今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
高齢女性から手押し車を奪う 効率よく盗める・・・
高齢女性から手押し車をひったくったとして、小松川署は窃盗の容疑で、東京著葛飾区新小岩の建設作業員の男(26)=別の窃盗罪で起訴=を再逮捕しました。
「お年寄りの女性なら反撃を受けずに、効率よくひったくりができる」などと容疑を認めているようです。
逮捕容疑は1月3日、東京都江戸川区の路上を歩いていた女性(80)の手押し車を奪い、約1時間後には別の女性(87)から現金約3千円などの入った手押し車をひったくったとしています。
<産経新聞 2/9(木) 12:43配信より>
手押し車を押しながら歩いていた80歳と87歳の女性からそれを奪い、盗んだ男が逮捕されました。
反撃を受けることなく、効率よく盗むことができるという供述ですが、罪の意識は感じなかったのでしょうか。
お年寄りが買物等のために外に大金を持って出ることは少ないでしょう。実際数千円しか持っていなかったのですから彼らをひったくりの対象とすること自体信じられません。
その時に自分のおばあちゃんの顔は浮かばなかったのでしょうか。
防犯対策うんぬんより、このような犯罪が発生しない環境を、ぜひその地域ぐるみで作り上げてほしいものです。
住民同士が協力し助け合う地域になれば、自然と犯罪者にとっては都合の悪い、居心地の悪い環境が出来上がります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年2月23日 11:35)
証明写真機のカーテン盗む男逮捕 余罪は約100件?
岐阜県で証明写真機のカーテンを刃物で切って盗んだとして、69歳の男が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、岐阜県土岐市の新聞配達員の男です。
男は去年9月、岐阜県瑞浪市の書店にあるボックス型の証明写真機のカーテンを刃物で切って盗んだ疑いが持たれています。
現場周辺ではこれまでに複数回、同じような被害が起きていて、防犯カメラを取り付けたところ、男の犯行の様子が映っていたということです。
男の自宅からは証明写真機のカーテンが約100枚見つかり、警察は動機や余罪を調べています。
<テレビ朝日系(ANN) 2/3(金) 8:00配信より>
証明写真機のカーテンというのは、証明写真を撮る際、機械の中から閉めるあのカーテンでしょうか。
あのカーテンを切って盗み、それが約100枚自宅から見つかったということですが、あれにどんな価値があるのでしょうか。
犯人がこのカーテンを取り扱っている会社に勤めているということであれば、盗む、傷付けるなどし、被害者が新たに購入・交換することが目的だったということであれば分かりますが。
転売目的で高値で売れるとは思えませんし、手触りが気に入ったとか単なるマニアでしょうか。
犯人の動機が気になります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年2月16日 15:03)
貴金属店から指輪等660点盗難 5100万円以上の被害
諏訪市小和田南の貴金属店で昨年12月29日朝、店内にあった大量の貴金属類が盗まれているのが見つかりました。
被害について同店は、指輪やネックレス、ブローチなど660点余り、総額5100万円以上としています。
諏訪署が被害届を受理し、窃盗などの疑いで調べています。
経営者の男性(74)によると12月29日午前8時半ごろ、同店裏口の鉄製扉のガラス窓が割られているのを近所の人が見つけました。
店内の無施錠だったショーケースから全商品の9割以上に及ぶ貴金属が持ち去られていました。
現金約40万円が入った金庫やレジ、パソコンも無くなっていました。
店内には、侵入者が持ち込んだとみられるバールが残されていたという。
店内には防犯カメラはなく、裏口の扉は二重で内側の木製扉は蹴破られていました。
前日の28日午後7時に店を閉めた後は無人だったという。
<産経新聞 1/12(木) 7:55配信より>
貴金属店で商品660点が盗まれ5100万円もの被害になってしまいました。
お店の詳細は分かりませんが、防犯カメラは設置されておらず、商品のショーケースは無施錠、裏口の扉は二重ですが蹴破ることができる扉、という状況は5000万円もの価値がある商品を扱っているところにしては無防備過ぎたように思います。
これまでは何の被害に遭うこともなく無事に商売を行うことができていたのかもしれませんが、それは運がよかっただけなのかもしれません。
犯罪者にターゲットにされなかったという幸運です。
一度ターゲットになってしまえば、今回のようなすさまじい被害を被ってしまうこともあります。
9割以上の商品を失ったようですが、保険に入っていればまだ救われますが、どちらにしても業務を再開するのには時間が掛かります、
商品を仕入れるのはお金も時間も掛かります。
単純に5100万円という被害額だけでは収まらないでしょう。
最悪の場合はこのまま店を閉めるということも考えられます。
泥棒被害に遭う、その結果倒産という最悪のケースも想定した上で防犯対策に問題ないかを考えましょう。
対策に掛かる費用をケチった結果、最悪のケースになってしまえば後悔してもしきれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年2月10日 15:58)
ひき逃げ犯の車、警官がトイレで離れたすきに盗まれる
愛知県警は、名古屋市港区の駐車場で、ひき逃げをしたとみられる軽乗用車を見つけましたが、車の移動手続きをしている間にいったん盗まれた、と12日発表しました。
港署員がトイレのために現場を離れていたという。
車は再び見つかったようです。
県警は容疑者が車に乗って逃げた可能性があるとみて、窃盗事件として調べています。
港署によると、11日午後6時10分ごろ、名古屋市港区川西通2丁目の県道交差点で、軽乗用車と同市天白区の会社員男性(24)の原付きバイクが衝突。
男性は右足にけがをしましたが、軽乗用車はそのまま走り去りました。
署はひき逃げ事件として捜査していました。
事故の約50分後、署員が約300メートル離れた駐車場で軽乗用車を発見し、目撃情報などからひき逃げ容疑者の車と判断しました。
レッカー車を手配し、署員が監視していましたが、12日午後6時ごろ、署員がトイレのために現場を離れた約10分の間に車がなくなったという。
軽乗用車は13日午前0時45分ごろ、港区内で見つかりました。
港署の副署長は朝日新聞の取材に「このようなことがないよう指導を徹底します」と話しました。
<朝日新聞デジタル 1/13(金) 9:31配信より>
ひき逃げの容疑者の車を警察官がトイレで離れたすきに盗まれるという事件です。
警察官の不祥事や失態というのは大きなニュースとして取り上げられます。
逆に良いことをしたり、犯人逮捕という本来の職務を見事にこなしてもそれは当然としてニュースになることが少ないです。
マスコミとその報道を目にする我々の双方が相手を褒めるようなニュースよりも、相手を批判する、攻撃するようなニュースを好む傾向にあるのかもしれません。
失言や相手の揚げ足をとり、ツイッターやブログが炎上するとニュースになります。
今回の事件も決して褒められることではありませんし、一時的に車が盗まれたことにより犯人が証拠隠滅を図った可能性もあり、さらに大きな問題に発展する可能性もあります。
気が緩むことなく引き締めてほしいとは思いますが、過剰に非難、批判することも考えた方がよいように思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年2月 3日 16:18)