今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
強盗犯に対する警告、強盗は成功しません!
2024年12月16日、静岡市清水区の郵便局に刃物を持った男が押し入り何も取らずに逃走した事件で、警察は、17日、静岡市に住む男を強盗未遂の疑いで緊急逮捕しました。
警察によりますと、容疑者の男は、16日夕方、静岡市にある郵便局で、刃物を見せて金銭を要求した疑いがもたれています。
容疑者の男は車に乗って現場から逃走していましたが、逃走する際、局員が投げたカラーボールが車に当たったことで、警察はオレンジ色の塗料が付いた車の行方を追っていました。その後、市内で塗料が付いた車を発見したことで、逮捕に至ったということです。警察の調べに対し、男は容疑を認めているということです。
<YAHOOニュース2024年12月17日(火)17:06配信>より
金融機関への強盗は後を絶ちませんが、成功することはほとんどなく、必ずと言っていいほど犯人は逮捕されています。それでもなおこのような犯罪がなくならないのはなぜでしょうか?
金融機関を狙う強盗がなくならない理由は、いくつかの要因が考えられます。
1. リターンの大きさ: 金融機関には現金や貴重品が多く保管されているため、強盗が成功すれば短時間で大きな金額を得られる可能性があります。この魅力が犯罪を引き起こします。
2. 計画性: 一部の強盗は事前に入念に計画を立て、警備システムや従業員の動きを研究します。これにより、発覚のリスクを最小限に抑えようとします。
3. 脆弱なポイント: 一部の金融機関では、セキュリティ対策が不十分である場合があります。特に地方の小さな支店などでは、大都市に比べて警備が手薄になることがあります。
4. 精神的な要因: 経済的な困難や絶望感から、犯罪に走る人もいます。特に社会的に弱い立場にある人々が、極端な手段を選ぶことがあります。
5. メディアの影響: 強盗事件が報道されることで、他の犯罪者に対して「成功例」としてヒントや刺激を与えることがあります。
6. 急激な状況変化: 経済の不安定さや失業率の上昇など、社会的な状況の変化が強盗事件の増加を引き起こすことがあります。
7. 犯罪者のネットワーク: 強盗団などの組織が存在し、情報を共有したり協力したりして計画的に犯罪を行うこともあります。
これらの要因が重なり合うことで、金融機関を狙った強盗事件が根強く存在しているのです。
以前、特定郵便局への強盗が多発した時期があり、対策として簡単な「あいさつセンサー」を導入されたことがありました。
このセンサーは、人が入ってくると「いらっしゃいませ」と女声で報知するという非常に簡単なものでした。
しかし、導入して1年間強盗の被害がなくなりました。
くしくも導入の1年後の翌日に強盗が発せしてしまったのです。
その理由は、電池切れで「あいさつセンサー」が作動しなかったのです。
その後の未遂で逮捕された犯人にヒアリングして分かったのが、強盗するつもりで郵便局に入った瞬間に「いらっしゃいませ」と声をかけられ、窓口の職員と目が合ってしまったことで、強盗を実行できなかった、ということでした。
犯罪者は人目を嫌います。声かけや音が鳴るということは、すなわち人に見られる恐れがあるから嫌がるのです。
犯罪を防ぐには、犯罪者が嫌がることを沢山やることです。もし自分が泥棒だったら、こんなことされるといやだなぁと想像することがスタートになります。
防犯のプロは泥棒の心理を逆手に取り、狙わせないことで、犯罪に合わない安全で安心な社会を目指します。
ご相談はお気軽に。全国140以上の防犯のプロショップがサポートいたします。ご相談はお気軽に。全国140以上の防犯のプロショップがサポートいたします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年2月25日 11:45)
