今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
牛丼大盛り食べた後、牛刀突きつけ「金を出せ」
強盗が多発しています。
●30日午前3時25分頃、神奈川県厚木市妻田東の牛丼店「吉野家246号線厚木妻田店」で、男が牛丼を食べた後、レジの前にいたアルバイトの男性店員(21)に牛刀(刃渡り約30センチ)を突きつけ、「金を出せ」と脅した。
店員がレジを開けると、男は現金約9万円をわしづかみにし、牛丼特盛りとみそ汁の代金計680円を踏み倒して逃げた。店内に客はおらず、店員にけがはなかった。
男は20〜50歳くらいで身長1メートル60〜70。小太りで、黒のニット帽と青の長袖シャツに白のスニーカー姿だったという。
店内に客がいなかったのは偶然だと思いますか?
いいえ、偶然ではありません。
結構下見をしてどの時間帯だったら客がいないか、少ないかをきちんと調べて、強盗を決行します。
コンビニなどの場合、どの時間帯が交代などで手薄になるか、どの曜日のどの時間帯の店長がひ弱そうかといったことまで調べてターゲットを絞るのです。
そんな強盗がもう一つチェックするのが「防犯カメラシステム・緊急通報システムの有無」
天井や壁面にそうしたシステムが設置されているかどうかを確認しています。
強盗が昨年度10月以降急増しています。
店舗、特に深夜など営業している店舗は強盗対策の強化を行うことが必要です。
強盗対策 無線型緊急通報システム
投稿者: スタッフ (2009年6月30日 13:06)
「ありがとう強盗」大阪で2件。
不況の影響で強盗が全国で急増しています。
大阪では「ありがとう強盗」というちょっと変わった強盗が2件発生しました。
●23日午前1時半ごろ、大阪市西成区太子のコンビニ「ファミリーマート山王店」で、男が店員2人にはさみのようなものを突き付け、「金を出せ」と脅した。男は店員がレジから出した現金約5万5000円を奪うと、「ありがとう」と言い残し逃走。店員や客1人にけがはなかった。府警西成署は強盗事件として男の行方を追っている。
●約700メートル離れた同区萩之茶屋のコンビニでも22日午後6時すぎ、刃物を持った男が現金約8万5000円を奪い、「ありがとう」と言い残して逃げる事件があった。男はいずれも黒っぽいジャンパーを着ており、同署は同一犯の可能性が高いとみている。
(2月23日産経新聞より引用)
いくら「ありがとう」と言ってもらったとしても、刃物を持って脅され、現金を持ち去られているのですから強盗には違いありません。従業員やお客様に被害がなかったことだけでも良かったとしないといけないかもしれません。
時々こういうちょっと変わった強盗や泥棒がいます。
「説教泥棒」というのは、泥棒に入った家で家族に「防犯対策」を説教する泥棒。「かぎをかけろ」などと偉そうに説教します。
強盗したお金を後日郵便で返送したりする強盗もいます。
この不況で素人がプロの領域に入ってきて泥棒や強盗になっているケースもあります。
強盗対策をきちんと見直すことが必要です。
コンビニの強盗対策
投稿者: スタッフ (2009年2月24日 10:09)
レンタルビデオ店で強盗偽装。
ビデオ店長がバイト君縛って…強盗被害を偽装、2人逮捕
山形県新庄市五日町のレンタルビデオ店「ゲオリークル新庄店」で、店長が売上金約200万円を盗まれる強盗に遭ったと虚偽申告した事件で、新庄署は27日、店の売上金などを盗んだとして、同店店長(35)と、同店のアルバイト従業員(26)の両容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、両容疑者は共謀し、同日午前2時10分頃から同9時3分頃までの間、同店の事務所の金庫から現金約78万円と、店の防犯カメラの映像を記録するデジタルビデオレコーダー1台(14万円相当)を盗んだ疑い。
店長がアルバイトに話を持ちかけ、粘着テープで斉藤容疑者を縛り、強盗に遭ったように見せかけていた。店長の自宅からは、現金約78万円とデジタルビデオレコーダーが発見された。
両容疑者は調べに対し、「消費者金融などから100万〜200万円の借金があった。強盗に遭ったことにすれば、自分たちが盗んだことがわからないと思った」などと供述している。
ゲオ本社(愛知県)の情報管理部は、読売新聞の取材に対し、「店舗の社員教育が不足していると感じた。法令順守とモラルの向上を継続的に指導していきたい」と話している。
(1月29日読売新聞)
防犯カメラの映像録画機器を盗むまたは破壊する。
泥棒や強盗がよくやる証拠隠滅のための方法です。
映像録画機器は簡単に人目に触れない場所に保管することが必要です。
しかし、今回のように店長とアルバイトが共謀して犯罪を起こす場合には、どんなに厳重な保管を実施していても効果はあまり期待できません。
そういう場合には、本部やオーナー自宅など遠隔で画像で店舗の状況を見ることができるタイプのシステムを導入することをお勧めします。
携帯電話やパソコンからリアルタイムの動画で確認できるため、店舗の運営や管理に非常に良いとオーナーや本部に好評です。
携帯電話で確認するタイプ「見える自主機械警備システム」は既設のカメラ4台と接続できます。
投稿者: スタッフ (2009年1月30日 10:09)
強盗に入った理由
「100年に一度の大恐慌」といった言葉が聞かれるようになり、予想通り「強盗」が急増しています。
この「強盗」の犯人がなぜ強盗したのか?供述している犯人の言葉をちょっと調べて見ました。
●「島根県にいる父親に会いたくなった。コンビニ強盗かタクシー強盗をして交通費をつくろうと思った」
27日午前7時半ごろ、東京都台東区根岸のコンビニ「サンクス鶯谷店」に入った強盗36歳。所持金は21円。左手を布袋に入れて店員に突き出し、凶器を持っているように装っていた。
●「家賃を3カ月分滞納していたのでやった。最近は水だけを飲んでやり過ごしていた」
派遣社員の仕事がなくなり生活に困窮した末、大阪の「コンビニエンスストアで現金を奪おうとしたとした男35歳。15日午前3時15分ごろ、大阪府泉大津市尾井千原町のコンビニ「サークルK尾井千原店」に強盗。派遣社員として運送会社などで働いていたが、不況の影響で派遣先が見つからず、11月上旬ごろに派遣会社を辞めていた。所持金は9円。
●「子供とブラジルに帰る金が欲しかった」
群馬県で22日、酒店経営の女性(58)が自宅から出てくるのを待ち伏せして暴行して、けがを負わせたうえ、現金約760万円が入ったバッグを奪って逃走し強盗傷害の現行犯されたブラジル国籍の2名。2人はいずれも勤め先から解雇を言い渡されたばかり。
所持金が数円というのが本当にあるのですね。
「派遣切り」が問題化していますが、こうした職を失い、住み所を失った人が強盗に走り、強盗が急増しているのです。
「そんなものはない」と一喝されて逃走したり、ベルが鳴って逃走したり・・しょせんにわか強盗ですから簡単に犯行を終えている例もありますが、皆が皆そんなことはありません。
これから数ヶ月〜数年はこうした厳しい経済環境が続くと考えられます。
その間はこうした強盗も増えつづけると推測されます。
自分の命と財産は自分で守るためにも、防犯対策がますます重要になってきます。
コンビニエンスストアの防犯対策/
●店員は複数名配置し、特に深夜時間帯(午後10時〜午前7時)単独の時間を作らない。複数名での売り場勤務を実施する。
●全てのお客に対して必ず顔を見て挨拶(声かけ)の徹底。「犯罪を計画して下見をする時に顔を見て挨拶されたので犯行をあきらめた」という捕まった犯人の声もあり、防犯 効果が高い。挨拶は店舗が明るいイメージとなり、販売促進効果にもつながる。
投稿者: スタッフ (2009年1月 6日 11:27)