今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「訃報の知らせ」で留守宅へ侵入。
留守宅を狙って入る空き巣。
新聞の訃報欄を見て留守宅を知り、空き巣を繰り返していた泥棒が逮捕されました。
●900万円盗む 容疑の男逮捕 葬儀中の被害相次ぎ関与追及 /群馬
県警捜査3課は29日、住所不定、無職男(43)を窃盗容疑で緊急逮捕した。
28日正午ごろ、仕事で留守中の高崎市の男性会社員(46)方に勝手口の窓ガラスを割って侵入、現金約900万円入りの金庫(約30キロ)を盗んだとしている。
新聞のお悔やみ欄に掲載され、葬儀などで留守になった家を狙った窃盗事件が、今年春ごろから県内で相次ぎ、複数の現場近くで山下容疑者の車が確認されていた。
警戒中の捜査員が高崎市内で車を発見、車内に毛布でくるんだ金庫があったため事情を聴いたところ、容疑を認めたという。
「他に100件くらいやった」と供述している。
(9月30日毎日新聞より引用)
留守の家に入るのが「空き巣」
そのために「不在確認」をするのです。
・インターホンを鳴らす。
・外観から留守かどうかを判断する。
・屋外に洗濯物が干しっぱなしになっている。
・郵便受けに郵便が入りっぱなしになっている。
・新聞が溜まっている。
・外灯が夜になっても付かない。
・室内照明が夜になってもつかない。
・ガレージに車がない。
・電気のメーターが動いていない。
この泥棒は「不在確認」を「訃報のお知らせ」でしていたのです。
この方法で逮捕された泥棒を知っているだけで3人ほどいます。
「訃報のお知らせ」をする時には、「不在ではない」ことを建物外から感じられるように室内照明やTV、ラジオをつけておいたり、親族にきてもらうなどで狙われないようにする必要があります。
先日は空港で海外旅行に行く人のトランクから住所を読み取るという泥棒もいました。
くれぐれもブログなどで大々的に留守にすることを発表したりしないで下さい。
空き巣に対する防犯対策
投稿者: スタッフ (2009年10月 2日 14:32)
福岡 心臓移植の募金箱盗難 防犯カメラに4〜5人の男映る
米国での心臓移植を希望している福岡県飯塚市の宮薗雄一さん(26)を支援している「雄一君を救う会」(渡辺誉士亜代表)は15日、同市と同県嘉麻市に設置した渡米に向けた募金箱2個が8月に盗まれていたことを明らかにしました。
飯塚署と上嘉穂署が窃盗事件とみて捜査しています。
同会によると、飯塚市小正のコンビニエンス店から8月12日に「レジ付近に置いていた募金箱が盗まれた」と連絡があり、飯塚署が調べたところ、同日午後9時ごろ、防犯カメラに4−5人の男が募金箱を囲み、1人が箱に手を伸ばすのが写っていたということです。
箱には約4000円が入っていたとみられています。
また、嘉麻市上臼井の物産館でも同25日午前10時半ごろ、募金箱がないのに支配人が気付きました。
2、3000円が入っていたようです。
雄一さんの父、幸一郎さん(58)は「腹立たしいし、情けない気持ちでいっぱい」と話す。
雄一さんは重度の拡張型心筋症で、救う会は1億4000万円を目標に募金を集めています。
<9月15日15時7分配信 西日本新聞より>
心無い犯罪を犯す人がいるものです。
もし、募金箱を守るために防犯対策をするというのであれば、何が目的で、何のために募金活動を行っているのか分からなくなりそうです。
募金が集まって、最終的に数百万円、数千万円の金額に達したというニュースを目にすることがありますが、犯罪者はその金額の大きさに注目したのでしょう。
ただ、4人〜5人がかりで3、4000円盗み出すのは、人と手間をかけた割には成果がなさそうです。
とにかく、数をこなして稼ごうということでしょうか。
しかし、コンビニは防犯カメラがほぼ完備されており、4〜5人での犯行では目立ち過ぎますので、
リスクを犯すには割が合わなさそうに思います。
その場での単なる思いつきの犯行かもしれません。
募金箱を置いている店側も、自分のお金ではないからという思いがあるかもしれません。
その油断が危険で、犯罪者に付け入る隙を与えてしまいかねません。
泥棒などの犯罪者に対しては、弱みを見せないことです。
侵入されそうなところ、現金や商品の保管場所など狙われそうなところを分析し、個別に防犯対策を行うことが有効です。
例えば、防犯カメラを設置しているから後は何もしなくて大丈夫、ということではなく、適材適所でそれぞれの場所で実施する防犯対策も変わってきます。
その分析と対策は防犯のプロであるセキュリティハウスにお任せ下さい。
セキュリティネットワーク(お近くの防犯のプロまでお気軽にお問い合わせ下さい。)
投稿者: スタッフ (2009年9月17日 17:00)
本の応募券数百枚をカッターで切り取りネットで販売
文庫本の表紙カバーの応募券を盗んだとして、警視庁成城署は11日までに、窃盗容疑で、東京都三鷹市北野、無職佐藤貴之容疑者(29)を現行犯逮捕しました。
同署によると、容疑を認め、「生活費を稼いだ」と供述しています。
4月ごろから世田谷区の書店で応募券数百枚を切り取り、インターネットのオークションで売ったということです。
応募券は一定枚数で、旅行券や食事券などに交換できるということです。
逮捕容疑は10日午後2時10分ごろ、同区砧の書店で、カッターナイフを使い、文庫本2冊の応募券を切り取った疑いです。
同署によると、カッターの刃(約2.5センチ)を指の間に挟み、本のページをめくるふりをして切り取りました。
応募券は1枚80〜100円で販売したということです。
<9月11日21時48分配信 時事通信より>
文庫本を購入した人が応募券が切り取られていれば不思議に思いますから、手口としては稚拙なものと言えます。
また、インターネットのオークションで販売したということですが、数百枚もの応募券が売りに出されていたら怪しいものです。
何か犯罪のにおいがすると誰しも考えます。
しかし、書店での犯罪と言えば、まず万引きが思い浮かびますが、このような応募券を切り取る手口に対しても警戒が必要です。
カッターで切り取るという手口ですが、一歩間違えば刃物にも変わりますから危険です。
数百枚もの応募券を切り取り、すぐには見つからなかったということですから、被害に遭われた店側もどうだったのでしょう。
よほど犯行が行いやすいと思われたのか・・・。
防犯カメラや万引き防止器が設置されていない、店員が少ない、または持ち場を離れることが多い、一つの場所にじっとしている、など、何らかの狙われるポイントがあったのでしょう。
犯罪者に対してそのような弱みを見せるとすぐに付け込まれます。
防犯対策をすることは、その弱み・隙を少なくし、この場での犯行は難しいと思わせることが目的です。
そうすれば、犯罪者はその場での犯行を断念し、もっとカモになりやすい別のターゲットに移ります。
防犯対策の多くは必ずしも犯罪者を捕まえることが目的ではありません。
もちろん、防犯カメラで映像を記録し犯罪の証拠となったり、防犯システムが働きベルが鳴り響いたことで犯人逮捕につながったという事件もあるでしょう。
しかし、現実的には、事前の防犯対策をすることで、犯行のターゲットから外れるということが目的になることが多いでしょう。
侵入者に対して、高圧電流を流して感電させる、敷地内に入ってきたら弓矢が飛んでくるなどという過激な防犯対策は、あくまでも漫画やアニメの中だけです。
実際には、過剰防衛や様々な問題がありますから実現不可能です。
そうなると、やや消極的と思われるかもしれませんが、前述の犯行対象から外れることを目的とした防犯対策を行うしかありません。
店舗の犯罪事情
投稿者: スタッフ (2009年9月15日 09:10)
電動大工道具専門泥棒
建設現場で盗まれる物は?というと、
●建築重機
●建設用什器
●ノートパソコン
●クーラー、空気清浄機
●配線材料
といったものが盗まれます。
電動大工道具狙い"窃盗行脚"していた3人が新潟で逮捕されました。
●大工道具を狙って盗んだとして、新潟県警捜査3課と村上署などは9日、窃盗の疑いで、栃木県矢板市片岡の内装業男(31)と少年1人を含む3人を逮捕した。
同課の調べでは、3人は7日夜、村上市内の住宅新築現場に侵入し、作業用のエアコンプレッサー1台(時価4万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。3人は容疑を認めている。
今年8月以降、電動大工道具を狙った窃盗事件が北陸地方を中心に約30件発生、被害は数百万円に上るという。同課は容疑者らと何らかの関係があるとみて余罪を追及する方針。
(9月10日 産経新聞より引用)
こうして盗まれた電気大工道具などはインターネットなどで換金されます。
今はどんなものでも換金することができるのです。
建築現場事務所や住宅新築現場に入り込み窃盗だけでなく放火やタバコの火の不始末による火災なども避けたいリスクです。
やはり不審者の侵入を防ぐ防犯対策を実施することをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年9月10日 13:45)
三重で4寺社24体の仏像盗難
8月に、文化庁の重要文化財に関する防犯対策の状況調査結果では、防犯カメラや防犯設備がない建造物が全体の53%に上るといったことでした。
それに対し、NHKの調査によると、過去3年間で少なくとも242体仏像が盗難被害があったということで、
全国各地で仏像の盗難事件が相次いでいます。
三重県でも今年に入り24体もの仏像が盗まれる被害が発生しています。
◇いずれも文化財指定なし−−両署、窃盗容疑で捜査
伊賀地域で今年に入り、仏像などが寺社から盗まれる被害が相次いでいることが伊賀、名張両署への取材で分かった。判明しているだけでも4日現在、4件24体の被害が出ている。盗まれたのは、いずれも文化財指定を受けていないものばかりで、両署は、転売目的の可能性もあるとみて窃盗容疑で捜査している。
■名張市滝之原の不動寺(無人)では8月2日、本堂の不動明王像(高さ約1・2メートル)がなくなっているのが見つかった。近くの自営業、U(70)らが管理しており、最後に像を確認したのは1月で、その際にも木・金属製の立像(約20〜60センチ)4体が盗まれているのが分かった。梅本さんは「来年の護摩法要までに不動明王像が見つからなかったら、新しいものを買うしかない」と落胆。警報器の設置を検討している。
■伊賀市では、7月に観音寺(高尾)で木製の阿弥陀(あみだ)仏座像が、徳楽寺(西高倉)から役行者(えんのぎょうじゃ)像など3体が盗まれているのが発覚、
■今月に入っても、菅原大辺神社(大野木)から弥勒菩薩座像など15体がなくなっているのが分かった。
(9月5日 毎日新聞より引用)
仏像盗難は、換金目的のものと、自分のコレクションにしたいというものの2通りあります。
重要文化財の指定のない仏像の方がアシがつきにくく換金しやすいという理由で泥棒のターゲットになりやすいのです。
又、無人寺の仏像の多くは錠前だけ、無対策といった状態が多く、又寺の場合人がいても「参拝者」と不審に思わない、昼間にどうどうと参拝者を装って下見ができる、といった「犯罪しやすい環境」が整っています。
又、無人寺の場合、今回の被害のように、被害に気がつくまで数日経過してしまっている・・といったことも多いようです。
無人寺こそ仏像盗難を許さない防犯対策が必要です。
今はその場にいなくても携帯電話で寺社への不審者侵入や放火などを即検知し、瞬時に知ることができます。どこにいても寺の状況を把握することが可能です。
仏像は日本の宝。なくなってから嘆いても、元に戻るケースは稀です。
ぜひとも寺の防犯対策をお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年9月 9日 16:24)
金庫破りの男 侵入先でビール飲みDNAから逮捕
大阪市内で金庫破りなどを繰り返したとして、大阪府警捜査3課などは3日、窃盗などの疑いで大阪市浪速区元町、無職の男(61)を逮捕し、計137件(被害総額約4750万円)のすべてを裏付け、送検したと発表しました。
男は盗みの最中に冷蔵庫にあるビールやお茶を飲んで再び元の場所に戻すことがあり、容器に残った唾液(だえき)のDNA分析から裏付けがとれたケースもあったということです。
逮捕・送検容疑は平成14年3月から20年11月にかけて、大阪市西区を中心に、深夜に会社事務所などに忍び込み、137件の窃盗を繰り返したとしています。
府警によると、警備会社と契約していない事務所を狙い、窓の格子を外すなどして侵入。
バールなどで金庫をこじあける手口で盗みを繰り返していたということです。
男は20年12月に窃盗容疑などで逮捕され、137件のうち12件(約1083万円)は公判中ということです。
<9月3日21時18分配信 産経新聞より>
侵入した現場で金庫を破った後、冷蔵庫からビールやお茶を飲み、容器をそのままにして逃げていた男が唾液のDNA分析をもとに逮捕されました。
現場に証拠となりうるものをそのままにしていくというのも驚きますが、盗みの最中にビールを飲むという神経の太さ(鈍さ?)にも驚きます。
指紋や足跡など現場に残さないのが泥棒の鉄則だと思いますが、最近は違うのでしょうか・・・。
手口として、警備会社と契約していない事務所ばかり狙っていたようですが、やはり防犯対策をしっかりとしたところは狙わず、そうではないところを狙っていたのでしょう。
防犯システムや防犯カメラが設置されているところはステッカーなどで「防犯システムがついていますよ」とアピールします。
泥棒にしてみれば、ステッカーがついていないところをを狙おうということになります。
防犯システムは設置されていないけれども、ステッカーだけをつけている家もあります。
もちろん、泥棒がステッカーだけを見て、この家はやめておこうとターゲットから外す場合もあるでしょう。
しかし、よく観察すれば防犯システムがついているかどうかは外観を見ればすぐに分かります。
「ステッカーだけ」に頼るのは危険です。
泥棒に見破られて思わぬ被害に遭う可能性もあります。
やはりしっかりとした防犯システムや防犯カメラシステムを事前に設置されることをお勧めします。
ホームセキュリティ(防犯対策)
マンションセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年9月 4日 10:01)
茨城 ゴルフ場のロッカールームから現金盗難
ゴルフ場の女性ロッカールームから現金などを盗んだとして、茨城県警行方署は2日、窃盗容疑で潮来市日の出、店員の女(40)を逮捕しました。
女は「県内数カ所のゴルフ場でやった。盗んだ金は生活費に充てた」と容疑を認めています。
同署の調べでは、女は7月19日午後3時ごろ、行方市内のゴルフ場ロッカールームで、入浴中の女性のロッカーから現金約5万円と腕時計などの入った手提げカバン(計約45万円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
女は他のゴルフ場のレストランで店員をしており、ゴルフ場の内情に通じていたとみられています。
<9月3日7時57分配信 産経新聞より>
私もスポーツの後に、ロッカールームでシャワーを浴びて着替えることがありますが、ロッカーは有料のところが多く、ほとんどの人が利用していません。
シャワーを浴びている間は非常に無防備な状態で、皆、財布などの貴重品をどのように管理しているのか不思議です。
ロッカーの無料化や防犯カメラの設置など施設側が何らかの対策をしてくれれば、窃盗などの犯罪は減ると思うのですが、ほとんどの施設では「盗難などが起こっても責任は取りません」「盗難被害多発!!」などのチラシや張り紙を張るだけです。
トイレやロッカールームに防犯カメラを設置するのはプライバシーや映像の悪用など問題があります。
しかし、防犯カメラがついていないのをいいことに、人の目を盗んで犯行に及ぶ者がいるのも現実です。
防犯対策として、共用の出入口など建物への入退出を管理したり、トイレやロッカールーム前に防犯カメラを設置するなど何らかの抑止対策が必要です。
人の目による監視だけでは限界があります。
貴重品保管(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年9月 3日 09:24)
夏休み 台場・有明の公団住宅、マンション9件で空き巣。
夏休みを狙ったのか?
公団住宅やマンションでガラス破りによる侵入窃盗が連続しています。
●東京都港区台場の公団住宅一室で、貴金属など30万円相当が盗まれたことが24日、警視庁東京湾岸署への取材で分かった。9日から21日の間、周辺の半径約1キロで、これを含めて9件で90万円相当の被害が発生。手口が似ており、同署は関連を調べている。
同署によると、被害に遭ったのは港区台場や江東区有明の公団住宅やマンション。
ベランダの窓ガラスの一部を割って鍵を開け、侵入した形跡があり、パソコンや貴金属が盗まれていた。
(8月24日 時事通信より引用)
夏休みなどで留守であることを知っての侵入窃盗、泥棒ではないかと思われます。
マンションや公団住宅の場合、建物の外からでも留守であるかがすぐにわかります。
というのも、夕方になっても室内照明がつかない部屋は留守だということなのです。
ベランダ側はクレセント錠前だけの窓がほとんど。高層になれば無施錠も増えていきます。
こんなところから入れないだろうと、勝手に思い込んでいることが多いのですが、実際にはマンションの高層への泥棒被害も多いのです。
なぜなら「防犯意識が低いから」
泥棒にとっては「防犯意識が低い家」イコール侵入しやすい、犯罪対象となるのです。
マンションの場合なら、防犯カメラをマンション入り口、エントランス、エレベータ内、エレベータホール、屋上、駐車場、ごみ置き場に設置し自動録画する。
そして入居スペースごとに、窓に補助錠を設置するとともに人感ライトや赤外線センサー、窓開閉検知センサーなどを設置し、こじ開けられるとベルが鳴り、携帯電話にメール及び音声で通報がいく防犯システムをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年8月24日 14:23)
台場周辺で空き巣9件=被害90万、夏休み狙う?
夏休みを狙った窃盗団が台場や有明の公団住宅やマンションで暗躍しました。
●東京都港区台場の公団住宅一室で、貴金属など30万円相当が盗まれたことが24日、警視庁東京湾岸署への取材で分かった。
9日から21日の間、周辺の半径約1キロで、これを含めて9件で90万円相当の被害が発生。手口が似ており、同署は関連を調べている。
同署によると、被害に遭ったのは港区台場や江東区有明の公団住宅やマンション。
ベランダの窓ガラスの一部を割って鍵を開け、侵入した形跡があり、パソコンや貴金属が盗まれていた。
(8月24日時事通信より引用)
公団住宅やマンションの場合、建物の外からからでも一目で「不在」であることがわかります。
なぜなら、夕方になって室内照明が付かないところが不在ということなのです。
又、一箇所に侵入できるとベランダを伝って簡単に隣に移動することもできます。
又、共稼ぎも多く、昼間不在であることが多い、隣の人の顔も知らないことが多いため犯行途中で顔を見られても不審に思われない、といったことも公団住宅やマンションで犯罪が多い理由です。
まして、夏休み。
お盆などでは東京都内は人気も少なくなり閑散としています。
そういう時期を狙って不在宅に侵入し、現金、貴金属、パソコン、家電製品などを盗むのです。
まず窓から「ガラス破り」による侵入が多いので窓に対する防犯対策が必要です。
窓には補助錠前を付けるとともに、窓・扉開閉検知センサーなどを設置し、万が一こじ開けられた場合にはその場でベル等大音量で威嚇撃退するとともに、外出先に携帯電話で異常を通報するといったシステムがお勧めです。
長い休みから戻って悲嘆しないためにも、できることから防犯対策を実施しましょう。
投稿者: スタッフ (2009年8月24日 14:23)
従業員を装い社員通用口より侵入。百貨店より藤田嗣治の絵画窃盗。
百貨店に侵入し、藤田嗣治らの絵盗んだ泥棒が逮捕されました。
●営業時間外の百貨店に侵入し日仏両国で活躍した画家、藤田嗣治(つぐはる)(1886〜1968)の絵画などを盗んだとして、川越署は13日、東京都豊島区 無職男(31)=窃盗罪で起訴=を窃盗容疑で再逮捕した。
被害総額は4点で約4900万円とみられ、上甲容疑者は「売るつもりだった」と供述しているという。
6月18日午前7時40分ごろ、「松坂屋上野店」(東京都台東区)に従業員を装い社員通用口から侵入し、画廊の壁に掛けてあった藤田嗣治の「もの思う少女」(売価3400万円)と、美人画で知られる日本画家の伊東深水(1898〜1972)の掛け軸「帯」(同900万円)を盗んだとされる。
同13日には、川越市の丸広百貨店川越店で、伊東深水の掛け軸「梅園」(同456万円)と伊藤小坡(しょうしょうは)の掛け軸「初春」(同120万円)などを盗んだとしている。
同署によると、容疑者は丸広川越店でシャツ53点(約54万円相当)を盗んだとして今月10日に起訴された。押収したカメラ付き携帯電話に盗んだ絵画の画像が記録されているのが見つかった。
都内の美術商に売られた絵画もあったが、すべて回収された。
(8月14日毎日新聞より引用)
携帯電話に残された画像から足がついたというのはちょっと笑えますが、従業員を装って営業時間外に百貨店に侵入し、どうやって絵画を持ち出したのかの詳細はニュースにはありませんでした。
社員通用口では入退出管理システムなどは導入されていなかったのでしょうか?
百貨店や量販店などの大型店舗はアルバイトやメーカーからの派遣社員など人の出入りの激しいです。そうした場所では今回のような従業員を装って・・という犯行も可能性がありそうです。
百貨店や量販店などでは「入り待ち」という手口があります。
百貨店、スーパーマーケットなどで昼間に店内に入り込みトイレの点検口などに上がり隠れて営業終了後店内にて金品を盗み、翌日営業時間に立ち去るものをいいます。
もう一つ最近多いのが、壁等に穴を開けて侵入する、という荒っぽい手口です。
アーケードを伝ったり、隣のビルから移動して目的とする貴金属店のある階の壁を穴開けて侵入するといった犯罪が全国で発生しています。
壁破りに対する防犯 対策
投稿者: スタッフ (2009年8月17日 09:33)