今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
セコ過ぎる! 食にまつわるどケチ・セコい行動
最近、レジ袋有料化の影響で、スーパーの無料ビニール袋を大量に使ったり、果ては根こそぎ持って帰る迷惑な人が話題になっています。こうしたニュースを聞いて、まず頭に浮かぶのは「セコい」の三文字ではないでしょうか。そうです、この世界では、いつの世にも何となく「セコい」行動をする人がいます。
例えば、飲食店のつまようじや砂糖、はたまたホテルの備品などをごっそり持ち帰る人、「禁煙した」と宣言したのに、飲み会になると「1本ちょうだい」と毎回もらいタバコをする人、何でもかんでも経費で落とそうとするサラリーマン......。
ちょっと笑えるセコさから、それはちょっとヒドいんじゃないの? というものまで、今回は、実際にあった「食」にまつわるセコい行動のリアルな目撃エピソードをご紹介します。皆さんの周りにもそんなふうに微妙に「セコい」行動をする人がいませんか?
目撃談1. 会社のお菓子泥棒事件(30代男性・編集)
会社宛に来るお中元、お歳暮、はたまた、関係者からの手土産など、お菓子がオフィスに放出されている時ってありますよね。うちのオフィスでは出張土産の「八ツ橋」や「萩の月」などが、まるで煙のようにごっそり消えてなくなる事件が頻繁に発生していました。「あれ、さっきまでここにあったのに」「俺、食べてないけど」と、部内で何かと噂に。ところが、ひょんなことからネズミが発覚したのです。
ある朝、鎌倉の銘菓「鳩サブレー」が大きな缶ごと放出されていたのですが、ランチ時間の後、案の定、ほとんどがなくなっていたんです。しかし、とうとう目撃者からのタレコミが。「さっき、営業のY部長が両手で山ほど抱えてどっか行きましたよ」と新人のKくんが証言したのです。おそらくこれまでの「八つ橋事件」も「萩の月事件」も、他部署のY部長の仕業だったのです。
ところが、同日、3時ごろになると、Y部長は何食わぬ顔で「3時のおやつは何かな~」と「鳩サブレー」の箱の前に立ち、「あ~、もうこれだけしかないのかぁ」と白々しい独り言をつぶやき、「じゃ、1枚いただいちゃうよ」とひょいと持って行くじゃありませんか。セコいというか厚顔無恥というか、そんなに好きなら自分で買えよ、とみんなザワザワ。以来、Y部長は影でネズミと呼ばれるようになり、いただいたお菓子はロッカーに保管するルールになりました。
<9/22(火) 8:01配信 食楽webより>
どこの会社にもどケチ・セコい人はいます。
うちの会社にも思い当たる人は何人かいますが、不思議と役職が上の人がその傾向にあるような気が・・・。
一般社員や派遣社員と比べると毎月多くの給料をもらっていてお金に余裕があるはずなのに、本当に不思議です。
まあそれぐらいのセコさがないと出世ができない、お金も貯まらないのかもしれませんね。(悲しい現実です・・・)
上記で紹介されている記事は会社宛てに届いたお菓子を勝手に持ち去る部長の話ですが、お菓子の所有者は会社にあると考えると、誰の許可もなく持ち去る行為は窃盗とも言えます。(部長が自由にする権利があるとは思えません)
どこかに訴える内容ではありませんが、厳密にはそうだということを盗んだ人には認識してもらいたいものです。
個人の私物を勝手に拝借する人、食べ物、飲み物を許可なく食べる人、これって、正確には窃盗罪に当たるのではないでしょうか。
加害者が上司や先輩の場合、被害者は公にすることは難しいでしょう。いわゆる泣き寝入りというやつです。
盗んだ本人は、たかがお菓子ぐらいでガタガタ言うなという心情かもしれませんが、いざ自分が被害者の側になったら殊の外大騒ぎするものです。
いっそのこと、監視カメラを社内のあちこちに設置し、誰もが映像を確認できるようにしておけばこのような「菓子泥棒」は発生しなくなるでしょう。
これも監視カメラの有効的な使い方の一つです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年10月30日 13:28)
老人が老人を狙う 91歳からひったくり
すし職人を装って路上で男性(91)に声をかけ現金1万円を奪ったとして、警視庁武蔵野署は、窃盗の疑いで、いずれも無職の東京都足立区西新井、容疑者(66)と北区王子本町、容疑者(71)を逮捕した。
容疑者(66)は「男性の代わりに馬券を購入するつもりだった」と容疑を否認。
容疑者(71)は「酒を飲んだりするためにやった」と認めている。
逮捕容疑は13日午前10時55分ごろ、武蔵野市吉祥寺南町の路上で、買い物に来ていた練馬区の男性に「お久しぶり。前にあなたがよく来た寿司屋の職人です。買い物をするので1万円貸して」などと声をかけ、男性が財布から取り出した1万円を奪い取って立ち去ったとしている。
武蔵野署によると、容疑者(66)と容疑者(71)は約30年前からの友人関係。
武蔵野署員が犯行現場を目撃し身柄を確保したという。現場周辺では3月以降、同様の事案が相次いでおり、同署が関連を調べている。
<10/15(木) 14:23配信 産経新聞より>
66歳と71歳の老人2人が、91歳の老人から現金1万円をひったくったという事件です。
70歳近い2人が91歳の老人をひったくりのターゲットに選び、そして犯行を実行するという、何とも残念で考えさせられる事件です。
生活に困った者が仕方なく行った犯行というのであれば情状酌量の余地があるかもしれませんが、ギャンブル目的、飲酒目的ということですから許されることではありません。
いい年をして、いい年をした大人が、と他人に評されることは、個人的には非常に恥ずべきことだと考えます。
先日、阪急電車という10年ほど前の映画をテレビで見ました。
その中で、40代から50代の女性の集団、いわゆるオバチャン達が電車の中で大騒ぎ、大はしゃぎをするシーンがありました。
周囲の人の迷惑も考えず、くだらない内容を大声でしゃべりまくり、空いている席にジャンプしたり(駆け込みながら座席に飛び込む感じです)、自分のカバンを空いている席に投げつけて座ろうとしている人の邪魔をして席を横取りしたり、何で騒いでいるの?と疑問を呈した子供に大声で威嚇して泣かせるなど、見ていて非常に不愉快なシーンでした。
別の見方をすると、役者の方達の演技が素晴らしいとも言えるのですが、実在していたら本当に迷惑な存在です。
そのオバチャン達に対して、泣かされた子供の70代くらいのお祖母ちゃんの堪忍袋の緒が切れて、理路整然とした説教を行うシーンは爽快でした。
いい年をした大人が恥ずかしくないの? どんな教育を受けてきたの? 見ている人の気持ちを代弁した素晴らしいお説教でした。
相手にキレながらも、品のある怒り方の演技ができる音羽信子さんは素晴らしい女優さんだなと改めて感じました。
いい年をして、いい年をした大人が、と言われることがないように日頃から言動には気を付けたいものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年10月23日 13:12)
群馬県防犯設備協会 カメラを過信せず、音や光の威嚇推奨
群馬県で農作物や家畜の盗難が相次いでいることを受け、県防犯設備協会(前橋市)は、電話や訪問での相談を無料で受け付けている。
防犯カメラの設置の助言や施工業者の紹介にも応じる。
同協会が9月28日からちらしなどで相談を呼び掛けると、すぐに県内の梨農家の他、埼玉県の観葉植物の生産者からも相談があったという。
相次ぐ盗難被害について、木村忠事務局長は「カメラに鮮明な映像が残っていても、取られた作物は返ってこない。手塩にかけて育てた作物が盗まれないように、音や光で犯人を威嚇することが必要」と助言する。
同協会は8月中旬から「何者かが農園に侵入した形跡がある」「不審な車を見掛けた」といった相談が資材業者を通じて、農家から寄せられていた。県内や近隣県で家畜や農作物の大量窃盗被害があった8月下旬から相談が増えた。
盗難を警戒する農家から相談を受けたJAが同協会に連絡をして、同協会から回答することもあった。東京都内の防犯カメラを扱う業者から、不安をあおるような営業で過剰な装備の防犯カメラを売りつけられた事例もあるという。
相談内容に応じて、防犯設備士などの専門家が現地を訪問する。木村事務局長は「相談は無料なので気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。
<10/6(火) 8:13配信 日本農業新聞より>
家畜や農作物の窃盗被害に対して、群馬県の防犯設備協会は、防犯カメラを過信せずに、音や光で犯人を威嚇することが必要と答えています。
犯人が防犯カメラを恐れてくれれば効果はあるのですが、もし帽子やサングラスなどで変装を行い、姿がカメラに映ることを嫌がらなければ窃盗行為を防ぐことが出来ません。
防犯カメラの映像は犯人特定や証拠としては役立ちますが、盗難や破損被害を防ぐことが出来ない場合があります。
被害に遭う前に音や光で犯人をその場から退散させることが出来れば、被害額をさらに減らす、ゼロに近づけることが出来るかもしれません。
そういう意味でも音や光の対策を推奨しているのでしょう。
防犯カメラの設置は一般的になり、有用なことは認めますが、それだけでは効果が不充分な場合があり、音と光の対策を併用すればさらに効果がアップするということです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年10月16日 15:04)
横浜の質店に4人組が侵入 犯行時間わずか1分
横浜市西区の質店「OKURA横浜駅西口店」で9月30日未明、時計やバッグなど約40点(約4400万円相当)が盗まれた。
店の防犯カメラに、4人組が金属製の棒のような物でガラス戸の鍵を壊して侵入し、ショーケースを割って商品を持ち去る姿が映っており、戸部署が窃盗容疑で行方を追っている。
わずか1分ほどの間の犯行で、4人は白色系の車で逃走したという。
<10/3(土) 12:02配信 読売新聞オンラインより>
質店や宝石店など高価なブランド品や貴金属類を扱っているところには高額商品が多数保管されています。
このようなところには防犯カメラが当然のように設置されていますが、残念ながら侵入・窃盗被害に遭ってしまうことがあります。
今回の事件でも犯行時間わずか1分の間に、ガラス戸のカギを壊して侵入し、ショーケースを割って商品を奪い去り、その場から逃走するという手口が成功しています。
防犯カメラだけでは犯罪を防ぐことが出来ない典型的な業種と言えるかもしれません。
犯人が犯行を行えないように、強制的、かつ物理的に対策して対抗するしかないでしょうか。
侵入者に対して、煙を噴射し、視界を遮ることでその後の犯行を難しくする対策(フォグガード)。
ガラス戸やショーケースの材質を簡単には破壊できないものに代えることで犯行の時間を長期化させあきらめさせる対策。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年10月 9日 13:55)
レジ袋有料化の弊害? マイバッグに隠して万引き
89円のレトルトカレーをマイバッグに入れて万引したとして、兵庫県警佐用署は1日、窃盗の疑いで、同県佐用町の清掃員の女(72)を逮捕した。
逮捕容疑は9月17日、同町内のドラッグストアで、陳列されていたレトルトカレーを、買い物かごの中に入れていたマイバッグに隠して盗んだ疑い。
佐用署によると、在庫の数が合わないことに気付いた店長が防犯カメラで確認したところ、女がパンやバナナの代金は払ったものの、カレーの代金を払わないまま店を出る様子が写っていたという。女は同署の調べに容疑を認め、「お金を払うのがもったいなかった」などと供述している。
<10/1(木) 12:22配信 神戸新聞NEXTより>
レジ袋の有料化が一気に広がり、どこで買い物をしても有料の袋が必要か聞かれるようになりました。
スーパーなどにはマイバッグを持参することがありますが、コンビニ等に行くのにマイバッグは必要ないと考え、ついつい袋も買ってしまいます。
また、持参したマイバッグに入らない量の買い物をした場合、やはり袋が必要になってきます。
慣れるまでの問題かもしれませんが、少し不便さを感じている人も多いでしょう。
温暖化対策等で必要なこととは思いますが、今回のマイバッグを利用した万引き事件を見ていると、良いことばかりとは言えないような気がします。
持ち込んだマイバッグに商品を入れないように監視する必要がありますが、全てのお客さんを見張り続けることは現実的には難しいでしょう。
そこは防犯カメラや防犯ミラーなどを設置し、人の目による監視を補助する必要があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年10月 2日 15:54)