今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
金融機関の強盗被害額がすでに昨年の6倍に
"今年1~5月に発生した金融機関を狙った強盗事件の被害総額が約2億2千万円に上り、昨年1年間の被害額約3700万円の6倍となっていることが13日、警察庁のまとめで分かった。
警察庁によると、今年5月までの1件当たりの被害額は約2千万円で昨年の20倍。被害額が1千万円以上の事件は昨年はなかったが、今年は既に5件発生している。
手口では、出勤、帰宅中の職員を脅して通用口から侵入する犯行が4件。2月には福島県で帰宅中の農協職員の車が待ち伏せされ、約1億1千万円が奪われる事件があった。警察庁のまとめには、東京都立川市の警備会社から約6億円が奪われた事件は含まれていない。"
【産経新聞 6月13日より抜粋】
警察庁のまとめによりますと、今年1~5月に発生した金融機関を狙った強盗事件の被害総額が約2億2千万円に上り、昨年1年間の被害額約3700万円の6倍となっていることが分かりました。
この中には、5月に警備会社から6億円が奪われた事件は含まれていないとの事ですが、その事件を含めると、一気に約22倍まで数値が跳ね上がります。
警察庁は同時に、金融庁や業界団体との会議を行い、警備体制強化や強盗対策訓練実施などを要請したという事ですから、いかにこの数字を重く受け止めているかが分かります。
金融機関のほとんどは、防犯カメラや非常通報などのシステムがすでに設置されていると思います。
どれだけの警報装置を設置していても、電源を切っていては意味がありません。
同様に、「防犯マニュアル」があっても、日頃から防犯訓練をしていなければ万が一の事態に落ち着いた対応をする事はできません。
どんな犯罪が発生する可能性があるのかをあらかじめ想定し、万が一発生した時の対応に関して店内に徹底します。
●店舗建物外観から「防犯対策をしている」ことを示し、対象から外させる
●防犯カメラを設置し死角をなくすとともに自動録画する
●外周警備システムを設置
●強盗対策に非常押しボタン自動通報システム
●金庫センサーで金庫盗難対策
●格子を過信しない。
⇒格子が付いていると安心される方が多いのですが、格子は外から外すことができます。
今後格子を取り付ける場合には、防犯配慮商品として開発された格子で、特殊なビスなどで取り付けらるタイプのものをお勧めします。
今付いている格子に対しては、ビス頭をつぶすなどして簡単に取り外せないようにすることが大切です。「侵入に時間がかかるようにする」ことにより、泥棒は途中で諦めてしまいます。
投稿者: スタッフ (2011年6月21日 13:17)
大阪・仮眠中の車窓割り強盗 100件突破
仮眠中の車を狙った窓割り強盗の被害が、今年すでに100件を超えているようです。
"大阪の路上や駐車場で深夜、車の窓ガラスをたたき割り、車内のかばんなどを奪う強盗・窃盗事件が相次いでいる。車内で運転手が仮眠している場合もあり、捜査関係者によると、被害は今年に入って約100件に上る。猛スピードで逃げるスポーツタイプの車が複数の現場で目撃されており、大阪府警は同一グループが関わっているとの見方を強めている。
「突然、助手席のガラスが粉々になって体にふりかかってきた」
3月19日午前4時半ごろ、大阪市大正区の府道脇に止めた乗用車が襲われた。運転席では自動車修理業の男性(41)が仮眠していた。ガラスが割れた窓から、男の手が伸びて助手席のバッグをつかんだ。男は青色のスバル製「インプレッサ」の助手席に乗り込み、急発進した。車には初心者マークが張ってあった。
バッグには売上金約30万円のほか、東日本大震災で被災した仙台市の友人のために、仲間から募った義援金が入っていた。男性は「困っている友人のお金も奪われた。許せない」と憤った。
同様の事件は今年に入り、大阪市で初めて発生した。仮眠中や信号待ちで人が乗っている時だけでなく、駐車場の車も次々に狙われている。兵庫や奈良でも類似事件が発生しているという。
1日に数台が被害に遭うのも特徴だ。大阪市では3月1、2日、運転手が仮眠中の車が計5台襲われた。3月27日には、大阪府豊中市の路上で無人の車が被害に遭い、現金36万円などが盗まれた。この日は守口市、高槻市など府内各地で10件近く発生した。
この後、しばらく事件が確認されなかったが、先月31日、大阪市中央区と北区の路上で、無人の車が3台、相次いで狙われた。被害は現金約30万円など。わずか30分間の出来事だった。
一般的に車上荒らしは窃盗罪になるが、車内に人がいて、畏怖(いふ)させるなど脅迫的な手口の場合は強盗罪となる。府警は捜査1課と3課を中心に、グループの割り出しを進めている。同一グループの関与を疑う理由は、多くの現場でインプレッサが目撃されているからだ。捜査関係者によると、男らは目出し帽をかぶり、インプレッサには盗難プレートを付けている。抜け道を多用し、一般道を時速150キロ以上で逃げたこともあった。多くは車体が青色だが、白の場合もあるという。"
【6月6日 毎日新聞より抜粋】
恐ろしいのは路肩に止まって仮眠している車だけでなく、信号待ちの停車中や、高速道路で走行中に車を止められてガラスをたたき割り、現金やカーナビモニターを奪われるという被害も発生しているようです。
現場から同タイプの車が走り去るのが目撃されているようで、恐らく同一グループの仕業ではないかと言われているようです。
確かに寝込みを襲われれば、とっさの反応もできないでしょうし、犯人が逃げた後にもすぐに追いかけるという行動を起こす人はなかなかいないでしょう。
ドロボーはどのような車を狙ってくるのかわかりません。
すぐにできる対策としては、
・車内の見える場所に小銭などを置いておかない
⇒お金や財布が見えれば、ドロボーにとっては「取ってください」と言われているようなものです。
・目立つ場所の車体の傷やへこみなどをそのままにしておかない
⇒隙がある、だらしないという印象を与える事もあります。
・窓に防犯フィルムを貼っておく
⇒窓にひびは入るかもしれませんが、ガラスが飛散せずに残るため、ドロボーがそれ以上できずに諦める可能性が高くなります。
駐車中の場合であれば、
・わずかな時間でも車を離れる時は必ずエンジンキーを抜き、ステアリングロックも確実にきかせておく。ドアをロックし、窓も完全に閉めていることを確認してから離れる
⇒最近は短時間に車を離れた隙に、車を荒らされるという事件も増えています。短時間の駐車こそ注意が必要です。
・貴重品は車の中に置かない。バッグや背広、小銭でも見えていると車上荒しに遭う確率が高くなる
・ノートパソコン・重要書類などを車内に置かない。個人情報保護法でもっと大きな問題になることもある
・ 路上駐車はせず、監視の行き届いた駐車場、夜間照明・監視カメラのある駐車場を選び、照明の良く当たる周囲から見通しの良い場所を選択して駐車する
・車内にスペアキーを保管しない
・ボディカバーをつけ、車種を特定されないようにする
・自宅の車庫はできる限りシャッター付きの車庫の方が安心。人感ライトを設置し、人が来ると自動的に照明が点灯するようにする
・車外からカーナビが見えないようにカバーをかける
・カーナビを取り付ける際には盗難防止対策を施した特殊なネジを使用して、取り去りを困難にする
・自動車盗難防止装置を設置する
・車の位置確認サービスと契約する
投稿者: スタッフ (2011年6月17日 09:51)
ドラッグストア強盗200万円奪う 大阪
"3日午前0時35分ごろ、大阪市東成区のドラッグストアで、女性アルバイト店員(27)が帰宅するため通用口から出ようとしたところ、待ち伏せしていた男が刃物のようなものを突き付けて「刺すぞ」と脅した。男は店内に押し入り、女性店員と、男性店員(38)に「金を出せ」と要求。持ってきたかばんに金庫から売上金約200万円を詰めさせ、2人の腕や足などを粘着テープで縛って逃げた。2人にけがはなかった。大阪府警東成署は強盗容疑で男の行方を追っている。"
【毎日新聞 6月3日より抜粋】
ドラッグストアを狙った強盗は時折発生しています。
過去の事件をまとめてみると、
・複数の窃盗団が暗躍。国道沿いの店を標的。
・医療品・化粧品・栄養補助食品・発毛促進剤など小さくて値段が高い(1個数千円~1万数千円)商品が狙われる。
・店員の隙を狙って商品をカバンに入れ、その日のうちに宅配便で医療機関に商品を卸している問屋に買い取りを依頼し、現金化している。
・通用口で待ち伏せし強盗
⇒閉店の戸締まりをして裏口から外に出た男性店員を男が襲い現金800万円の入った重さ200キロの金庫を奪って逃走。
・万引き
・強盗
といった手口での事件が発生しています。
店舗には必ず侵入検知センサーを設置し、侵入者が侵入しようとした瞬間に威嚇用警報ベル・サイレンを鳴らして威嚇するということが最も大切です。泥棒は人目につくのを避けますので音、光で周囲に自分の侵入を知られることを嫌がります。
また、フォグガ―ドを設置していれば、侵入をセンサーが検知すると霧を噴射、視界を奪って犯行を継続させない効果があり、特に貴金属店や金庫室などで大きな効果を発揮します。
すでに防犯カメラを設置している所は多いと思いますが、設置したそのままではなく、定期的に点検を行い、録画の死角をなくすとともに、レコーダーを追加して自動録画する事をおすすめします。
万引きや放火、いたずら対策として、売り場の状況を集中的に把握するとともに死角をなくし、犯罪の発生しにくい環境を作ります。映像は自動録画しておけば、問題発生時には確認することができ、犯罪の証拠として残すこともできます。
店舗の中だけでなく、建物の外観から「防犯対策をしている」ことを示し、対象から外させることも大切です。
泥棒に対しては何重にも対策を立てることが重要です。そして対策が十分であることを「見せる防犯」として建物外観で気づかせること。セキュリティ・キーパーはぜひ設置していただきたいものの一つです。
◆店舗の犯罪事情
投稿者: スタッフ (2011年6月 3日 13:22)
郵便局から4000万円強奪 宇都宮
"30日午後4時20分ごろ、宇都宮市江曽島本町の郵便局に刃物を持った男が押し入り、現金約4000万円を奪って逃走した。女性職員(50)が刃物を突き付けられた際、首に軽い切り傷を負っており、栃木県警宇都宮南署は強盗致傷容疑で男の行方を追っている。
同署によると、男は郵便局に入るといきなりカウンターを乗り越え、そばにいた女性職員の首に果物ナイフのような刃物を突き付け、「動くな金を出せ」と脅迫、金庫まで案内させた。
男性局長(64)が中から現金約1000万円を出すと、男は「もっと出せ」と要求。計約4000万円を持参した黒っぽいビニール袋に入れて逃走したという。局内には当時、職員と客計7、8人がいた。"
【時事通信 5月30日より抜粋】
営業時間終了前を狙った強盗事件です。
郵便局に押し入ってから逃走するまで約3分間。短時間での犯行は、それだけ逮捕される確率も低くなります。恐らく犯人もその事を知っていたのでしょう。
ただ、その場で取り押さえられる事もあるでしょうし、慌てるあまり所持品などを落としてしまい、そこから足がつくという事も考えられますので確率が低くなるとは一概に言いきれません。
カメラやベルなどの防犯対策はもちろんですが、日頃からの防犯訓練も重要な対策です。
◆強盗対策
・お客さんが入店する際は、必ず顔を見て挨拶する
⇒お客を装って入店し、しばらく店内の様子をみて、他のお客さんがいなくなったらレジに近づいていきなり刃物をつきつけるパターンもあります。
・監視カメラを設置し、入退出の記録を管理する
⇒監視カメラがついているだけで、侵入者には見られているということで犯罪の抑止効果があります。
ハードディスクやレコーダーに記録していれば、事件後、警察に証拠資料として提出することもできます。
・非常用押しボタンやフットスイッチなどを取り付け、自動通報システムと連動させる
⇒強盗が来たら、瞬時に非常用押しボタンでベルなどの威嚇機器を鳴らし外に異常を知らせます。又、離れた別の場所に事件発生を知らせる自動通報システムもあります。
・防犯システム設置店であることを、ステッカーやベルなどの威嚇機器で明示する
⇒防犯システムが設置されていることをアピールすることで、侵入者のターゲットから外させます。
・強盗対策のマニュアルを作成し、日頃から社内での教育と訓練を徹底する
⇒現金の保管等も含め、日頃から強盗を想定し、万が一の有事に備えましょう。
投稿者: スタッフ (2011年5月31日 10:09)
コンビニ強盗2回目の被害 その対策とは
"神奈川・横浜市のコンビニエンスストアに16日未明、4人組の男が押し入り、現金およそ4万円の入ったレジごと奪って逃走した。
午前5時すぎ、横浜市戸塚区のコンビニに、刃物を持った4人組の男が押し入り、売上金4万円が入ったレジを丸ごと奪って逃走した。
4人組の男は、いずれも10代後半から30代とみられ、帽子や布で顔を隠していたという。
このコンビニでは、6日前にも現金20万円が奪われる強盗事件が起きたばかりで、警察は関連を調べている。"
【フジテレビ系ニュース 5月16日より抜粋】
約1週間前にも強盗被害に遭っていた店が、再び狙われた事件です。
深夜の従業員が何人だったのかは明らかにされていませんが、4人組の強盗がやってくるとは恐ろしい事です。
犯人の人数が多い程、見張りの目も厳しくなります。恐らく通報する等の手を何も打てずにレジを奪われてしまったのでしょう。
また、この店は約1週間まえの10日にも強盗被害に遭っているそうです。
この事件の時の犯人は1人。従業員に包丁のようなものを突きつけて「金を出せ」と脅し、レジにあった売上金など約20万円を奪って逃走していました。
もしかすると、この時の仲間が再度コンビニを襲おうと計画して行ったのかもしれません。
このように、強盗被害に遭った際、金銭的な被害だけでなく、店舗や会社名が報道されてしまうと、社会的な目も変わってきます。
客先からは「強盗に入られた店」と見られますし、犯罪者からすると「あの店は隙がある」と勝手に認識され、狙われてしまいます。
被害に遭ってからも遭う前も、ぬかりない防犯対策を行う事が必要です。
既に防犯カメラがついている所でも、定期的に撮影範囲を見直し、死角のない状態にする事が大切です。
投稿者: スタッフ (2011年5月16日 16:32)
警備会社が強盗被害? 被害額は数千万
警備会社が強盗被害?という、わたしたちにとっては嬉しくない事件が発生しました。
"12日午前3時半ごろ、東京・立川市柴崎町のマンション1階にある警備会社の立川営業所に2人組の男が押し入り、30代の社員の男性を殴ったり刃物で切りつけたりして「金を出せ」と言って脅し、現金を奪って逃げました。
警視庁によりますと、社員は腕などを切られ、病院で手当てを受けていて、奪われた現金は数千万円に上るとみられています。
警視庁は、被害額の確認を進めるとともに強盗傷害事件として逃げた2人組の行方を捜査しています。"
【5月12日 NHKニュースより抜粋】
報道によりますと、社員の男性はソファで仮眠を取っていたところを襲われたようです。
ドア等に施錠はしていなかったのでしょうか。
犯人がどのようにして押し入ったのか分かりませんが、もしかすると窓ガラスを破ったりドアを破壊して侵入したのかもしれません。
また、犯人の様子(年齢や人数、身長等)も大体分かっているようですが、こういった時に防犯カメラを取りつけていると、犯人の背格好だけでなく、服装や髪形等の他に、立ち居振る舞いで利き手や歩き方等の身体的特徴も掴む事ができます。
また、この警備会社は、3年前の12月に東京・杉並区で路上に止めた現金輸送車から現金およそ6,900万円を盗まれる被害に遭っています。
恐らく、犯人らも現金輸送を請け負っている警備会社だと分かって、事務所を襲ったのでしょう。
現金輸送車はよく見れば分かるでしょうし、あらかじめ下見をして現金が入る日をチェックしていたのかもしれません。
いずれにしても、多額の現金を預かる際には細心の注意を払っておかねばなりません。
当直の担当者がいても外周警備などの警戒装置を入れておいたり、被害に遭った深夜の時間帯であれば出入口や窓など開口部の施錠をしっかり確認しておく事や、ガラス破りを検知するガラス破壊センサーを窓に設置する等、様々な対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2011年5月12日 11:18)
鳥取 コンビニ強盗の瞬間を防犯カメラが捉える
"21日午前3時過ぎ、鳥取県内のコンビニエンスストア。店内をうろついていた男がレジの前に立ち、懐に入れた手を出します。その直後、カウンターに押し入り、店員がレジから出した現金およそ9万円を奪って、そのまま逃走していきました。
男は包丁のようなものを突きつけて「金を出せ」と言って脅したということで、警察が行方を追っています。"
【 4月21日 TBS系(JNN)ニュースより】
警察庁の統計資料によりますと、平成21年度の商店における侵入強盗事件の件数は1,198件。
そのうちコンビニ強盗件数は897件で、実に全体の約75%を占めています。
このニュースを見ましたが、黒づくめの服装に黒いキャップ、サングラス姿の怪しい男がコンビニに入り、レジから現金を奪い去る姿が克明に記録されていました。
あれだけしっかり映っていれば、犯人の検挙までそう時間はかからないのではないでしょうか。
また、同じ日に「過去3年間唯一、コンビニ強盗ゼロの件は鳥取県」という記事が出ていただけに、非常に残念な事件です。
なぜ鳥取県がコンビニ強盗ゼロ件だったのか。朝日新聞の「パトカーショッピング」が一助を担っているのでは、と報道していました。記事を一部抜粋してみます。
"コンビニ強盗抑止の一助と考えられるのは「パトカーショッピング」だ。県警ではパトカーでコンビニに立ち寄り、日用品を買うのが認められている。「制服姿で買い物していいの?」と県民から声が寄せられた際、「防犯活動強化のため」と説明している。
パトカーによる買い物は各府県で対応が異なり、大阪府警は「市民の目もあり、推奨していない」。一方、京都府警や兵庫県警は推奨する。鳥取県警は「制服姿の警察官が出入りする機会を増やすことで、事件を起こそうとする人も考え直す」と意義を強調する。 "
【 4月21日 朝日新聞より抜粋】
なるほど確かに、警察官が制服のままでスーパーやコンビニに立ち寄ると、「何か事件があったのかな」「巡回しているのかな」と思うでしょうし、実際に強盗を起こそうとしている者にとっては大きな脅威として目に映ることでしょう。
最近は東日本大震災の募金箱を設置している店舗も多く、そういった善意のお金を狙った強盗も頻発しています。
コンビニだけでなく、募金箱を置いている店舗も同様に狙われる可能性があります。
特に中身の見える募金箱を置いている際には、こまめに中のお金を別の場所に移して、多くのお金が集まっている状況を見せないようにするのもひとつの方法です。
投稿者: スタッフ (2011年4月22日 09:37)
強盗犯、自分の顔写真入りのTシャツを落として逃走
"民家に強盗が入ったが、この犯人、逃走する際に現場近くに自分の顔がプリントされたTシャツを落としていったという。
先月29日、この民家に二人組の男が押し入り、住んでいたカップルから財布と宝石数個を奪い取って逃走した。逃げ出す際に住人の男性と犯人の一人が取っ組み合いとなったが、その後に現場近くに黒いTシャツが1枚落ちているのを男性が見つけた。
Tシャツには犯人の顔写真がプリントされており、さらに「金儲けはオレの趣味」とのスローガンまで書かれていたという。
それから2日後、25歳の男が警察に出頭、強盗容疑で逮捕された。"
【4月8日 世界びっくりニュースより】
アメリカはノースカロライナ州・シャーロットで発生した強盗事件です。
過剰な自己アピールがアダとなってしまいましたが、自分の顔写真入り、しかも「金儲けはオレの趣味」とコピー入りのTシャツを着る勇気は常人にはありませんよね。
どんな状況でTシャツを落としたのかと気になりましたが、地元紙の報道によりますと、逃走の際に車から落ちたのではないかという事です。
果たして車の中に何枚もTシャツをストックしていたのか・・・興味は尽きません。
◆住宅への侵入強盗対策
・夜間はもちろんのこと、昼間、在宅中でもしっかり鍵をかけ、厳重に戸締りをする。
・在宅中の来訪者を確認する ⇒インターホン越しの対応、その後ドアを開ける際もドアスコープで確認しましょう。
・宅配業者を装った上がり込み強盗も発生しています。
どこの配達業者なのか(制服等もチェック)、誰から送られてきた荷物なのかを確認してからドアを開けるようにしましょう。
◆店舗への強盗対策
・お客さんが入店する際は、必ず顔を見て挨拶する。
⇒お客を装って入店し、しばらく店内の様子をみて、他のお客さんがいなくなったらレジに近づいていきなり刃物をつきつけるパターンもあります。
・監視カメラを設置し、入退出の記録を管理する
⇒監視カメラがついているだけで、侵入者には見られているということで犯罪の抑止効果があります。
ビデオやハードディスクに記録していれば、事件後、警察に証拠資料として提出することもできます。
・防犯システム設置店であることを、ステッカーやベルなどの威嚇機器で明示する
⇒防犯システムが設置されていることをアピールすることで、侵入者のターゲットから外させます。
・レジ内に必要以上の現金を置かない
⇒釣り銭以外は店舗奥の据付型金庫に保管する。強盗に要求されたら、「金庫は店長しか開けられないなど」と答え、レジ内の現金だけを速やかに渡す。
・コンビニ等で深夜勤務がある場合は、複数名での売り場勤務を徹底する
⇒深夜、1人で勤務することが多いと、侵入者からみれば強盗しやすい店舗だと思われます。
◆防犯のセキュリティハウス:強盗対策
◆目的から探す防犯カメラ
投稿者: スタッフ (2011年4月12日 11:53)
福島 震災で釈放されたコンビニ盗、またコンビニ侵入
"東日本大震災の後、福島地検が福島県内の警察署で勾留していた容疑者31を処分保留で釈放した問題で、このうちの1人が釈放後に建造物侵入容疑で逮捕されていたことが福島県警への取材でわかった。
逮捕されたのは、無職の女性容疑者(38)。福島署によると、この容疑者は2日午後4時頃、同市内のコンビニエンスストアの事務室に侵入、経営者に見つかり建造物侵入容疑で現行犯逮捕された。"
【4月5日 読売新聞より抜粋】
大震災の影響は、こういったところにもあらわれています。
福島地検は東日本大震災後、事情聴取と充分な裏付け捜査ができないとして、当時31人いた容疑者を釈放していました。
その報道を見て、「釈放された人が犯罪を起こしたらどうするのか」と気になっていましたが、やはり再犯者が出てしまいました。
この容疑者は、震災前の3月10日、福島市内のコンビニで店員の財布を盗んだとして窃盗容疑で逮捕されていましたが、震災後の14日に福島地検が処分保留で釈放していたとの事です。
確かに震災後の街の状態では、裏付け捜査も大変でしょう。
しかしそのような状況でも犯罪を起こしたとみられる容疑者らを釈放してしまうのは、あまりにもリスクが高すぎます。
容疑者らの釈放について福島地検が「容疑者の身の安全が求められていた」と説明している事について、福島県警の幹部は「釈放する必要があったかどうか疑問」とコメントしているようです。
店舗に防犯対策を行っていても、裏口が手薄になってしまっている店舗もあるかもしれません。
今回の事件は事務所に人がいたからよかったものの、誰もいなくて侵入に気づかない事も考えられます。
店舗だけでなく、裏口・事務所への防犯対策も重要です。
投稿者: スタッフ (2011年4月 5日 16:28)
目立ち過ぎた女
"アメリカ・カンザス州・トピーカ警察によると、強盗事件の容疑者があまりにも目立つ衣装を着ていたため容易に発見することができ、逮捕に成功したという。
逮捕されたのは26歳の女性で、犯行時に着ていた服のまま、数時間後にセント・パトリック・デーのパレードを見にやって来たところを警察が見つけた。
女性は木曜日の午前3時半頃にコンビニから現金を奪って逃走していた。防犯カメラには太い黄色のストライプが入った真っ青なウォーミングアップスーツと、何とも目立つ服装の犯人が映っており、女性はそのままの格好で夕方のパレードにやって来たという。"
【3月20日世界びっくりニュースより】
「太い黄色のストライプが入った真っ青なウォーミングアップスーツ」とは、何とも派手な服装です。
泥棒の心理から考えると、人の印象に残らないようなるべく目立たない服装で犯行をするのが一般的?だと思うのですが・・・
この犯人のように鮮烈な印象を残す犯罪者はまれです。
通常は場から浮かないような服装で環境に溶け込み、狙いをつけ、下見をしてから犯行に及びます。
そのためにも普段から防犯カメラなどの設置を徹底し、いざという時の態勢を整えておく事が大切です。
◆目的別にも探せる~防犯監視カメラ.Net
投稿者: スタッフ (2011年3月23日 10:24)