今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
中国の下着泥棒 盗んだ下着を身につけて快感!
【新華網】17日午前7時ごろ(現地時間)、江蘇省南京駅付近のファストフード店内で電車を待っていた張さん(女性)はスリに遭いました。
財布、携帯電話などの貴重品は盗られませんでしたが、下着が入った旅行カバンを盗まれました。
張さんはすぐに警察に通報。
およそ10分後に警察と共に容疑者の中年男を発見しました。
この男を身体検査すると、ブラジャーと女性用ショーツ2枚、黒い網タイツを身に着けていました。
いずれも張さんの所有物でした。
男は、「自分は泥棒ではない。定職にも就いているが、女性の下着を盗みたい欲求を抑えられない」と供述。
寄宿学校に通っていた14歳の時に女子生徒が干していた下着を盗んで以降、癖になったという。
「盗んだ下着を身につけたり、抱き締めて寝たりするのが快感」とのこと。
<毎日中国経済9月18日(火)20時8分配信より>
中国の下着泥棒に限ったことではないでしょうが、盗んだ下着を犯人が自分で身につけて楽しんでいたという事件です。
盗んだものではなく、自分で購入したものであれば、誰にも迷惑を掛けない限り、自分の趣味の範囲内で納まります。
(変わっていますが、人にどうこう言われる問題ではないと個人的には思います)
妄想は程度が異なるにせよ、誰でもするものだと思います。
好きな相手とデートしたらどんな感じか、もし結婚したらどうなるのかなど考えるのは楽しいものです。
それでストレス発散になれば、誰にも迷惑を掛けることなく、お金も掛かりませんから一石二鳥です。
妄想で済ませることができるかが犯罪者との境目です。
それがエスカレートし、抑えが利かなくなると犯罪に走ってしまいます。
ものが盗まれる、狙われる理由というのは、単なる自分の利益になる犯罪だけとは限りません。
今回のような犯人の好みや趣味の為行われる場合、相手に対する妨害や嫌がらせ、もちろん高価なものが欲しい、売って利益を得たいという盗難もあります。
何が狙われるかというのは、意外に断言できないこともあるでしょう。
意外なもの、盗まれるとは想定していないものが盗まれる、狙われることもあるのです。
金属窃盗が大流行したのもその一つです。
まさか売れるとは言え、マンホールや公園のすべり台が盗まれるとは多くの人が考えなかったでしょう。
防犯対策を行う場合は、様々なパターンを考え、色々な手口を想定してどの場合にもある程度対応できるような柔軟性の高いシステムでないといけません。
このパターンに対しては絶対的な効果があるけど、別のパターンには全く対応できないという弱点のある対策だとそこを狙われたらおしまいです。
完全な防犯システムというのはありませんが、出来る限り色々な手口に対応できるシステムの導入が望ましいでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年9月26日 14:23)
東京 ファミレスチェーン店4店に侵入窃盗被害 同一犯か?
18日午前2時5分ごろ、三鷹市牟礼4のファミリーレストラン「味の民芸三鷹牟礼店」に「何者かが侵入した」と警備会社から110番がありました。
三鷹署員が駆けつけると、従業員出入り口のドアと事務室の金庫がバールのようなものでこじ開けられ、現金約47万円が盗まれていたという。
同チェーンを経営する「味の民芸フードサービス」(立川市)によると、17~18日未明に葛飾奥戸店(葛飾区奥戸7)や北浦和店(さいたま市)、流山店(千葉県流山市)でも同様の手口の被害が相次いだという。
警視庁などが同一犯による連続窃盗事件の可能性があるとみて捜査しています。〔都内版〕
<毎日新聞9月19日(水)12時24分配信より>
侵入窃盗事件が発生した際、自分とは関係ない、人事とは考えない方がよいでしょう。
例えば、家の近く、勤め先の近くで泥棒に入られたというニュースがあったとします。
犯人が捕まっていなければ、次に狙われるのは我が家かもしれない、うちの会社は大丈夫だろうかと考えるべきです。
今回の事件も、同じチェーン店を狙った同一犯による連続窃盗事件と見られています。
このチェーン店の同系列店は言うまでもなく、犯行現場近くの店舗や同業種は警戒が必要です。
日頃から、用心し過ぎかもしれないというぐらいの防犯意識がちょうどよいかもしれません。
自分が住んでいる家、会社、店舗がどういう状態かを知っておかなければなりません。
ここから侵入されそうだ、ここが狙われそうだ、これは泥棒に利用されそうだ、などチェックしていみるのがよいでしょう。
おのずと自分の弱点が分かってきます。
そこを直す、改善する、無くす、強化することが防犯対策となります。
また、いざ被害に遭ってしまっても、もしくは遭いそうになったとしても動揺を抑えることにつながります。
予期しない、予測しない犯罪被害に遭うとパニックになります。
想定していなかった被害内容に驚き、なぜ自分だけが被害に遭ったのか、事前に対策をしておけば狙われなかったのに、という後悔をしなくて済みます。
犯罪を身近な問題、自分や家族が巻き込まれる可能性、危険性が充分にあると考えておくことです。
そうすれば、何かしなければという気になるでしょう。
防犯対策の第一歩です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年9月20日 11:45)
盗難多発で保険に加入できないオートバイ
30年前に生産を終了したホンダのオートバイ「CBX400F」(400cc)の盗難が相次ぎ、所有者が盗難保険の加入を拒否される事態となっています。
今も市場では発売当時の10倍の価格で取引される人気車で、盗難率も他車種の3倍との情報もあります。
全国のバイク盗難件数は昨年で約6万7000件に上っていますが、特定車種のみが保険加入できないのは異例です。
中古バイク専門店などによると、CBX400Fは40歳代のファンを中心に根強い人気を誇ります。
人気絶頂の頃に生産が終了したことで希少価値が高まり、古いブランド車に乗るようなステータス感も生まれているといい、生産当時の販売価格48万円が、現在は平均で150万円前後。
状態の良いものだと500万円で売買されています。
盗難も全国で多発しているとされます。
車種別の盗難件数の統計はありませんが、車台番号が改ざんされて転売されたり、解体されて補修部品にされ、ネットオークションに出品されたりして出回るケースが多いという。
バイクの盗難保険を取り扱うロードサービス会社大手「JBR Motorcycle」(名古屋市)によると、CBX400Fに乗る顧客が盗難に遭う割合は一般車種の3倍で、昨年には、提携先の損保会社から、この車種についての盗難保険契約を拒否されたようです。
保険加入できない車種はほかにはほとんどなく、JBR社関係者は「CBXに乗る人のほとんどは保険に加入できない状態」と話します。
<読売新聞9月6日(木)15時5分配信より>
他の車種に比べ盗難に遭う危険性が3倍という、泥棒に大人気のオートバイが盗難保険の加入を拒否されるという異例の事態になっているということです。
ほぼ同じ保険料で保険に加入してもらっても、被害に遭う可能性が3倍ということでは、保険会社としてもメリットがないという判断でしょう。
保険会社も利益を上げるために行っている商売ですから、損になる危険性が高いと分かっていることは避けるのが当然です。
30年前に生産終了し、当時の販売価格から現在は3倍近くの価格で取引され、状態のよいものなら10倍以上の価格になるというオートバイのようです。
保険の場合、時価での補償ということになりますから、今の価格3倍が保険金で支払われているのでしょうか?
これだけ人気の車種なら、メーカーの方で生産を再開すればよいのでは?と考えるのは素人の考え方でしょうか。
採算が合わない、特殊な技術が必要、部品の生産が終了している、30年前のものだからこそ人気が高い(今生産しても別物になる)など、理由はあるのでしょう。
もし生産を再開し、誰でも自由に低価格で手に入れることができるようになれば、盗難率も下がるのでは?と思ったのですが、そんな単純な話ではないのかもしれません。(30年前の物が狙われ続けるのは変わらないかもしれませんし)
ファンの間で人気が高まる ⇒ 泥棒に狙われる ⇒ 価値が上がり、さらに人気が高まる ⇒ さらに泥棒に狙われる、という悪循環を繰り返しているような感じです。
純粋にそのオートバイが好きな所有者としては、期待もしていないのに勝手に価値が上がり、泥棒にも狙われやすくなるというのは一方的で迷惑な話です。
しかも保険にも加入できないということですから、本当にそのオートバイを守るのは自分しかいません。
盗まれないように工夫し、その対策を講じるしか方法はありません。
ワイヤーロック、チェーンロック、ハンドルロックなどありますが、オートバイごと盗まれる可能性もあります。
半屋外ではなく、シャッター内に保管する、防犯カメラも設置し、オートバイを動かせないように固定するなどいくつかの対策を併用する必要があります。
おそらく一つの対策だけでは、多くの泥棒から守ることはできないでしょう。
オートバイを盗みだすのは大変、侵入するのは大変だと思わせる環境をつくらなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年9月11日 10:20)
配送業者のトラックから貴金属750万円分盗まれる
4日午後3時40分ごろ、横浜市中区元町3丁目の路上で、駐車中の配送業者の軽トラックから配達物だった貴金属9点(750万円相当)などが盗まれたと、運転手男性(57)から110番通報がありました。
加賀町署で窃盗事件として調べています。
同署によると、運転席の窓ガラスと、後部荷台の窓ガラスが割られ、助手席足元に置いていた運転手私物のセカンドバッグ(現金約5万3千円在中)と、荷台に積んでいた配達物の腕時計や指輪入りの紙袋がなくなっていました。
男性は駐車後にドアをロックし、配達先に向かいました。
約5分後に車に戻り、盗まれていることに気付いたという。
<カナロコ 9月5日(水)0時0分配信より>
物が盗まれるのは、家や事務所、店舗に限ったことではありません。
自動車という場所でも盗難が発生する可能性があります。
自動車自体が窃盗の対象となることもありますし、自動車内保管の現金や商品などが狙われる可能性があります。
特に一時的という理由で、財布やかばんをそのままに車を離れる人も多いと思います。
その時を狙う泥棒が増えてきたという事件です。
配送業者が配達中のほんの数分間を狙う手口も出てきていますから、警戒とその対応策が必要です。
自動車ごと盗まれる可能性もありますから、対策はその点も考えなければなりません。
お客様の荷物を一時的に預かる配送業者は、その対策を真剣に考えなければならないでしょう。
単に物が盗まれたでは済みません。
お客様の信用を失う可能性、個人情報の流出やトラブルの元になりかねません。
自分の所有物が盗まれても、他人には関係ありません。
本人がそれで良いと考えればそれで済みますし、対策を行うかどうかも自由ですし、自己責任の話です。
他人の所有物となると話は変わってきます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年9月 6日 09:18)