今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
静岡 親子3人で民家に侵入し窃盗
静岡県警沼津署は17日、別の窃盗容疑事件で逮捕していた富士宮市の運転手の男(54)と息子の男子中学生(15)を窃盗容疑などで再逮捕し、男の妻で無職の女(39)を同容疑などで逮捕したと発表した。
発表によると、3人は9月26日午後2時頃、沼津市東椎路の民家に侵入し、現金8000円やキャッシュカードなどの入った財布を盗んだ疑い。
このほか、男子中学生は8月22日午前11時頃、沼津市西椎路の民家に侵入し、現金120万円や腕時計8点(168万円相当)を盗んだ疑い。
父親と息子は10月24日、沼津市内の民家で発生した別の窃盗容疑事件で逮捕されていた。周辺では空き巣被害が相次いでおり、その後の捜査で、親子3人が関与していたことが分かった。
<11/20(金) 7:24配信 読売新聞オンライン>
親子3人で窃盗を繰り返していた家族の犯行ですが、以前なら中学生の息子にこのような犯罪をさせていた、強要していたかもしれない親を恥ずかしく思う気持ちが強かったはずです。
ただ、現在のコロナ禍の状況を考えると、親が仕事を失い、生活のためにやむを得ず家族で犯行を行っていた可能性を考えると、何とも言えない気持ちになります。
もちろん褒められた行いではありませんし、被害に遭った方にしてみれば、本当に迷惑でしかなく、被害者には何の落ち度もないことなのですが、犯罪を行っていた事情が考慮されても良いように思います。
国や自治体の給付金等の援助は、本当に生活に困った人達が受けるべきもので、これをいかにして末端の人まで行き届かせることが重要ではないでしょうか。
政府の失策や閣僚の失言などを追及する暇があるのなら、多くの人が安心して暮らせるような具体的な対策をいかに早く実行するかが今、政治家に求められているように思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年11月27日 15:59)
中国人6人組による空き巣200件
夕方から夜にかけて明かりのついていない民家で空き巣を繰り返したとして、兵庫県警捜査3課と西宮署などが、窃盗などの疑いで中国人の男6人を逮捕していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。県警は約200件、計約1億4千万円相当の被害を裏付け、13日にも追送検する。
逮捕されたのは、いずれも中国籍の男(31)ら6人。男ら5人は公判中で、残る1人(42)は既に神戸地裁で執行猶予付きの有罪判決が言い渡されている。
捜査関係者や起訴状によると、2014年6月~20年3月、兵庫や東京、愛知など10都府県の郊外の住宅街で民家に侵入し、現金や貴金属を盗んだ疑いが持たれている。調べに容疑を認め、「日本は刑罰が緩い」「防犯カメラが少ないので捕まりにくいと思った」などと話しているという。
捜査関係者らによると、6人は中国福建省出身で親戚や知人の関係。大阪市内の賃貸アパートなどを拠点に車で移動し、侵入する役と見張り役、運転役に分かれていたという。日暮れ前から民家を物色し、夕暮れ以降、明かりがつかないままの家を留守と判断。窓ガラスを割って侵入し、現金や貴金属を盗んでいたという。
県警は3月、京都府長岡京市の民家に侵入し、現金3千円などを盗んだなどとして、6人のうち5人を逮捕していた。
<11/13(金) 7:30配信 神戸新聞NEXTより>
逮捕された窃盗犯の中国人6人組が「日本は刑罰が緩い」「防犯カメラが少ない」と話しているようですが、この2点は何年も前から様々な事件で言われていることですが、この現状が変わらない限り、また新たな外国人犯罪者に狙われることは明らかです。
今回逮捕された犯人たちは2014年から2020年まで約6年間も捕まることなく犯行を繰り返し行っていたようです。
この6年間という年月を長いとみるか、短いとみるかは人それぞれですが、私は長すぎる思います。
そんな長い間捕まらず、犯行を継続できていたのかと感じています。
今回、兵庫県警に逮捕されていますが、大阪を拠点に、東京、愛知など10都道府県にまたがっての犯行ということですから、そこも捕まるのに時間が掛かった理由かもしれません。
もし、日本と中国を行き来していたとしたら、さらに逮捕することは難しくなったでしょう。
この辺りは根本的にシステムや対策、体制を見直さなければいけないような気がします。
また、日本は刑罰が緩い、防犯カメラが少ないという指摘に対しても具体的な改善策を実行すべきでしょう。
刑罰の厳罰化が犯罪の抑止力にはなりにくいという意見もあるでしょうが、何もしないよりかはましな気がします。
防犯カメラの台数を増やすことは簡単ではありませんが、国や自治体などの補助事業を拡充させることで、個人や企業が設置する際の負担を減らすことにつながります。
また、防犯対策をしていることで税制面での優遇措置などあれば、さらに導入が広がるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年11月20日 16:32)
モデルルームに内覧後訪れ、家具盗む
マンションのモデルルームに侵入し、椅子などを盗んだとして、兵庫県警垂水署は4日、建造物侵入と窃盗の疑いで、神戸市灘区の会社員の男(48)を逮捕した。
逮捕容疑は7月16日午後1時~18日午前9時20分ごろ、神戸市垂水区のマンションのモデルルーム1室に侵入し、椅子4脚とローテーブル1台、クッション2点、マット2点(計約5万6000円相当)を盗んだ疑い。調べに容疑を認めているという。
同署によると、モデルルームは米国のビンテージバーをイメージしてリフォームされ、7月16日午後1時から公開していた。スタッフは常駐せず、内覧希望者には鍵の暗証番号を伝えていたという。
同署によると、男は内覧を終えた後、再び鍵を解除して部屋に入り、椅子などを運び出したとみられる。家具は自宅で使っていた。7月18日朝、スタッフが被害に気付き、防犯カメラの映像などから男が浮上したという。
<11/4(水) 18:00配信 神戸新聞NEXTより>
モデルルームやモデルハウスに内覧希望者として訪れ、その後一人で侵入し、中に置いている家具を盗むという手口です。
最近は家具付きの部屋なども増えていますから、その家具は犯罪者にとっては格好のターゲットになりそうです。
今回のような鍵を暗証番号で解錠するような部屋の場合、内覧希望者が疑われる可能性もあり、犯行を行うことはリスクがあります。
普通に鍵で解錠するような部屋の場合、内覧者だけに限りませんので侵入を疑う対象者が増え、捕まえるのがさらに難しくなります。
モデルルーム等にもよるでしょうが、スタッフが常駐しているとは限りませんから無人の時間帯の防犯対策や警備をどうするかがポイントです。
今回のように防犯カメラが設置されていればその映像から犯人につながるケースもあるでしょうが、犯人の映像が映っていても誰か特定できなければ逮捕することはできません。
そう考えると防犯カメラだけでは対策としては不十分なケースもありますのでプラスアルファの対策が必要になります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年11月13日 14:45)
空き巣繰り返した男 被害者の7割が犯行に気付かず
今年8月、札幌市内の住宅に空き巣に入った疑いで逮捕された66歳の男が、これまでに30件近く犯行を繰り返していたことがわかりました。しかし、被害者の7割は犯行に気づいていませんでした。
札幌市西区琴似の無職の容疑者は、2015年5月ごろから今年8月21日までの間、札幌市内の住宅で、空き巣を繰り返した疑いが持たれています。警察によりますと、被害は未遂を合わせて28件で、300万円以上にのぼります。
容疑者は、夜になると、住宅街を徒歩や自転車で回り、明かりの付いていない家に狙いを定めていたということです。
また、1階だけでなく、2階の窓からも木を登るなどして侵入し、窓の内側から鍵をかけていても、マイナスドライバーを隙間に差し込み、ゆすって開けていたことがわかりました。
容疑者は、現金や商品券などを見つけた後、部屋の中をもとの状態に戻していたため、被害者の7割が、警察が調べるまで被害に遭ったことに気が付いていませんでした。
容疑者は容疑を認めていて、盗んだ金は、生活費のほか、パチンコや居酒屋で使っていたということです。
警察は、2階の部屋でも油断せずに窓に補助錠をつけるなどして防犯を強化するよう呼びかけています。
<10/22(木) 22:01配信 HBCニュースより>
約5年間空き巣を繰り返していた男ですが、現金などの金品を盗んだ後、部屋をもとの状態に戻すことで、被害者の7割が被害に遭ったことに気付かなかったということです。
そのお陰か、5年間も捕まらずに空き巣を行えていたというこです。
また、5年間で28件という被害件数も多い数字ではありませんから、これも捕まりにくい秘訣かもしれません。
窓の隙間にドライバーを差し込み、ゆすって開けるという侵入手口ですが、窓を壊してしまうと侵入被害に遭ったことが分かってしまうため、これも工夫している点でしょう。
また、明かりの付いていない家、つまり無人の家ばかりを狙っている点も、侵入するために時間を要しても問題ないことにつながっています。
お金を掛けて防犯対策をするのが一番ですが、もし余裕がない場合は、現金などの金品はこまめに現品を確認するなどすべきでしょう。
侵入者があればすぐ分かるように、人が通ったらひもやティッシュが切れるなど目印をつけておけば良いでしょう。
あとは当たり前のことですが、2階も含めて戸締りは必ず行い、できるだけ金品は置いておかないようにすることです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2020年11月 6日 14:49)