今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ホームセキュリティも「プチプラ」の時代?
平成26年度に発表された「犯罪白書」(法務省)によると、侵入窃盗、つまり「空き巣」の件数自体は平成14年度を境に低下しています。
この背景としては個人宅のセキュリティーが上昇したことや、セキュリティ会社と個人が契約することが一般的になったことが指摘されています。
その結果、空き巣は「よりセキュリティの甘い住宅」を狙う傾向になっているという。
子どもがいる家庭や、離れて暮らす高齢の親がいると、とくに気になるところですが、セキュリティ導入は高額そうだし、賃貸住宅だと個人では契約できないものもあります。
5月より正式出荷が始まった、ホームセキュリティ「Secual(セキュアル)」は、賃貸アパートなどにも対応した月額980円(税別)のサービス。
小さな機械を窓やドアに貼るだけなので、賃貸でもOKで、設置も自分で簡単にできます。
使用するのは、振動や衝撃を感知する「センサー」、警戒アラームを鳴らす「ゲートウェイ」、アラームを外でも受信できる「専用スマホアプリ」のみ。
まずは窓やドアに「センサー」を設置し、「ゲートウェイ」をコンセントに差し込む。侵入者があれば専用スマホアプリに通知がくる。
アプリで家族やご近所さんなどを事前にグループ登録しておけば、一斉に通知が配信され、異変を共有できる仕組みも備えています。
センサーとゲートウェイのデザインは、「無印良品」などでプロダクトデザインを務める、みやけかずしげ氏によるもの。
白を基調とするすっきりしたデザインで、一見しただけでは防犯装置とは判別できない。
インテリアの邪魔にならないホームセキュリティを活用し、月1000円ちょっとで家族の「安心」を購入してみてはいかがだろうか。
【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
<東京ウォーカー 6月13日(月)21時0分配信より>
「プチプラ」とは、「プチプライス」の略で、安価であること、お値打ち価格であることなどを意味する表現とのこと。
和製外来語で、おおむね「高級品ではないが、安くて良い品」というような肯定的な意味合いで用いられるようです。
セキュリティシステムや防犯カメラの設置というと高額なイメージがありますが、この記事で紹介されているような自分で簡単に設置できる簡易な対策と、従来からの専門業者による配線工事、施工を伴う対策の2つに大別されます。
ホームセンターなどにホームセキュリティコーナーがつくられ、壁や扉に両面テープで貼り付けるようなセンサーや防犯カメラが売っているのは珍しくありません。
「プチプラ」な簡易的な対策か、高額で本格的な対策か、消費者が自由に選ぶことができる、選択の幅が拡がるのはとても良いことだと思います。
高いから良い、安いから悪いとは限りません。費用対効果を考えて消費者が自分で決めることが大切です。
どちらの対策を選んでも、実際にそれらの機器が動作することなく、犯罪被害に遭わないことが一番です。
泥棒が対策済みの家だと分かり、侵入対象から外すという抑止効果が出ればどちらの対策でも良いのです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年6月23日 12:00)
お部屋のゴキブリ対策と防犯対策は同じ?
夜のキッチン、電気をつけた瞬間に感じる、あの気配。
テカテカとした黒光る羽。カサカサと触覚を動かし、スミへと逃げ込むあの姿を目撃したときの嫌悪感たるや!
「レオパレス21」が一人暮らしの男女600人に聞いたアンケート(※)では、「ひとり暮らしの家で不満や心配事は何ですか?」という質問に対し、
1位は「ゴキブリや虫の退治」(43.7%)だったのです。
ゴキブリ(字を見るだけでイヤなので以下「G」)に対する不快感は、人間の本能に刻み込まれたものではないかとすら思えます。
そしてヤツらGの活動は、この春先にすでに活発化しているんです!
◆どこからでもやってくる
「うちは、新築だからいないわ♪」なんて言っている人も、油断は禁物です。
下水や排水口、窓や扉など、どこから忍び込むかわかりません。
家に運び込んだ段ボール箱に卵が産みつけられているかもしれないし、買った家具や観葉植物に隠れているかも。
繁殖力は強く、(種類によっては)仲間を集めるための「集合フェロモン」なんてものも出すんだそうで、とにかく、油断ならないのがGなのです。
不快なだけならともかく、どこでも徘徊するので、どんな病原体が体についた状態かもわかりません。
フンなどから病原体をまきちらしたり、電気製品の中に入り込み、フンで電子回路を故障させてしまうなんてこともあるそうです。
多くの人が、毎年毎年、さまざまな駆除アイテムで、Gとの戦いに挑んできたことと思います。
しかし、かりに、家の中の成虫を退治できたとしても、卵は丈夫な殻に覆われていて薬剤がきかないんだとか! しかも、常に外からやってくる可能性があります。
完全に縁を切るためには、家中、根絶やしにしたうえで、そのライフサイクルに合わせて予防をしっかり行い、定期的に調査して発生&侵入を防ぐ必要があるわけです。
◆必要なのは、根絶やし+予防
それはやっぱり、素人にはムリな話かも......。
そこで、Gとの"最終決戦"として「プロに頼む」という選択肢があるのです。
たとえば、ダスキンの「ターミニックス ゴキブリ駆除サービス」はレストランなどで駆除してきた実績から、Gの種類、発生源や侵入経路を特定して対処にあたってくれます。
1)吸い取り:まずは、はじめの作業で、活動中の成虫・幼虫から、死がいやフン、卵まで、バキュームで吸い取って取りのぞきます。
2)ベイト剤(エサ状の薬剤)を置く:その後、巣や通り道などに、エサ状の駆除剤を設置。
これはプロ専用のもので、限られた場所に少しの薬剤を置いておくだけなので、ニオイが少なく、薬剤が飛び散ることもないそうです。
台所の食器などを取り除いたり、あとで洗ったりといった手間はないのはうれしいですよね。
3)調査トラップを置く:ペイト剤の効果がでるまでに、約2週間。
その間も、「調査トラップ」をしかけて生息状況を調べる
4)定期管理:継続的に状況を確認し、ヤツらのいない環境をキープ。
また、定期的な調査とあわせて、「ダンボール箱は外に置く」「流し台下や洗面台下のパイプまわりにすきまがないか確認する」といった、予防方法をアドバイスしてくれます。
もうゴキブリと遭遇することなく生きていける――。これで、"男いらず"が加速するひとり暮らし女子が増える!というのは、言いすぎかしら?
※レオパレス21「ひとり暮らしに関する実態調査」(2014年7月29日~31日)、全国で一人暮らしをしている18歳~39歳の男女600名が回答
<女子SPA! 3月17日(火)16時21分配信より>
部屋でゴキブリを見つけたときの驚きと恐怖と言ったら・・・言葉になりません。
男女を問わず誰からも嫌われ、恐れられるゴキブリ、逆に稀有な存在とも言えます。
ゴキブリ対策のこの記事を目にして思ったのが、ゴキブリと侵入者対策(防犯対策)で似ている点がいくつかあることです。
○ どこからでもやってくる、うちは新築だから大丈夫・・・そんな楽観的な人ほど、窃盗被害に遭ったときのショックが大きいです。
○ 下水や排水口、窓や扉など、どこから忍び込むかわかりません・・・泥棒も同じで、こんな場所から侵入されるなんて、というところを狙います。
○ 買った家具や観葉植物に隠れているかも・・・塀の内側や屋根の上など、どこに隠れているか分かりません。
○ 繁殖力は強く、(種類によっては)仲間を集めるための「集合フェロモン」なんてものも出す・・・類は友を呼ぶ、同じ泥棒が何度も入る、また別の泥棒に狙われるなど、狙われるにはそれなりの理由があるのです。
○ 予防をしっかり行い、定期的に調査して発生&侵入を防ぐ必要があるわけです・・・侵入者に対しても事前の対策が重要です。侵入させない、狙われない防犯対策を。
○ 素人にはムリな話かも・・・「プロに頼む」という選択肢・・・自己流の防犯対策には限界があります。防犯対策のプロにお任せ下さい。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年3月17日 18:24)
千葉 コンビニ防犯ボックスの効果大! 侵入窃盗件数6割減少!
県と県警は、昨年11月から千葉と市川両市内の2カ所のコンビニエンスストア駐車場で運用を始めた「コンビニ防犯ボックス」の設置効果についての検証結果を公表しました。
3月末までの5カ月間で通学路の見守り活動やパトロールを行うなどし、周辺地域の侵入窃盗の発生件数が大きく減少。
森田健作知事は10日の定例記者会見で「十分な効果があった。検証結果を踏まえ、事業の拡大に向けた検討進める」と述べました。
防犯ボックスは、「デイリーヤマザキ市川南大野店」(市川市南大野)と「ミニストップ千葉星久喜店」(千葉市中央区星久喜町)の駐車場にあり、警察官OBが3人ずつ配置されて交代で勤務しています。
検証結果によると、2つのコンビニ防犯ボックスの駐在員が、地域の防犯ボランティアと合同パトロールを行ったのは計153回に上りました。
このほか、通学路の見守り活動計761回▽交差点の街頭監視計1264回▽周辺のコンビニでの防犯対策計1086回-などを行いました。
侵入窃盗の発生件数は、星久喜地区で前年同期比20件(57・1%)減少し、南大野地区でも同15件(62・5%)減りました。
3月末までの人件費や事業費の総額は1445万2千円でした。
一方、コンビニの駐車場で場所を選定する際には契約手続きが煩雑で、設置に時間がかかるといった課題が確認されました。
県警の担当者は「スーパーやファミリーレストランなど、他の業種の駐車場で設置することも今後検討したい」としています。
<産経新聞 7月12日(土)7時55分配信より>
コンビニ防犯ボックスという店舗の敷地内に出張派出所のようなものを設置することによって周辺地域の侵入窃盗件数が大幅に減少したという事例です。
単に防犯ボックスを設置しただけでなく、駐在員による防犯パトロール、通学路の見守り活動、交差点の街頭監視などを頻繁かつ継続して行った成果と言えます。
何事においても単発で終わってしまうと効果は持続しません。
即効性のある活動は効果的なようですが、その後、また元の状態に戻ってしまうことが多いのではないでしょうか。
防犯ボックスが設置された周辺地域で、犯罪を企てていた犯罪者たちは、駐在員たちが行う防犯活動に辟易していたのではないでしょうか。
いつまで続けるのだろう、早く止めろよと思っていたことでしょう。
防犯パトロールや見守り活動で頻繁に声がけなどされたら、犯罪者たちにはこれ以上の脅威はありません。
声を掛けられ、顔も見られますから、現場の下見など不振な行動をしていたらすぐに見つかってしまいます。
かと言って、ぶっつけ本番でいきなり侵入しても、その後逃走しようにも、パトロールしている駐在員と鉢合わせたら大変です。
犯罪者たちが気持ちよく活動できない環境を見事に作り上げたのです。
これも立派な防犯対策ですね。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年7月24日 17:54)
奈良 スーパー・量販店防犯対策会議実施 万引・車上荒らし対策
「大型スーパー・量販店等防犯対策会議」が11日、奈良市の奈良署で開かれました。
同署の生活安全課長などが万引きや車上狙いの被害実態や防犯対策などについて講演し、量販店の防犯担当者ら二十数人が熱心に耳を傾けました。
ある参加者は「万引き対策などの知恵をもらおうと思ってきた。このような会議を行うことで、現場と警察の考えが一致して、犯罪処理ができるようになれば」と話しました。
会議は全国地域安全運動(11~20日)の一環として開催。
県警によると、今年に入り県内では9月末現在、万引きが1080件、車上狙いが738件発生しているという。
自転車のかごに物を入れたまま店内に戻るなど不注意な例が目立ち、被害を防ぐため、県警は身の回りの物は手の届く範囲に置き、車内にはかばんを置かないようにするなどの注意を呼びかけています。
生活安全課長は「客が多く訪れる量販店などでは、アナウンスなどで直接お客に注意を促してほしい」と話していました。
<毎日新聞10月12日(金)15時20分配信より>
情報を共有化することで、その店ではある種の犯罪が起こしにくいという共通の条件が生まれます。
泥棒(犯罪者)は○○を嫌がる、△△を避ける、××を好むなど、彼らの特性を理解し、その対策を考えることで、犯罪が発生しにくい環境、または逆に発生しやすい環境というものが分かってきます。
さらに業種や業態別にそれぞれの特徴を加えた上で考えると、さらに詳しい点が見えてきます。
今回、奈良県で、大型スーパー・量販店向けの防犯対策会議が行われたということですが、おそらく業種特有の犯罪手口やその対策などが話し合われたと思います。
おそらく参加者の中には、そんな手口や方法があるのかと初めて知った方もいるでしょう。
それを知ることによって、その手口や方法にどのように対応したらよいか、防ぐにはどうしたらよいかという具体的な考えへとつながります。
まずは知ること、そして意識すること、その後で具体的な対策の実施というステップになります。
犯罪手口に対しては、それを知り、その対策を周りと共有化することで、その手口に対してはどこでも対応できる、という環境となります。
そうなると、犯罪者にとっては、その手口はその地域では通用しないということになります。
この繰り返しにはなりますが、そうすることによって、犯罪者が犯罪を犯しにくい環境がどんどんと整備されることになります。
これも大きな意味での防犯対策です。
一人ではなく、周囲と協力して行う防犯対策です。
あの地域は犯罪が犯しにくい、と犯罪者が感じるようになれば成功です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年10月15日 15:22)
長期休暇を狙って学生アパートを空き巣 和歌山
"夏休みなど学生の長期休暇を狙いアパートに空き巣に入ったとして、和歌山北署は28日、無職の男(32)を住居侵入未遂容疑などで逮捕し、窃盗など54件の容疑で和歌山区検に送検したと発表した。女性用下着760点、現金約88万円などを盗み、被害は総額約290万円。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、10年12月31日午前1時半ごろ、和歌山市中のアパート玄関ドアの郵便受けを取り外し、解錠して侵入しようとしたとされる。さらに、07年末~10年末、和歌山大学周辺で54回にわたり、夏季・冬季休暇で帰省して留守になった学生のアパートなどに忍び込み、下着や現金などを盗んでいたとされる。"
【毎日新聞 3月29日より抜粋】
長期休暇があれば、帰省や旅行に行く等、長期間留守にする人は多いでしょう。
また、学生向けの物件はインターネットでも手軽に探す事ができますし、誰でも情報を得る事ができます。
家賃もできるだけ低く抑えようとする人が多い為、必然的にコストを抑えた物件も多くなります。
正直、防犯対策まではとても手が回らないという物件が多いのではないでしょうか。
管理人が常駐できれば一番いいのかもしれませんが、人件費も発生しますし、日がな一日張りついているわけにもいきません。
そんな時に役立つのが防犯カメラです。
24時間いつでも作動し、カメラがついている事で犯罪の抑止効果にもつながります。
また、録画装置をつないでおけば、万が一の際にも証拠映像として提出する事ができます。
人件費もカメラも同じようにコストは発生しますが、長期的に考えた際の効果はやはりカメラが高いのではないでしょうか。
* 新聞・郵便物を止める。(貯まった状態にしない)
* 洗濯物は全て取り込んでおく。干す場合は外から見えない場所にする。
* 窓・扉の戸締まり確認。鍵はツーロックになっているか確認する。
特にトイレ、風呂場、踊場、2階などの窓の閉め忘れに注意。
* カーテンを閉めるなどで室内が外から見えないようにする。
* 各機器の電源スイッチの「切」忘れ、コンセントの抜き忘れがないか確認する。ストーブ、炬燵なども確認。
* 吸い殻の処理。
* ガスの元栓を締める。
* ゴミ箱・ゴミ袋、雑誌・段ボール箱などは建物内に入れておく(放火されないようにする)
* 現金、クレジットカード、キャッシュカードなどを残しておかない。残しておく場合にはまとめない。
* 個人情報を記載した書類などの保管を徹底する。
* 金庫の鍵や貴重品の保管状況の確認を行う。(金庫の暗証番号などを貼っていないか)
投稿者: スタッフ (2011年3月29日 17:13)
防犯意識調査 空き巣・強盗被害者、5割が防犯対策せず
"5年以内に空き巣や強盗の被害(未遂を含む)に遭った人の8割が「被害に遭うと思っていなかった」と答え、半数以上が、被害前に具体的な防犯対策を実施しておらず、その後も2割以上が対策をしていないことが、ネットリサーチの「マイボイスコム」の調査で分かった。
調査は11月22~24日、1万5982人を対象にインターネット実施。自宅やオフィスで空き巣・強盗の被害(未遂含む)を経験したことがある人は 12%だった。そのうち、5年以内に自宅やオフィスで空き巣・強盗の被害を経験した522人に対し、防犯意識を調査し、396人が回答した。
「被害に遭う前、自身が被害に遭うと思っていたか」の質問には、81%が「思っていなかった」と回答。当時行っていた防犯対策では、「外出時には2階以上でも窓に鍵をかけていた」が25%、「センサーライトを設置していた」が14%で、「対策は行っていなかった」が54%だった。
被害に遭った後では、「防犯の必要性を強く感じた」が61%、「防犯の必要性を感じた」が35%と、防犯の必要性を9割以上が感じていたが、対策については「2階以上でも窓に鍵をかける」が44.7%、「センサーライトを設置」と「ドアに補助錠を付けた」が29.8%になるなど防犯意識が高まった。だが、21.5%が「対策をしていない」と答え、その理由としては、「費用がかかる」が63.5%、「手間がかかる・面倒」が35.3%、「有効な防犯対策が分からない」が28.2%だった。"
【12月6日 毎日新聞より】
インターネットのリサーチ会社が調査した、興味深い結果が発表されました。
上記の記事は、実際に空き巣や強盗の被害に遭ったもしくは未遂で終わった方々に対するアンケートの結果ですが、被害に遭った後では実に96%の方が防犯の必要性を感じたという結果となっています。
ところで皆さんは、泥棒の被害が最も多いのが「住宅」という事はご存知でしょうか。
警察庁の統計資料によりますと、最も多いのが一戸建て住宅が全体の37.7%を占めており、次いでマンションが19.6%で合計57.4%となり、過半数を住宅が占めています。
続いて一般事務所が14.1%、商店は8.9%ということですから、住宅の防犯対策が必須であることがお分かりだと思います。
恐らく、普段から「自分が被害に遭う」と考えている方はほとんどいないと思います。
犯罪者はそこからスキを見つけ出して犯行に及びます。
窓に鍵をかける、補助錠をつける、といった防犯対策はもちろん、防犯対策をしている事が一目で分かるセキュリティキーパー等、抑止効果の高い装置を取りつける工夫も大切です。
投稿者: スタッフ (2010年12月 9日 13:23)
中国人窃盗団は「紙おむつ」がお好き?
中国人窃盗団が大量の紙おむつを盗んでいました?
「紙おむつ」がお好き?
いいえその背景には、中国人の子育て方法と、紙おむつ事情がありました。
●他人名義のクレジットカード情報を使ってネットで大量に紙おむつを購入したとして、私電磁的記録不正作出容疑で都内の中国人らが先日、警視庁に逮捕された。
犯行グループはタダで仕入れた幼児用の紙おむつを中国に輸出していた。利ザヤが薄そうに見えるが、どっこい中国では「おむつが高くてしようがない」(現地駐在員)といい、意外にも荒稼ぎできていたようだ。
逮捕された東京都豊島区の無職男(23)ら中国籍の男女6人は、中国のサイトでカード情報を入手し、今年1月にドラッグストアの通販サイトで粉ミルクや紙おむつなど計104点(計約15万円相当)を購入。メンバーの自宅に配送させて盗んだ疑い。
捜査関係者は「男が物品を取りまとめ、メンバーの少年を使って中国に送っていた」と話す。押収された男のパソコンからは、他人名義のカード情報が1800件も保存されていたことから、かなり余罪があるものとみている。
そのおむつ。中国で子供が履くのは股に穴が開いた「股割れズボン」が一般的で、2歳ぐらいまでは、いわゆるフルチンで生活している子が多い。中国南部に住む日本人駐在員の男性は「中国は親と同居する夫婦が多く、『子供は肌を空気にさらすほうが健康的。おむつなんてとんでもない』と姑が教える。儒教的なので嫁も従う」と解説する。
一方で「この10年で富裕層が増えるにつれ、股割れズボンにおむつを履かせる習慣がかなり定着してきた。しかし中国製おむつは肌触りが悪く、原料に何が使われているか分からない。そこで『新生児用に安全な日本製を...』と考える親が多くなっている」とも。
この男性も中国で子育てを経験。日本製おむつを探したが「唯一、百貨店に置いてあるぐらい。それもマージンが乗るので、高くてしようがない。結局は外資系メーカーの中国製おむつに換えた。知人の中には、汚れた部分だけ切って捨て、残った部分を股割れズボンに充てて再利用している人もいる」と語る。
日本のおむつメーカー関係者も「当社は中国に輸出していない。だが、観光客が帰国直前にドラッグストアに寄って、うちのおむつを買いだめしていたという話は聞いている」という。
実際、日本で約1300円の新生児用おむつが中国のネット通販では145元(約1970円)。中国の物価水準を考えると極めて高価だ。ゆえに闇ビジネスのターゲットとなり得るわけだ。
(2010/5/20 夕刊フジより一部引用)
「安全で肌にも優しい日本製紙おむつを使いたい」
こういうニーズと「日本製は高い」という背景に、中国人窃盗団は日本でおむつを盗み、中国で販売するという方法を考えたのだと思います。
肝心の窃盗手口の詳細はこのニュースでは明らかにされていませんでしたが、クレジットカードの情報を入手し、成り済ましてそのカード情報を使用して通販サイトから仕入れたのでしょうか?
このクレジットカード情報を使用されての犯罪は、侵入窃盗以上に注意する必要があります。
というのが、被害が非常に高額になる点と、盗まれた状況や、カードの暗証番号(例えば誕生日、電話番号などからすぐに特定できそうな番号)など条件によっては、カード会社、銀行からの補償の対象にならないばかりか、クレジット会社の信用を無くし、クレジットカードが使用できない、といった事例があるからです。
財布などを盗まれない、自宅にはホームセキュリティを設置して守る、ということが必要です。
投稿者: スタッフ (2010年5月25日 09:09)
絶対に許せない!連続わいせつ犯
絶対に許せない連続わいせつ犯。
侵入窃盗も行いながらの犯行です。
やはり「建物の中に入られる前に撃退する」「狙わせない」ことが重要です。
●女性用下着を盗んだとして窃盗の罪で起訴された男が、和歌山市内で先月女性を襲って負傷させていた疑いが強まり、和歌山北署は10日、強姦致傷容疑で男を再逮捕した。
現場に残されたたばこについたDNAが逮捕の決め手となった。
男は和歌山市木ノ本の会社員(22)。「謝ったので許してくれていると思った」などと供述している。
再逮捕容疑は4月7日午前0時半ごろ、市内の路上で帰宅途中の女性(21)に刃渡り約10センチのナイフを突きつけ「叫んだら殺す」などと脅迫。抵抗する女性を近くの草むらに連れ込み乱暴、足などに全治20日のけがをさせたとしている。
先月12日、昨年9月に市内のマンションから女性用下着1枚を盗んだ容疑で容疑者を逮捕。
別のアパートからも現金約8万円などを盗んだ疑いで再逮捕して調べていた。
容疑者のDNAが強姦致傷事件の現場に残されたタバコと一致したという。
和歌山市内では昨年4月ごろから、10~20代の女性が襲われるわいせつ事件が約10件発生。
うち数件の現場から容疑者のDNAがついたタバコなどが見つかっており、連続犯行の可能性もあるとみて関連を慎重に調べる。
(5月11日 産経新聞より引用)
窃盗、強姦、強盗・・こうした犯罪に遭わないようにするためには
「予防」が必要です。「隙を見せない」「対象から外させる」ということです。
●道路など人通りの少ない場所や時間帯を避ける。
●深夜一人で出歩かない。
●携帯電話で話しながら歩かない。
●一人暮らしであることを悟られない。
女性の防犯対策
●建物の中に入られないようチェーンロックをしたまま対応する。
ホームセキュリティを設置し、緊急押しボタンで外部に助けを呼べるようにする。
レンタルなら3年から契約ができます。
レンタルで防犯
投稿者: スタッフ (2010年5月11日 09:56)
防犯カメラは見た!「ホテル強盗」実は従業員の内部犯行。
「ホテル強盗」が実は従業員の狂言であったことが分かりました。
「防犯カメラは見た」ってところです。
●三重県亀山市小野町のビジネスホテル「カンデオホテルズ亀山」で26日未明、侵入した男に現金100万円を奪われた事件で、三重県警亀山署は同日夜、ホテル従業員男(58)を窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、容疑者は自ら異常通報装置のボタンを押し、「事務所内にいた男に刃物を突きつけられて脅され、現金を奪われた」と説明。
同署で調べたところ、1階のレジから約100万円がなくなっていた。
ところが、防犯カメラに男の姿が映っていないなど不審な点が多く、容疑者を追及したところ、強盗はうそだったことを認めた。
さらに、ホテル駐車場に止めていた容疑者の乗用車内から約80万円が見つかった。
「数百万円の借金返済のために盗んだ」と供述しているといい、同署で残りの約20万円の行方についても追及している。
(3月26日読売新聞より引用)
28日午前、千葉市若葉区多部田町の住宅リフォーム会社で「現金約1500万円が入った金庫が無くなっている」と110番が入りました。
事務所の鍵は開けられた状態だったという。金庫の重さは50~60キロ。室内が荒らされた形跡はなく、窓ガラスが割られるなどの被害もないため、警察では事情に詳しい者が盗んだ可能性もあるとみて調べています。
時々、こういう高額現金が金庫に入っていてそれを盗まれる、という被害があります。
こういう時に、施錠だけだと、どういう犯罪が発生したのかは侵入の形跡が建物や室内に残されていないと判明しません。
本当に侵入されたのか?合鍵を持っている人間の犯行か?施錠忘れか?内部犯行か?元従業員が鍵の場所を覚えていてそれを使用しての犯行か?・・・といった感じで
色々なケースが考えられます。
今回のホテルのように防犯カメラが設置されていると、録画された映像をもとに犯罪の内容が絞られていきます。
今回のホテルでは強盗といいながら、不審な人物の姿が映っていなかったところからそれが従業員の狂言であることが判明しています。
まさしく家政婦ではなく「防犯カメラは見た」といったところです。
投稿者: スタッフ (2010年3月29日 13:23)
ベテラン刑事が語る 『泥棒目線』の防犯対策
我々セキュリティ業界の人間が、防犯のプロと言えば、セキュリティシステムを構築し、具体きな防犯対策の提案を行う防犯設備士のことを指すことが多いのですが、ベテラン刑事や警察官も被害現場をよく知る防犯のプロです。
そのプロが語る泥棒の目線に立った防犯対策に関してです。
自分が泥棒になったと仮定して現場を見ると、どこが入りやすいか、狙われやすいかなどの具体的な弱点が見えてくるでしょう。
防犯対策をするなら、泥棒が嫌がる対策ことが効果的です。
例えば、番犬が吠えまくる家、防犯カメラで24時間監視している家、防犯センサーで敷地内の侵入者を検知している家など、泥棒ではなくても侵入するのは嫌だなぁ、難しそうだなぁと感じるでしょう。
本格的な防犯対策をするのはちょっと・・・とか、防犯システムを導入するのは大金がかかるんでしょう?と感じている方は、参考になると思います。
<3月18日9時24分配信 産経新聞より>
『一般家庭に侵入し、金品を盗んでいく空き巣犯。県内では、昨年1年間で4000件を超える被害がありました。
「ウチは大丈夫」と思いがちですが、犯人は手慣れた"技術"を持っており、いつ被害にあっても不思議ではありません。
しかし、ちょっとした心がけで被害を予防することはできます。
窃盗を専門に扱うベテラン刑事から、逮捕された空き巣犯が語った「狙いやすい家」の特徴や、有効な防犯対策について聞きました。
埼玉県内で昨年1年間の空き巣の発生件数は計4228件。
最も多かったのが浦和署管内の298件で、続いて草加署292件、上尾署217件、川越署212件、越谷署211件の順でした。被害は住宅密集地を中心に1年を通じて発生しています。
県警幹部は空き巣犯の習性ついて「犯人ごとに目線が違うので一概には言えないが、泥棒が入りたくないと思う家の特徴はある」といっています。
空き巣犯は侵入する前に留守かどうかを確認しますが、その方法には、
インターフォンを鳴らす▽部屋からの音を聞く▽日没後から夜の時間帯なら部屋の明かりを見る-などがあります。
実際、日没後から夜にかけて空き巣を繰り返していた男は、明かりがついていたり室内から音が聞こえてくる家には侵入しなかったということです。
この幹部は「夜に外出する際は、部屋の明かりやラジオを付けておくだけでも有効」と話します。
また、昼間に空き巣を繰り返していた男はカメラ付きインターフォンのある家は避けていたという。
地域の防犯活動が盛んであることも、空き巣犯にとっては大きな心理的負担になるようです。
県東部などの一軒家を中心に60回以上忍び込んだ男は、「『空き巣に注意』などのビラがたくさんはってある地域の家は用心深く、侵入できても金品が無造作に置かれている可能性は低いと考えた」と供述したということです。
また、「どちらへ?」などと住民に声をかけられた地域には二度と行かないという空き巣犯もいるそうです。
心理的な負担に加え、空き巣犯は侵入までに時間がかかる家も避ける傾向にあります。
例えば、侵入口となるガラス窓にクレセント錠以外にもう一つのカギがかかっていたり、二重ガラスになっている家は侵入しにくいという。
「彼らは手短に犯行を済ませて早く現場を立ち去りたい」(幹部)からです。
一方、空き巣犯は侵入しやすい家について「格子のある窓は無施錠のことが多いので狙い目」などと話したという。
格子は工具で簡単に外れるため、無施錠ならそれほど時間をかけずに侵入できるそうです。
幹部は「面倒かもしれないがカギを2つかけるなどちょっとした防犯を心がけてほしい」と話しています。』
投稿者: スタッフ (2010年3月24日 13:24)