今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
クレジットマスター
【クレジットマスター」ってご存知ですか?
●「クレジットマスター」
16けたのクレジットカード番号のうち複数のけたに、決まった数字を足し引きしていくと、特定の回数で元の番号に戻る。その過程で出てきた番号は、他人が使用しているものに該当する可能性があるという。カード番号の並びの規則性を悪用した方法。こうした計算を瞬時に行う自動ソフトも出回っているとされる。カード業界の関係者などによると、10年ほど前から被害が確認されているが、具体的な防止策は見つかっていない。
この「クレジットマスター」による犯罪の摘発が初めて発生しました。
警視庁は6日、窃盗の疑いなどで大阪市内の無職の男(45)の逮捕状を7日に取る方針を固めました。
ニュースに「クレジットマスター」に関して記載されていましたのでご紹介します。
●インターネット決済とクレジットカード番号の規則性を悪用した新たなカード犯罪の一端が明らかになった。警視庁が7日に窃盗容疑などで逮捕状を取る大阪市の男らは、カード番号と有効期限だけで簡単に決済できるネットの通販サイトに着目。「クレジットマスター」と呼ばれる手口で、他人になりすまし購入を繰り返していた。カード番号の仕組み自体を悪用しているため、カード会社なども番号流出の防止に打つ手がないのが実情だ。専門家は「ネット決済に暗証番号の項目を追加するなどの対策が急務」としている。
カード会社関係者によると、これまでカード犯罪では、スキマーと呼ばれる機械を使ってカードの磁気情報を盗み取る「スキミング」や、偽のウェブサイトのURLを張りつけたメールを送りつけ、カード情報を登録させる「フィッシング」と呼ばれる手口の被害が目立っていた。
特殊な機械や技術が必要なこれらの手口に比べ、クレジットマスターは元になるカードがあれば、あとは計算を繰り返すだけの比較的単純なものだ。男らは、通販業者のサイトで次々と番号を打ち込んでいくことで、実在する他人のカード番号に行き着いていた。
NPO法人「日本情報安全管理協会」(東京都)は、「クレジットマスターによってカード番号を知られることは防ぎようがない。ネット上で不正利用するため、犯人にとってリスクの低い手口」とする。
複数のカード会社によれば、クレジットマスターの被害報告は約10年前から寄せられているという。
日本クレジット協会の調査では、今年1〜3月までのスキミングやフィッシングなど不正行為による被害額は25億9000万円。クレジットマスターによる被害件数もこの中に含まれるとみられるが、カード会社が詳細を公表しないため、実際の被害は不明だ。
カード会社関係者は「サイト上でより多くのカード情報や個人情報を打ち込むシステムにするなど、業界で統一ルールを作る必要がある。ある程度、ネット利用者に手間をかけてもらうしかない」と指摘する。
(7月7日産経新聞より引用)
インターネットで通販するとき、「こんな簡単な内容で本人確認して決済するの?」と思うことがあります。実際にこうした犯罪が多発すると、クレジットカードそのものの価値が下がってしまうことになると思います。
暗証番号は必須、それ以外にも本人確認のための個人情報を入力させる方法を併用することが、顧客の安全、安心を守ることにつながります。
安心して買い物ができることこそ、利用者がもっとも重視していることであると思います。
投稿者: スタッフ (2009年7月 7日 11:22)
路地裏の花がなぜ防犯効果があるのか?空き巣被害4分の一に。
「花は心のセキュリティ」
セキュリティハウス展開を開始した時に、ある女性が考えたキャッチフレーズです。
心の余裕、潤いが防犯につながる、という意味なのですが、実際に花で防犯効果があった、ちょっと心が温まるいい話です。
●路地裏の花で防犯効果、空き巣被害4分の1に…東京・杉並
東京都杉並区が、人通りの少ない路地裏で花を育てるなど、街を美化する取り組みを進めたところ、昨年1年間の空き巣被害が、近年では最多だった2002年に比べ、4分の1以下に減ったことがわかった。
杉並区には狭い路地に家が密集する地域が多く、かつては空き巣多発地域として知られていた。00年に1353件だった空き巣被害は、01年に1485件、02年には1711件まで増加した。
こうした状況に危機感を抱いた区では03年10月、自主防犯パトロール隊への支援策などを盛り込んだ「安全美化条例」を施行。協力が得られた住民の自宅周辺に防犯カメラを設置し、警視庁OBによるパトロール隊も結成するなどした結果、03〜05年の被害は何とか1000件前後に抑え込んだ。
ところが、06年には1206件と増加に転じた。このため区は、なぜ被害に遭うのかを探ろうと、05年に空き巣に入られた100世帯を対象に調査を実施。その結果、玄関先や庭先に花を飾っている家の被害は2軒しかないことがわかった。
そこで区は、「花咲かせ隊」を公募するなど以前から行っていた「フラワー作戦」を06年以降、本格化させた。人通りの少ない路地裏の花壇や玄関先に草花を植えてもらおうと、年約600万円の予算をつけて花の苗や種を地域住民に配布。花咲かせ隊は、現在では109団体872人の住民が登録するまでに増えた。昨年からは小学生などの手も借りて、区内で3000か所ほど確認された落書きを消す活動も進めている。
こうした取り組みもあり、一昨年の被害は過去最少の385件に減少。昨年も387件、今年は4月末までの被害が118件で、過去2年をさらに下回るペースになっている。
通行人も花に関心を持つようになり、人通りがまばらだった路地裏にも人の姿が見られるようになった。同隊の活動に参加する主婦は「街の美化と防犯の一石二鳥。活動を通じて近所付き合いも前より密接になった」と話す。
(6月6日 読売新聞より引用)
路地裏の花がなぜ防犯効果があるのでしょうか?
●地域の人たちが花の世話や観賞のために路地を行き来することによる「監視の目」が防犯に役立っている。
●花に目がいくことで、常に見られている状態を保っているため、犯罪を犯しにくい環境となっている。
●活動を通じて近所付き合いが密接になった。
●行き来する時に「挨拶」をすることで、不審者には入りにくい環境となった。
●落書きを消すことで、軽犯罪も許さない、という街の強い防犯意識を犯罪者に知らしめることができ、「犯罪しにくい環境」となった。
侵入防止4原則の「目」「音」「光」「時間」のうち、目(人の目+防犯カメラ)で常に「監視の目」が行き届いていることが最大の防犯効果になっているのだと思います。
こうした地域一体の対策は、多くの自治体で犯罪抑止の参考になっています。
杉並区には昨年だけで、静岡や沖縄、福岡県などから約20自治体の担当者が視察に訪れ、今年も視察希望が寄せられているということです。
花による防犯。
あなたもぜひ実施してみませんか?
投稿者: スタッフ (2009年6月 8日 09:34)
CIS−CATS(シス・キャッツ)
CIS−CATS(シス・キャッツ)ってご存知ですか?
今年1月より全国の警察で運用を始めた情報分析支援システムのことです。
何をするものかというと、犯罪の検挙のために発生日時や場所、侵入手口などのデータを入力すると、近くで起きた類似事件がディスプレー上の地図に表示されるもののようです。
このCIS−CATS(シス・キャッツ)を使って新人刑事がお手柄を上げたニュースが掲載されていました。
●大垣署:新人刑事がお手柄 シス・キャッツで窃盗容疑者を検挙、県内初 /岐阜
(5月16日毎日新聞より引用)
昨年10月に大垣署刑事1課に配属されたばかりの新人刑事巡査長(29)が、今年1月に全国の警察で運用を始めたばかりの情報分析支援システム「CIS−CATS(シス・キャッツ)」を駆使するなどして窃盗容疑者検挙につなげた。同署によると同システムでの容疑者検挙は県内初。全国でも珍しいという。
巡査長は3月22、23日に大垣市内で連続発生した出店荒らし事件で同システムを活用。結果を基に4月初めの未明、犯人が出没しそうな地域を上司と警戒捜査。1台の不審車両を見つけ、ナンバープレートから所有者を割り出す一方、証拠を固めて今月11日の容疑者逮捕につなげた。
巡査長は06年4月に任官し、同年10月に大垣署に配属され、交番勤務などを経て昨秋に希望の刑事になった。祖父も父も警察官で、父は岐阜中署刑事1課の現職刑事。以前から同システムに興味を持っていた巡査長は事件発生後、勤務時間外もシステムにデータを入力するなどして分析する一方、現場を回るなどしてきた。
25年ぐらい前元刑事さんから聞いた話では、侵入手口からその侵入手口を実行する過去の窃盗犯を推測し、その行動を分析し、尾行したり、バイクや自動車の走行距離から犯行現場との関係を推測したり、出されたゴミから証拠を集めたり、次の犯行場所を推測するということでした。
時代が変わり、まさにその犯人逮捕のための捜査を、データ入力して検出で行えることで、分析も速く今後の検挙率のアップにもつながるのではないかと思います。
しかし、反面、入力するデータがきちんと分析されたものでなければ意味がありません。例えばガラス破りの手口でも、どういう割り方をしたのかということがきちんと把握できないとその違いはなかなかは明確にはなりません。
また、ここのところ急増している「生活苦による犯罪」の場合には前科がない場合も多く、その場合にはこのシステムは有効となりません。
先日過去のDNA鑑定の結果が覆されるというニュースがありましたが、そうしたことがないようにすることが重要です。
犯罪を予防するのも、犯人を検挙するのも「人」が主体であることに変わりはありません。
このCIS−CATS(シス・キャッツ)を駆使して犯人逮捕した巡査長は、パソコンなどの得意な現代っ子ですが、そのDNAには、祖父、父と続いた刑事魂が脈々と流れているのだと思います。
投稿者: スタッフ (2009年5月19日 16:16)
鳥取県の防犯事情 無施錠による窃盗被害が全国平均より大幅突出
鳥取県の調査で、無施錠により窃盗被害に遭う割合が全国平均より突出して高いことが分かりました。
07年に鳥取県内で発生した犯罪のうち窃盗犯は4299件で、全体の約7割を占めています。
内訳は、
自転車盗1146件
万引き727件
車上狙い545件 ・・・となっています。
窃盗犯の中でも無施錠での被害が深刻のようです。
窃盗犯のうち無施錠での被害の割合は、
車上狙い59%(全国平均38%)
自動車盗69%(全国平均27%)
オートバイ盗59%(全国平均24%)
空き巣などの住居侵入窃盗83%(全国平均38%) ・・・となっており、全国平均の割合を軒並み大幅に上回っています。
この状況を受けて、鳥取県は昨年5月末から6月にかけて、県内在住の18歳以上の男女287人に対して防犯意識に関するアンケートを実施しました。
<回答者184人中>
「短時間の外出時は自宅の玄関に鍵をしない」・・・67人(約36%)
「窓の鍵は閉めるが、風呂場やトイレの窓の鍵はしない」・・・40人(約21%)
「1階の窓だけ鍵をする」・・・28人(約15%)
「外出するときでも鍵はかけない」(無施錠)・・・20人(約10%)
大都市に比べ治安が悪くなく、地域コミュニティーがしっかりしていることが背景にあると考えられています。
<4月16日16時4分配信 毎日新聞より>
田舎では犯罪が少なく、隣近所の住民との交流もあり、泥棒などの不審者がいても周りが気が付いてくれるので今でも無施錠の家が多いと言われています。
しかし、都会で犯行を行っていた泥棒が次に田舎に移って犯行を行うというニュースを目にすることがあります。
ここでそんな犯行は起こらないだろう、ここから侵入されることはないだろう、という油断が大きな被害を招くことがあります。
万が一の被害に備えての防犯対策を行う、と言いますが、万が一というと数字に直すと0.01%ですが、実際に被害に遭う可能性はそれ以上ではないでしょうか。
殺人などの凶悪犯罪の件数は減っていると言われていますが、窃盗やひったくり、振込み詐欺などの犯罪は増えている地域が多いでしょう。
実際の犯罪件数などのデータ以上に、犯罪が増えていると感じる人が多い、「体感治安が悪くなっている」という表現を耳にされることがあると思います。
この傾向は今後も続くでしょう。
自分や家族の身は自分で守る時代ではないでしょうか。
防犯システムを導入する上で注意すべきこと
投稿者: スタッフ (2009年4月17日 10:43)
公園の砂場に注射針80本散乱。
誰が何の目的で行ったのでしょうか?
24日午前6時55分頃、兵庫県尼崎市塚口本町の塚口第2公園で、砂場(約4メートル四方)内やブランコなどの遊具周辺に、注射用とみられる針約80本が散乱しているのを、近くの男性(66)が見つけ、110番しました。
尼崎北署はいたずら目的でまかれた可能性もあるとみて、軽犯罪法違反容疑で調べています。
同署の発表によると、針は、長さ3センチと2センチの2種類で、インスリンや血糖値測定用とみられる。公園は市が管理しているが、前日の午前9時頃に担当者が清掃した際には異状はなかったということです。
(3月24日読売新聞)
子供たちが遊ぶ公園の砂場に注射針をまく。
なんと悪意に満ちた行為でしょうか。
なにもなく、大人が見つけることができて本当に良かったです。
この公園に防犯カメラが設置されていたとの記載はありませんでしたので、設置はないのかもしれません。
公園の防犯対策に関して、市町村でも見直しを進めています。
見通しの良い公園。大人が子供たちの様子を見守ることができること。
そのためには
●公園の立地(道路からの死角をなくす)
●夜間照明の追加
●植木の剪定・雑草の削除
●遊具道具の配置場所の見直し
●遊具道具そのものの安全性
●公衆トイレ内の安全性のアップ(緊急押しボタン)
●防犯カメラの設置
子供たちが安心して遊べる公園になるよう大人が連動して実施することが重要です。
又、針の盗難などが発生しないように、病院・医院などは、新品の針の盗難防止はもとより、使用済みの針の保管を徹底し、防犯対策として敷地内に不審者が侵入した時点で威嚇撃退できるような防犯システムを設置することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年3月24日 16:28)
体重125キロのひったくり犯…体型とへこんだ後輪が動かぬ“証拠”
体型が災い?して逮捕されたひったくりの話です。
自転車の女性にミニバイクで近づきバッグをひったくったとして、警視庁捜査3課は、窃盗の疑いで東京都板橋区大山金井町、無職男(30)を逮捕した。同課によると、同居している女性に風俗関係の仕事に就いていると話していたといい、「定職に就いていると思わせるためにやった。生活費がほしかった」と容疑を認めています。
2日午後6時半ごろ、台東区竜泉の路上で、自転車で通行中の団体職員の女性(38)の背後からミニバイクで近づき、前かごにあった現金5000円入りの財布などが入ったバッグを盗んだ疑い。
昨年末から板橋区、豊島区などでミニバイクの男のひったくり事件が相次いでおり、被害者の証言などから、「太った男で、ミニバイクの後輪がつぶれたように走っている」との情報を元に捜査。
捜査員が2月20日、板橋区内で似たような体形のミニバイクの男を発見し、ナンバーを調べたところ、容疑者が浮上しました。容疑者は身長約170センチ、体重約125キロだったということです。
捜査3課は、容疑者がこのほかにも都内や埼玉県川口市で約50件(被害総額約180万円)のひったくり事件に関与しているとみて調べているます。
(3月10日産経新聞 )
不況の影響で「ひったくり」なども増える傾向にあります。
バックだけを盗まれるだけでなく、転倒して大怪我をしたり、外国では腕ごと切り取って盗むといった物騒な方法で盗まれることもあります。
ひったくり対策としては
● 道路の車道側にカバンなどを持たない。
● 自転車のカゴにカバンや物を入れない。
● カバンは斜めがけがベスト。海外の危険な場所はその上からコートを着るとより安心。
● 携帯電話で話しながら・・といった状態が一番危険、隙を作らない。
● 後ろから走ってくる自転車やバイクなどに注意する。特に細い路地などで人通りが少ない場所では注意が必要。
● 警察が発表しているひったくり情報に注意し、ひったくりの多い場所を歩くときは特に注意する。
(各県警本部などでメールで犯罪情報を送信するサービスがあるので入って常に情報を入手すること)
投稿者: スタッフ (2009年3月10日 16:23)
警察官のように尾行し車上荒らしの逮捕に協力。小6男児。
21日午後3時頃、仙台市青葉区旭ヶ丘の古本屋の駐車場で、部活の帰りの小6の男児(11)が、駐車中の同店経営の男性(45)の無施錠だった軽ワゴン車から、男が段ボール箱を持って走り去るのを目撃しました。
男児は古本屋の経営者に「泥棒だ」と伝えると同時に、徒歩で1キロ以上尾行し、男が自宅アパートに入るのを確認。
近くの交番に経営者と届け出、駆け付けた仙台北署員が男を窃盗容疑で緊急逮捕しました。
逮捕されたのは、同区旭ヶ丘、会社員男(28)で、アダルトDVD20本(時価7万円相当)入りの段ボール箱を盗んだ疑いです。
男児は「警察官になったみたいで、ワクワクしながら追いかけた」と話している。又「目がいいから遠くからでもどこの部屋か分かった」とも話しており、刑事の素質もあるようです。
同署は「正義感旺盛で、将来有望な少年。警察官になってくれたら最高」と話し、表彰を検討しているということです。
泥棒に少年が立ち向かうというのは映画「ホームアローン」を思い出しました。
自宅を一人で泥棒から守ったり、ニューヨークのおもちゃ屋を泥棒から守ったり大活躍していました。
先日もTVで「ホームアローン�U」を見て大笑いしましたが、機転をきかせて泥棒に立ち向かうところはなかなか笑えます。
今回の小学6年生も機転がきく勇気ある少年。しかし、いつも映画や今回のようにこんなにうまくいくとは限りません。泥棒に尾行が見つかり危害を受ける可能性もありますので注意が必要です。
投稿者: スタッフ (2009年2月23日 11:00)
出し子10人画像、ATM横に掲示 警視庁
振り込め詐欺対策として全国で取り組みが進んでいます。
●振り込め詐欺対策で警視庁は16日、現金を引き出す「出し子」10人の防犯カメラ画像を公開、東京都内の金融機関やコンビニエンスストアのATM(現金自動受払機)での掲示を開始。
公開された画像は、別々の詐欺グループで昨年1〜10月に複数回現金を引き出した10人。昨年1〜7月、江戸川区のコンビニで計56回、約1530万円を引き出した男や昨年3月に千代田、中央両区などのコンビニで計66回約1270万円を引き出した男らが含まれている。
●大手コンビニチェーン「ファミリーマート」は2日から全国6374店舗のATMに注意を喚起する、「ストップ振り込め詐欺」などと流れる音声ガイダンス機能を導入。
利用者の「視覚」と「聴覚」に訴える抑止対策が動き出した。(2月16日毎日新聞より抜粋)
銀行に警察官を配置、ATMの最後の画像に振り込め詐欺注意の文字を入れる、ATMコーナーにステッカーを貼る、行員による声かけなど色々な対策がとられています。
滋賀県警では振り込め詐欺ではないかと思い止まるための歌を作ったと聞きました振り込め詐欺防止啓発ソング 「だまされたらあかん!」 です。
ちょっと関西色丸出しで、こんな歌でどれだけ効果があるのかはなはだ疑問ですが、歌詞をご紹介します。
振り込め 振り込め 振り込め詐欺
振り込め 振り込め オレオレ詐欺
つぎに あなたを ねらってます
こんな 電話 に要注意
【 犯人台詞 】
もしもし、オレ、オレだよ
オレ、会社の金使いこんだんや
返さな逮捕されるんや
すぐに、お金振り込んでや
ちょっと待って 振り込まないで
だまされたら あかん
これは これは これは振り込め詐欺だっせ
振り込め 振り込め 振り込め詐欺
振り込め 振り込め 還付金詐欺
つぎに あなたを ねらってます
こんな 電話 に要注意
【 犯人台詞 】
もしもし、社会保険事務所です
医療費を払いすぎています
還付しますので、お近くのATMから
携帯で電話してください
ちょっと待って 振り込まないで
だまされたら あかん
これは これは これは振り込め詐欺だっせ
振り込め 振り込め 振り込め詐欺
振り込め 振り込め 融資保証金詐欺
つぎに あなたを ねらってます
こんな チラシ に要注意
【 犯人台詞 】
低金利で今すぐ融資します
すぐに電話をください
借金を一本化した方が、返済が楽ですよ
まず、保証金を送金してください
ちょっと待って 振り込まないで
だまされたら あかん
これは これは これは振り込め詐欺だっせ
振り込め 振り込め 振り込め詐欺
振り込め 振り込め 架空請求詐欺
つぎに あなたを ねらってます
こんな ハガキ に要注意
【 犯人台詞 】
民事訴訟最終通達書
有料サイトが未払いです
直ちに料金を払わないと、裁判になります
すぐに振り込んで下さい
ちょっと待って 振り込まないで
だまされたら あかん
これは これは これは振り込め詐欺だっせ
ちょっと待って 振り込まないで
だまされたら あかん
これは これは これは振り込め詐欺だっせ
。
投稿者: スタッフ (2009年2月18日 11:43)
千葉、茨城 包丁117本窃盗 営業時間内…だれが何のため?
なぞの包丁大量盗難が茨城、千葉県で発生しました。
1月下旬から2月初めにかけて、茨城、千葉両県で包丁の大量窃盗事件が相次いだ。
盗まれた包丁は全部で117本。犯行は営業時間内に行われた可能性が高く、店頭に陳列していた包丁のすべてをごっそりと盗まれたケースもある。「転売して換金したのでは」との見方もあるが、被害品は特別高価でもなく、だれが、何のために盗んだのかは“藪の中”だ。
●最初の事件は茨城県東海村で発生した。1月28日、同村舟石川駅東のスーパー「ジャスコ東海店」から、ひたちなか西署に包丁43本(計約18万円相当)が盗まれたと届け出があった。
包丁は店舗2階の日用品売り場に陳列。25日午後9時の閉店時には異常がなく、その後、数人の店員が包丁が減っていることに気付いたが、「よく売れているな」と思ったという。
だが、約90本の陳列品のうち半数近くが減っていたため、28日午後1時ごろに伝票などで確認したところ、盗難が分かった。同署の調べでは、盗まれたのは文化包丁41本と刺し身包丁2本。深夜に外部から侵入した形跡などはなく、防犯カメラには、営業時間内に包丁の売り場付近にいる不審な男が映っていた。
●千葉県松戸では3件。2月3〜4日に3店で盗難が発覚した。最も被害が大きかったのは、同市松戸新田のホームセンター「ケーヨーデイツーみのり台店」。4日、出刃包丁や文化包丁、牛刀など18種類の計36本(約10万円相当)が盗まれているのを、午前9時ごろ出勤した従業員が見つけ、松戸署に届け出た。閉店後に侵入された形跡はなく、従業員が最後に包丁を確認した3日午後5時から午後8時の営業時間内の犯行とみられている。
●3日には、約850メートル離れたスーパー「サミットストア松戸新田店」でも陳列してあった30本すべてが盗難。防犯カメラには同日午後7時40分ごろ、不審な男女2人が映っていた。
●「サミットストア稔台店」(同市稔台)でも4日、売り場の8本すべてが盗まれた。
(2月16日産経新聞 )
この一連の犯行の共通点は、(1)大量盗難(2)大型店が被害(3)営業時間内に犯行が行われた可能性が高いということです。防犯カメラの映像からも、松戸市内の3件は同一犯の疑いが強いが東海村の事件については、「即座に関連性があるとはいえない」としています。
松戸市と東海村は直線距離で約100キロ離れているが、常磐自動車道を使えば移動は容易ということで、同じグループの犯行の可能性もあります。
包丁を盗まれた、と聞くと、「何か強盗など犯罪に使用するのでは?」とすぐに思いますが、「大量に盗まれているため、二次犯罪への使用ではなく、換金目的の可能性が高い」と警察ではみているようです。
ただ、松戸市のケースでは盗まれた包丁の値段は高くても1本4000円程度。同市内の刃物店の経営者(56)は「目的が分からないのは不気味。最近よく耳にする金属盗にしても、包丁のステンレスなんて二束三文にしかならないし…」と首をかしげるとニュースでは報じています。
わざわざ包丁だけを大量に盗むというのは今まで聞いたことがありません。
愉快犯というには、ちょっと量が多すぎますし、やはりどこかで販売するのでしょう。
海外に高く売れるのかもしれません。
最近は外国人の窃盗団による犯罪も多いため、盗品も海外に渡ることが多いようです。
自動車盗難では、バラバラの部品にして海を渡り現地で再び組み立て、販売。
携帯電話ショップから携帯電話を盗むのも、中国国内で高値で取引ができるからです。
金属盗難もそうで、国際的な金属価格の高騰が背景にあります。
犯罪や防犯の世界でも「グローバル化」が進んでいるのです。
投稿者: スタッフ (2009年2月16日 13:42)
携帯電話販売店で窃盗事件 埼玉で未遂含め6件発生
13日未明、埼玉県内で携帯電話の販売店を狙った窃盗事件が未遂も含めて6件発生しました。
共通点としては、入口ドアガラスが割られ、手提げ金庫が盗まれていることでしょう。
侵入の手口としては最も多いのがガラス破りです。
泥棒の心理や手口を知ることは重要です。
敵のことを知らずにその対策は立てられません。
もし、自分が泥棒だったらと考えると分かりやすいかもしれません。
防犯カメラや防犯センサーなど、泥棒や侵入者に対する防犯対策がしっかりされている家や店舗にあえて侵入しようと思うでしょうか?
そういうところに侵入すると防犯システムが動作し、警報音が鳴動して大騒ぎになります。周囲の人にも気付かれ、防犯カメラに記録されていればのちに捕まる可能性も高くなります。
よほど金目の物があったり、どうしても盗みたい物があれば別ですが、普通の泥棒はそのような防犯対策がきちんとされているところは避けるものです。
つまり、泥棒が事前に行う下見において、防犯対策がされているかどうかなどを基準に侵入のターゲットを決定します。
防犯対策がされていればそのターゲットから外れる可能性が高くなるということです。
これが事前に防犯対策を行う効果の一つです。
<2月14日8時5分配信 産経新聞より>
『13日未明、埼玉県内で携帯電話の販売店を狙った窃盗事件が未遂も含め6件あり、計約37万円の被害が出た。
県警は同一犯による連続窃盗事件とみて調べている。
... 続きを読む "携帯電話販売店で窃盗事件 埼玉で未遂含め6件発生"
投稿者: スタッフ (2009年2月14日 09:46)