターをバールでこじ開けるなどして侵入。
といった手口になります。
ではなぜ、事務所や店舗が狙われるのでしょうか?
それは、
・夜間や定休日などは無人となる。
・無人であることが外観からすぐにわかる。
事が大きな要因ではないでしょうか。
無人となる時間があらかじめ分かっていれば、見つかる可能性も低くなるため、比較的落ち着いて侵入作業を行う事ができます。
また、オフィス街や商店街などの立地であれば、夜間は人も少ないため目撃されにくい・多少大きな音を出しても気づかれにくいという事が挙げられます。
店舗であれば、営業時間中に店内に客を装い下見ができます。カメラの設置場所や警備状況、金庫・レジの場所、高額商品の展示場所、従業員数、従業員の勤務体系など、様々な事がチェックできます。
万が一、侵入されてもフォグガ―ドで賊の視界を奪い、犯行を阻止する事ができます。
【フォグガ―ド噴射】
投稿者: スタッフ (2011年6月 8日 14:04)
ドラッグストア強盗200万円奪う 大阪
"3日午前0時35分ごろ、大阪市東成区のドラッグストアで、女性アルバイト店員(27)が帰宅するため通用口から出ようとしたところ、待ち伏せしていた男が刃物のようなものを突き付けて「刺すぞ」と脅した。男は店内に押し入り、女性店員と、男性店員(38)に「金を出せ」と要求。持ってきたかばんに金庫から売上金約200万円を詰めさせ、2人の腕や足などを粘着テープで縛って逃げた。2人にけがはなかった。大阪府警東成署は強盗容疑で男の行方を追っている。"
【毎日新聞 6月3日より抜粋】
ドラッグストアを狙った強盗は時折発生しています。
過去の事件をまとめてみると、
・複数の窃盗団が暗躍。国道沿いの店を標的。
・医療品・化粧品・栄養補助食品・発毛促進剤など小さくて値段が高い(1個数千円~1万数千円)商品が狙われる。
・店員の隙を狙って商品をカバンに入れ、その日のうちに宅配便で医療機関に商品を卸している問屋に買い取りを依頼し、現金化している。
・通用口で待ち伏せし強盗
⇒閉店の戸締まりをして裏口から外に出た男性店員を男が襲い現金800万円の入った重さ200キロの金庫を奪って逃走。
・万引き
・強盗
といった手口での事件が発生しています。
店舗には必ず侵入検知センサーを設置し、侵入者が侵入しようとした瞬間に威嚇用警報ベル・サイレンを鳴らして威嚇するということが最も大切です。泥棒は人目につくのを避けますので音、光で周囲に自分の侵入を知られることを嫌がります。
また、フォグガ―ドを設置していれば、侵入をセンサーが検知すると霧を噴射、視界を奪って犯行を継続させない効果があり、特に貴金属店や金庫室などで大きな効果を発揮します。
すでに防犯カメラを設置している所は多いと思いますが、設置したそのままではなく、定期的に点検を行い、録画の死角をなくすとともに、レコーダーを追加して自動録画する事をおすすめします。
万引きや放火、いたずら対策として、売り場の状況を集中的に把握するとともに死角をなくし、犯罪の発生しにくい環境を作ります。映像は自動録画しておけば、問題発生時には確認することができ、犯罪の証拠として残すこともできます。
店舗の中だけでなく、建物の外観から「防犯対策をしている」ことを示し、対象から外させることも大切です。
泥棒に対しては何重にも対策を立てることが重要です。そして対策が十分であることを「見せる防犯」として建物外観で気づかせること。セキュリティ・キーパーはぜひ設置していただきたいものの一つです。
◆店舗の犯罪事情
投稿者: スタッフ (2011年6月 3日 13:22)