今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
運送会社に押し入り強盗 現金1400万円奪われる
"24日午後4時ごろ、東京都大田区東糀谷の運送会社「佐川急便品川店」で、事務所裏口から室内に侵入した男が、テーブルの上にあった店の売上金約1400万円が入ったバッグを奪うと、包丁のようなもので脅しながら、大型スクーターで逃走した。事務所には事務員ら男女4人がいたが、けがはなかった。警視庁蒲田署は強盗事件として捜査している。
同署によると、男は身長約170センチ。黒の上下にフルフェースヘルメット姿。逃走に使ったスクーターも黒色だったという。"
【9月24日産経新聞より抜粋】
事件が発生したのは夕方4時。もちろんまだ営業時間内で、事務所内にも数名いたようです。
その中で裏口より侵入して現金入りバッグを奪う。なかなかできる事ではありません。
恐らく犯人は、現金が集まる時間や人がどのように動いているか等、入念に下見をしてから犯行に及んでいるのではないでしょうか。
また、現場は工場等が集まっている地域との事で、通常のオフィス街と違ってそれほど人の目も気にならない場所だったのでしょう。
「事務所荒らし」という言葉があるように、事務所は昔から侵入窃盗の対象となっています。
盗みの対象はお金だけでなく、パソコンや機密情報、顧客データ等多岐に渡ります。
入退出を管理すると共に、侵入口となり得そうな扉、窓には検知センサーを設置し、死角のない防犯対策を目指しましょう。
また、中に人がいるからといって出入り口の電気制御等を解除しておくのは大変危険です。
建物への出入りの際、手間が減るので楽になりますが、それは泥棒にとっても同じ事です。
出入りの際の小さな手間を惜しんで大きな被害を受ける事のないよう、日頃から注意が必要です。
★自社ビルの対策方法
* 夜間・休日の敷地内への侵入を検知するよう、建物外周警戒システムを導入する。
* 従業員出入り口や重要な部屋への扉にて建物・部屋への入退出管理を行い、自由に出入りできる人間を制限するとともに、誰がいつ入退したかの記録を残す。
* 来客用の出入口では業務時間中は受付などが入退出を管理、夜間は出入できなくする。こじ開けなどの不法侵入時には音と光で威嚇するとともに管理者に自動通報するシステムを導入する。
* 監視カメラを入退出管理や侵入警戒システムと連動させ、入退出の状況を自動録画する。
* 退出者の入退出カードのデータ消去を速やかに行う。
★雑居のテナントビルの対策方法
* 自由にビル内のエントランスなど共有部に出入りできる環境のため、1Fエントランスに入退出管理用のカードリーダーや鍵管理システムなどを設置し、専有部には休日・夜間などの時間には部外者の立ち入りができないようにする。
* エレベータとも連動させ、無人の階には止まらないようにする。
* ビルに侵入してしまえば、事務所へ侵入する際は一般家庭と同じように出入口や窓から、ガラス破りや錠破りによる手口で侵入されるケースが多くなるため、各テナントには別途侵入検知センサーを設置し、入退出管理システムと連動させ自動的にON/OFFを行う。不審者が侵入した場合には音と光で威嚇するとともに管理者へ通報する。警備員が入る場合には警備室でどのテナントで異常が発生したかが把握できるようにする。
* テナントが替わるごとに錠前の変更、入退出用のカードデータの消去などを実施する。
★共通の対策
* ビルの出入り口を電気錠・オートロック・入退出管理システムなどを設置し、出入りを制限・管理する。
* 営業時間にはビルの入り口には受付を設置し、人の出入りを管理する。
* ビルの出入り口、非常階段、エレベータホールなどに監視カメラを設置する。
* エレベータ内に監視カメラ、非常用押しボタンなどを設置する。
* 非常階段、非常口の電気錠は通常は施錠にしておく。
* 各部屋への扉に関しても施錠の徹底を行う。重要な部屋等にはカードや指紋などの入退出管理システムを設置する。
* 扉、窓には侵入検知センサーを設置し、就業時間外や休日への侵入を検知し管理人などに自動通報する。
* 金庫は「耐火金庫」ではなく「防盗金庫」にし壊れにくいシリンダー、ダイヤル錠など複数、丁番も大きく丈夫など破壊行為に強いタイプのものとする。
* 金庫内に金庫センサーなど傾きや振動に反応する警報装置を設置し、異常発生時には音と光で威嚇するとともに管理者へ自動通報する。
* 金庫を床にボルトで固定し、金庫の持ち出しやこじ開けをしにくくする。
* 合い鍵やテンキー、ダイヤルの開錠番号などを見つけやすい場所に保管しない。
* 金庫のある部屋に侵入検知センサー、監視カメラを設置する。部屋へは入退出管理を行う。
* 防犯担当者を選定し、セキュリティ対策に関して社内検討・通達・実施の徹底・教育を行う。
* 個人情報保護法対策としてプライバシーポリシーを策定・公表するとともに、個人情報記載書類・データをピックアップし機密書類として保管を徹底する。
* キャビネット、机の施錠の徹底と鍵保管の厳密化を行う。
* パソコンはID・パスワードを設定しアクセス権限の設定を行う。異動や退職時、その他定期的に変更・アクセス権限の削除などを行う。
■防犯のセキュリティハウス:事務所・オフィスの防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年9月27日 10:51)
店員を冷蔵庫に押し込む強盗事件発生
ここのところ、チェーン店を狙った強盗事件が目立ちます。
愛知県で牛丼チェーン店を狙った犯行が発生しました。
"11日午前4時ごろ、愛知県一宮市の牛丼店「すき家一宮中島通店」で、客を装って入ってきた男が、男性店員(32)にナイフのようなものを突きつけて脅し、金庫から売上金など現金約18万円を奪った。
犯人は業務用冷蔵庫に店員を押し込み逃げたが、店員にけがはなかった。客はいなかった。愛知県警一宮署は強盗容疑で男の行方を追っている。"
【8月11日 毎日新聞より抜粋】
冷蔵庫に押し込められたとの事ですが、カギのないタイプだったのが幸いでした。よく一人で無事に抜け出す事ができたと思います。
このような事件が発生すると次々同じようにマネをする、いわゆる模倣犯も現れる可能性があります。
店のバックヤードに簡単に入られないような工夫も必要となってきます。
コンビニエンスストアや飲食店等、夜間営業をしている店舗は強盗事件のターゲットになる可能性が高く、日頃からの強盗対策が必要となります。
夜間は従業員の数も少なく、また、来客もまばらで周囲の「目」が届きにくい状況です。
人の「目」だけでは不安は払拭できません。防犯カメラの「目」を取りつけ、店の死角となる場所や時間をできる限りなくす事はもちろん、お金がクリップから外れると信号を送信するマネークリップ送信機を取り入れ、犯罪者に分からないよう異常を知らせる方法も有効です。
投稿者: スタッフ (2010年8月12日 11:07)
大学生のアパートに上がり込み脅迫、14万円奪う 東松山
男子学生部屋へ上がりこみ、現金を盗み、ATMから11万円を引き出されていた強盗が発生しました。
● 13日午前、埼玉県東松山市で私立大学1年の男子学生(18)が、男に銀行のATMから約11万円を引き出させられ、財布の3万円と合わせて計約14万円を奪われた。
東松山署は強盗事件として調べている。
男は13日午前10時15分ごろ、買い物から帰宅した男子学生に声をかけてアパートの部屋に上がりこみ、男子学生を正座させ脇腹をける暴行を加えて脅迫した上、250メートルほど離れたATMに連れて行き、預金のほぼ全額を引き出させた。
(6月13日 産経新聞より引用)
ATMまでの間に誰にも遭遇しなかったのでしょうか?
それとも怖くて助けを呼ぶこともできなかったのでしょうか?
午前10時~11時 どんな状況であったのかは不明ですが、乱暴され、脅され、気力もなくしていたのかもしれません。
待ち伏せされ、部屋の鍵をあけた瞬間に後ろから入り込まれる。
そういう方法での侵入強盗も発生しています。
又、「水道工事に来た」「宅配便」「電気の点検」「上階で水漏れが発生した」
いろいろなありそうな理由を言って扉を開けさせ、侵入強盗。
●防犯意識を持つ。
●安易に扉を開けない。ドアチェーンを付けたまま対応する。
●付けられていないか、常に後ろに気をつける。
●防犯システム、防犯カメラシステムの完備したマンションなどに入居する。
投稿者: スタッフ (2010年6月14日 10:58)
1年に2度! 自宅に強盗に入られる!
12日午前11時45分頃、栃木県小山市花垣町、無職鄭善雄さん(60)方で「強盗に入られた」と、鄭さんの父親(85)が住む別棟で家事手伝いをしている女性(77)から110番がありました。
県警小山署の発表によると、2、3人の男が鄭さん方に侵入、鄭さんの妻で韓国籍の崔康枝さん(54)と家事手伝いのパート従業員片柳敦子さん(50)(小山市喜沢)を粘着テープで縛り、金庫から現金約400万円などを奪って逃走しました。
崔さんが電話で別棟に通報を依頼しました。
崔さんと片柳さんは軽いけがをしており、同署は強盗傷害事件とみて捜査しています。
別棟では昨年6月、パチンコ店経営者だった父親ら3人が粘着テープで縛られ、現金約142万円を奪われる強盗事件が発生、男8人が逮捕されています。
<5月12日20時24分配信 読売新聞より>
1年に2度も強盗に入られる家というのは非常に珍しいでしょう。
店舗や事務所などで複数回泥棒に入られるところはあります。
同じ泥棒が味をしめて再び侵入を試みたというケースもあるでしょうし、別の泥棒に侵入されたというケースもあります。
どちらにしても、泥棒から見ればこの家は侵入しやすいというポイントがあったのでしょう。
侵入被害に遭った後、改善のための防犯対策を行わなければ、その狙われやすいポイントには変化がありません。
別の泥棒にそこを狙われる可能性が高いということになります。
泥棒に狙われないように事前に防犯対策を行うことも重要ですが、それ以上に大切なのは、もし被害に遭ったら現場の状況を見直し、 その対策を行うことです。
たまたま狙われたのではなく狙われるポイント、弱点があるのです。
それを残しているのは非常に危険なのです。
今回被害に遭われた強盗事件ですが、元パチンコ店の経営者宅ということで金目の物が置いてあるということが知られていたのでしょうか。
昨年強盗事件が発生した時は、男8人が逮捕されたということなので、別の犯人かもしれませんが、組織的・計画的な犯行の可能性もあります。
強盗被害に対する対策としては、
建物内に人がいる状況ですから、建物の外をセンサーで囲みその敷地内に侵入者があれば警報ベルなどを鳴らすシステムや、非常押しボタンを押して警報ベルを鳴らし、外部に通報するというシステムも考えられます。
ただ、もっと効果的なのは防犯カメラを設置し、映像を記録することです。
犯人を映し証拠となりますし、外部に目立つように設置すれば犯罪の抑止力(その場での犯行を思いとどまらせる)としての効果も期待できます。
機械ですから、人件費もかからず24時間監視してくれます。
投稿者: スタッフ (2010年5月13日 15:12)
防犯カメラは見た!「ホテル強盗」実は従業員の内部犯行。
「ホテル強盗」が実は従業員の狂言であったことが分かりました。
「防犯カメラは見た」ってところです。
●三重県亀山市小野町のビジネスホテル「カンデオホテルズ亀山」で26日未明、侵入した男に現金100万円を奪われた事件で、三重県警亀山署は同日夜、ホテル従業員男(58)を窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、容疑者は自ら異常通報装置のボタンを押し、「事務所内にいた男に刃物を突きつけられて脅され、現金を奪われた」と説明。
同署で調べたところ、1階のレジから約100万円がなくなっていた。
ところが、防犯カメラに男の姿が映っていないなど不審な点が多く、容疑者を追及したところ、強盗はうそだったことを認めた。
さらに、ホテル駐車場に止めていた容疑者の乗用車内から約80万円が見つかった。
「数百万円の借金返済のために盗んだ」と供述しているといい、同署で残りの約20万円の行方についても追及している。
(3月26日読売新聞より引用)
28日午前、千葉市若葉区多部田町の住宅リフォーム会社で「現金約1500万円が入った金庫が無くなっている」と110番が入りました。
事務所の鍵は開けられた状態だったという。金庫の重さは50~60キロ。室内が荒らされた形跡はなく、窓ガラスが割られるなどの被害もないため、警察では事情に詳しい者が盗んだ可能性もあるとみて調べています。
時々、こういう高額現金が金庫に入っていてそれを盗まれる、という被害があります。
こういう時に、施錠だけだと、どういう犯罪が発生したのかは侵入の形跡が建物や室内に残されていないと判明しません。
本当に侵入されたのか?合鍵を持っている人間の犯行か?施錠忘れか?内部犯行か?元従業員が鍵の場所を覚えていてそれを使用しての犯行か?・・・といった感じで
色々なケースが考えられます。
今回のホテルのように防犯カメラが設置されていると、録画された映像をもとに犯罪の内容が絞られていきます。
今回のホテルでは強盗といいながら、不審な人物の姿が映っていなかったところからそれが従業員の狂言であることが判明しています。
まさしく家政婦ではなく「防犯カメラは見た」といったところです。
投稿者: スタッフ (2010年3月29日 13:23)
空き巣後に家人に鉢合わせて刃物 [事後強盗]
「空き巣」は家が無人の時に侵入して金品を盗む手口のことですが、最も怖いのは家人が知らずに帰ってきて鉢合わせになることです。
そんな「居直り強盗」事後強盗の事例をご紹介します。
●現金を盗んだ後に鉢合わせになった被害者に刃物を突きつけ脅したとして、警視庁新宿署は事後強盗の疑いで、住所不定、無職男(77)を逮捕した。
昨年12月7日午前11時50分ごろ、東京都新宿区百人町の民家に侵入して現金約9万5千円などを盗んで玄関から出たところ、この家に住む無職女性(84)と長女(59)と鉢合わせになり、刃物を2人に突きつけて「ふざけんじゃねえ。おれはこんなもん持ってるんだ」などと脅した疑いが持たれている。容疑者はその後、歩いて逃走。2人にけがはなかった。
(2010/01/19 産経新聞より引用)
●空き巣に入った家に約5時間滞在し、帰宅した女性に暴行したとして、岡山県警児島署は2日、事後強盗の疑いで岡山県倉敷市児島稗田町の無職男(23)を逮捕した。
「どうやって逃げようか考えていた」と供述、容疑を認めている。
2月26日午後1時ごろ、倉敷市の女性会社員(55)の自宅に無施錠の窓から侵入して現金1万円を盗み、午後5時50分ごろ、帰宅した女性に台所にあった包丁を突き付け「警察には言うな」などと脅し、首をつかむなど暴行した疑い。
(2010/03/02 産経新聞より引用)
どちらも犯人は逮捕されていますが、包丁など刃物を持って侵入窃盗を行っている時、泥棒は非常に興奮状態、緊張状態で犯行を決行しているのです。
その緊張状態の途中に、無人と信じて侵入した家に家人が戻ってきた、又、どこかにいた・・・「鉢合わせ」
これは泥棒にとっては「自分の顔を見られた」ということであり
「捕まる」ということにつながることで、最悪の場合には「命を奪われる」といった危険にさらされている状態であることを認識する必要があります。
つまり、泥棒には建物の中に入られては駄目なのです。
そして、泥棒には狙われたら駄目なのです。
だから、防犯対策は「予防」を重視した対策が重要なのです。
何かあって事後に人が駆けつけようが何をしようが、建物の中に入られてしまっています。つまり、実損害が発生していることになります。
人が出くわしたら大切な命が危険にさらされてしまう状態になるのです。
セキュリティハウスではそのために「予防」を重視、「抑止」に力を入れた自主機械警備システムをご提案しています。
泥棒に「この建物は警備が万全のために侵入はやめておこう」という気持ちにさせる防犯システム。
泥棒に「この建物は防犯のプロが警備したシステムだからやばい」と感じさせる防犯システム。
そうすることで、犯罪に遭わない防犯環境を作ります。
投稿者: スタッフ (2010年3月18日 10:23)
郵便局から100万円奪って逃走
"1日午前11時40ごろ、甲府国母郵便局に男が押し入り、女性客に包丁のような物を突きつけて「金を出せ」と脅した。男は局員が差し出した現金100万円を奪うと、持っていた手提げカバンに現金を入れ、建物東側の中央卸売市場方面に走って逃げた。けが人はなかった。南甲府署は強盗事件として捜査している。
同署によると、男は身長170〜180センチで、黒色のニット帽に黒いサングラス、白いジャンパー姿。ズボンの色は不明。
現場は県道・甲府市川三郷線沿いの商店などが建ち並ぶ地域で、北側には市立国母小学校がある。"
【2月2日 毎日新聞より抜粋】
郵便局や銀行、コンビニエンスストア等は不特定多数の人が出入りする為、なかなか防犯対策が難しいと感じる事もあるでしょう。
犯罪者に狙わせない・被害に遭わない為にも、抑止力強化アイテムをお薦めします。
また、万が一入られてしまった場合の事を考え、日頃からカラーボールを投げる練習などのちょっとした訓練を行っておく事が大切です。
ご自宅や店舗、オフィスなど、身近な場所において、「ここは狙われそうだ」とか「ここは弱点だ」とか自分が泥棒になった気持ちで分析してみてはいかがでしょうか?
自分ではなかなか分からないという方は、防犯のプロである防犯設備士の無料防犯診断をお申し込み下さい。
泥棒に狙われそうな箇所とその防犯対策を無料でアドバイスさせていただきます。
投稿者: スタッフ (2010年2月 2日 13:45)
大阪市内の民家で強盗
全国で強盗が多発しています。
●民家に侵入して女性をナイフで脅し現金を奪ったなどとして、大阪府警捜査1課と東淀川署は29日、強盗と窃盗の疑いで、自称大阪市東淀川区淡路、コンピューターサービス業男(35)を逮捕した。府警によると、今年7月から周辺でほかに同様の事件が2件発生しており、関連を調べている。
今月10日未明、東淀川区淡路の民家に無施錠だった2階の窓から侵入。1階で寝ていた女性(62)にナイフを突き付けて「カードと通帳を出せ」などと脅迫し、現金4千円とキャッシュカードを奪った。さらに同日午前9時半ごろ、近くのコンビニの現金自動預払機(ATM)で、奪ったキャッシュカードを使って現金3万円を引き出し盗んだとしている。
28日夕、東淀川区内でこのコンビニのATMのカメラなどの映像と酷似した男を捜査員が発見。任意同行したところ、容疑を認めたという。
(9月29日 産経新聞より引用)
「緊縛強盗」が全国で発生しています。
●9月28日午前4時10分ごろ、茨城県土浦市藤沢、家畜商Mさん(42)方から、「助けて」と声がするのを新聞配達員が気付き、販売店を通じて110番。駆けつけた土浦署員が、室内で手足を縛られているMさんを発見した。
28日午前1時から2時ごろにかけ、複数の男がMさん方に押し入り、Mさんを殴り、刃物を突きつけて「金を出せ」と脅した。男たちは、持参したロープでMさんを縛ると、室内を物色して逃走。居間にあった現金4、5万円入りの財布や腕時計がなくなったという。男たちは外国人とみられる。(1ZA9月28日より引用)
●9月2日午前10時10分ごろ、大阪市阿倍野区阪南町の無職男性(38)から「自宅に男らが押し入り、粘着テープで縛られて金を奪われた」と110番があった。阿倍野署員が駆け付けると、男性はすでに粘着テープを解いており、現金約500万円と額面200万円の手形が入ったかばんのほか、約500万円相当の高級腕時計が奪われたと説明した。男性はもみ合った際に顔を殴られたといい、軽傷。阿倍野署は強盗致傷容疑で調べている。(1ZA9月2日より引用)
●7月6日午前3時20分ごろ、東京都豊島区東長崎のマンションで、このマンションに住む飲食店従業員の女性(36)が、部屋の前で後ろから3人組の男に羽交い締めにされ、自室に押し込まれた。男らは女性の手足を粘着テープで縛って、「金を出せ」と脅し、室内にあった約1300万円を奪って逃走した。
女性は自力で粘着テープを外し、午前4時ごろ110番通報した。女性は口に擦り傷を負った。
男らは目出し帽で覆面をしていたという。
平成21年度上半期で「強盗」が認知件数2399件、その内住宅では244件発生しています。
その内、「侵入強盗」は970件。住宅へは180件発生。その内一戸建て住宅は49.4%、4階以上の共同住宅は22.8%、3階以下の共同住宅は27.8%となっています。
「侵入強盗」の内、身体犯(侵入強盗殺人・致死、侵入強盗傷人及び侵入強盗強姦)171件発生しています。
侵入強盗殺人・致死が11件、傷人が163件、強姦が29件。
一瞬にして不審者が侵入し命まで奪われるという被害がこれほど発生しているのです。
強盗対策の基本も「建物の中に不審者を入れない」ということです。
敷地への侵入を赤外線センサーや人感ライト、人感スピーカーなどで検知音声威嚇し、それでも侵入しようとする不審者に対しては窓・扉のこじ開けようとした時点で大音量の音による威嚇撃退を行うことが基本です。
又、無線タイプ(ペンダントや腕時計、カード型)の非常用押しボタンにて離れた場所にいる知人に緊急通報するシステムなどを併用するとより安心です。
その他、無施錠の窓、扉をやめる、簡単に訪問者を建物の中に入れないなどを行うことも重要です。
投稿者: スタッフ (2009年9月30日 10:59)
明石の人材派遣会社 「2000万円強盗」虚偽
長引く不況で「強盗」「ひったくり」は急増しています、が、今回は、強盗の虚偽です。
やはり背景には不況による社業の不振がありました。
●兵庫県明石市で17日、人材派遣会社の事務所に強盗が押し入り現金2千万円が奪われたと通報があった強盗容疑事件で、同社の男性社長(58)が虚偽の申告をしていたことがわかり、明石署は18日にも軽犯罪法違反(虚偽の被害申告)の疑いで男性社長を書類送検する。
男性社長は「2人組の男にナイフを突きつけられ、応接室の現金を奪われた」と説明していたが、つじつまが合わない点があったため尋ねたところ、うそを認めたという。
男性社長は「事業の赤字が続き従業員から950万円を借り、会社の保険料なども滞納していた。金がなく犯行に及んだ」と話しているという
(2009年08月18日より引用)
「金がなく犯行に及んだ」
この言葉は、この不況で職をなくした人が強盗をした時によく口にしている言葉です。
財布の中の所持金が何十円・・といった記載も一緒にあることが多く、そうしたニュースを目にする度になんとかならないのかと思います。全ての人が満足する答えはなかなかな難しいとは思いますが、社内的に考えていく事が必要でしょう。
今回の派遣会社社長の借金は簡単にはなんとかはならない数字ですが、食べていくのに困って犯罪に走ってしまう人に対しては、コンビニやスーパーで非常に多くの弁当やおにぎり、食材が賞味期限切れで捨てられている・・というのをなんとか活用できないかと思います。
又、最初の犯罪を思いとどませるためには、「防犯環境」を作ることも大切です。
防犯カメラや防犯システム、お店の人の声かけなどちょっとしたことで犯罪を踏みとどまってもらえるとしたらそれは非常に大きな効果だと思います。
投稿者: スタッフ (2009年8月20日 17:04)
昏睡強盗事件
ホステスも客もグルだった
昏睡強盗が東京新宿区で多発しているようです。
●東京都新宿区歌舞伎町のスナックで客を酔わせてカードを奪う昏睡(こんすい)強盗事件で、警視庁組織犯罪対策2課は昏睡強盗や窃盗などの疑いで、ホステスの女ら5人を新たに逮捕するとともに、同区歌舞伎町、韓国籍の飲食店経営A(61)=昏睡強盗などの罪で起訴=ら10人を再逮捕した。
逮捕容疑は1月16日、A容疑者が実質的に経営するスナック「エンジェルス」で、神奈川県内の無職の男性(56)にウオツカの焼酎割を飲ませて泥酔させた上、キャッシュカードを盗み、現金390万円を引き出したほか、用意していた偽名口座に300万円を送金したとされる。
グループは当初、別のスナックで男性を泥酔させることを計画。ホステスだけでなく、客を装った男が「死にたいんだよ」と人生相談を持ちかけて、酒を飲ませようとしていた。しかし、男性がホステスの年齢が60歳以上だったことに腹を立てて退店したため、エンジェルスに連れて行った。
警察は5件の昏睡強盗事件でグループの22人を逮捕した。
歌舞伎町では昨年9月から今年2月までに31件の昏睡強盗が確認されているが、グループの摘発以降、新たな被害は確認されていない。
(7月9日産経新聞より引用)
このグループが摘発さてれから新規の被害は出ていないようですが、それもいつまで続くかは心もとないです。
というのも、こうした犯罪においては実行犯は捕まっても次々に表れるからです。
海外からの不法滞留外国人であったり、闇サイトで募集された人間であったりしますが、手っ取り早く金を稼ぐ方法として犯罪を犯す人間が増えているのです。
スナックなど知らない場所で意識が朦朧となるほど飲まない、というのは当たり前だと思うのですが、実際にはほとんど記憶が残っていない人も多いようです。
又、そうした場所にはクレジットカードなども十分に注意して所持することが重要です。
投稿者: スタッフ (2009年7月 9日 18:12)