今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
電気が流れない・・・滋賀の工場で電線39本約300メートル分盗難
13日午後9時半ごろ、滋賀県東近江市池之尻町の建設資材塗装会社の工場で、送電していた電線がなくなっているのを出勤してきた工場長(53)が見つけました。
東近江署が銅線ケーブルの窃盗事件として調べています。
同署によると、盗まれたのは工場建物外に敷設されていた直径1~2センチの電線計39本、延べ約325・5メートル(約150万円相当)。
工場は11日午後9時ごろから無人でした。
<京都新聞 3月14日(月)12時39分配信より>
無人の工場から電線39本、約300メートル(約150万円相当)が盗まれたという事件です。
電線がない、盗まれた状態で電気を流そうとすると、状況によっては漏電、感電、火災などの被害を招く恐れがあります。
銅線自体の価値、約150万円という被害額が痛手なのは当然ですが、電気が流せないことによって工場の稼動にも影響を及ぼすことになればさらに被害額が増えます。
大規模な工場になれば、数百万円という損害では収まらないケースも想定されます。
工場の敷地内の侵入者対策だけでなく、工場の各設備の盗難・破壊・いたずら防止対策も必要です。
他にも異物混入防止策や作業員の転倒検知や内部犯行防止策など様々な問題が想定され、それぞれ講じなければならない対策も異なります。
どのような被害、問題が想定されるか、発生する可能性があるかを列挙し、それぞれに効果のある対策を考え、実施することが必要です。
○○の対策は万全だが、××は未対策であるという状況は脆く弱いものです。
1つずつ改善し、環境を整えましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月31日 18:57)
京都他5府県で窃盗142件 犬2頭も盗まれる
京都府警捜査3課と南丹署などは9日、窃盗容疑などで逮捕した兵庫県篠山市小枕、自動車販売仲介業の男(28)=常習特殊窃盗罪などで公判中=について、142件(約1300万円相当)の被害を裏付け、うち25件(約290万円相当)を窃盗などの疑いで追送検した、と発表しました。
府警によると、男は2014年11月、兵庫県三田市の会社員男性(53)方で、現金2万7千円と犬2頭を盗むなど、総合請負業の男(28)=同=ら4人とそれぞれ共謀し、11年10月から15年5月、京都や滋賀など5府県で、深夜に民家の勝手口から侵入し、現金や腕時計などを盗んだとされます。
男は「生活費が欲しかった」と供述しているという。
<京都新聞 3月10日(木)0時25分配信より>
海外での犬の窃盗と言えば食用目的も考えられますが、日本では違うでしょう。
野良犬の場合盗むとは言いませんし、飼い犬を盗むのはペットとして転売、もしくは子犬の繁殖用でしょうか。
犬の種類によっては数十万円、それ以上の犬が多数存在します。
一昔前は珍しいと言われる種類の犬が、普通の家庭で飼われているのも珍しくありません。
一般的な犬では満足しない、珍しければ珍しいほど良いと考える人もいるようです。
先日見たテレビ番組では、異なる種を掛け合わせてさらに珍しい種を開発(?)しているブリーダーが紹介されていました。
犬の毛で家の中が汚れる、またはアレルギーのある人向けに毛が生えない種を掛け合わせたり、特殊な毛色を出すために工夫したり、と個人的には遊び半分で命を扱っているようにも感じました。
その影響で極端に寿命が短い、抵抗が低いような種が誕生したとしてもお金になれば関係ないといった印象を受けました。
結果的に何らかの新しい病気が発生したり、予測し得ない事態を招く恐れもあります。
慎重に行い、必要であれば法整備も必要ではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月25日 18:23)
GPS捜査の違法性認めない、窃盗被告の控訴を大阪高裁棄却
裁判所の令状なしに、捜査対象者の車に衛星利用測位システム(GPS)の発信器を取り付けた捜査が、違法かどうかが争われた連続窃盗事件の控訴審判決公判が2日、大阪高裁で開かれ、裁判長は「重大な違法があったとはいえない」との判断を示した上で、窃盗罪などに問われたバイク販売業の男(44)を懲役5年6月(求刑懲役7年)とした1審大阪地裁判決を支持、被告の控訴を棄却しました。
弁護側は上告を検討するようです。
1審判決はGPS捜査が「プライバシーを侵害するため、令状が必要な強制捜査に当たる」として令状なしの捜査を違法とし、関連証拠を排除した上で有罪判決を言い渡していました。
高裁判決によると、大阪府警の捜査員らは平成25年5~12月、被告や共犯者らの車両計19台にGPS発信器を取り付け、継続的に位置情報を取得しました。
判決理由で裁判長は一連の窃盗事件について、被告らに相当の嫌疑があった
▽車で広域移動し、ごく短時間で犯行に及んでいた
▽摘発への警戒を強めていた-といった事情から、GPS使用の必要性があったと指摘。
「令状が必要であったとしても、その要件を満たしていた」と述べました。
判決によると被告は知人らと共謀し24~25年、大阪や兵庫など6府県で店舗荒らしや車上狙いを繰り返し、400万円相当を盗むなどしました。
<産経新聞 3月3日(木)7時55分配信より>
裁判所の令状なしでも捜査対象者の車にGPS発信器をつけた捜査は違法ではないという判決です。
窃盗犯、つまり犯罪者のプライバシー侵害より、警察側の捜査を優先させたということでしょうか。
これは一般市民にとっては喜ばしい面があります。
より迅速かつ大胆な捜査を行うことによって犯罪者を捕まえるスピード、確率がアップすると思われます。
もし、逆の判決が下りていた場合、捜査方法が違法かどうかを確認、検討した上で実施するという手順となり、犯人を逃してしまう可能性もあります。
また、犯人逮捕後の裁判で、捜査方法に違法性があったと弁護側が訴え、それが認められれば無罪放免、減刑ということも考えられます。
ただ、警察が何でも許されるとなると、法律や権利を無視した捜査や尋問が行われると冤罪や警察官の汚職、腐敗にもつながりかねません。
警察や第三者による公平な監視やチェック体制の構築も必要ではなないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月18日 16:35)
SECURITY SHOW2016 開催中!
日本最大級のセキュリティ・安全管理総合展であるSECURITY SHOW2016が、
3月8日(火)から明日11(金)まで、東京ビッグサイト東ホールにて開催されています。
今年も弊社セキュリティハウス・センターは『SS3401』のブースにて出展しております。
最新のセキュリティ機器、防犯システムを展示しております。
「防犯システムってどんなものがあるのだろう?」
「最近、セキュリティ機器の問い合わせが多いなあ、販売するのはどんな感じなんだろう」
「うちでも扱ってみたいなあ」
など、防犯システム導入を検討されている個人のお客様から、新事業としてセキュリティ機器の取り扱いを検討されている会社様まで、興味を持たれた方、皆様をお待ちしております。
説明員も多数おりますので、お気軽にご質問下さい。
10時~17時までとなっております。(明日最終日のみ16時30分で終了となりますのでご注意下さい)
また、同じく東ホールではJAPAN SHOP2016も開催されており、弊社は『JS4116』のブースにも出展しております。
こちらはi-NEXTという遠隔監視システムを中心に展示しております。
お時間のある方は、ぜひ会場まで足をお運び下さい。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月10日 11:52)
生きたタコを手土産に、知り合いの家に手ぶらでは行けない
漁協施設から生きたタコ13匹を盗んだとして、福岡県警は25日、住居・職業不詳の男(60)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕し、発表しました。
容疑を認めているという。
小倉北署によると、男は1月30日夕から31日朝の間、北九州市小倉北区の市漁協長浜支所の水産物保管施設に扉のガラスを割って侵入。
水槽からマダコ13匹(計約11・8キロ、時価2万3600円相当)をバケツに移して盗んだ疑いがあります。
タコは31日朝、近くの路上に放置されているのを保管施設に預けていた漁師が発見。
すぐに水槽に戻し、タコは無事だったようです。
男は調べに「知り合いの家に手ぶらで行けないから持っていったが、不在だったので放置した」と話しているという。
<朝日新聞デジタル 2月25日(木)23時36分配信より>
知り合いの家に行くのに、手ぶらでは行きにくいからとタコを盗み、それを手土産に持って行った男です。
しかも知り合いが不在だったから放置したという訳の分からない理由です。
もし知り合いの家に生きたタコが13匹も放置されていたら、さぞかし気味が悪かったでしょう。
手土産が逆効果になるところでした。
過程はともかく、結果としてタコは水槽に戻され無事だったことは何よりです。
ただ、このように盗まれた物が被害者の手元に、元の状態、無傷な状態で戻ることは難しいでしょう。
一度盗まれたら戻ってこない、戻ってきても何か破損したり、欠けたりなど、元の状態ではないと考えておいた方が良いでしょう。
保険を掛けることができるもので、補償としてお金で戻ってくればよいものばかりだと良いですが、お金に換算できないものが被害に遭うと大変です。
元の状態には戻らない、歴史的な価値があったなどそれらが壊される、失われる危険性があるからです。
防犯対策はそのような事情も考慮した上で行うことが望ましいと言えます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年3月 4日 13:16)
