今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
公安庁職員 酔って女性の下着盗んで逮捕 そのまま依願退職
公安調査庁は17日、アパートのベランダから女性の下着を盗んだ疑いで現行犯逮捕された同庁調査第1部の男性主任調査官(33)=逮捕後に総務部に異動=を停職1カ月の懲戒処分にしました。
同庁によると、調査官は同日付で不起訴処分となり、依願退職しました。
公安庁などによると、調査官は3月15日午前0時50分ごろ、東京都板橋区のアパート2階のベランダに侵入し、干してあったこの部屋の20代女性の下着を盗んだとされます。
逃げる際にベランダから転落し、女性の夫に取り押さえられ、警視庁板橋署員に引き渡されました。
友人と酒を飲んだ帰りで公安庁の調査に「酩てい状態でよく覚えていない」と話したという。
公安庁は「職員への服務規律の保持と綱紀粛正に関する指導を徹底したい」としています。
<毎日新聞 4月17日(金)20時16分配信より>
結果だけを見ると、女性の下着を盗み、1ヶ月の停職となり、不起訴となったものの依願退職となり職を失いました。
酩てい状態だったため、押さえが利かなかったと思われますが、それにしても高い代償を払わされることになりました。
意識がなくなるまで、記憶がなくなるまでお酒を飲む人が知り合いにいます。
もう済んだ話として聞く分には楽しいですが、もし犯罪に巻き込まれたり、または今回のように自分が犯してしまった場合を考えるとぞっとします。
記憶がない間の自分の発言や行動を自分では知る方法はありません。
思い出す人もいるかもしれませんが、あとはその場にいた人から聞くしかありません。
今回捕まった公安庁職員も日頃から女性の下着に興味があり、お酒の力、勢いで日頃の欲求が暴発してしまったのか、それとも悪酔いしてしまい、思いもよらない行動が結果として不法侵入、窃盗につながってしまったのか・・・。
どちらにしても飲み過ぎには注意ですね。
自分の身の破滅につながりかねない飲み方はいけません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年4月22日 14:24)
スーパーからビール箱45箱窃盗 防犯カメラに犯人映る
大量のビールを盗み出す犯人の姿が映っていました。
ショッピングカートに大量のビールの箱を積み、運び出す人物。
防犯カメラは、帽子をかぶり、黒っぽい上着を着た不審な人物の姿を捉えていました。
今月4日、札幌市のスーパーで入り口の鍵が壊され、売り場にあった缶ビール45箱が盗まれました。
同様の被害は先月から小樽市のスーパーなどで3件起きていて、これまでに合わせて約200箱の缶ビールが盗まれています。
警察は同一グループによる連続窃盗事件の可能性もあるとみて、情報提供を呼び掛けています。
<テレビ朝日系(ANN) 4月14日(火)16時51分配信より>
北海道のスーパー3件で発生した缶ビール窃盗犯が防犯カメラに映っていたようです。
200箱の缶ビールということですから単なるビール好きではなく転売目的でしょう。
どのようなところが買い取っているのか分かりませんが、何でもそうですが大量の商品が持ち込まれたら盗品ではないかと疑うのが自然です。
借金の代わりに差し押さえた商品、何らかの要因で正規ルートで売ることができない商品、型(デザイン)が古い商品など、盗品ではない理由も数多くあるでしょうが、まず怪しいと感じるのは人間の直感でしょう。
にも関わらず普通に買い取るということは、盗品であることを知っているが、だからこそ安く買い取ることができ、高い利益を上げることができると判断した悪質な買取業者が存在している証拠です。
悪質を通り越して犯罪者と言えますが、彼らへの取り締まりや罰則が甘いからなのか、盗んだものを転売することができている時点で問題です。
苦労して盗んだとしても転売できないということになれば、泥棒側も盗む商品や転売方法を考えます。
この盲点をなくすのも大きな意味での防犯対策となります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年4月17日 16:26)
120万円の高級自動車窃盗 自転車マニア2人組逮捕
東京・府中市で、120万円相当の高級自転車を盗んだとして18歳の少年2人が逮捕されました。
2人は「10台くらい盗んだ」と供述しています。
無職の18歳の少年2人は去年12月、府中市のマンションの敷地内に止めてあった38歳の男性が所有する120万円相当の高級自転車1台を盗んだ疑いが持たれています。
警視庁によりますと、2人は自転車マニアで、盗んだ自転車のタイヤを別の場所で盗んだ自転車に取り付けて乗っていましたが、3カ月後にパンクし、販売店に修理に持ち込みました。
被害者の男性がこの店で自転車を購入していたため、店員がタイヤを見て盗まれたものだと気付いて通報し、逮捕に至ったということです。
2人の自宅からは自転車の部品が大量に見つかっていて、2人は「10台くらい盗んだ」と供述しています。
<テレビ朝日系(ANN) 4月6日(月)13時40分配信より>
120万円の自転車、その金額に驚きです。
自動車よりも高い自転車、一体どんな人が購入して乗っているのでしょう。
最近の健康ブーム、環境問題、燃料問題等から自転車がひそかなブームなのは様々なメディアで紹介されています。
自動車と違い、運転免許がない老若男女誰でも気軽に乗ることができ、駐車しやすい(有料の駐輪場も増えてきましたが)などの利点もあり、潜在的な自転車の利用者は自動車の比ではありません。
利用者も他の人と違うデザイン、高機能な商品を求める人もいるでしょう。そこをメーカーが狙って高級自転車が出てきたのでしょう。
泥棒、犯罪者にとっても新たな市場が生まれたと感じているでしょう。
もともとは小さな市場として存在していましたが、より大きくなり、彼らが狙う要素を満たしています。
自転車本体だけでなく、パーツだけでも売買ができますから、より都合が良いのでしょう。
販売店だけでなく、自転車を取り扱っているところは、犯罪者に狙われている、または狙われる可能性が高いという意識を持つべきでしょう。
その上で防犯対策を考えなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年4月10日 14:00)
メキシコ タンクローリーが爆発10人死亡 原因は窃盗団
【メキシコ市AFP=時事】メキシコ南部タバスコ州で26日、タンクローリーが爆発し、当局は30日、死者が少なくとも10人に上っていることを明らかにしました。
窃盗団が燃料を盗もうとして引火しました。
犠牲者には子供も3人含まれていた。
麻薬組織を中心にメキシコでは燃料を盗む犯罪が日常茶飯事。
2014年は10億ドル(約1200億円)相当の燃料が盗まれました。
<時事通信 3月31日(火)13時15分配信より>
日本では窃盗事件がもととなり死者が出るような事件は起こらないだろうと一瞬考えたのですが、発電所等に侵入者が入り、故意に燃料に引火すれば大規模な火災や爆発が引き起こされる可能性というのは有り得る話しです。
海外の一部の国ほど防犯対策は甘くはないかもしれませんが、公共の施設、私用の施設によってまちまちです。
こんなに甘くて大丈夫だろうかと心配する施設があっても不思議ではありません。
メキシコでは昨年1年間で10億ドル(約1200億円)相当の燃料が盗まれたということです。
とてつもない損害ですが、これに加えて侵入時の破壊活動に伴う損害も相当なものでしょう。
今回のように人命が失われる事件もあれば、単なる窃盗事件では済まされません。
窃盗事件に付随する被害があるということも認識しておくべきで、その上での対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年4月 3日 18:41)