今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
放置自転車撤去で防犯環境整備
和歌山県JR南部駅前の駐輪場で長時間放置されていた自転車約80台をすべて撤去する試みを行いました。
環境を整備することで、街全体が高い防犯意識を持っていることを外部(犯罪者を含め)にアピールすることができます。
駅などで自転車が無造作に放置されているような街は、治安状態もあまり良くない、おそらく警察による巡回などもあまり行われていないイメージを持たれるでしょう。
犯罪者にとって、防犯意識があまり高くなく犯行を行いやすい街だと認識されてしまいます。
そうなると犯罪が発生しやすい街となってしまう恐れがあります。
街全体としての取り組みとして、防犯効果の高い対策ではないでしょうか。
<9月10日17時16分配信 紀伊民報より一部抜粋>
『みなべ町は、JR南部駅(同町芝)前の無料駐輪場に長期間放置されていた自転車約80台をすべて撤去した。
町には放置自転車に関する条例はないが、田辺署管内の住民でつくる田辺警察署協議会(上羽寛会長)からの申し入れを受け入れた形。町は今後も必要であれば、撤去作業を続けていく。
投稿者: スタッフ (2008年9月12日 09:48)
暴行逮捕:中学生ら8人。ちょっと考えさせられます。
今日、記事でこんな事件が紹介されていました。
「知的障害者らに暴行や恐喝を繰り返したとして、警視庁少年事件課は22日、東京都青梅市の市立中学3年生6人(14〜15歳)ととび職(16)、無職(16)の少年2人の計8人を強盗や恐喝などの疑いで逮捕したと発表した。当時13歳だった中3の男子生徒(14)は14歳未満の触法少年だったとして補導した。
調べでは、9人は今年1月中旬、青梅市河辺町9の路上で、自転車で通りかかった知的障害のある男性(20)に因縁をつけて近くの公園で暴行し、現金約8万円を奪ったほか、5月末には知的障害のある少年(15)を仲間の自宅に連れ込み、ギターで殴るなど約6時間暴行し続けるなど7件の暴行、恐喝などをした疑い。
青梅市内のゲームセンターで知り合った仲間で、「自分より弱そうな人を狙った」などと供述しているという。被害者6人のうち、2人は知的障害者、1人は中学校の特別支援学級に通学していた。
被害者を殴りながら、木の棒をマイクに見立て「感想を聞かせて下さい」とふざけて質問したり、わざと軽くほおを殴らせて「訴えるぞ」と口止め工作もしていた。逮捕後も「いじめて何が悪い」と話す少年もいるという。」(毎日新聞抜粋)
この少年達はどのような感覚で犯罪行為をするのでしょうか?ましてや、知的障害者の方など自分達でも勝てそうな相手ばかりを選んで・・・。このような事件には憤りを感じますね。
もし、自分達が反対の立場だったら・・・、そんなことを少しでも感じてほしいものです
投稿者: スタッフ (2008年8月22日 20:15)
農協から1,700万盗難。金庫近くにカギと暗証番号メモが。
少し前の事件ですが、気になる事件があったのでご紹介します。
以下、時事ドットコムサイトからの抜粋です。
“10日午後7時15分ごろ、茨城かすみ農協の警報装置が作動したと、県警稲敷署に警備会社から110番があった。署員が駆け付けたところ、金庫から現金1700万円がなくなっており、同署は窃盗事件として捜査している。
調べによると、盗まれたのは組合員の預金で、金庫室にあったダイヤル鍵併用式の金庫(高さ88センチ、幅52センチ、奥行き53センチ)の鍵が開けられていた。室内には、隣部屋にある職員の机に保管していた金庫室と金庫の鍵計3本と、金庫などの暗証番号が記されたメモが床に落ちていた。”
【2008/08/11 時事ドットコムより】
この記事によりますと、金庫の暗証番号メモと金庫のカギを同じ引き出しにしまっていたようです。
カギなど重要なものを保管する際には、面倒でもキーボックスにしまっておきましょう。
また、これもよく言われる事ですが、暗証番号は紙に残さないで工夫してを覚えてしまいましょう。
会社の電話番号や誕生日を暗証番号にしてしまうのは、もってのほかです。
投稿者: スタッフ (2008年8月19日 18:41)
落書きは犯罪です。
大阪・新世界(大阪市浪速区)のシンボルで、国の登録有形文化財の通天閣が、落書きに悩んでいます。
通天閣観光によると、落書きは長年続いており、ボールペンやサインペン、
スプレーなどで書かれている。
来場記念とみられるものが多く、学校名が書かれているものもある。
01年秋に完了した「平成の大改修」で壁を全面的に塗り替えたが、
すぐに落書きされ、部分的に消しては書かれる「イタチごっこ」の状態となっている。
グラフィティーとよばれるアートに見られるように、若者文化では
落書きをしても罪悪感をもたない人が多いのではと、思います。
ですが、落書きは犯罪です。
( 7月12日16時0分配信 毎日新聞 より一部抜粋 )
投稿者: スタッフ (2008年7月22日 10:28)
バスジャック、男は山口の中2男子 愛知県警逮捕
愛知県の東名高速道路で16日発生したバスジャック事件で、県
警に身柄を確保された男は山口県宇部市の中学2年の少年(14)と分かった。
調べでは、少年は同日午後0時55分ごろから約1時間、JR東海バス(名古屋市中川区)の
名古屋駅発東京駅行き高速バス「スーパーライナー」号内で、
男性運転手(39)の首に果物ナイフ(刃渡り約10センチ)とペティナイフ(同12センチ)を突きつけ、
運転手と乗客計11人を監禁した疑い。
バスジャックの防犯 対策は、(社)日本バス協会では「バスジャック検討会議」を
設置して対応等を検討し、バスジャックが発生した場合に運転者がとらなければなら
ない行動の統一マニュアルや車外への緊急連絡するたための整備などについて
決定しています。
... 続きを読む "バスジャック、男は山口の中2男子 愛知県警逮捕"
投稿者: スタッフ (2008年7月17日 09:52)
散歩中の男女が刺される。
16日午前10時45分ごろ、茨城県東海村の河川敷付近を散歩をしていた男女が、
自転車に乗った男にいきなり刃物で刺された。
県警は殺人未遂の現行犯で男を逮捕した。
刺された男性は意識があり、女性は出血している。
秋葉原の事件から、特に刃物をもった事件に敏感になってニュースをみていると、
ほんとうに各地で起こっています。
人をさす前に、さされたら痛いという事に気づいて欲しいと思います。
( 7月16日12時34分配信 産経新聞 より一部抜粋 )
投稿者: スタッフ (2008年7月16日 13:48)
9歳女児がネットで殺人予告
福岡県警は8日、インターネットで殺人予告をしたとして、
県内の小学4年の女児(9)を軽犯罪法違反(業務妨害)の非行事実で児童相談所に通告した。
発表によると、女児は6月28日午後7時20分ごろ、
自宅で両親のパソコンを使って、インターネットの掲示板サイトに、
同県内の自治体名を具体的に挙げたうえで、「明日、下校中の4年生を殺す」と書き込み、
警察に警戒態勢を取らせて業務を妨害した。女児は「いたずらで書き込んだ」と話している。
両親は、女児が書き込んだことを知らなかったという。
インターネット掲示板に殺人予告の書き込みが増えています。
投稿者: スタッフ (2008年7月 9日 10:01)
防犯カメラに映った鮮魚店経営者 近くのスーパーの魚に針を・・・
泥棒ではありませんが、防犯カメラの映像から犯人が逮捕されたニュースです。
近くにスーパーができたことで自分の店の売上が悪くなったと逆恨みした鮮魚店経営者の犯行です。
スーパーの食品売り場で、陳列中の魚の切り身パックに縫い針を差し込んでいる姿が防犯カメラに映っており、その映像から容疑者が浮上したということです。
鮮魚店が定休日の時に、わざわざスーパーに縫い針を刺しに行っていたようです。
<6月29日21時38分配信 産経新聞より一部抜粋>
『29日午後3時35分ごろ、大阪府東大阪市友井のスーパー「コノミヤ弥刀店」2階の食品売り場で、陳列中の魚の切り身パックに縫い針を差し込む女を警戒中の警察官が発見、偽計業務妨害の現行犯で逮捕した。
同店では平成18年4月以降、食パンなどに縫い針が刺される事件が約20件発生していたという。
捜査1課などの調べでは、女は東大阪市小若江、鮮魚店女性経営者(67)。
容疑者の店はスーパーと約700メートルしか離れておらず、「スーパーができた二十数年前から売り上げが悪くなった。食パンなどにも縫い針を刺した」と供述している。
... 続きを読む "防犯カメラに映った鮮魚店経営者 近くのスーパーの魚に針を・・・"
投稿者: スタッフ (2008年7月 2日 17:39)
警察官の勘。目をそらした!怪しい・・・職務質問で自動車泥棒逮捕
さすが・・・刑事ドラマのような捕り物です。(毎日新聞4月27日より抜粋)
男54歳が4月26日26日午前3時45分ごろ、西京区上桂前田町の国道9号でこの軽乗用車を運転していた。
対向車線のパトカーがすれ違う。ところが、男はパトカーとすれ違った際、目をそらしたため、不審に思った京都府警西京署員が急きょUターンした。
追跡中にナンバーを照会したところ、盗難車と判明。
停止させて職務質問すると、「亀岡で盗んだ」と認めたため緊急逮捕した。
「仕事を探しに行く足代わりにしようと思った」と供述しているということです。
男は前日の25日午前7時〜午後6時ごろの間、亀岡市篠町篠の建設資材置き場で、止めてあった同市内の建設会社員の男性(24)の軽乗用車(5万円相当)を盗んだ疑い。車はキーを付けたままでした。男は男性と同じ職場の元アルバイトで、男性がキーを付けたままにするのを知っていました。
対向車線の運転手が目をそらせた・・・というだけで、Uターンして、ナンバー照会をする・・というのはなかなかできるものではありません。
「目をそらした一瞬に容疑を直感」――そんな警察官の経験からきた勘が大手柄。
泥棒も、そんなことで捕まるとは思いもしなかったでしょう。
それにしても、車にキーを付けっぱなしというのはいただけません。
元同僚が知っていたというのは、常習だったのでしょう。
どんな時もキーを抜き、施錠すること。
車のキーなども誰にも貸さないことなどが大切です。
自動車盗難は非常に被害が多い犯罪です。
ちょっとした隙を作らないことが大切です。
自動車盗難と対策https://www.hanzai.net/car/index.htm
投稿者: スタッフ (2008年4月30日 14:40)
泥棒に遭いやすい都道府県
泥棒というと、大都会や高級住宅街、高級ブティックなどが並ぶ商店街・・というイメージですが、実際に泥棒の被害の多い都道府県は??と警察庁の資料を見てみると、
平成19年の「住宅侵入認知件数」の上位は?というと、
1位:愛知県 8966件
2位:埼玉県 8872件
3位:東京都 8612件
4位:大阪府 8070件
5位:千葉県 7863件
となっており、神奈川県、福岡県、北海道、茨城県・・と続いています。
最も少ないのが島根県の214件。山形県299件で、300件台は、青森・秋田・岩手と東北が続きます。
又、世帯数で割った何軒に1件の侵入窃盗が発生したかを見てみると、
1位:栃木県 286軒に1件
2位:群馬県 290軒に1件
3位:茨城県 295軒に1件
その後、千葉県、埼玉県、愛知県、福岡県、兵庫県、岐阜県・・と続いています。
首都圏の近隣の都道府県に、泥棒の活動場所が移行していることが分かります。
つまり、泥棒は、水と同じように「防犯意識の低い方に流れていく」ということなんです。もちろん件数は、都会の方がまだまだ多いのですが、それでも泥棒に遭遇する確率からすると、地方都市が多いのです。
泥棒に対する一般の方のイメージと実態とのギャップこそが、地方で犯罪に遭いやすい理由だと思います。
「泥棒は現金しか狙わない。だから現金を置いていなければ泥棒の被害に遭わない」
「泥棒はお金持ちを狙っている。だからうちは大丈夫」
と勝手に思いこんでいる・・そんな人が多いのです。
しかし実際に泥棒が狙うのは「入りやすいところ」
つまり、「人目につかないで犯行が行える」「何も工作せず侵入できる」「簡単に侵入できる」「逃げるのが楽」といったところが狙われるのです。
泥棒が何を考えて、何を犯行前に行うのか
そんなことをきちんと考えて防犯対策を立てないと、効果は半減します。
泥棒が嫌がること、「目」「音」「光」「時間」
そういった嫌がることを防犯対策に取り入れて、「泥棒の嫌いな家」「泥棒が避ける建物」にすることが最も大事です。
そして、そうした取り組みを地域全体で行うことで「泥棒が嫌いな地域・住宅街」ができあがります。
泥棒対策、一歩づつ進めていくことが大切です。
ゴールデンウィーク・・・出かける前に、まず施錠。照明は付けっぱなしにして、外部から不在であることがわからないようにして出かけましょう。
留守電には「外出中」のメッセージはタブー。郵便物や新聞も長期の場合には止めるなど配慮も必要です。
ゴールデンウィークの防犯対策https://www.hanzai.net/object/nenmatsu.htm
投稿者: スタッフ (2008年4月25日 17:01)