今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
広島 ごみ処理施設から現金1千万円見つかる
広島市のごみ処理施設から、確認できるだけで1000万円に上る現金が見つかりました。
警察は落とし物として調べています。
警察が公開した見つかった現金です。
一部は金融機関の帯封もついたままだったといいます。
18日、広島市安佐南区にある大型ごみの処理施設で、他のごみに混じってコンベアで運ばれているのを、モニターを監視していた職員が発見しました。
さらに、施設の機械で裁断されたとみられる2300枚に上る紙幣のかけらも見つかりました。
現金の総額は分からないということです。
「驚きました。持ち主に帰ることを願っている」(ごみ処理施設の辰川久美工場長)
施設には一般家庭の大型ごみを住民も直接持ち込めるようになっていて、現金は14日か17日に持ち込まれたごみに紛れていたとみられています。
警察は周辺で多額の窃盗事件もないことから、落とし物として調べています。
<TBS系(JNN)12月18日(火)19時6分配信より>
ごみ処理施設から現金1000万円が見つかりました。
落し物の可能性が高いようですが、見つけた人は大層驚いたことでしょう。
事件性がなければ、落とし主が出てくれば解決です。
今回は現金でしたが、誰が捨てたか分からないということをいいことに、不正に廃棄物を投棄する者がいます。
ごみ処理場だけでなく、山林や空き地、常時人がいない場所に対してです。
今は、ごみによっては処分するのにお金が掛かります。
大型の粗大ゴミやテレビや冷蔵庫など。
このようなものを不法投棄されれば非常に迷惑です。
また、パソコンや携帯電話など、ごみはごみでもお金になるごみ、人によっては価値のあるごみもあります。
よく、ごみ無料回収いたします、というチラシが家のポストに入っています。
ごみを扱うビジネスが成り立っています。
仕入値がタダに近いものが多いですから、売る先、買い取ってくれる先さえ見つかれば、多くの利益を上げることができる可能性があります。
人によっては取引ではなく、強奪、窃盗、という犯罪行為によって、不正に得ようとする者がいます、それが犯罪者達です。
彼らには遠慮や常識、慈悲の心などないと考えた方がよいです。
被害者の事情や都合など無視して自分の利益のためだけに行動します。
そんな犯罪者達から自分の身を守るのは自分しかありません、誰も勝手に守ってはくれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年12月19日 18:16)
韓国 高級自転車盗難相次ぐ 車並みの価格
ソウル松坡警察署は先月27日、ソウル市や京畿道の中学校約900校に対し、捜査への協力を要請する文書を発送しました。
文書は「監視カメラに映っている制服は貴校のものか」という内容です。
文書を送ったのは、自転車を盗んだ犯人を捕まえるためです。
盗まれた自転車は1400万ウォン(約106万円)という高価なものでした。
文書を送ってから2日後、京畿道城南市のある中学校から「うちの制服だ」という返答がありました。
警察の関係者は「チタン製の自転車だというが、価格が一般的な自動車に比べ高いため驚いた」と話しました。
警察は聞き込みの末、ソウル市松坡区蚕室洞のコンビニ前に止められていた1400万ウォンの自転車に乗り逃亡したとして、少年(13)ら中学生5人を書類送検した、と先月30日発表しました。
少年らが盗んだ自転車は「モリンMLX」というモデルで、フレームの価格だけで800万ウォン(約61万円)もします。
持ち主の男性(50)は「チタン製の自転車は加工が難しく、溶接も真空状態で行わなければならないため、価格が高い」と話しました。
少年らは警察の調べに対し「コンビニの前に自転車3台が止められていましたが、そのうち最もきれいで、高そうに見える自転車を盗んだ。分解してインターネットで売るため、車輪だけを手元に残し、ほかの部品は捨てた」と供述しました。
少年らの親は自転車の持ち主に対し、被害額を弁償することを約束しています。
高価な自転車を狙った窃盗事件が相次いでいます。
今年9月、大邱市内の店の自転車売り場で、時価1200万ウォン(約91万円)の自転車を盗み逃亡したとして、A容疑者(49)が警察に逮捕されました。
A容疑者は「自転車がそんなに高いものだとは知らなかった」と供述しました。
ソウル瑞草警察署は先月22日、瑞草区盤浦洞のマンションの廊下に止められていた時価350万ウォン(約27万円)の自転車を盗んだ容疑などで、B容疑者(43)を逮捕しました。
警察の調べに対し、B容疑者はソウル・江南地区一帯のマンションで自転車52台(およそ3000万ウォン〈約228万円〉相当)を盗んだことを認めました。
警察の関係者は「B容疑者は自転車が高価で取引されるということを知り、マンションで高そうな自転車だけを選んで盗んだ」と説明しました。
10年にわたり自転車販売店を営んでいるパク・ホソンさん(50)は「自転車サークルの会員たちは通常、200万-300万ウォン(約15万-23万円)の自転車に乗っている。自己満足のため、部品を優れたものに取り換えることで、価格が高騰している。車輪一つが数百万ウォン(100万ウォン=約7万6000円)に達するなど、被害規模だけを考えても、自転車泥棒は今や、こそ泥などとはレベルが違う」と語りました。
<朝鮮日報日本語版12月9日(日)6時35分配信より>
日本でも健康志向が進み、自転車通勤をする人が増え、趣味としてのサイクリングが広まり、より本格的で高級な自転車が人気となっています。
何でもそうですが、まず道具から入るという人が多いのだと思います。
高級自転車の需要が高まっているのでしょう。
記事の中に、106万円、61万円、91万円という金額が出来てきますが、全て自動車ではなく盗まれた自転車1台の金額とです。
韓国ではこのような高級自転車が当たり前ということでしょうか。
人とは違う物を持ちたいという願望が見え隠れします。
逮捕された少年らの手口を見ると、プロ顔負けです。
コンビニの前に止められていた自転車3台のうち、最もきれいで、高そうに見える自転車のみを盗み、それを分解してインターネットで売るため、車輪だけを手元に残し、ほかの部品は捨てたというものです。
3台全て盗むと怪しまれるので、1台だけ盗む、そうすれば無くなっただけと被害届も出されない可能性がある。
また、プロの窃盗団が行うような、分解してその一部だけを転売する、そうすれば被害品と特定されにくいということも考えているのでしょう。
恐ろしい時代です。
日本でも手口を模倣する犯罪者が出てくるかもしれません。
お隣の国の出来事だから関係ないとは言ってはいられません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年12月12日 18:09)
茨城・千葉 包丁260本盗まれる
今月に入り茨城県と千葉県のホームセンターなどで、包丁ばかり、あわせておよそ260本が盗まれているのが見つかりました。
5日、茨城県・稲敷市のホームセンタ-で、店内に置かれていた文化包丁や出刃包丁などあわせて47本が、盗まれているのが見つかりました。
また、今月4日から6日にかけては、茨城県・鹿嶋市内の3つのホームセンターで、文化包丁などあわせて70本あまりが盗まれたほか、千葉県・山武市のディスカウントストアでも今月4日に、およそ140本の包丁が盗まれているのが見つかりました。
警察は同一犯の可能性があるとみていて、防犯カメラの映像を解析するなど窃盗事件として捜査を進めています。
<TBS系(JNN)12月7日(金)5時33分配信より>
包丁ばかり盗まれるのは理由があるのでしょうか。
犯人が包丁好き(刃物マニア)なのか、泥棒の間で高価な包丁が人気なのか、単に盗みやすかった(持って逃げやすい、盗みやすい場所に保管)からなのか、犯人が捕まらない限り真相は不明です。
ただ、最も懸念されるのが、盗んだ包丁が二次的・三次的な犯罪に悪用されることです。
単に包丁が盗まれ、それで収まれば、それは被害者の方の金銭的な損害だけで済みます。(侵入される際、扉や窓が壊される被害がなかった場合です)
しかし、盗品を使って、例えば傷害事件や殺人事件が起こせば、その凶器の入手経路が問題となります。
特殊な薬品や器具の場合、それらを盗まれた被害者が管理責任などを問われて責められる可能性もあります。
単に知識があるという意味での資格所持だけではいけません。
知識と経験、そして取り扱いにあたっては環境も整備する責任があると言えます。
犯罪に悪用されかねない危険なものを無造作、無対策で保管するというのはあまりにも無責任だということです。
きちんと保管・管理することが求められます。
自分の身を守りたいというのは当然ですが、それだけでなく、盗品が悪用され、さらなる別の被害者を出さないということも考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年12月 7日 10:15)