今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ペイオフ心配でタンス預金・・5200万円盗まれる
ペイオフで銀行にお金を預けるのが心配・・・
そんな人は多いと思いますが、普通は別の銀行など金融機関に分割してリスク軽減する方法を取られていると思います。
ところが中には、自宅で現金を保管される方もいます。
いわゆる「タンス預金」です。
心配して「タンス預金」していた現金を盗まれてしまった方がいます。
●金沢地検は4日、新潟県湯沢町、無職A(39)(窃盗罪などで起訴)を、住居侵入と窃盗罪で金沢地裁に追起訴した。
昨年4月11日、群馬県高崎市十文字町、無職B(43)(窃盗罪などで起訴)と共謀し、栃木県日光市の民家に侵入し、現金約5200万円などを盗んだとしている。金沢地検は、Bも追起訴する方針。
捜査関係者によると、被害にあったのは70歳代の元教員夫婦で、「ペイオフで、銀行に1000万円以上預けるのは心配」と、タンス預金をしていたという。
Aは、盗み出した現金で高級腕時計やブランド品を購入するなどして「すべて使ってしまった」と供述。
Bは「やっていない」と否認しているという。
2人は、Bが見張り役となり、Aが無施錠の窓などから侵入する手口で、各地で空き巣を繰り返していたという。
(8月5日読売新聞より引用)
「タンス預金」がいかに危険であるか・・・ということをぜひ認識していただき、もし今まだ「タンス預金」をされているのであれば即刻やめていただくようお勧めします。
タンス預金をしている、といった話は噂で近所に広まるのです。
そうした噂、情報を聞きつけて泥棒がターゲットにしないとも限りません。
まして、多くの家が置いているのが「燃えない貯金箱」である防火金庫です。
大金を保管するための機能はありません。
やはり、防犯システムを設置し、「自分の安全は自分で守る」自主機械警備システムをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年8月 5日 13:08)
双子の泥棒 窃盗行脚。500件弱。
双子兄弟が関東5県で窃盗行脚、現金3千万になんと子犬まで盗んでいたことがわかりました。
●埼玉県警捜査3課と川越署などは、今年2月に窃盗容疑で逮捕した伊奈町寿、無職A(27)と弟のB(27)の両被告(ともに窃盗罪で公判中)が2005年以降、埼玉、群馬、栃木など5県で485件の盗みを繰り返していたと発表した。
発表によると、2人は運転手役の同級生の男(26)ら2人と共謀し、05年3月〜今年1月、窓が無施錠の住宅に忍び込み、現金計3647万円とバッグや商品券、小型犬など6880点(計約1557万円相当)を盗んだ疑い。
2人は双子の兄弟で、調べに対し、「収入がなく、生活費やパチンコ代欲しさにやった」と供述しているという。
(7月31日 読売新聞より一部引用)
双子で仲良く泥棒とは・・・もっと双子のメリットを生かした職業を選ぶべきでしたね。
無施錠からの侵入とは、一戸建て住宅では2万4千740件、マンションでは6千730件と非常に多い出口です。
その多くが窓からとなりますので、きちんと施錠し、補助錠前を取り付けるというのは最低限の防犯対策であるということを認識いただきたいと思います。
但し、施錠し、補助錠をつけていたとしてもあきらめるような泥棒はほとんどいません。
ガラス破り、ドア錠破り、戸外し、施錠開け、合鍵、サムターン回し、ピッキング・・といろいろな自分の得意な手口で侵入を試みるのです。
侵入窃盗の発生場所別の侵入口・手口
やはり、どんな手口で来られたとしても対応できるのは
自主機械警備システムNEXTなどプロの防犯専門企業が提案している防犯システムがお勧めです。
それにしても双子の泥棒。
ちょっとハリー・ポッターに出てくるフレッド、ジョージ・ウィーズリーを思い出しました。
といっても、こちらは愛すべき「いたずらっ子」。
「忍びの地図」や、投げたら真っ暗闇になるボールなど泥棒が見たら欲しがるようなグッズを一杯持っていますが、心は正義の味方です。
「これからはもっと笑いが必要だから」といたずらグッズ専門店を経営したり、悪と命がけで戦ったりしています。
この泥棒ツインズにも少しは見習って欲しいものです。
投稿者: スタッフ (2009年8月 3日 13:56)
盗んだ商品の行方
泥棒が狙うのは現金だけではありません。
最近はインターネットの普及であらゆるものがネットオークションで販売できます。
又、中古商品を販売する店も多く、そうした店で換金するケースも後を絶ちません。
泥棒が盗んだ商品をどう取り扱ったか、2例をご紹介します。
●サンスター元部長が万引 ネットで転売、5000万円売り上げか(7月14日 産経新聞より引用)
セール会場から約1000万円相当の衣類などを万引きしたとして、デンタル製品販売会社「サンスター」の元部長の男が窃盗の疑いで警視庁東京湾岸署に逮捕、起訴されていた。
万引きした商品をインターネットオークションで売っていた。
押収した台帳から約5000万円の売り上げを得ていたとみられ、「小遣いがほしかった。7、8年前からやっていた」と供述している。
逮捕容疑は、平成18年5月から昨年12月11日までに複数回にわたり、東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開かれたセールの会場で、衣類やカバンなど計185点(約1000万円相当)を万引きしたとしている。
●スノーボード盗難の被害者がリサイクルショップで盗難品を発見、容疑者逮捕/川崎(7月12日カナロコより引用)
川崎署は11日窃盗で逮捕された相模原市出身で住所不定、無職の容疑者(42)。
10日午後6時25分ごろ、川崎市川崎区砂子1丁目のマンションで、エレベーターホールに置いてあった住民の男性(47)のスノーボードなど計6点(約4万8千円相当)を盗んだ。
被害に遭った男性が「季節外れのスノーボードを盗むとは、売るに違いない」と11日午後、JR川崎駅近くのスポーツ用品リサイクルショップに出向いたところ、自分のスノーボードを発見。川崎署に連絡したことから同容疑者が浮上した。
インターネットオークションに盗品が出ていることは時々ニュースで目にします。
被害者の方が自分の商品が販売されていないかとオークションを調べ、出展品から犯人逮捕にいたった事件も数多くあるようです。
泥棒が盗むモノ・・それはここ数年で大きく変化しています。
もちろん昔と同じように「現金」はどんな泥棒も好きなのですが、現金以外も狙うようになってきました。
パソコン、ノートパソコン、家電製品、携帯電話、ガソリン、金属、学校の楽器、野球部の道具、果物・米・野菜、仏像・・・・あらゆるものが最近では換金できるため、泥棒にとっては盗むべき対象物になっているのです。
やはり、泥棒に対しては、「狙わせない、侵入させない」自主機械警備システム(防犯対策)で予防することが大切です。
投稿者: スタッフ (2009年7月21日 08:40)
週末の昼、大き目の家を狙い空き巣100件。
空き巣ばかりを繰り返していた男が神奈川県に逮捕されました。「100件3千万円くらいやった」と供述していますが、よく似た手口の被害を1都7県で約200件確認しており、裏付けを進めている。茅ケ崎市や平塚市など県内の被害が半数を占めているということです。
その手口は
●神奈川や東京、愛知などの1都7県で、週末の日中に敷地の広い民家を狙って空き巣を重ねていた。
●寝泊まりしている自分の乗用車で出向き、主に耐火金庫をバールでこじ開ける手口という。
●どんな金庫でも15分足らずで解錠
●地方の裕福そうな家に狙いを付け、昼間に堂々と侵入。テニスラケットのケースに隠した2本のバールを巧みに使い、20年以上、基本的に窃盗で生計を立てて来た。
・5月16日、厚木市戸田の民家に侵入、台所にあった500円を盗んだ疑い。
・5月23日午後3時10分ごろ、栃木県那須塩原市の理容業男性(76)方に無施錠の浴室窓から侵入し、クローゼット内の手提げバッグから現金31万1千円を盗んだ。
・藤沢市内の無職男性(66)が300万円を盗まれたケースもある。
この男(36)は、埼玉県出身。静岡県の養護施設で育ち、寂しさを紛らわすため中学生のころから窃盗を始めました。中学卒業後は知人宅を泊まり歩きながら空き巣などを繰り返し、その後は車上生活者になり、20年以上、基本的に窃盗で生計を立てて来たということです。
検証のため、手口を教えてもらった捜査員が、2時間かかっても開けられなかった金庫を15分足らずで解錠してしまうほどの「腕前」。ただ、取り調べでは、窃盗を繰り返しては、パチンコやキャバクラなどにつぎ込んできた自分の人生について「寂しい生き方をしてきました」と話しているといいます。
(7月15日 カナロコ、 時事通信、産経新聞より引用)
この泥棒は単独犯で、職人的に一つの手口を繰り返し犯行を重ねています。金庫を15分足らずで開けてしまう、ということですが、背面破りなどもっと荒っぽくやると時間はより短時間化されます。金庫ごと屋外に持ち去る手口ですと数人でかかりますので数分で終了します。
そういう組織化された窃盗団が増えています。
週末の昼間、敷地の広い家を狙った。
不在であることを確認して空き巣に入ったのだと思います。
そういう泥棒に対しては、建物外部から「ここは防犯対策が完備しており防犯意識も高いのでやめよう」という気持ちにさせることが何より大切です。
侵入防止4原則である「目」「音」「光」「時間」を駆使して泥棒が嫌がる環境を作ることが、犯罪に遭わないための最も大切なポイントです。
泥棒の嫌がる環境 防犯システム
投稿者: スタッフ (2009年7月16日 09:50)
泥棒3兄弟 一戸建て住宅狙った空き巣180件 被害総額9300万円
8日、窃盗の疑いで、中国籍で蕨市錦町の無職の男(29)ら中国人2人と日本人1人=いずれも窃盗罪で公判中=がさいたま地検に追送検されました。
警察によると、3人は義理の兄弟。
平成20年9月25日〜21年2月18日の間に、埼玉や群馬など4県下で一戸建て住宅を狙った空き巣を180件繰り返していたということです。
被害総額は約9300万円に上るということです。
調べでは、3人は共謀して2月18日、前橋市の男性会社員宅にガラスを割って侵入。
現金約4万2000円とネックレスなどの貴金属計25点(計65万8000円相当)を盗んだなどの疑いが持たれています。
<7月9日21時24分配信 産経新聞より>
義理の3兄弟による一戸建て住宅を狙った犯罪ですが、侵入手口は通常の泥棒と同じくガラスを割って侵入するものです。
一戸建て住宅の場合、ガラスを割って侵入する手口が最も多いと言われています。
最新の防犯情報
泥棒に一番狙われることが多い窓ガラスや扉を強化するだけでも防犯対策として効果があります。
さらに防犯システムや防犯カメラを設置していれば、泥棒が事前に下見をした際、自然と侵入のターゲットから外れるわけです。
あえて防犯対策がしっかりされているところに挑戦しようとする泥棒は少ないでしょう。
捕まったり、誰かに見つかるリスクが高くなってしまうからです。
できるだけそのリスクを避けるために、事前に侵入のターゲットを選ぶわけです。
防犯対策がされている家と無施錠の家、または扉に鍵が一つだけの家、どちらが容易に侵入できるかは泥棒でなくても分かります。
事前に防犯対策が有効なのはこれが理由です。
ホームセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年7月10日 11:10)
刑務所内で受刑者の腕時計盗んだ職員逮捕
徳島刑務所(徳島市)に受刑者から預けられた腕時計を盗んだとして、徳島地検は2日、同刑務所の矯正業務補佐員(非常勤)の男(44)(同市方上町)を窃盗容疑で逮捕しました。
男は2006年2月6日から3月23日までの間に、同刑務所が倉庫内に保管していた男性受刑者の腕時計(51万2400円相当)を盗んだ疑いです。
同刑務所の所長は「厳正に処分し、再発防止に努めたい」と話しています。
<7月2日21時5分配信 読売新聞より>
刑務所と言えば、受刑者が身体検査を受け、自分の所有物を全て職員に渡し、出所時に受け取るというシーンがドラマや映画、小説などで描かれることがあります。
渡した所有物が全てその状態で戻ってくるのかという疑問がありましたが、やはり、その保管されていた所有物を盗み出す者がいるようです。
先日も刑務所内での受刑者への暴力事件が問題になりましたが、あの閉ざされた空間の中では、一般の人間では知りようがない問題も多々あるのかもしれません。
罪を犯し、罰を受けるために入っている施設ですから、何でも自由という訳にはいきません。
また、刑務所内の居心地が良いと、出所後、刑務所に戻りたいという理由で犯罪を犯されても困ります。
しかし、刑務所内で自殺や盗難など何らかの問題が起こるのを見過ごす訳にはいきません。
防犯カメラを設置し、人の目だけでなく、機械の目による監視を行うことで、それらを未然に防ぐことや、その映像を記録することもできます。
防犯カメラと言えば、外部の侵入者に対する防犯対策と思われがちですが、内部犯行に対する抑止力や犯罪の証拠としての役割も果たすことができ用途は様々です。
工場・倉庫・重要施設の防犯対策
投稿者: スタッフ (2009年7月 3日 15:50)
制服マニア泥棒「女子高生セット」は2万円で販売
先日は高校野球部の帽子ばかりを盗んでいた泥棒がいましたが、今度は、女子高生の制服を盗んでいた泥棒がいました。
●山口県警は30日、高校の部室から女子高生の制服を盗んだとして、窃盗の疑いで自動車整備工男(24)を逮捕した。
ブレザー、ブラウス、スカート、リボン、スカーフ、靴下、バッグ…。盗まれた女子高生たちの制服類は、容疑者の自宅から数百メートル離れた貸倉庫の中に収められていた。
県中央から東部にかけての複数の高校から奪い取ったその数は、500点以上にのぼった。
被害届を受けた県警下松署と柳井署は、6月中旬に県内高校の制服数点が、インターネットオークションに出品されているのを確認。ブラウスなどの単品は3000円程度、ブレザー、スカートなど女子高生1人分をセットにしたものには、2万円以上の値段がつけられていた。
容疑者は、出品者名にニックネームを使って盗品を販売。県警は同容疑者が使っているプロバイダーなどを通じて、犯人を割り出し、自宅、乗用車、貸倉庫を捜索。同容疑者は「趣味や販売目的のために盗んだ」と容疑を認め、午前11時16分に逮捕された。
6月1日午前0時頃、同県下松市の県立下松高校のバレーボール部の部室の鍵を開けて侵入し、制服や通学かばんなど5点を盗んだ疑い。狙いはあくまで制服だったが、かばんの中に入っていた教科書、ノートや小物類までもが一緒に持ち去られていた。
今年2月頃から県内の複数の高校で部室の鍵が開けられ、共学校でも女子高生の制服類だけが盗まれたという被害が相次いで届けられ、捜査していた。
(7月1日 スポーツ報知より引用)
女子高生の制服ばかりを狙うというのはなんか気持ち悪いですが、それがネットオークションなどで数万円で販売されているというのも気持ちが悪いですね。
高校などに侵入して何かモノを盗む、という犯罪は多く発生しています。
高校から盗まれる物としては
・教室に侵入し、生徒のカバンから現金を盗む
・部室に侵入し、部活用具を盗む。野球道具、吹奏楽部の楽器など。換金目的。
・実験室などから薬品を盗む。
・パソコン教室や職員室からパソコンを盗む。職員室のパソコン。(中には生徒の個人情報、成績表なども入っているため、万が一パソコンが盗まれると情報漏洩の加害者にもなってしまう)
などがあります。
「警備が甘い」というのが、泥棒の共通の供述。
やはり部外者が簡単に侵入できる環境にあるということです。
やはり、防犯対策をきちんと行うことが必要です。
学校の防犯対策
投稿者: スタッフ (2009年7月 1日 13:50)
神戸大丸のロレックス盗難事件 犯人は事前に入念な下見していた可能性大
神戸市中央区の「大丸」神戸店で23日に高級腕時計4000万円相当が盗まれているのが見つかった事件で、警察は、犯人が建物の構造を熟知していた可能性が高いとみて捜査しています。
この事件は、23日朝、大丸神戸店8階の外壁に穴が開けられ、貴金属売り場から「ロレックス」の高級腕時計60点(4000万円相当)が盗まれているのが見つかったものです。
警察の調べによると、穴は、高さ50センチ、幅約30センチの大きさで、壁の中に数十センチ間隔で埋め込まれた鉄骨を避けて開けられていたということです。
また、店内や侵入経路とみられる避難通路の防犯センサーが反応していないことから、警察は、犯人が入念に下見をするなどして建物の構造やセンサーの仕組みを熟知していた可能性が高いとみて調べています。
<6月24日16時40分配信 日本テレビより>
犯人が事前に入念に下見を行い、建物の構造やセンサーの仕組みを熟知していた可能性が高いとみられています。
一般的なオフィスや店舗に防犯センサーなど防犯対策がされていることが分かっていれば、その場での犯行は行わず、別の場所を探すことが多いでしょう。
防犯対策がきちんとされているところにあえて挑戦する必要もなく、別の防犯対策がされていないところを探して犯行を行えば良いのですから。
しかし、宝石店や貴金属店など高額な商品や多額の現金を保管しているところは別です。
そのようなところは通常防犯センサーや防犯カメラが設置されているのがほとんどでしょう。
その防犯対策をくぐって犯行を行わなければなりませんが、それを行うだけの価値があり、対価が得られる可能性が高いと考えているのでしょう。
防犯対策はしっかりしているわ、苦労して侵入したのに盗むものは何もない、それでは泥棒だって割が合いません。
費用対効果ではありませんが、労力・時間・コスト・捕まるリスクと得られる価値を比較して犯行を行うのが犯罪者です。
ここは割が合わなさそうと思わせるような事前の防犯対策が効果的です。
店舗の犯罪事情壁破り対策システム
投稿者: スタッフ (2009年6月26日 09:17)
大丸8階外壁に人が通れる穴。「爆窃団」か?
またも「爆窃団」と思われる手口です。
●23日午前9時10分ごろ、神戸市中央区明石町の百貨店「大丸神戸店」の8階時計売り場でショーケースが壊され、高級腕時計「ロレックス」約60点、計約4千万円相当が盗まれているのを出勤してきた男性店員(47)が発見し、交番へ届け出た。
8階の売り場の外壁に人が通れるほどの穴が開けられているのが見つかっており、近くにはバールと直径2センチほどの太さのロープが残されていた。外壁を壊して貴金属を狙う手口は「爆窃団」と呼ばれる外国人窃盗グループの手口と似ており、関連を調べている。
穴はショーケースの裏側の壁に直径約60センチほどの大きさで開けられていた。壁の外は避難通路で、さらに非常階段につながっている。
犯人はこの穴から侵入したとみられるが、同店によると、非常階段や通路にセンサーが取り付けられているが、反応していなかったという。
同店は22日午後9時すぎに、警備員が見回った際には異常はなく、23日朝、開店前の準備に当たる店員が発見した。
同店の社員の1人は「センサーで人が通ればわかるようになっている。どうしてこうなったのか、全く想像できない」と話していた。
(6月23日産経新聞より引用)
今回の犯行において
● なぜ非常階段や通路に設置された侵入検知センサーが侵入者を検知しなかったのか
● どうやって8階に人間が入れるほどの大きな穴を開けることができたのか
ということが疑問です。
特に侵入センサーに関しては、立体的に侵入者を検知するしくみであるため、システムのセットを解除しないと検知するはずで、ちょっと理解に苦しみます。
宝石貴金属店への侵入窃盗はハイリスク・ハイリターンの典型です。
したがって、防犯対策も幾十にも対策をすることと、犯行をできる限り継続させないしくみづくりをすることが重要です。
各種センサーも二重、三重に警戒ラインを設定し、まずは建物外、そして窓、通路、売り場という風に段階ごとにセンサーを設置することが大切です。
又、侵入検知センサーが検知したら、まずは大音量のサイレンや防犯ベルで威嚇撃退すること。
そして同時に、霧を噴射させ、犯人の視界を遮り侵入を継続させないように対応することが重要です。
投稿者: スタッフ (2009年6月23日 18:02)
搬入業者を装い泥棒、あいさつも交わす
徳島で逮捕された泥棒の手口は??
「搬入業者を装う」という手口でした。
●業者さん? いえいえ実は泥棒でした−−。美馬市内で14日、開店前の商品搬入時に業者を装って店内に入り、物品を持ち出す大胆な窃盗事件が発生。住所不定、無職男(27)が店員に取り押さえられ、建造物侵入と窃盗の疑いで現行犯逮捕され、美馬署に引き渡された。
逮捕容疑は、同日午前6時35分ごろ、大型量販店「マルナカ脇町店」玩具売り場からゲーム機など58点(販売価格計34万9240円)を盗んだとしている。逮捕時、容疑者は黒いシャツにニッカボッカのようなズボン姿。“戦利品”を詰め込んだ段ボール箱を抱え、一見、業者の体(てい)だった。店内では、すれちがう店員と「おはようございます」とあいさつも交わしていたという。
取り押さえたのは同店の田岡主任(33)。3日にも同様の被害が発生、防犯カメラから朝の商品搬入時を狙われたことが確認できた。翌日から「また来るかも」と毎朝、張り込んでいたという。
容疑者は14日、搬入口から店内に入り玩具売り場へ。田岡さんの前で、陳列棚の商品を次々と段ボール箱に詰め込み、逃亡のため再び搬入口に向かった。出ようとしたところでさんが声をかけたが、最初は堂々と「何ですか?」。箱の中身を見せるよう言われると一転、抵抗したが逮捕された。
田岡さんは「張り込んでいた成果が実った。朝の商品搬入時は警戒が緩む時間帯で、そこを狙われた。怒りを感じる」と話す。同署は3日の同店の被害のほか、余罪があるとみて追及する。
(6月16日 毎日新聞より引用)
日中搬入業者を装い泥棒をするという手口は市場などでも発生しています。
青果市場などに業者を装い、荷物を持ち去るという手口です。
今回も防犯カメラが御手柄でした。
侵入警戒システムと連動で、画像を携帯電話に送信する「見える防犯 自主機械警備システム」をお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年6月16日 17:43)