今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ベラルーシに変態仮面現れる パンツ被ったビール泥棒
東欧ベラルーシの首都ミンスクでこのほど、施錠していなかったバーの倉庫からビールが次々と盗まれる事件が起きました。
窃盗犯3人のうち、男1人はビールを持ち出す際に頭に下着のパンツを被っていたことから、香港・東網は日本映画『HK 変態仮面』の主人公のようだったと報じました。
『HK 変態仮面』は日本の漫画を原作にした作品で、主人公の少年は女性用のパンツを被ると超人的パワーを持つ「変態仮面」に変身し、悪人たちを懲らしめます。
ただし、ベラルーシに登場した"変態仮面"的な男は窃盗犯。
倉庫から15リットルのビールを持ち出す際、監視カメラに顔が映らないようにとパンツを被ったものの、顔はさほど覆われず、その映像が後にインターネット上で公開されてネットユーザーたちの笑い者となりました。
<9月17日(水)20時5分配信より>
パンツを被ったビール泥棒がインターネット上で笑い者となっているようです。
監視カメラに顔が映らないようにパンツを被ったものの、さほど隠れておらず、顔が見えているのでしょうか。
それにしてもなぜパンツだったのか?
タオルなどの布製品でもよかったと思うのですが、まさか本当に変態仮面の真似だったのか・・・。
防犯カメラはいたるところに設置されています。
イギリスは防犯カメラ天国と言われるぐらいですし、先進国の設置率はどんどん高まっているでしょう。
設置率だけでなく、カメラの性能、機能もアップしています。
これからは顔認証を行い、国や自治体のデータベースから検索し、すぐに身元が判明する、そんな近未来の映画のようなシステムが現実になるのは時間の問題でしょう。
今回の事件の犯人のようにパンツを被って顔を隠すなどアナログの手口ではなく、より高度なデジタルの手口も増えてくるでしょう。
サイバー攻撃なども併用した侵入手口などもありえそうです。
一般的なセキュリティとインターネットセキュリティ、サイバーセキュリティなどは別物のようですが、これからはもっと関連が出てくるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年9月25日 17:50)
謎の精神疾患 他人の家でシャワーを浴びる病気?
「幽霊のフリをして人々を脅かしたため逮捕」「強盗の男が被害者女性にフェイスブックで友達リクエストを送り逮捕」など、世界には様々な珍事件が溢れています。
その中から今回紹介するのは、アメリカ・ケンタッキー州の「シャワーを浴びるために他人の家に忍び込んで逮捕」された男性です。
逮捕されたのは32歳の男性。
逮捕後に警察に対し、"自宅の水がなくなると、他人の家に不法侵入して熱いシャワーを浴びなければならずにはいられなくなる精神疾患"を患っている、と説明しているらしい。
シャワーを浴びるために侵入した家の住人にあっさり見つかり、捕えられた男性。
結局この家から何も盗んではいなかったとみられているものの、彼には住居侵入窃盗罪をかけられています。
<クランクイン!9月3日(水)22時0分配信より>
赤の他人が自宅に侵入し、勝手にシャワーを浴びる、想像したらかなり不愉快です。
多くの人にとって、自宅は神聖不可侵な領域で、自分や家族以外に勝手に何かされるのは許せないと考える人が多いと思います。
自宅にいる時くらいは、誰からも干渉されず、ゆっくり、そして自由に落ち着ける環境でなければ休まりません。
今回事件を起こした男は、謎の精神疾患を患っていると主張していますが、もともと窃盗目的も含めた侵入だった可能性があります。
物を盗まなかったのは、たまたまめぼしい物が見当たらなかった、見つからなかっただけかもしれません。
家の中に侵入し、シャワーを浴びる時間もあった訳ですから、その気になれば何でも出来たはずです。
加害者を責めることは容易に出来るのですが、もう一歩先をいき、被害者側にとっての落ち度や過失がなかったかを考えることが重要です。
勝手に侵入してきた男が悪い、問題なのは当然ですが、その侵入を許した、そして自由に室内を移動させた(移動が可能であった)という被害者側の環境に問題がなかったかを考えるのです。
扉や窓ガラスの施錠だけでは十分な侵入者防止策とは言えません。
もしトイレの窓や勝手口の扉を施錠し忘れていたとなると、たちまち無施錠の家となり、しかも家人が無人となれば、今回のように侵入者にシャワーを浴びる余裕を与えるほど、犯罪に弱い(脆弱な)環境となってしまうのです。
これを強化、改善してくれるのが防犯対策です。
人の力による防犯対策には限りがあります、それを補う機械の力を借りて、脆弱な環境を改めましょう。
そうすれば、自然と犯罪者のターゲットになりにくくなるはずです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年9月19日 18:41)
栃木 メガネ店でフレーム盗難1200点、被害総額3000万円以上
1日午前9時20分ごろ、宇都宮市陽南の眼鏡店「メガネパリミキ宇都宮陽南店」で、「入り口のドアが割られ、眼鏡フレームが盗まれた」と出勤した店長の男性(47)から110番がありました。
眼鏡フレーム約1200点とサングラス約200点など総額約3179万円相当が盗まれており、栃木県警宇都宮南署は窃盗事件とみて調べています。
<時事通信9月1日(月)17時43分配信より>
メガネ店での盗難による被害総額が3000万円以上だったことに驚きました。
貴金属店や宝石店での被害総額が数百万円・数千万円に及ぶというのは分かりますが、眼鏡のフレームでこれほど高額になるのは意外でした。
ただ、自社保管商品の総額を考えると、この店だけが特別ではないのかもしれません。
商品を在庫として持たれているのであれば、一度、自社の店舗・事務所に保管している商品の総額を計算してみると、もしその大部分が盗まれた場合、破損した場合、被害の大きさと重要さを実感できるのではないでしょうか。
今回被害に遭われたメガネ店での防犯対策や防犯カメラの有無などは不明ですが、入口のドアが割られ、建物に侵入された後、ショーケース等に保管していた商品が大量に盗まれたのでしょう。
泥棒にしてみれば、入口のドアさえ突破できれば、その後、犯行を邪魔する要素が何もなかったのかもしれません。
その他にドアを突破されても、建物内のセンサーによる侵入者検知や商品の保管ケースが容易に破壊できないものであるとか、防犯カメラによる監視、警報音による威嚇など、泥棒が嫌がる要素が多いほど、犯行が行いにくい環境となります。
その要素をどれだけ増やすことができるかが効果的な防犯対策のポイントとなります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年9月12日 11:09)
コインランドリーから女性の下着100回盗んだ男逮捕 自宅から1800点押収
コインランドリー内から女性の下着を盗もうとしたとして、大阪府警南署は25日、窃盗未遂容疑で堺市中区の溶接工の男(45)を逮捕したと発表しました。
「これまでに100回ぐらい女性の下着を盗んだ」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、17日午前3時10分ごろ、大阪市中央区のコインランドリーで、区内の20代女性の下着を盗もうとしたとしています。
男が乾燥機に手を入れ、物色しているところを被害女性が発見し通報。
駆けつけた署員が取り押さえました。
同署によると、男の自宅の押し入れから女性用下着計約1800点が見つかったという。
<産経新聞8月26日(火)13時2分配信より>
コインランドリーというのは残念ながら盗難事件が多発する場所です。
その多くが女性用の下着です。
洗濯中・乾燥中にその場所から離れた隙を見て盗まれるケースが多いようです。
洗濯中・乾燥中にその場でずっと見ていれば、その状態で盗むことはできません。
その場から離れたところを狙われています。
また、下着だけでなく、洗濯機・乾燥機の両替機や料金を入れるところが壊され、現金が盗まれる事件も多いのが現状です。
それはコインランドリーが有人ではなく無人、また、お客さんが少ない時間帯(24時間営業の深夜・早朝など)があり、そこが泥棒にとっても最も犯行を行いやすい環境となっているのでしょう。
防犯カメラが設置されているところも増えていますが、それでも被害に遭っているケースもあるようです。
防犯カメラに映像として記録され、自分が盗んだ証拠となるのにそれでも下着を盗む。
これは下着マニアにとっては抑えきれない衝動なのでしょうか・・・。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年9月 3日 11:33)