今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自宅に防犯カメラは必要か? 「必要だと思う」52.6%
(株)NEXERと(株)White&Greenが共同で、関東在住の方を対象に「防犯カメラに関するアンケート」を行った。
調査は2019年3月13日~3月27日に実施。825人より回答を得た。
それによると、自宅に防犯カメラは必要だと思いますか?では、「必要だと思う」52.6%、「必要だと思わない」47.4%と、およそ半々という結果となった。
それぞれの回答理由をみると、必要だと思う理由には、「近所で空き巣被害があったので」(40代男性)、「夜などの子供の帰りが怖いから」(20代女性)など、防犯面に不安を抱いている回答が多くあった。
一方、必要だと思わない理由には、「治安が良い地域に住んでいる、隣近所が見な顔見知りで親しい」(70代男性)、「今のところトラブルもないので。維持費・初期費用が高いので」(40代男性)、「費用面の問題」(20代女性)など、必要性を感じていなかったり費用を気にする回答が挙がっている。
防犯カメラを「必要だと思わない」と回答した人に、一般的な費用よりも安く設置できる場合、防犯カメラを設置したいと思いますか?と聞いた項目では、「設置したいと思う」は6.6%、「設置したいと思わない」は93.4%と、9割以上の方は設置希望がないようだ。
<5/28(火) 10:27配信 SUUMOジャーナルより>
自宅に防犯カメラは必要か?というアンケートに対して興味深い回答があります。
防犯カメラを必要だと思わないと回答した人の中で、一般的な費用よりも安く設置できる場合、防犯カメラを設置したいかという質問に対して、93.4%の人が設置したいと思わないと答えています。
防犯カメラの必要性を感じていない人は、いかに安くても必要ないと感じていることが分かります。
防犯カメラ設置においてネックになっているのは価格だと思っていましたが、そうではなくそもそも必要性を感じていないということでした。
また、映像の管理方法に不安があるなどの運用面の問題もあるかもしれません。
ただ、防犯に関しては、常に必要性を感じるようなものではなく、自分の身近なところで犯罪が発生し、犯罪が自分や家族にとって無関係なものではないことを実感したときに急に必要性を感じるのでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年6月27日 15:18)
建築中の住宅からトイレ一式盗まれる
新築工事中の住宅に侵入してトイレ一式を盗んだとして、福岡県警飯塚署は21日、同県福智町の自営業の男(28)と、同居する設備工の男(44)を邸宅侵入と窃盗の容疑で逮捕し発表した。2人の認否は明らかにしていない。
発表によると両容疑者は昨年11月24~30日、同県飯塚市内で建設中だった会社役員(62)宅に侵入し、置かれていた洋式トイレ一式(時価約40万円)を盗んだ疑いがある。同署は転売されていた一式を見つけ、容疑者を特定したという。自営業の男は当時、配管工事業者として工事に関わっていたという。
同署管内では同時期に、別の新築住宅からトイレが盗まれる事件が1件あり、署は関連を調べている。
<5/21(火) 23:13配信 朝日新聞デジタルより>
建築中の建物というのはとても無防備です。
防犯センサーや防犯カメラが設置される予定であっても、実際にそれらが設置され、電気が通るのは完成間近になってからでしょう。
工事が完成する前の状態が泥棒に最も狙われる瞬間かもしれません。
今回盗まれた洋式トイレ一式も、一旦使用されたトイレは盗まれる可能性は低いでしょうが、建物が完成前となると新品同然です。
そして時価40万円もの価値がありますから狙われるのも当然です。
他にもキッチンや風呂場など電化製品がついてあるところは狙われる可能性が高いと言えるでしょう。
実際に建築工事を行っている時間帯は多くの工事人や関係が現場にいますから安全です。
問題は、その日の工事が終了し、翌日以降に再開される間の無人の時間帯です。
敷地内に入らせないように工夫はしているでしょうが、無人という状況が泥棒にとっては非常に都合の良い、非常に好まれる環境と言えます。
誰か一人が現場に残る、警備員が常駐する、誰かが現場に居る状態を作り、24時間工事に工程を変えるなど何らかの対策は必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年6月19日 15:55)
置き鍵に注意! 全国15県で侵入窃盗被害
男は2月、熊本市中央区花畑町の雑居ビル内のスナックに、見つけ出した鍵で侵入し、手提げ金庫にあった現金約2500円を盗んだ疑いで逮捕された。
鍵はスナックと同じフロアの消火器ボックスの中にあったという。
男は調べに対し、「スナックなどは、郵便受けや店の看板の上に鍵を保管しがち。手当たり次第に探せば必ずある」と供述。「ドアマットや植木鉢の下なども狙い目」と、自らの"経験則"を披露したという。
鍵を物色する時間は、わずか1、2分間。見つからなければ長居せず、別のビルやフロアに移って犯行を繰り返していた。ドアをこじ開けたり、窓ガラスを割ったりせず、犯行後は施錠して、鍵をもとの場所に戻しておくため、店側が被害に気付いていなかったケースもあるという。
確認された被害は九州や四国、中国、東北など15県32件で、被害総額は物品も含め計約330万円に上る。うち今回の熊本市の被害を合わせ2件の窃盗などの罪で起訴された。
男は「生活費が欲しくて、同様の手口で、北海道と沖縄以外で100件以上やった」と容疑を認めているという。高速バスや鉄道で全国を巡り、主にネットカフェに宿泊。現金のほか、洋酒などの盗品はネットオークションや質屋で売りさばいていたという。
県警によると、県内でスナックやバーなど深夜営業の飲食店を狙った侵入窃盗事件は2017年が7件(被害額59万円)、18年が4件(同34万円)。このうち鍵を使った犯行は17、18年ともに3件。熊本市内の飲食店経営者らによると、閉店・施錠後、店内清掃を頼んだ業者などが店に入ることがあるため"置き鍵"するという。
県警は「鍵は必ず持ち歩くなどして保管してほしい。『絶対に見つからない』と思っても、"プロ"は簡単に見つけてしまう。絶対に店外に置かないで」と注意を呼び掛けている。(緒方李咲、丸山宗一郎)
<5/20(月) 12:22配信 熊本日日新聞より>
店舗の鍵はオーナーや店長など役職が上の人が持つことが多く、平社員やパート従業員は持たせてもらえないことがあります。
その時に、植木鉢やドアマットの下に隠された鍵を使って出入することがあるようです。
鍵を複数作製し、その社員やパート従業員が辞めると、錠を変えなければならないのは面倒だし、お金も掛かると考える経営者は多そうです。
ただ、置き鍵は、紛失する可能性もありますし、誰かが複製し、そして後日悪用するなどの危険性もあり、さらに今回のような置き鍵狙いの泥棒もいますので、現在も置き鍵を行っている店舗はすぐに止めるべきでしょう。
店舗に限らず、一戸建て住宅やマンションなどでも子供に鍵を渡さず、置き鍵で運用している家庭は少なからずありそうです。
こちらも窃盗被害の恐れがありますから危険です。
泥棒側からみてもいくつかのメリットがあります。
鍵が見つかれば、鍵や窓ガラスを破壊せずとも簡単に建物内に侵入できます。
また、目的の金品が見つからなければ、そのまま鍵を閉めて出て行き、鍵を元の位置に戻せば、侵入されたことにも気付かず、被害届も出されません。
金品も全て盗むのではなく少しだけ盗むことを行えば、盗まれたという被害にも気付かない可能性もあり、犯行発覚が遅れる可能性もあります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年6月14日 10:09)
プロスポーツ選手は試合中の泥棒に注意
バルセロナに所属する22歳のブラジル人MFアルトゥールが強盗被害に遭った。2日にスペイン紙『マルカ』が報じている。
事件が起きたのは現地時間1日で、バルセロナのホームでチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのリバプール戦が行われている最中。この試合でアルトゥールはベンチ入りしたが、試合に出場することなく90分を終えている。ルイス・スアレスやリオネル・メッシの活躍によりバルセロナが3-0の勝利をおさめていた。
同紙によると、アルトゥールが試合のためカンプ・ノウにいる間に、マチェーテとスクリュー・ドライバーで武装した二人組がブラジルにある自宅に窓から侵入したという。同選手の兄弟が脅されたとの報道もあったが、実際はバルセロナの試合を観戦しにスタジアムに訪れていて、幸いにも犯人と遭遇することはなかったようだ。しかし、ロレックスの時計や宝石などいくつか盗まれたとのこと。
今季はアルトゥールのように、泥棒の被害に逢う選手が続出している。リバプールに所属するサディオ・マネはCL決勝トーナメント1回戦1stレグのバイエルン・ミュンヘン戦で戦っている最中に、レアル・マドリーのカリム・ベンゼマはコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのバルセロナ戦の最中に、他にも多くの選手の自宅が留守中に狙われている。
<5/3(金) 8:20配信 フットボールチャンネルより>
有名なプロスポーツ選手は、試合中に自宅が泥棒から狙われる可能性があります。
独身者の場合、試合中は自宅が無人であることがほとんどのため、泥棒にとっては狙い目となります。
大金や金目の物が多数ある可能性があり、また、無人の可能性が高いとなると泥棒にとっては多少のリスクを侵してでも犯行を行う価値があると言えます。
家族がいれば大切な身内の命を守るためにも防犯対策は必須だと考えるかもしれませんが、独身者の場合はそこまで必要性を感じないかもしれません。
この手の事件は海外のプロサッカー選手が多いですが、例えば日本のプロ野球で当てはめると、一軍で地方に遠征中の独身者で、住所も知られているとなると泥棒に狙われる可能性は充分にあります。
他のスポーツでも考えれますので注意が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年6月 6日 17:06)
