今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
高額大工道具狙う3人組逮捕 被害302件、総額総額5,100万円
近畿地方を中心に7府県で大工道具などを盗んだとして、滋賀県警大津北署などは19日、窃盗容疑で大阪府守口市の風俗店経営者の男(51)ら3人を逮捕・送検し、捜査を終結したと発表しました。
県警は302件の犯行を裏付け、被害額は5100万円にのぼる、としています。
同署によると、男らは平成23年2月~25年8月の間、県内をはじめ7府県の工場内や工務店の倉庫、駐車中の車両から大工道具を盗んだとしています。
主に高額の道具を狙い、すぐに売りさばいていました。
3人はいずれも同日までに執行猶予付きの実刑判決が確定しています。
<産経新聞3月20日(木)8時31分配信より>
高額の大工道具を狙い、売りさばいていた3人組の犯行です。
工場や倉庫、駐車中の車両から盗んでいたということですが、確かに工事中、無防備に道具を置いている場面をよく目にします。
私が住んでいるマンションでも、屋上で工事を行なう予定ということで、施工用の工具や薬品、部材などをマンション内の通路に積んでいました。
これ、誰かが盗んだらどうするのだろう?と不思議に思ったものです。
素人には分からない何かの薬品や塗料のようなものもあり、高価な品かどうかは別として、子供が遊んで飲み込むなどの可能性もあり、そのまま置いておくのは明らかに問題があると感じました。
また、こんなものは誰も盗まないだろうという油断、過信があるのでしょう。
今は、インターネットオークションやリサイクルショップなど、昔と比べて物の売買がしやすくなりました。
これは業者に限ったことではなく、素人同士でも簡単にできることで、便利になったと同時に、盗品の転売や、犯罪にも近くなったと言えるかもしれません。
物を買い取る側も、明らかな盗品は別かもしれませんが、怪しいと感じる品、普通では出回らない数の品であっても、自分の利益を重視し、そのまま取り引きに応じる者もいるのでしょう。
何が狙われるかの判断は、一般人(被害者)ではなく、犯罪者(加害者)の側です。
彼らが選び、狙うのです。
その点も考慮した上での防犯対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月20日 19:33)
対馬の仏像盗難事件 最後の窃盗団メンバー逮捕
2012年10月に長崎県対馬市の寺や神社から仏像2体を盗み、韓国に持ち込んだ窃盗団のうち、逃走していた男(62)が逮捕されました。
韓国大田地方警察庁が6日、発表しました。
複数の韓国メディアが報じました。
男はすでに逮捕されている窃盗団と共に、対馬市にある観音寺の長崎県指定の有形文化財「観世音菩薩坐像」や、海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」などを盗み出した疑い。
男はこの中でも、海神神社に侵入し、文化財を盗み出す役割をしていたとされています。
これにより仏像の盗難事件に関わった窃盗団9人全員が逮捕されました。
警察は逮捕の過程で、窃盗団のリーダーが犯行計画を記録していた帳簿も入手しました。
帳簿には日本を往来した記録や、インターネットで調べた福島県など日本の8つの地域にある寺や神社184カ所の住所が記されているという。
韓国メディアによると、男は警察の調べに、警察に捕まった場合に備えて帳簿を保管していたと説明したという。
<サーチナ3月6日(木)18時14分配信より>
2012年10月に発生した窃盗事件で犯人が全員逮捕されたのは2014年3月です。
つまり1年半もの間犯人を捕まえることができなかったということです。
犯人を捕まえることができただけよかったかもしれません。
きっと他にも多くの未解決事件があるでしょう。
それらの被害者に対しては誰も被害分を補償してはくれません。
被害者が加入していた保険で補償できるものもあれば、そうでないものもあるでしょう。
結局は自己責任、自分の力だけで何とかするしかありません、残念ながら誰も助けてはくれません。
犯罪被害に遭った場合、または遭いそうな場合、警察が犯人を捕まえるために捜査や警護、保護してくれることもあるかもしれません。
しかし、長期に渡るケースや被害が一旦納まると、その後は自分で何とかしなければならなくなります。
自分の身は自分で守るしかありません。
侵入窃盗被害の場合は、何度も同じ犯人らしき者に被害を受けている場合は別かもしれませんが、通常は狙われそうという理由だけでは警察は守ってはくれないでしょう。
自分で費用を負担し、手間を掛け、自己防衛対策をとらざるを得ません。
侵入されるかもしれない、狙われるかもしれない、という○○かもしれないという不確定な条件、内容で、お金を掛けることに抵抗がある人も多いでしょう。
被害に遭ったときに後悔しないように事前の対策をとるべきかは自分で決めることです。
誰かが助けてくれる、誰かが何とかしてくれる、自分は大丈夫、と楽観し過ぎないことが必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月14日 19:16)
静岡 外国人窃盗犯が多国籍化 南アジア系増加
県内で摘発された外国人窃盗犯の国籍は、この5年ほどで西アジア系が減る一方、ベトナム人やスリランカ人など東南アジア、南アジア系の割合が増え、多国籍化していることが県警への取材で分かりました。
狙われる場所や品も多様化しています。
一定地域で被害が集中発生する特徴があり、県警は身近な犯罪情報を把握して備えるよう呼び掛けています。
県警によると、国籍別摘発件数(被害点数を含む)は、2004年はトルコ人(356件)、ブラジル人(353件)、中国人(131件)の3カ国が大半を占めました。
当時多発したトルコ人の自販機荒らしや、解錠器具を使った中国人の空き巣が減る一方、5年ほど前からベトナム人の万引が増え、13年はスリランカ人の自動車盗が頻発しました。
13年の上位はブラジル人(221件)、ベトナム人(149件)、スリランカ人(58件)でした。
外国人窃盗犯は同じ国籍同士でグループを組み、転売ルートがある特定の対象物を狙って同様の手口で盗みを重ねる傾向があります。
関東地方や愛知県を拠点にしながら、県内に進出して短期間に集中的に犯行を繰り返すケースが多いようです。
既存の防犯システムでは防げない、巧妙で大胆な手口を編み出しているのも特徴です。
13年に県警が摘発した愛知、三重両県のスリランカ人8人は、人けのない工事現場のトラックを、鍵を使わずにエンジンをかける方法で盗みました。
被害は116台に上ったとされます。
県内のベトナム人グループは本国で人気のブランド化粧品に目を付け、バッグに盗難防止センサーをかいくぐる細工を施し、量販店で大量に万引していました。
南米系グループの手荒な侵入盗も目立ちます。
県警が摘発した愛知県のペルー人、ブラジル人ら10~20代の男女20人は、夜間に会社事務所のドアを破壊し、警報が作動してから警察官が駆け付けるまでの数分間で金品を奪いました。
消火器をまいて証拠隠滅を図り、県西部や愛知県周辺で327件、計1億3千万円超の盗みを重ねたとされます。
県警捜査3課は「窃盗犯の発生傾向に合わせた対策を講じることが重要。音や光で撃退する仕組みも窃盗犯には有効」としています。
<@S[アットエス] by 静岡新聞2月4日(火)7時36分配信より>
外国から旅行客が訪れると、そのうちの何%かはそのまま不法滞在することがあるようです。
単純に日本を気に入ったからなのか、お金になると感じたのか・・・。
不法滞在者ですから、まともな職には就けないでしょう。
必然的に何らかの犯罪を犯すことになるのでしょう。
手っ取り早いのが窃盗犯です。
同じ立場の人間が集まり、役割分担し、集団を形成して移動しながら犯行を行います。
他府県にまたがって犯罪を行いますから、なかなか足取りもつかめないのでしょう。
ようやくつかめたころには、他府県に移動、最悪は国外に脱出。
そして、ほとぼりが冷めた頃を見計らって再来日。
また活動を再開するというケースもあるでしょう。
よく外国人窃盗グループ逮捕、というニュースを耳にしますが、その被害件数、被害総額に驚きます。
それだけの件数に及ぶまで捕まらなかった、ようやく捕まったという印象を受けます。
逆に言えば、現行犯逮捕以外は逮捕、検挙が難しい犯罪者と言えそうです。
今回の報道を見ますと、南米系グループの犯行の荒々しさが感じられます。
犯行現場で消火器をまいて証拠隠滅を図るなど、単なる物盗りの被害では済まない場合もあります。
自分たちが捕まらないようにするには手段を選ばない非常さもあるでしょうから、放火や被害者と鉢合わせたときは凶器で襲うということもありそうです。
警察の見解で、音や光で撃退する仕組みも窃盗犯には有効とあるように、侵入者に対する何らかのアクション(防犯対策)が必要です。
単になすがままの状態、受け身の状態ですと、数分間という時間だけの制約となり、彼らの犯行をくい止めるには弱いと言えます。
防犯ベルやサイレンの鳴動による音の対策、フラッシュライトによる光での威嚇、防犯カメラによる映像記録という心理的な抑止効果など目に見えて体感できる対策が効果的です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月 7日 11:52)