今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ニューヨーク 新型コロナの影響で犯罪も減る
【ニューヨーク時事】米メディアが報じたニューヨーク市警の集計によると、16~22日の市内の重罪事件は1337件で、昨年の同時期の1604件から16.6%減った。
市では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務が増加。16日には公立学校と飲食店(持ち帰りと配達を除く)が閉鎖になり、市内は普段より出歩く人が大幅に減っていた。
殺人、レイプ、強盗、暴行、住居侵入窃盗、窃盗、車窃盗のうち、車窃盗以外は軒並み減少。
車窃盗は昨年同時期の68件から103件に増えた。
ニューヨーク市警のシア本部長は24日の記者会見で「多くの犯罪が依然起きている。それを引き続き発信するべきだ」と強調した。
<3/25(水) 14:21配信時事通信より>
新型コロナウイルスの影響で不急不要の外出をする人が減り、人と人の接触する頻度が減っているのですから、犯罪件数が減るのは当然です。
日本でも学校が休校となり、また、休みの日も外出する人が減ると、家で過ごすことが多くなります。
つまり、家に人が居る状態が多くなります。
逆に店舗や事務所には人が居る状態が減ることになります。
テレワーク等で事務所には出勤せず、自宅で仕事をする人が増えてくるでしょう。
店舗や事務所に人が居ないとなれば、平日でもそこが狙われる危険性があります。
平日の一般住宅に人が居るということはそこを狙っての侵入窃盗はリスクがあります。
通常は人が多い店舗や事務所を狙っての犯行に切り替える泥棒もいるでしょう。
店舗や事務所の無人時の防犯対策が必要となります。
また、一般住宅に関しては、人が居るから安心とも言えません。
例えば、深夜、家人が寝静まった状態をあえて狙おうとする泥棒も増える可能性があります。
金品が奪われるだけで済めば不幸中の幸いで、もし家人が侵入者と出くわしてしまった場合、凶器を持っていれば殺傷される可能性があります。
強盗対策も視野に入れた防犯対策が必要かもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年4月24日 16:59)
夜な夜な毛布使って金庫盗み出す手口 120件で8千万円の被害
窃盗を繰り返し、被害総額は8000万円を超えるということです。
男(37)ら4人は去年10月、横浜市泉区の住宅に侵入して現金約300万円が入った金庫などを盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、4人は深夜に住宅に忍び込み、毛布などを使って金庫を運び出していました。
周辺では去年2月からの9カ月間に同じような手口の事件が約120件起きていて、被害総額は約8000万円に上っています。
4人は以前、同じ暴走族に所属していて、取り調べに対し、いずれも黙秘しています。
<3/13(金) 17:39配信テレ朝 newsより>
周辺の住宅街で9ヶ月間に約120件もの同様の事件が発生していたということですが、個人宅で金庫を所有しているところがそれほど多いということは、富裕層が住んでいる地区だったのでしょうか。
単純に被害総額8000万円を120件で割ると、1件あたり約70万円の被害額となります。
そのような金額を金庫に保管しているところが多いことに驚きです。
それだけお金があるのならしっかりとした防犯対策ができると思うのですが、そのようなことにお金を掛けたくない人だからこそお金がたまっていくのかもしれません。
個人的には何事にも費用対効果だと思いますが、お金を持っている人ほど、お金を掛けた防犯対策をすることの効果が高いのではないでしょうか。
それだけ守るべき対象が多い、価値が高いものを所持しているということでしょうから、狙われる可能性も高くなってしまいます。
また、手口を見ても分かるように、4人で毛布を使えば、個人宅に置いている金庫は持ち出すことが出来てしまうということです。
金庫=現金が入っている可能性が高いですから、泥棒にしてみれば金庫さえ見つけられれば、すなわちターゲットを発見できたことになります。
もちろん、金庫に入っていることが分かり、これは開けることも、持ち運ぶことも不可能、もしくは時間が掛かってしまうと考え、その場での犯行を諦める泥棒もいるでしょう。
そのような泥棒に対しては効果があるのですが、そう考えない泥棒もいる、増えてきていることを知っておく必要があるでしょう。
その上でどのような対策をすれば被害に遭わずに済むのかを考えましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年4月17日 14:42)
セキュリティ弱そうな個人経営の店舗狙う泥棒
閉店後の店舗を狙い窃盗を繰り返したとして、兵庫県警捜査3課と長田署が16日、建造物侵入と窃盗の疑いで、神戸市長田区の無職男(58)=窃盗罪などで起訴=を追送検したことが捜査関係者への取材で分かった。
起訴済みの3件を含む計25件、総額約300万円相当の被害を裏付けたとしている。
捜査関係者によると、2013年9月~19年10月、同市灘、長田区などで閉店時間帯の店舗や事務所に侵入し、現金計約240万円と懐中時計などの貴金属(計約50万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。「生活費のためだった」と容疑を認めているという。
捜査関係者によると、同容疑者は、セキュリティーの弱そうな個人経営の店を物色。閉店後、人目に付かない裏口や窓からバールを使って侵入し、金庫をこじ開けるなどしていたという。昨年11月、同市兵庫区の美容院から現金を盗んだとして逮捕されていた。
同署は防犯対策として、人感センサー付きの照明や防犯カメラの設置を呼び掛けている。
<3/16(月) 14:00配信神戸新聞NEXTより>
個人経営の店舗の場合、セキュリティ、防犯対策にお金を掛けられる余裕がないところが多そうです。
それにお金を掛けるぐらいなら他のことにまわそうと考える経営者もいるでしょう。
ただ、今回の被害総額約300万円で計25件ということですから、1件あたり約10万円の被害となります。
これは窃盗被害のみで、侵入時の破損被害は含まれていない可能性もあります。
例えば被害によって営業できない日などがあればそれによる損失を考えると、実質的な被害額は10万円では到底収まらないケースもあるでしょう。
そのような点も考えると、多少のお金を掛けても防犯対策をすることで被害を防ぐこと、被害額を抑えることにつながるのであれば、導入する効果はあると言えるかもしれません。
もちろん、防犯対策をしたにも関わらず、泥棒等の被害に遭ってしまうことはあります。
100%完全に防ぐことが出来る対策などないからです。
要は確率の問題でしょう。
無対策で泥棒に入られる可能性が50%としたら、対策済みなら20%になる可能性が高いとなると、その30%にお金を掛ける価値があるかどうかです。
これは誰にも強制されることではなく、個人の自由です。
検討する、考えることにお金は掛かりませんから、ぜひ実行してみて下さい。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年4月10日 15:49)
見守りカメラ
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年4月 3日 14:54)