今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
シャッター修理業の技術を悪用し事務所荒らし
ゴールデンウィーク突入前ですが、長期休み前の防犯対策は大丈夫ですか?戸締り確認はもちろんのこと、出かける前には「泥棒の好きな環境」になっていないかを十分に確認して出かけてください。
事務所荒らしを繰り返していた兄弟。本業のシャッター修理技術を悪用していました。
●大阪、兵庫両府県で事務所荒らしなどを繰り返したとして、大阪府警捜査3課は15日、窃盗などの疑いで、いずれもシャッター修理業、男(40)と、弟(36)の両被告を逮捕、最終送検したと発表した。
43件の犯行を裏付け、被害総額は約1400万円にのぼるという。
逮捕・送検容疑は、平成21年7月31日未明、兵庫県尼崎市の会社事務所に侵入し、現金約4万円を盗むなど、18年5月~21年8月、建設会社や酒屋などの事務所荒らしや金庫破りを繰り返したなどとしている。
2人はシャッターの修理技術を悪用し、会社事務所のシャッターをバールで巧みにこじ開け侵入したケースもあり、「実際にシャッターを修理した事務所に窃盗に入ったこともある」と供述。怪しまれないように現場には作業服で行き、家族にも「仕事に行ってくる」と説明していたという。
(4月15日 産経新聞より引用)
「シャッターをこじ開けて侵入」
今回はシャッター修理業者が犯行を行っていましたが、その技術がなくてもそういう手口で侵入している侵入窃盗も多々あります。
つまり特殊なケースではない、ということです。
一般的にはシャッターがあると侵入されない、と考えている方も多いようですが、実際にはバールなどを使ってこじ開けられての侵入も多いのです。
特に、ゴールデンウィークなどは、どこも休日。つまり工業団地やオフィス街は人がいない無人状態。少々音をたてて侵入しても・・と泥棒が考える可能性もあり、注意が必要です。
シャッターのこじ開けを検知するのは「シャッターセンサー」があります。赤外線式と磁気式があります。このシャッターセンサーでこじ開けようとした時に、まずその場で大音量のサイレン、「110番通報します。110番通報します」といったメッセージを流す。
その場で音による威嚇撃退を行うと同時に、社長、管理者など5人の携帯電話に瞬時にメール送信、その後音声通信、といった自動通報を行うことで、泥棒の侵入をもっとも早く知り、すぐに対応することができます。
自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年4月30日 10:35)
中国人窃盗犯3人 犬の散歩装った見張り役も 被害100件?
民家で現金などを盗んだとして、警視庁捜査3課などは22日までに、窃盗容疑などで、いずれも中国籍で、無職の自称張凱容疑者(37)=埼玉県熊谷市桜町=、無職王穎容疑者(24)=同=ら3人を逮捕しました。
同課によると、張容疑者は容疑を認め、「昨年10月から今年3月の間、空き巣に入った」と供述。茨城、栃木、群馬、埼玉、東京各都県で約100件の被害があり、同課が裏付けを進めています。
うち約40件の被害額は計1500万円相当に上るということです。
逮捕容疑は昨年12月26日午後3時半から同5時半ごろの間、群馬県高崎市の無職女性(73)方で、現金や指輪など約140点(12万7000円相当)を盗んだ疑いです。
同課によると、張容疑者がドライバーで窓を破って侵入し、王容疑者が見張りを担当。
知人から犬を借り、付近を散歩しているように装う場合もあったということです。
<4月22日13時35分配信 時事通信>
見張り役の女が犬を連れて散歩を装うなど、3人が役割分担し犯行を行っていたようです。
泥棒役の男、犬を散歩している女がいても、その二人が泥棒の共犯だとは誰も思いません。
何かトラブルが生じても、二人で協力すれば、怪しまれることは少ないでしょう。
複数犯でこのように役割分担して行われる犯行は非常に巧みで、おそらく捕まえるのも難しいのでしょう。
分かっている40件の被害額だけで1500万円相当とみられていますが、関連のありそうな100件となると被害額はさらに増えそうです。
それだけ成功率も高いということでしょうか。
ドライバーで窓を破って侵入するという単純でオーソドックスな侵入手口ですが、この手口に対応できていない住宅が非常に多いのです。
まず窓が狙われるという報道がされていても、ほとんどの住宅では防犯対策はされていません。
自分の家は大丈夫だろう、という根拠のない自信のようなものを持っている人が多いようです。
そういう人は、被害に遭ってしまってから、まさか自分が被害に遭うとは思わなかった、あの時防犯対策をしておけば、と後悔することが多いのです。
もちろん、何か被害に遭った時に、再度被害に遭わない為の防犯対策をするということも大事ですが、一番良いのは、最初の被害も遭わないように、事前に対策をしておくことです。
何も被害に遭わないというのが最もよいからです。
一戸建て住宅の犯罪事情と防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年4月22日 15:28)
賃貸マンションの空き部屋ベランダづたいに侵入する手口頻発
賃貸マンションの空き室に侵入し、ベランダづたいに隣室に移りベランダ側のガラスが割って侵入し、現金やブランドもののバックなどを盗む手口の窃盗事件が昨年9月以降、大阪市内で多発しています。昨年9月以降少なくとも約20件の被害が確認され、被害品の一部はリサイクルショップで換金されています。
賃貸マンションの空き室は、次の入居者が決まるまで、内装業者や入居希望者を案内する不動産会社などの業者が出入りします。その都度、ドアの鍵を借りる手間を省くため、管理会社が一時的に暗証番号ダイヤル式の南京錠などを取り付けていることが多いところを狙った同一グループの犯行ではないかと推測されます。
一連の被害では、これらの南京錠が切断されるなどして侵入されたほか、一部は長期間無施錠だった空き室から侵入されたケースもあります。(4月3日産経新聞より一部引用)
こういた一般家庭を狙った空き巣対策に関して、逮捕された空き巣犯の語った「狙いやすい家」の特徴は下記の通りです。
●空き巣犯は侵入する前に留守かどうかを確認するが、その方法には、インターフォンを鳴らす▽部屋からの音を聞く▽日没後から夜の時間帯なら部屋の明かりを見る-などがある。
不在確認
●日没後から夜にかけて空き巣を繰り返していた男は、明かりがついていたり室内から音が聞こえてくる家には侵入しなかった。
●昼間に空き巣を繰り返していた男はカメラ付きインターフォンのある家は避けていた。
●一軒家を中心に60回以上忍び込んだ男は、「『空き巣に注意』などのビラがたくさんはってある地域の家は用心深く、侵入できても金品が無造作に置かれている可能性は低いと考えた」
●「どちらへ?」などと住民に声をかけられた地域には二度と行かない。
●空き巣犯は侵入までに時間がかかる家も避ける傾向にある。
侵入口となるガラス窓にクレセント錠以外にもう一つのカギがかかっていたり、二重ガラスになっている家は侵入しにくい。「手短に犯行を済ませて早く現場を立ち去りたい」。
●侵入しやすい家について「格子のある窓は無施錠のことが多いので狙い目」。格子は工具で簡単に外れるため、無施錠ならそれほど時間をかけずに侵入できる。
防犯泥棒大百科で記載している通りのコメントを泥棒が言っているのでちょっとびっくりしましたが、泥棒の気持ちになって考えると、安全性、容易性、確実性を狙っている泥棒にとっては、「侵入しやすい建物」を狙う、というのは当たり前のことです。
泥棒の目線になってもう一度我が家と周辺を見直し、侵入されやすい箇所がないか考えてみましよう。
●塀が高く道路から死角になっていないか?
●植木などで死角になっていないか?
●隣の建物や駐車場の屋根、塀などから2階へよじ登ることができないか?又足場になるようなものはないか?
最新の犯罪情報
投稿者: スタッフ (2010年4月 5日 09:12)
防犯システムを破壊して侵入する空き巣への防犯対策
防犯完備の高級住宅狙い空き巣を繰り返していた韓国人2人が逮捕されました。
警備会社の警備サービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられます。
こうした泥棒に対して、どういった防犯対策を実施しないといけないかを検証しました。
●東京都目黒区の住宅に侵入し、金品を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課などは2日までに、窃盗未遂容疑などで、いずれも韓国籍の自称古物商男(57)と、自称焼き肉店経営男(44を逮捕した。
2人は警備会社のサービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられる。
昨年9月から都内の高級住宅街で、約30件(7000万円相当)の被害があり、関連を調べている。
(4月2日 時事通信 より引用)
「警備システムや防犯センサー、カメラは効果がないのではないか」と思われた方もいると思いますが、実際は、「どんな防犯システムが設置されていて、どんな破壊行為が行われたか」が重要です。
例えば、「屋外ベル」。ベルが鳴り響かないように細工されたり、破壊される・・・そういうことにも対応できるようにしていないといけません。
セキュリティハウスが設置する「屋外ベル」は、ベルが鳴り響かないように細工をしたり破壊したりすることができにくい特殊な構造になっています。取り付け位置に関しても細心の注意を払っています。
又、万が一破壊された場合にも、「二重威嚇」を徹底していますので、室内など別の場所に設置している威嚇機器が異常を周囲に知らしめると同時に、関係者に自動通報されるようになっています。
例えば「NTT一般アナログ公衆回線の断線」。これを瞬時に気づくことが大切です。セキュリティハウスのシステムでは、その場でベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせると同時に関係者に「電話線断線」を知らせることができます。
例えば「侵入検知センサーの破壊やいたずら」。これにも対応していることが必要です。
警戒中であれば即ベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせ、関係者に自動通報されます。又、「二重警戒」以上を実施していますので、一つの侵入検知センサーが万が一破壊されても別のセンサーが侵入者を検知します。
いたずらをされた時点で異常を検知できる「アンチブラインド機能付き」のものもあります。
逮捕された泥棒に対する警察の調査で、「防犯ベル」に対する意識調査があります。
●「非常に気になり避ける」87%、
●「やや気になり場合によっては避ける」11%
●「外して侵入」2%
と泥棒が答えているのです。
セキュリティハウスはこの「やや気になり場合によっては避ける「外して侵入」の13%の泥棒に対してもきちんと対応できるよう考えられる色々な侵入手口を配慮した上で最適のセキュリティシステムをご提案しています。
そうすることが、本当の意味での安心・安全をお客様に提供できることだと信じているからです。
安心の自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年4月 2日 16:35)
ガソリンスタンドで「金庫破り」 700万円被害
<窃盗>ガソリンスタンドで「金庫破り」の被害が発生しました。
●1日午前0時40分ごろ、さいたま市南区太田窪のガソリンスタンド「JOMO ペリオ円正寺ステーション」で防犯装置が作動し、警備会社から110番があった。
埼玉県警浦和署員が駆け付けたところ、事務所入り口の扉がバールのようなもので壊されており、数日分の売り上げの現金計700万円が入った金庫2個が盗まれていた。同署が窃盗容疑で調べている。
同署によると、31日午後10時15分ごろにガソリンスタンドの男性店長が事務所に施錠し、店を出た際には異常はなかったという。
金庫は重さ100キロ、高さ1メートル、横80センチ、奥行き80センチと、重さ40キロ、高さ50センチ、横60センチ、奥行き60センチの2個。
(4月1日毎日新聞)
金庫ごと盗まれています。
百キロの金庫を持ち出されるとは思っていなかったのだと思いますが、実際にはもっと重い金庫でも盗まれています。
「金庫ごと盗み出し、後でじっくり金庫をこじ開け中の現金を盗む」
こういった手口での犯行が警備会社のシステムが入っている事務所やスーパーなどで発生しています。警備員の駆けつけ時間を推定して、5分程度で犯行を終了する、というものです。
5分経過するとたとえ出入り口のすぐ近くまで金庫を運べていたとしてもあきらめて犯行を中断している事例もあります。
この「短時間化」する数人による(窃盗団)侵入窃盗に対する防犯対策としては、
● 事務所に侵入しようとされた瞬間(侵入者の体は建物の外)に、大音量の音・光で威嚇撃退する。泥棒にとって「音と光」は「誰かに犯行が知られた」ことであり「人目につく」ことであるため、最も嫌がる。
● 事務所の建物の中に入られる前に威嚇撃退することが重要。
● 2重警戒で、窓・扉をこじ開けようとした瞬間に検知し、ベル・サイレンを鳴らすだけでなく、それでも室内に侵入した不審者に対して「室内警戒センサー」が検知、室内に侵入者いる間中ずっと継続してベル・サイレンを鳴らす。
ということが効果的です。
又、建物の外部にセキュリティキーパーといった抑止力の高いものを設置することで、
「この建物はやばいのでやめよう」という気持ちにさせ、犯罪ターゲットから外させることが効果的です。
投稿者: スタッフ (2010年4月 1日 13:40)
1000本以上の盗品(ゴルフクラブ)買い取ったゴルフ店経営者逮捕
ゴルフ用品店を狙った連続窃盗事件で、盗品のゴルフクラブを買い取っていたとして、愛知県警は11日、同県一宮市浅野、ゴルフ用品店経営・吉田明彦容疑者(57)を盗品等有償譲り受け容疑で逮捕しました。
発表によると、吉田容疑者は昨年10月11日午前11時頃、クラブ約230本を盗品と知りながら、住所不定、無職加藤正樹被告(28)(窃盗罪などで起訴)らから1本当たり約1万円で買い取った疑いです。
クラブはほかの店に1本当たり2万~3万円で転売したり、自分が経営する店「ゴルフ市場」(愛知県小牧市)で販売したりしていたということです。
吉田容疑者は調べに対し、「(加藤被告ら)二つの窃盗グループから1000本以上の盗品クラブを買い取った」と供述しているということです。
<3月11日20時2分配信 読売新聞より>
泥棒がなぜ他人の金品を盗むのか?
現金は盗んだものをそのまま自分の物としてすぐに使うことができます。
物の場合は、もちろんそれが欲しいという個人的欲求に基づく犯行もありますが、ほとんどは盗んだ物を転売し、現金化することが目的です。
現金を得るための手段にすぎません。
現在、盗品であっても誰かに売り、現金を売る手段(ルート)は様々です。
リサイクルショップや専門店との売買、ネットオークションへの出品、海外への持ち出し、バザーなどへの出店。
いずれも何らかのリスクや問題があります。
一番簡単で、手っ取り早く現金を手にできるのが、この事件のように盗品と分かっていながら買い取る業者との売買です。
盗品という確証がなくとも、明らかに売りに来る頻度が高く、大量の商品を持ち込む客に対して怪しいなと感じるのが普通です。
それを感じながらも知らぬふりをして買い取っているような業者もあるでしょう。
泥棒に対して自分の身を守るためにセキュリティシステムや防犯カメラを設置し防犯対策を講じるという方法がありますが、これだけでは犯罪件数を減らすことにはならないでしょう。
防犯対策がされていない別のところを狙おうということになるだけです。
犯罪件数自体を減らそうと思うなら、警察による検挙率を引き上げる、このような悪質な買い取り業者を厳しく取り締まるなど、泥棒の活動を制限する取り組みが必要です。
泥棒がせっかく苦労して物を盗んでも、それが売りにくい、誰も買い取ってくれないという環境になれば、自然とその物が盗まれることはなくなります。
また別の物、もしくは現金などにターゲットを移すことになるでしょう。
投稿者: スタッフ (2010年3月12日 10:33)
ペコちゃん人形17体盗難 2府4県で被害多発
洋菓子店「不二家」(東京都文京区)の店頭からペコちゃん人形が相次いで盗まれた事件で、和歌山東署は5日、住所不定、元暴力団組員稲葉洋被告(43)(窃盗罪で公判中)ら2人を新たな窃盗容疑で送検し、捜査を終えました。
稲葉被告ら6人による18件の犯行は大阪、京都、兵庫など2府4県に及び、盗んだ人形は17体(約100万円相当)にのぼりました。
捜査関係者によると、6人は2008年5月26日から昨年2月12日にかけ、店先から車に積んで持ち去る手口で犯行を繰り返しました。
盗んだ人形はキャラクターグッズを扱うリサイクルショップに売り、生活費や遊び代に充てていたということです。
稲葉被告らは犯行前に必ず下見をし、ネットオークションで"相場"も調べていました。
サンタクロースの衣装や和服を着た「季節限定」のペコちゃんが10万円以上の値が付くことも知り、08~09年の年末年始には7件の犯行に及びました。
稲葉被告らは「マスコット人形は、ペコちゃんが一番人気があった」と話しているということです。
不二家は事件後、人形を店内に置き、台座に鎖で固定するよう各店に呼びかけてきました。
同社広報室は「人目にふれてこそ価値がある『看板娘』なので、これ以上、がんじがらめにはできない。大切に見守ってほしいと祈るばかりです」としています。
<3月6日18時23分配信 読売新聞より>
お客さんに来店してもらってこその店舗ですから、営業時間外とは言え、お客さんが近づいただけでブザーやサイレンが鳴るような店舗は印象がよくありません。
かと言って、屋外を含めてマスコット人形を守るために防犯カメラを設置する、というのもどうなのかなと思います。
経営者の方にとっては頭の痛い話です。
捕まった泥棒が供述している通り、犯行前には必ず現場の下見をしたと言っています。
下見の段階でマスコット人形が無防備な状態で保管されているのを見たら、まずそこを狙うでしょう。
常に泥棒に見られていると考え、日頃から店舗の防犯対策を考えておくことが重要ではないでしょうか。
屋外のマスコット人形や看板など建物内に動かせるものは営業時間終了後動かし、室内に保管するように心がける。
金庫があるからと言って安心せず、建物内に現金を置きっぱなしにしない。
こちらもこまめに金融機関に預け入れる。
建物内はできるだけ盗まれるような物が少ない状態にしておくことです。
自分の店で狙われそうな物は何か?それを守るにはどうすればよいか?などと考えることが防犯意識を持つということです。
これを持ち続けることで、自然とどうすべきかが分かってくるでしょう。
自分の店は泥棒に狙われやすいかそうでないか、自分で考えて分かる場合もあります。
一度考えてみてはいかがでしょうか?
もし分からない場合は、防犯のプロである防犯設備士に無料防犯診断を依頼してみましょう。
どこが弱いか分析し、適切なアドバイスをしてもらえるはずです。
投稿者: スタッフ (2010年3月 9日 13:30)
お墓の納骨室から貴金属を泥棒。
貴金属を盗む泥棒、っていうのはよくありますが、お墓の納骨室から指輪を盗んだ泥棒がいました。
●福岡県警久留米、城島両署は28日、約1100万円相当の指輪などを、久留米市内の墓の納骨室から盗んだとして、窃盗の疑いで、住所不定男(50)=別の窃盗容疑などで逮捕、処分保留=を再逮捕した。
2007年4月20日ごろから今年2月6日までの間に、久留米市内の墓の納骨室から、同市の60歳代の女性が保管していた指輪やイヤリング、ネックレスなど22点を盗んだ疑い。
指輪などは、女性が将来子どもに譲る目的や先祖への供え物として、納骨室の中に保管していたのだという。男は「生活に困った時に質屋で換金しようと思っていた」と容疑を認めているという。
(3月1日西日本新聞より引用)
何故男はお墓の納骨室に指輪があることを知っていたのでしょうか?ちょっと不思議です。
被害に遭った女性も預けるなら銀行の貸し金庫か自宅にホームセキュリティを設置して安全を確保しておく必要があると思います。
投稿者: スタッフ (2010年3月 1日 10:45)
「2階建ての家は、家人が2階で寝ていることが多く、1階に入りやすかった」
妻には夜勤だと伝え、泥棒で稼いだお金の一部を給与として渡す。
こういう泥棒が結構いるんですよね。
●熊本県警に昨年9月、窃盗などの容疑で逮捕された男が、福岡や大分など九州各県で計約250件(被害総額は約1500万円)の盗みを繰り返していたと自供していたことが捜査関係者への取材でわかった。
男は、家族には出勤を装って犯行に出掛け、盗んだ金の一部を「給料」として毎月、妻に渡していたという。
被告は深夜から未明にかけて車で県内外を回って2階建て住宅を物色。無施錠の窓から忍び込んだり、窓ガラスをドライバーで割ったりして侵入。1階の居間などにあるバッグなどを盗み、現金や商品券だけを抜き取っていた。
「2階建ての家は、家人が2階で寝ていることが多く、1階に入りやすかった。生活費や遊興費を稼ぐためだった」と供述しているという。
添田被告は妻や幼い子供と暮らし、午後10時頃になると「仕事に行く」と出掛け、翌朝7時頃に帰宅。給料もきちんと渡していたため、妻は犯行にまったく気付いていなかった。
2006年10月頃から犯行を繰り返し、昨年9月8日、福岡県八女市の電器店から約70万円を盗んだとして、窃盗などの容疑で逮捕された。自供した余罪のうち裏付けの取れた4件について、熊本地検が1月までに窃盗罪などで熊本地裁に起訴した。
(2月25日 読売新聞より引用)
出勤を装って自動車で移動し、移動途中で下見をして「侵入しやすそうな家」を物色。
2階建て住宅は2階部分に寝ていることが多いため、1階に侵入し、バックや背広などから現金を盗む。
こういう手口で侵入窃盗を繰り返し、その中の一部を給与として妻に与えていたのです。
妻はまさか夜勤の仕事が「泥棒」とは思っても見なかったと思います。
以前にも引越しの仕事だと偽り、車やユニフォームまで準備して泥棒稼業を行っていた男がいました。
やはり給与だと稼ぎの一部を渡していました。
2階で寝ていて1階の侵入に気がつかない。
昼間1階にいて2階の侵入に気が付かない。
いずれのケースでも「在宅警備」機能のついたホームセキュリティシステムであれば簡単に不審者の侵入を検知し威嚇撃退できます。
在宅警備とは自宅に居ながら 一部の窓、場所を侵入警戒状態にするということです。
こうした機能まで付いているホームセキュリティシステムでないと、まったく外出するときしか警備対象にならないこととなり、安全ではありません。
投稿者: スタッフ (2010年2月26日 13:06)
1都6県で資産家狙う窃盗団逮捕 183件被害1億6千万円!
福岡、兵庫、埼玉、千葉4県警の共同捜査班は24日、資産家宅などを狙い盗みを繰り返したとして、窃盗などの疑いで、男女18人を摘発したと発表しました。
共同捜査班によると、被害は福岡県や佐賀県のほか関東、近畿の1都6県で計183件、総額約1億6600万円相当に上るということです。
18人のうち17人がすでに起訴され、うち5人は有罪判決が出ています。
福岡県警によると、主犯格の住所不定、無職小島恵一被告(59)=窃盗罪などで公判中=が、刑務所で知り合った仲間を勧誘。
暴力団から資産家情報を入手し、2008年7月−昨年8月、3、4人のグループで窃盗を繰り返していました。
盗んだ絵画や貴金属は転売し、遊興費などに充てていたという。
<2月25日7時7分配信 西日本新聞より>
資産家宅といえば、大抵のところがホームセキュリティや防犯カメラなどの防犯システムが導入されていると思います。
にも関わらず、183件も犯行が成功しているのは何か秘訣があるのでしょうか?
資産家宅の中でも防犯システムが導入されていないところだけを狙って犯行を行っていたのかもしれません。
いくらメリットが大きい(大金等を得られる)があるからといって、防犯システムを破って犯行を繰り返すようなリスクの高い手口で183件も犯行ができるとは考えにくいでしょう。
先日も医院宅や会社役員宅から数千万円もの大金が盗まれるというニュースがありました。
意外にも金庫だけの防犯対策だったようで、そういう住宅が多いということでしょう。
また、暴力団から入手した資産家情報というものも気になります。
企業の個人情報流出が問題になることがありますが、それらが暴力団に集まり、さらに別の犯罪者へと流れるというルートができつつあるのかもしれません。
一旦インターネット等で流出した情報を全て削除することは不可能です。
それを保存しているパソコン1台ずつからデータを削除しない限り無理でしょう。
二次利用、三次利用される可能性があり、非常に恐ろしいことです。
重要な個人情報を扱う企業・店舗の防犯体制、情報の取扱規定などをきちんとしておく責任が生じると言えるのではないでしょうか。
個人情報が流出してしまったら、その企業や店舗の信用も失うことになります。
その信用を回復しようと思ったら一体何年かかるでしょうか。
失うのは一瞬でも回復するのはその何十倍も時間がかかります。
投稿者: スタッフ (2010年2月25日 12:00)