今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
犬の散歩中に石で車に傷つける21件
名古屋市緑区の路上で軽乗用車に石で傷を付けたとして6月3日、35歳の男が逮捕されましたが、防犯カメラが犯行の様子を捉えていました。
犬を散歩させる一人の男。歩道で石を拾うとあたりを気にしながら散歩を続けます。
そして、路上に停まっていた車に傷を付けました。
これは5月3日の夜、緑区内の住宅に設置された防犯カメラの映像です。
男は器物損壊の疑いで逮捕されました。
逮捕された近くに住む会社員の男(35)は、調べに対し、「ストレスが溜まっていたからやった」と容疑を認めています。
周辺では今年2月以降、同様の被害が21件相次いでいて、容疑者はいずれも認めています。
<6/5(金) 11:59配信東海テレビより>
夜、犬の散歩中に石を拾い、車に傷をつけて回る、という事件です。
ゴールデンウイーク中の犯行で、コロナ自粛でストレスが溜まっていたというのは分からなくはないのですが、実際に犯行に移すかどうかは大きな違いです。
また、違法な路上駐車に対して邪魔だからという気持ちからの犯行ならまだ分かりますが、普通に自宅に駐車している車に対しても犯行を行っており、弁解の余地はありません。
被害者側にとっての責任はゼロであり、加害者側に100%責任があります。
コロナ自粛も徐々に解除され、このようなストレス発散目的の犯行は減るでしょうが、また別のストレス(仕事や通勤、人間関係など)は増えるでしょう。
他人に迷惑を掛けない独自のストレス発散方法を見つけなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月26日 18:21)
ポストに棒突っ込みアベノマスク盗む
政府が全世帯に配っている「アベノマスク」を盗んだとして京都市の81歳の女が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕された無職の女(81)は2日午後1時過ぎ、京都市北区のマンションで60歳の男性のポストから布マスク2枚を盗んだ疑いが持たれています。
マンションの管理人が郵便受けで不審な動きをする女に気づき、警察が防犯カメラを確認したところ、棒のようなものでかき出している容疑者が映っていたということです。
容疑者は「マスクを持ち帰ったことは間違いないが、空き部屋からで、悪いことはしていない」と容疑を否認しています。
容疑者の自宅からは未使用の「アベノマスク」78枚が見つかっています。
<6/4(木) 17:57配信ABCニュースより>
アベノマスク、今週ようやく自宅に届き現物を見ることができました。
ポストにマスクと分かるものがそのまま袋に入って郵便受けに投函されていました。
届け先に受け取りサインをもらうような送り方の場合、送料が高くなり、そして配達する人の手間、受け取る人の手間も増えます。
今回のような送り方に問題はないと思うのですが、マスクということが丸わかりですから今回のような犯人が盗もうと思うと出来てしまうことになります。
すでにマスクは市場に出回りつつありますから今後狙われる可能性は低いかもしれませんが、もっと早い段階で発送されていれば狙われる可能性は高かったかもしれませんし、このような類似の犯行が多くなった可能性もあります。
まあ、今更届いてもそれほど役に立ちませんが、盗まれる可能性は低いというのは唯一よかったところでしょうか。
給付金の書類に関してもまだ自宅には届いていませんが、盗まれる危険性はあります。
同じ氏名での給付手続きはできないでしょうが、例えば、盗んだ書類を自分の振込先を書いて申請することで給付金をだまし取ることは出来るのでしょうか。
出来ないような仕組みになっていればよいのですが、あるニュースでは、WEB上での申請も、書類での申請も、全て申請書類を紙に印刷してチェックしているというものがありました。
このような人の目によるチェックは限界がありますから、犯罪者がその隙間を知ってしまえば悪用される危険性もあります。
自宅の郵便受けが第三者に触れられないような防犯対策、例えば防犯カメラ設置などの需要が増えそうです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月19日 11:32)
解雇されるかも・・・ 今後の生活資金のために職場で窃盗
勤務先のホテルから現金約174万円や商品券を盗んだとして、窃盗と建造物侵入罪に問われた男の初公判が前橋地裁(稲田康史裁判官)で18日に開かれ、検察側が懲役2年6月を求刑し、即日結審した。
検察側は、新型コロナウイルスの感染拡大による宿泊客の減少で「解雇されるかもしれない」と不安がり、今後の生活資金などを得る目的で犯行に及んだと指摘した。
窃盗罪などに問われているのは、群馬県草津町の会社員の男(60)。
起訴状によると、3月30日未明、同町のホテル事務所に侵入し、現金などを盗んだとされる。
検察側は論告で、週末分の売上金が保管されている日を狙ったなどとし、「短絡的な動機で、計画的で悪質だ」と非難。盗んだ現金のうち約6万3000円はパチンコや孫へのプレゼントに使っていたという。
判決の言い渡しは26日。
<5/20(水) 11:00配信読売新聞オンラインより>
コロナの関係で勤務先の売上減少から自身が解雇されるかもしれないという不安により、その勤務先から売上金を盗んだ男の身勝手な犯行です。
解雇されるかもしれないという不安な気持ちは分かりますが、これまで世話になったであろう勤務先に対して、現金を盗もうという気持ちとそれを実行に移した気持ちは全く理解することができません。
理解はできませんが今後このような犯行が増えてくる可能性があります。
勤務先の財政状態悪化によりこのままでは駄目だと判断し、倒産する前に金目の物を持ち出して逃げ出そうとする経営者、従業員が出てくるかもしれません。
経済状況の悪化と犯罪の悪化は関連があると言われています。
経済が悪くなると犯罪が増え、逆の場合は犯罪も減るということですが、犯罪が悪化しないためにもコロナ関係の補償や補助が重要になります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月12日 09:48)
緊急事態宣言で時短営業中に現金盗まれる
愛知県一宮市で、閉店中の飲食店に侵入し、現金31万円などを盗んだ疑いで33歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、一宮市丹陽町の自営業の男です。
警察によりますと、男は5月17日未明から午前9時頃に、一宮市内の飲食店に侵入し、現金およそ31万円などを盗んだ疑いがもたれています。
この店はもともと24時間営業でしたが、緊急事態宣言を受け時短営業をしていて、閉店中に被害に遭いました。
男は容疑を否認しています。
警察は尾張地方を中心に去年から55件発生した飲食店への窃盗事件との関連を調べています。
<5/21(木) 8:22配信CBCテレビより>
緊急事態宣言を受けて24時間営業から時短営業に切り替えていた店舗での盗難被害です。
誰の責任とも言いにくいですが、24時間営業を続けることができていたなら被害に遭うことはなかったでしょうから、被害者の無念さが感じ取られます。
被害に遭った17日は日曜日ですから、売上金を翌日金融機関に預け入れる前に狙われたのかもしれません。
飲食店等の金曜日、土曜日、日曜日の夜の売上金を狙って、日曜日の未明に侵入を試みる泥棒が多いかもしれません。
この期間の売上金の管理をどうするかが重要になってきます。
今回の事件でも現金は金庫に保管していたようですが、金庫が破られていますから万全の防犯対策とは言えません。
金庫以外の対策をどのようにするかが重要でしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年6月 5日 13:10)
