今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
猫120匹の餌代目的で窃盗 猫へのほおずりが至福の時
「約120匹の猫に餌付けしているので、餌代が必要だった」。
大阪府警は11日、こう話す男を窃盗などの疑いで逮捕、送検したと発表しました。
同府和泉市池田下町、無職の男(48)。
府警によると、32件の窃盗事件(被害総額約1900万円)に関与した可能性があるという。
自宅などで飼育する約20匹の他に、野良猫など約100匹にも餌付けし、餌代のために盗みに手を染めたとみられます。
府警捜査3課によると、男は自宅や近所の賃貸倉庫で飼育する猫を「内ネコ」、近所のコンビニの駐車場などで餌付けした猫を「外ネコ」と名付け、アジや鶏肉などの餌を与えていました。
餌代は1日約2万5000円に上ったということです。
「猫にほおずりするのが至福の時だった。餌代を稼ぐためだった」と話しているという。
男は、今年7月、和泉市内の民家に侵入し、現金2万4000円やネックレスを盗んだとして、窃盗などの疑いで逮捕され、計4件の窃盗事件(被害額約72万円)について窃盗などの罪で起訴されています。
<毎日新聞12月12日(木)1時34分配信より>
猫の餌代が窃盗の動機というのも珍しいです。
動物好きの人が犯罪者に転じてしまった不運な事件とも言えます。
ただ、周囲の住民にすれば、そのように餌づけするのは迷惑な行為とも言えます。
その人が責任を持って餌づけをやり続けてくれればまだ良いのですが、途中でやめてしまう、引っ越してしまうなどすれば、その後に残された猫達は、その場に住み続ける、集まり続けることになります。
糞尿の問題や、衛生面でのトラブルもあるでしょう。
何事においても、事を始める以上、終わる時のことも考えて行動することが必要です。
そうでなければ、単なる無責任な行動でしかありません。
また、無職の人が何十匹もの猫に餌を与え続けていたら、それは犯罪に関与している可能性があるという証なのかもしれません。
もともと財産のある人なら別ですが、普通に生活している人で、無職なのにその餌代はどうしているのか?自分の生活費はどうしているのか?と考えると怪しいと感じるのが普通です。
株の売買や小説家など家で仕事をしている人は別ですが、全くの無職となると、何かあると勘ぐってしまうものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年12月20日 18:47)
愛媛 漁協の金庫から現金1300万円盗難 犯人は17歳&19歳カップル
愛媛県警松山西署などは2日、松山市沖の津和地島にある漁協から現金約1300万円を金庫ごと盗んだとして、窃盗などの疑いで無職の少年(17)を逮捕しました。
少年は11月8~9日に松山市の高浜港で小型船舶と船外機を盗んだとして、同22日に窃盗容疑で逮捕されていました。
同署によると、少年は松山市に住む交際中の少女(19)とともに、11月8日の夕方以降、盗んだ小型船舶で松山港の沖合約10キロにある中島に渡航しました。
さらに別の小型船を盗み、中島から直線で8キロ先の津和地島に上陸。
無人だった中島三和漁協組合の事務所に押し入り、現金を盗んだという。
少年は「勝手口や金庫には鍵がかかっていなかった」と供述。
多額の金が入っていることを知らなかったようで「腰が抜けるほどの大金があった。200万円ぐらい生活費や遊びに使い、残りは一緒にいた女と山分けした」と話しています。
同署は「少年は家出中で、本籍は津和地島だったことから土地カンがあったと思われます。
島出身なので、船の操縦にもたけていたようだ」と説明。
共犯とされる少女からも、任意で事情を聞いています。
<スポーツ報知12月3日(火)7時5分配信より>
1,300万円もの大金を盗んだのが17歳の少年と19歳の少女のカップルによる犯行ということにも驚きますが、それだけの大金を保管していた漁協の勝手口にも金庫にも鍵が掛かっていなかったということに驚きます。
これまで被害に遭わなかったことの方が不思議です。
これはこの地域が窃盗などの犯罪とは無縁で、平和な場所ということを現わしているのかもしれません。
誰が盗むのか、誰も盗むはずはない、みんな顔見知りで、仲間だという意識が強い人も多いでしょうか。
ただ、泥棒が内側にいなくても、外側にはいますし、外から内に移動してくることは当然あります。
平和な田舎だと、無警戒な人が多いでしょうし、外からやってきた人にも親切に接し、まさか泥棒だと疑う人はほとんどいないでしょう。
それを利用して犯行を企てる者が必ずいます。
また、今回の事件が顕著に表れているのが、金庫への依存、過信です。
金庫に入れていたら万全、安心だと思っている人が多いのです。
まさかこんな重いものを持ち出せるはずがない、鍵がなければ開けられないし、穴を開けて盗もうとする者はいない、などと考えるのも分かります。
ただ、今回の事件に限らず、金庫内保管の現金が盗まれることは多々あります。
その場で開錠されている場合、鍵の保管場所を探し、それを用いて開けられている場合、金庫を持ち出し、あとでゆっくり時間を掛けて開けられている場合など、犯行の手口は様々ですが、到底完璧な対策には程遠いように感じます。
もちろん、金庫に保管していて被害を免れた、犯人があきらめて逃走したというケースも多々あるでしょう。
(こういったケースはあまり報道されませんし、ニュース性がないのでしょう)
金庫に依存し過ぎること、過信することは禁物だということです。
金庫+防犯システム、金庫+防犯カメラなどいくつかの防犯対策を単独ではなく併用することで、より強力な防犯対策となります。
1+1=2にもなりますし、それ以上にもなる組み合わせもあるでしょう。
犯罪者が敬遠する防犯対策の組み合わせを検討してみましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年12月12日 18:06)
目的はスリルとストレス解消、盗んだタイヤを売却した金は窓から捨てた?
民家から計144本のタイヤを盗んだとして、神奈川県警大和署は26日、窃盗容疑で、大和市大和東の配送員の男(38)=窃盗罪で起訴=を追送検しました。
「盗むスリルでストレス解消した」と容疑を認めているという。
追送検容疑は平成24年12月15日から今年9月20日ごろまでの間、同市内の民家32カ所から、アルミホイールつきの自動車タイヤ144本(時価計約293万円相当)を盗んだとしています。
同署によると、これまでに立件した男によるタイヤ盗被害は計36件160本(時価計約310万円)に上ります。
男は盗んだタイヤを自動車部品買い取り店に売却していましたが、「売却したカネはその都度捨てた。車で走りながら窓から捨てた」と供述しています。
<産経新聞11月27日(水)12時40分配信より>
タイヤ泥棒の男が逮捕されましたが、盗んだタイヤを売却し、そこで得たお金は、その都度車の窓から捨てていたという供述をしています。
お金が欲しくてタイヤを盗んだのではなく、スリルを味わい、そしてストレス解消が目的だったということです。
本当でしょうか?
動機として後付けしただけで、普通に考えると、お金を得ることが第一で、その上、スリルを味わえて、ストレスも解消できるという犯人にとっては一石三鳥の手口だったかもしれません。
複数回に渡って車の窓からお金を捨てていたのであれば、おそらくその現場付近で話題、ニュースになったでしょうから、その供述自体が怪しい気がします。
まあこの世には色々な動機で犯行を行う犯罪者がいるということが分かりますね。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年12月 5日 19:18)