今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
バイク盗みスマホのアプリで転売
去年1年間に盗まれたのは少なくとも250台以上。
大阪府内で、人気のバイクばかりを狙って犯行を繰り返していた窃盗グループが逮捕されました。
【記者】
「男らが盗んでいたのがこちらのホンダPCXです。燃費が良く、使い勝手もいいことから幅広い層に人気があるいうことです」
窃盗の疑いで逮捕されたのは、東大阪市に住む自営業の男(31)ら5人です。
男らは、今年1月、東大阪市中石切町の駐車場で「PCX」という車種のバイク1台を盗んだ疑いが持たれています。
警察によると、男らは盗んだPCXをスマートフォンのアプリなどを使って販売していたということです。
人気を集めるPCXは中古で25万円前後で取り引きされていますが、男らは約15万円と格安で販売していました。
窃盗グループのアジト近くで働いている人は。
【グループのアジト近くで働く人】
「スクーターやからカウル(風防)を外して洗浄してたのは見たことある。軽トラに積んで持っていったりとかしてました。音楽バンバンバンバン流して、夜中でも」
警察によると、東大阪市周辺でPCXばかり盗まれる事件が相次いでいて、去年1年間で少なくとも250件の被害が出ているということです。
警察は余罪について調べるとともに、犯行メンバーがほかにもいるとみて捜査しています。
<3/7(水) 20:08配信 関西テレビより>
自動車の窃盗事件はよくニュースになりますが、バイクに関してはそれほど目にすることはありません。
自動車同様細かくパーツを分ければ転売しやすく足がつきにくいですし、さらには運搬が自動車より楽な点を考えると、今後狙われる危険性が増えるかもしれません。
バイク好きな人やマニアが多いでしょうから需要は高そうです。
夜中に適当なバイクをみつけては盗み、音楽をバンバン流して軽トラで移動していたら目立ちはしますが、怖くて近づけませんし、じっと見ることは避けるでしょう。
音楽を流して周囲を威嚇し、暴走族のように演出するのも手口の一つかもしれません。
また、スマートフォンのアプリを使って転売していたというところも注目です。
盗品転売用のアプリではないでしょうが、物の売買を簡単に行えるアプリを悪用しているのでしょうか。
このようにバイクの部品の売買は、一部の専門業者のみが行うということではなく、一般の人や犯罪者も含めて誰でも簡単に行うことができます。
泥棒も一部の専門的な技術や知識を持った人だけがなるのではなく、誰しもできてしまう時代なのです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月27日 16:43)
酒を飲むと泥棒してしまう 無施錠の部屋を狙って盗み繰り返す
オートロックのマンションの一室に侵入しハンドバッグなどを盗んだとして、埼玉県警捜査3課と吉川署、草加署の合同捜査班は20日までに、住居侵入と窃盗の疑いで、草加市稲荷6丁目、運送業の男(49)を逮捕、さいたま地検越谷支部に送検した。
同課によると、男は「今回の件については覚えていないが、泥棒をしていた認識はある。酒を飲むと泥棒してしまう」と供述しているという。昨年8月~同12月の間に、草加市や越谷市などを中心に、無施錠のマンションや一般住宅を対象にした窃盗事件が約20件発生しており、県警で余罪を調べている。
送検容疑は昨年12月30日午後11時5分ごろ、草加市氷川町のマンションの男性会社員(53)方に侵入、ハンドバッグなど37点(時価6万8500円相当)を盗んだ疑い。
男はフェンスを乗り越え、マンション内に侵入し、無施錠の部屋を狙って盗みを繰り返していたとみられる。昨年8月14日、越谷市内の会社社員寮でハンドバッグが盗まれる事件が発生。防犯カメラの映像から男が浮上した。
<2/21(水) 0:42配信 埼玉新聞より>
酒を飲んで酔うと泥棒してしまう男、酔っていても無施錠の部屋を狙ったり、マンションのオートロックを突破して犯行を行っているところをみると非常に冷静な犯行にみえます。
酔った勢いというのは減刑を狙っての供述でしょうか。
これが病気だとして、病気を理由に罪が軽くなってしまうと、今後同じように真似する者が出てくる可能性があります。
記事では実名も伏せられていますから、もしかすると報道する側の忖度や配慮があるのかもしれません。
もし、酒を酔うと泥棒してしまうというのが本当だったら、やっかいな癖です。
普通の泥棒には効果のある対策がそうではなくなる可能性があるからです。
泥棒をしていた認識はあるということですが、その時の詳しい心理状態が知りたいものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月23日 17:28)
今度はイタリアで仮想通過流出 180億円
イタリアの仮想通貨交換業者が、不正な取引により日本円でおよそ180億円分の仮想通貨を流出させたことを明らかにしました。
イタリアの仮想通貨交換業者・ビットグレイルは今月9日、ホームページ上で「Nano(ナノ)」と呼ばれる仮想通貨が流出したと発表しました。流出したナノは日本円でおよそ180億円相当だということです。
ビットグレイルは「ハッキングによる不正な取引でナノが盗まれたことが分かった」としていますが、警察の捜査を理由に具体的な経緯を明らかにしていません。
経営者とみられる人物はツイッターで、「残念だが全額を顧客に返すことはできない」とコメントしています。ナノ側は「ナノの責任ではなく、ビットグレイルのソフトの問題だ」としています。
仮想通貨をめぐっては、日本の「コインチェック」が580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」を流出させていました。(15日00:26)
<2/15(木) 7:19配信 TBS News iより>
コインチェックや今回のイタリアの事件、そしてビットコインの大幅な価格変動などを見ていると、現金を仮想通貨に換えることが安全だとは思えません。
流出事件と価格変動は別問題でしょうが、まだまだセキュリティ面での心配があります。
交換業者によるでしょうが、今後法整備も含めて改善されていくでしょう。
ところで、我々一般人がお金を預けるのはどこが一番安全なのでしょうか。
個人的には一般の銀行に預けるのが手軽ですし、複雑な手続きも必要ありません。
当座口座や無利息の契約だと1000万円以上も補償されますから安全な気がします。
タンス預金や自宅の金庫保管はどうでしょうか?
これも個人的な意見になりますが、お勧めしません。
金庫はその場でこじ開けられることが難しくても、複数人で金庫ごと持ち去る手口が発生していることから過信は禁物です。
タンス預金はもってのほかです。
また、泥棒による盗難の被害以外も心配です。
火災が発生して全て燃えてしまう可能性はありますし、紛失や破損などの被害も考えられます。
保険による補償もありますが、保険の種類や契約によっては全額補償されない可能性もありますし、保険料という金銭的な負担もあります。
保険契約が満了を迎えたら更新する手続き上の手間もありますから、それなら銀行に預けたままの方が安心です。
銀行だと、無利息契約でなければ微々たる金額でも利息がつきますし、預ける側の金銭的な負担はありません。
銀行に預けておければそれらの被害は全て防いでくれます。
今後、銀行よりも安全な預け場所が出てくるかもしれませんが、それまでは現金は銀行に預けることをお勧めします。
必要最低限の現金以外は銀行、高価な宝石類は貸金庫へ、そして自宅には防犯カメラとセキュリティシステムを併用して導入、ここまですれば心配性の方でもかなり安心できるのではないでしょうか。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月16日 15:24)
足を踏まれた腹いせ バレンタインチョコ6箱盗む
愛知県警中署は9日、百貨店の倉庫からバレンタイン用のチョコレートを盗んだとして、名古屋市中区のパートの女(53)を建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。
容疑を認めているという。
署によると、女は9日午後5時25分ごろ、名古屋市中区の百貨店の地下倉庫に侵入し、百貨店で売られる予定だった有名ブランドのバレンタイン用チョコレート6箱が入った段ボール箱(販売価格計3万8880円)を盗んだ疑いがある。
目撃した店員が現行犯逮捕した。
署の調べに対し、女は「以前販売員に足を踏まれたが謝ってもらえず、腹いせにやった」と話しているという。
<2/9(金) 23:16配信 朝日新聞デジタルより>
販売員に足を踏まれたが誤ってもらえず、その腹いせに段ボール箱6箱分のチョコレートを盗んだという事件です。
なんだその犯行動機は、と思いますが、このような訳の分からない事件は今後増えてくるように思います。
物を盗む、お金を奪う動機は、犯罪者が貧しい、楽して利益を得たいというのが一般的でしょう。
ただ、最近の犯罪手口や動機を見ていると、そればかりではないように思います。
キレる人が老若男女増えているように思いますが、これは日本という国が豊かになり、食べるということには困らない人がほとんどになってきました。
ただ、生活していくのは厳しい、社会に対しては何らかの不満を持っている人は少なくなるどころか増えているように思います。
こういう人が増えてくると、想定していない動機による犯罪が増えてくると思われます。
相手を困らせたい、自分より不幸な人を見たい、SNSで晒したい・炎上させたい。
これはある面で病んでいる人が増えてきたとも考えられます。
現代病の一種とも言えるかもしれません。
このようは泥棒以外の犯罪者、今は犯罪者ではありませんが将来犯罪者に変貌する可能性を秘めている予備軍に対して自分の身を守る方法を考えておかなければなりません。
お化けや妖怪、幽霊が怖いという人がいますが、それらは直接的な被害はありませんが、本当に怖いのは人間でしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月 8日 10:52)
告別式の日を狙って空き巣 前日通夜の香典狙い
住宅に侵入し、現金約350万円などを盗んだ疑いだ。男が狙ったのは葬式に出かけている家だった。
6日朝、東京・葛飾署から検察に送られたのは住居不定・無職の男(40)。
先月5日に東京・台東区の住宅に侵入し、盗みを働いた疑いだ。
注目すべきは、その被害額。1件だけで350万円以上に達したという。
それも、たまたまというわけではなさそうだ。
男は犯行に及ぶ際、葬儀を行っている家に狙いをつけた。
しかも、通夜ではなく、告別式を狙った可能性がある。なぜ告別式を...。
あくまで一般論だが、参列者が香典を渡すのは通夜が多い。
翌日の告別式は持ち帰った香典が残されている可能性が高い。
葬儀の専門家によれば、告別式は他にも泥棒に狙われやすい条件がそろっているという。
葬儀社「アーバンフューネス」:「(感覚的には)9割ぐらいの方は家族総出でお葬式に出掛ける。一般的には午前中から。場合によっては夕方、夜にかかるまで。(自宅に)いらっしゃらないケースもあります」
周辺では同様な事件が他にも15件、起きている。また、このすべてで情報を探す際に思わぬツールが使われていた...。それは昔ながらの町の掲示板。果たして見ている人はいるのか。
住民:「初めて知りました。習慣がある人にとっては...」
しかし、被害があった台東区は東京の下町。
住民:「(Q.訃報が貼ってあるのは普通ですか?)普通です。まだ、昔からの風習が残っているから」
意外な人気ぶりの一方で、事件の噂を聞いて掲示を取りやめたという人も。
住民:「うちの母も亡くなったので(掲示板に)出さないでくれと頼んだ」
男は生活費が欲しかったなどと容疑を認めている。警視庁は余罪を調べている。
<2/6(火) 18:07配信 テレ朝 newsより>
葬儀の家を泥棒が狙うというのはよく言われていることですが、それは単に葬儀のため、家族や親戚が外出し、さらには近所の人も外出し、周囲が無人であることが多いので犯行が行いやすいという点だと思っていました。
今回の泥棒は、告別式の日を狙うという手口でした。
それは、前日の通夜で受け取った香典が多数置かれている可能性が高いというところに目をつけたようです。
確かに、通夜で受け取った香典が大金であっても、翌日の告別式の前に銀行に預けに行こうという人は少ないでしょう。
お金のことなんか考えられず、葬儀の手配や故人のことを考えて悲しみに暮れている人が多いからでしょう。
不謹慎かもしれませんが、なるほどと思ってしまいました。
都会に住んでいると、葬儀は家族葬や密葬などで近親者で済ませて公にせず、また香典辞退というところも増えているように思います。
これは香典返しが面倒という点もあるかと思いますが、近所付き合い等も密ではないでしょうから、泥棒にとってはあまり狙い目とは言えません。
これが田舎や地方になると別です。
町や村での葬儀となると個人の問題ではなく、家や地域全体の問題として大きな行事となります。
そこにはお金が集まるのも自然な流れで、犯罪者はそこを狙うということがよくわかる事件です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年3月 2日 19:03)