今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
空き缶盗難相次ぐ
これも金属盗難でしょうか?
●宇治で空き缶抜き取り横行 回収半減、窃盗罪立件難しく(10月24日 京都新聞より引用)
抜き取ったとみられる空き缶を大量に積んだトラック(昨年9月、宇治市槙島町)=宇治市撮影
京都府宇治市内で、市民がごみ回収に出した空き缶が持ち去られる被害が後を絶たない。4年前から激しくなり、市は宇治署と協力してパトロールを実施しているが、抜き取り行為を直ちに窃盗罪に問うのは難しく、抜本的な対策がないのが現状だ。
宇治市では月2回、市民が決められた場所に空き缶を集めて、収集車が回収している。2005年に「車で缶を持ち去っている」という市民の通報が相次いだ。このため、市は翌年から強化月間を定めて早朝パトロールを行い、現在はトラブル防止のため宇治署員も同行している。
昨年10月の強化月間中、市は空き缶を抜き取った10人を指導し、空き缶を積んだ不審なトラックなど15台を確認した。
回収した空き缶は福祉施設などがアルミとスチールに分別して売却している。市は「組織的に空き缶を集めて売却益を得る業者がいる」と話す。昨年度の空き缶搬入量は約260トンで02年度からほぼ半減しており、抜き取りが減少理由の一つとみている。
リサイクルされる空き缶は古新聞と同じで財物とされるが、「空き缶の所有者や管理状況が明確にならないと窃盗罪の立件は難しい」(宇治署)という。
抜き取りを防ぐ条例もなく、市は業者らに強い姿勢で対応できない。「空き缶のリサイクルは市民、市、福祉施設などの三者の信義則で機能している。リサイクル制度の根幹を揺るがしかねない抜き取りはやめて」と訴えている。
空き缶だけでなく新聞紙などの紙も盗んでいく泥棒が宇治で発生しています。
実際に持っていくところを目撃しました。
置き場所が銀行の隣のため銀行への用件かと思っていたら、あっという間にトラックの荷台に新聞や雑誌のゴミを入れて逃げ去りました。
空き缶も新聞も「現金に換金できる」のです。
何でも盗む対象となる時代なのです。
投稿者: スタッフ (2009年10月26日 09:40)
いまだに続く金属盗難
一昨年ほどではないものの、未だに「金属盗難」は続いています。
●茶畑で電線の盗難、相次ぐ 静岡(10月21日 産経新聞より引用)8月11日〜3日の間、静岡県菊川市などで茶畑の防霜ファンに付いている電線が相次いで盗まれた。菊川署が盗難事件として捜査している。
同市川上、高橋、古谷、丹野と御前崎市上朝比奈の計12カ所で、電線が約45本盗まれた。
被害総額は約135万円に上るという。
●窃盗容疑で小学校教諭逮捕=国交省事務所からパイプ15本−福島県警(10月17日 時事通信より引用)
資材置き場からガードレール用のパイプを盗んだとして、福島県警福島北署は17日、窃盗容疑で、仙台市立小学校教諭男(49)=同市太白区西中田=を逮捕した。同署によると、容疑を認めているという。
8月30日午前6時25分ごろ、福島市飯坂町内の国道沿いにある国土交通省国道維持出張所の資材置き場からパイプ15本(計4万5000円相当)を盗んだ疑い。同容疑者と車が資材置き場内の防犯カメラに写っていたことから発覚した。
現役の小学校の教師が窃盗とは世も末だと思うのですが、こうした犯罪の背景には、「金属が高値で換金できる」ということがあります。
高値で購入するルートがある限り、こうした犯罪はなくならないと思われます。
電線となると広域すぎて対策はパトロールぐらいしかありませんが、やはり換金ルートへの規制強化を考えないと犯罪はなくすことが難しいです。
資材置き場の場合には、敷地内に不審者が侵入するリスクを考え、防犯対策を実施することをお勧めします。
携帯電話に画像で通報するシステムがお勧めです。
資材置き場向け防犯システム
投稿者: スタッフ (2009年10月21日 09:36)
エアコン室外機泥棒 和歌山で100件
和歌山県では、民家や店舗でエアコン屋外機を盗まれる被害が約100件発生しています。
そんな中で、エアコンの室外機を盗んだとして、和歌山県警捜査1課と岩出署などは17日、窃盗容疑で、和歌山県紀の川市貴志川町国主、電化製品回収業男(61)と、同居の女(50)を現行犯逮捕しました。県警によると、2人は容疑を認めているということです。
県警は和歌山県で発生している他の被害に関しても関連を調べています。
逮捕容疑は17日午前3時20分ごろ、和歌山県かつらぎ町の2店舗の外壁に設置していたエアコンの室外機計3台を盗んだとされます。
警戒中の捜査員が、2人が室外機を軽トラックに乗せて運び出すのを発見、取り押さえました。
エアコンの室外機は内部の管などに多くの銅が使われており、銅を目当てに廃棄された室外機を買い取る業者もいるということです。
県警は換金目的の可能性もあるとみて関連を調べています。
(9月17日産経新聞より引用)
「金属盗難」
いっときは連日のように報道されていましたが、下火になったかのように見えましたが、パラパラと発生しています。今まで誰も見向きもしなかった廃材、配線などがお金になる。
そのためにこの2人は屋外機を外して持ち去り換金しています。
問題なのは、こうした目的で敷地内に泥棒が入ることです。
建物に近づく。。そこにもし換金できるものがあれば持ち去ります。
なければ?「放火」などされる可能性もあります。
窓が「無施錠」で開いていたら?
侵入窃盗で建物内に侵入し金品を盗むかもしれません。
ですので建物に近づける、敷地内に入らせることをやめることが重要です。
まず、外周警備。赤外線センサーなどで敷地内に入った時点、窓に近づいた時点で大音量の音、光で威嚇撃退することが防犯対策として大切です。
塀は高くしない。見通しを良くすることが重要です。
フェンスに変更する。植木を剪定する。そうすることで、道路から見た時に見通しが良くなり、犯人が隠れるスペースがなくなります。
防犯灯、人感ライトなどを設置することで、夜も死角になる場所をなくします。
そうすることで、泥棒にとって犯行しにくい環境を作ることも併行して実施することが大切です。
投稿者: スタッフ (2009年9月26日 09:47)
運送会社内から電線盗む
運送会社の敷地から電線を盗んだ男が逮捕されました。
●運送会社の敷地から電線を盗んだとして、千葉県警船橋署は23日、窃盗の現行犯で、自称・住所不定、無職の男(48)を逮捕した。同署によると、男は「売ろうと思った」と供述しているという。
同日午後11時10分ごろ、千葉県船橋市西浦の運送会社敷地内の屋外にあった、直径約2センチの電線約20メートルを切断して盗んだとされる。
同署によると、敷地内の事務所にいた同市東船橋の男性社長(43)が、防犯カメラの映像で犯行に気づいて110番通報。飯田容疑者は駆け付けた同署員に取り押さえられたという。
(5月24日 産経新聞)
防犯カメラが有効に働き、犯人が捕まってよかったのですが、敷地の中に入られたために電線が切断される被害は出てしまっています。又、この男がもしトラックや荷物を目当てに侵入していたとしたら、被害はもっと大きなものになります。
たまたま社長が会社にいる時に泥棒に遭ったために防犯カメラの映像をその場で確認できましたが、その場に出くわさない時間帯であれば、録画した映像をあとで見るだけになってしまいます。
トラックそのものが盗まれる被害も多発しています。
やはり、「敷地の中に入れさせない」防犯対策が重要です。
又、防犯カメラの映像は今は携帯電話で動画で確認できる時代です。
その方法ならどこにいても、何時でも動画で現場の状況把握ができます。
見える自主機械警備システム
投稿者: スタッフ (2009年5月25日 17:09)