今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
スペイン ニセ警察官8人逮捕 観光客狙いの窃盗団
【AFP=時事】スペインの首都マドリード(Madrid)で警察官に扮(ふん)し、観光客から現金や宝飾品、スマートフォンなどを巻き上げていた犯罪グループとみられる8人が逮捕されていたことが明らかになりました。
スペインの警察当局が5日発表した声明によると、11月22日に逮捕された8人はイランとパキスタン出身。
薬物や偽造紙幣を所持していないかどうかを調べると称して観光客に近づき、身分証明書や財布を見せるようにと要求。
財布を手にすると、現金や金目の物を取り出して全速力で逃げる手口だという。
警察はマドリード地域でここ数か月の間に手口が似た窃盗犯が少なくとも21人おり、背後に窃盗団がいるとみていますが、スペインでの滞在時間が短い観光客は窃盗に遭っても通報しないケースがあるため、実際にはさらに多くの被害者がいるとみています。
今回の逮捕に関連する捜査で、マドリード郊外にある3軒の住宅から、高級腕時計10個、スマートフォン15台、宝飾品、現金1000ユーロ(約12万円)が押収された。また犯行に使ったとみられる車6台も押収されました。
<AFP=時事 12/6(火) 15:41配信より>
警察官に扮する犯罪というものは非常に恐ろしい手口です。
犯罪時に最も頼りにする警察官が実は犯罪者だったとなると、一体誰を頼ってよいのかということになります。
自分を一番頼りにするのは当然ですが、自分一人で犯罪者を威嚇、対抗するのは限界があります。
警察側も簡単に偽装できないような取り組みを行うべきです。
警察官しか持つことが出来ない特殊なアイテムを携帯する、バッジや日本の警察手帳のようなものですが、犯罪者が簡単に入手できないようにすべきです。
また、偽物だとすぐに分かるような工夫も必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年12月21日 19:26)
札幌 盲導犬のための募金箱盗まれる
市民の善意が盗まれました。
オレンジ色の箱の上に、かわいい白い犬の模型。これは盲導犬を育てる費用を集める募金箱です。
札幌市厚別区のコミュニティ施設で11月24日、同型の募金箱が盗まれているのが分かりました。
この募金箱は1階受け付け窓口の横にありましたが、11月22日の午後9時から24日午後7時までの間に、なくなりました。
中には1500円ほど入っていたとみられます。警察が窃盗事件として調べています。
<北海道文化放送 12/6(火) 19:25配信より>
防犯対策というものは考えたくないものです。
募金箱が盗まれないように店員が監視する、防犯カメラで映像を記録する、どちらも無粋と言いますか、募金という趣旨から外れているような気がします。
きっと今回の犯人は犬好きの人ではないでしょう。
犬好きの人なら盲導犬のための募金箱を盗むようなことはできないでしょう。
またはそれほど切迫した事情があったのかもしれませんが・・・。
募金に限ったことではなりませんが、子供や動物、高齢者、障害者等に関する何かが盗難や破壊、いたずら等の被害に遭っているのを見ると悲しくなります。
せめて他のものにできなかったのかと思います。
犯罪者に対して、最低限のモラルや常識を期待する方がおかしいのでしょうか?
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年12月19日 19:21)
高価な医学書万引きして転売 余罪は1500冊?
書店で高価な医学書を盗んだとして、大阪府警捜査3課は24日、窃盗容疑で、大阪市天王寺区小橋町、無職の男(42)を逮捕したと発表しました。
「一切していない」と容疑を否認しているようです。
府警によると、8月にNPO法人「全国万引犯罪防止機構」(東京)から「大手書店で医学書を中心とする万引が多発し、インターネットオークションで数年間に約1500冊(計1200万円相当)が販売されている」と相談があり、オークションへの登録情報などから男の関与が浮上したという。
逮捕容疑は、9月30日午後、名古屋市内の書店で、医学書3冊(約1万9千円相当)を盗んだとしています。
男の自宅からは医学書など25冊が見つかったといい、関連を調べています。
<産経新聞 11/24(木) 18:24配信より>
本の万引き事件は珍しくありませんが、医学書1500冊、1200万円相当の余罪があるというのは個人の犯行としてはかなり異例です。
勝手なイメージですが、高価な医学書は大きく分厚く盗みにくい印象がありますが、1回で盗み出す数を抑えるなど工夫していたのかもしれません。
どのくらいの書店が被害を被ったのかは分かりませんが、1200万円の商品を仕入れ、無料で売ったことと同じ結果になってしまいました。
単純に損をしたというレベルの被害額ではありません。
雑誌やマンガが盗まれた場合、1冊あたり数百円程度ですが、医学書の場合は1冊数千円ということです。
盗んだ男は医学書が好きであったり、特に興味があった訳ではないでしょうし、単に高価だから、転売すると人気があるなどの理由からでしょう。
一概に書店といっても安価でポピュラーな雑誌やマンガから高価な医学書や専門書などさまざまな書籍を扱っています。
図書館などでもそうですが、高価な本、貴重な本は人気を集めます。
必然的に犯罪者も目をつけるということです。
今回はインターネットオークションで取引が多数あったことで怪しまれ、犯人特定につながりましたが、例えば色々なアカウントやIDを使って、様々な種類の書籍を売買していたら、なかなか怪しまれることもなかったかもしれません。
転売方法も犯罪者は考えています。
防犯カメラや万引き報知器などでその場で犯罪者を威嚇・抑止することに加え、法整備等を行い転売を規制・監視することも大きな面での防犯対策と言えます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年12月 7日 15:16)
観賞用植物ハオルシアの盗難相次ぐ 1株数百万円で取引も・・・
国内外で人気が高まっている観賞用植物「ハオルシア」の盗難被害が、神奈川県内を含め全国で相次いでいます。
1株数百万円で取引されることもあるという高額な植物で、被害総額は県内だけで少なくとも計2500万円に上るとみられ、県警が窃盗事件として捜査しています。
日本ハオルシア協会によると、ハオルシアは南アフリカ原産の小型の多肉植物。葉の文様が特徴的で、日照時間や風通しなど育て方によって文様が異なり、一つとして同じ個体はないという。
近年はインターネットオークションで取引されることが多く、特に日本で品種改良された個体は海外で人気を集めており、中国では日本国内の2~10倍の値段で取引されることもあります。
横浜市戸塚区に住む同協会の会長(76)は今年10月2日、自宅に隣接するハオルシア専用の三つの温室で育てていた計約千株のうち、一つの温室から約200株が盗まれました。
「万象(まんぞう)」や「玉扇(ぎょくせん)」などの高額な人気品種が多く含まれ、被害額は1千万円を超えるという。
目立たない場所にあった高価な株も盗まれる一方、安価な株は残されていました。
防犯カメラには同日午前2時半ごろ、黒ずくめの人物が温室前で不審な動きをしている様子が写っていたといい、会長は「根を傷つけずに価格の高い株を短時間で持ち去った。ハオルシアの知識を持った人物による転売目的の犯行ではないか」と指摘。20年以上前から栽培に携わっており、「長年育ててきたものを盗んでいくとは許せない」と憤ります。
<カナロコ by 神奈川新聞 11/12 20:37配信より>
観賞用植物「ハオルシア」の盗難が全国で相次いでいるようです。
神奈川を中心に被害が出ているようですが、今後広域に拡大する可能性もあります。
育て方によって葉の文様が異なり、1つとして同じ固体はないというのもマニアの間で人気が出て高額になる要因かもしれません。
1株数百万円で取引されることもあるといいますから驚きです。
高額な植物と言えば、盆栽やコケなどが想像されますが、このハオルシアにも注目が集まりそうです。
一般的に注目が集まると、必然的にも犯罪者が関心を持ちます。
これは高値で売れる、需要がある、まだ警戒されていないから盗みやすいなど。
防犯カメラが設置されていた場所でも犯行が行われているようですから、防犯カメラの設置だけでなく、敷地内に防犯センサーを設置しその場で威嚇するなどの侵入者から物理的に防御する対策も講じるべきでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年12月 2日 20:16)