今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
山形県で今年初、さくらんぼの盗難被害
山形市千歳2の無職男性(60)の畑から収穫前のさくらんぼの「佐藤錦」約3キロ(約1万2000円相当)が盗まれました。
山形署は窃盗事件として調べていますが、山形県内のさくらんぼの盗難被害は今年初めて、ということです。
犯行は、9日午後2時ごろから10日午前8時ごろまでの間に盗まれました。
さくらんぼの木は高さ約1.75メートルで2本あり、実だけがもぎとられていたようです。
防犯対策はしてなかった。
男性によると、昨年までは親類にあげるなどしていただけだったが、今年は初めて自分の直売所で販売しようと10日に収穫する予定でした。
男性は「妻と一緒に1年間楽しみにして育ててきたのに・・・」とショックを隠せない様子だった。
<6月11日12時3分配信 毎日新聞より>
時期的に、今後も果物などの農作物が盗まれる事件が起りそうです。
防犯対策は何もしていなかったようですが、特に大きな畑などで高価な果物などを栽培しているところは、防犯対策が必要です。
自分だけは被害に遭わないという根拠のない自信だけでは、大切な財産を犯罪者から守ることはできません。
被害に遭ってから、防犯対策をしておけばよかった、収穫物をきちんと保管しておけばよかった、などと後悔しても大切な財産は戻ってきません。
例えば、果物や野菜を害虫から守るために、農薬などを使用することがあります。
害虫に対しての対策をするのであれば、人間の犯罪者に対する防犯対策をするのも同じ考えです。
1年間なり大切に育ててきた果物や野菜を狙う害虫のごとき犯罪者に対する防犯対策も必須です。
農作物セキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年6月12日 08:58)
女性の下着盗み「お借りしました」メッセージ残した男逮捕
女性の下着を盗んだ疑いで逮捕された神奈川県相模原市のトラック運転手の男(37)の車から、下着およそ630枚が押収されました。
調べによりますと、男は4月下旬、市内のアパート2階のベランダに干してあった女性の下着1枚を盗んだ疑いが持たれています。
男は犯行後、盗んだ下着の写真とともに、
「いたずらしてくださいと言わんばかりに垂れ下げてあったので、お借りしました」
などと書いたメッセージを現場のベランダに残していたということです。
警察は家宅捜索で、小野寺容疑者の車から女性用の下着およそ630枚を押収しました。
小野寺容疑者は「観賞用として盗んだ」と供述しているという。
<6月9日23時12分配信 フジテレビより>
犯行後、盗んだ下着の写真をとり、謎のメッセージを現場に残した犯人です。
お借りしますということはいつか返すつもりだったのでしょうか?
盗まれた下着をしばらくして犯人から返されても困りますね。
どのような意図だったのか理解できません。
犯人がメッセージで述べているように、被害者宅は犯行を行いやすい環境だったと思われます。
防犯センサーや防犯カメラなどの防犯対策がされている気配もなく、犯行を行っても捕まるリスクは少ないという判断からではないでしょうか。
侵入者や泥棒にそのように思われてしまっては負けたも同然です。
侵入・盗難・破損など何らかの被害に遭ってしまう可能性が高くなってしまいます。
ここは防犯対策がされているから別のところを探そうと思わせるような防犯対策が効果的です。
その為には現場で脆弱な箇所(もろくて弱い泥棒に狙われそうなところ)を、防犯のプロである我々セキュリティハウスが防犯診断で確認し、お客様ごとにオーダーメイドの防犯システムをご提供させていただくことができます。
何も防犯対策をされていない方は一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
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投稿者: スタッフ (2009年6月10日 11:45)
留漁船の燃料タンク盗でハマグリ打撃
ガソリン価格が再び上昇することで、漁船からガソリンを抜き取る被害が発生しています。
●3日には同市赤須賀で、赤須賀漁協所属の小型漁船6隻が同時に被害に遭い、同漁協は、同日のハマグリやシジミ漁を急きょ取りやめた。休漁による損害額は1日で500万〜600万円になるという。漁協関係者にとっては死活問題で、桑名署などで連続窃盗事件とみて捜査している。
桑名署の捜査幹部によると、この日を含め、管内だけでこれまでに計7件、延べ約70隻が被害に遭った。隣接する同県四日市市北部や愛知県弥富市でも同様の被害が報告されているという。いずれも夜間から未明にかけての犯行で、被害地域は近接。燃料タンクごと盗む手口も同じだ。同署では、ガソリン価格がじわじわ上昇する中、簡単にガソリンが手に入ることに味をしめた同一犯の可能性が高いとみて調べている。
赤須賀漁協では3日午前5時頃、出漁しようとした漁師が、燃料タンクを盗まれているのに気付いた。同漁協では110隻の出漁を予定していたが、漁に出られない不平等を避けるため、全体の漁を中止した。タンクは着脱式で、25〜18リットル入り。構造を知っている者なら、簡単に取り外せるという。被害に遭った漁師の一人は「格納庫のふたが開けられ、中を見るとタンクごとなくなっていたのでびっくりした」と話していた。
一方、桑名市大貝須の城南漁協では4月2日から5月8日にかけ、5回にわたり、揖斐川右岸に係留中の延べ25隻が、タンクを盗まれるなどした。同市長島町白鶏の伊曽島漁協でも、5月14日深夜から翌15日未明にかけ、長良川左岸に係留していた漁船42隻が被害に遭い、ガソリン計400〜500リットルが盗まれた。
漁に出ようとしても出られない・・これは単にガソリンの被害だけではすみません。
収穫がなくなるので収入が入らないことになります。
こんな風に泥棒の被害に遭うことで、もっと大きな二次被害に遭うことが多いのです。
●トラックのミラーが盗まれる→走れない。
●バスのガソリンが盗まれる→運行できない。
●完成した商品が盗まれる→納期が間に合わない。
●生産の機械が盗まれる・破壊される→商品納期が間に合わない。
●パソコンが盗まれる→個人情報漏洩になる・機密情報が漏洩する・・・
やはり泥棒に遭わないように防犯対策を実施する必要があります。
漁船のガソリン盗難を防止するには、ネットワークカメラを設置し、パソコンで確認する、防犯カメラを設置し携帯電話で確認する、といった方法がいいのではないかと思います。
あと、ガソリンタンクも簡単に外せないようチェーンをつけたり、ロックを付けることで「時間を余分にかけさせる」ことが大切です。
投稿者: スタッフ (2009年6月 4日 16:39)
連続ゴルフ店荒らし、クラブ約340本盗まれる
ゴルフ店ばかりを狙う泥棒がいます。
●28日午前0時45分ごろ、滋賀県近江八幡市馬淵町のゴルフ店「オオニシ近江八幡店」で警報装置が作動。警備会社からの通報で駆けつけた近江八幡署員が、入り口のシャッターと扉が壊され、店内のゴルフクラブ約170本(計約780万円相当)が盗まれているのを発見した。
同日午前1時15分ごろには、南西約12キロの同県守山市吉身のゴルフ店「オオニシ守山本店」で警報装置が作動。出入り口のガラスが割られ、ゴルフクラブ168本(計約850万円相当)が盗まれていた。
近江八幡と守山両署は同一犯による犯行とみて窃盗容疑で捜査。両店内の防犯カメラの映像などを調べている。
(5月28日 産経新聞より引用)
なぜゴルフクラブが狙われたか?というと、「換金ができるから」です。
ゴルフクラブは中古で買取りしてくれる店もあるし、インターネットオークションもある。
犯人からすると、現金と同じ意味合いがあるのです。
警備会社のシステムが設置されていたようですが、その場での音による威嚇はついていなかったのではないでしょうか?最近は警備会社も希望されると威嚇機器(防犯ベルやサイレン)を設置することもあるようですが、基本はフラッシュライトが威嚇部分で音による威嚇がないことがまだまだ多いようです。
しかし、現実には泥棒がもっとも嫌がるのは「目(人の目)」「音」「光」「時間」(警察庁の発表)
その場で侵入と同時にベルやサイレンを鳴らし、周囲に知らせると同時に侵入者に対しても「お前の侵入には気がついている」ということを知らしめることで、犯行を継続させないという効果が最も高いのです。
投稿者: スタッフ (2009年6月 1日 17:18)
滋賀県 連続ゴルフ店荒らし ゴルフクラブ計340本盗まれる
本日未明、滋賀県近江八幡市と同守山市のゴルフ店2店で、ゴルフクラブ計338本(総額1630万円相当)が盗まれる事件が発生しました。
28日午前0時45分ごろ、滋賀県近江八幡市馬淵町のゴルフ店「オオニシ近江八幡店」で警報装置が作動、警備会社からの通報で駆け付けた近江八幡署員が、入口のシャッターと扉が壊され、店内のゴルフクラブ約170本(計約780万円相当)が盗まれるのを発見しました。
同日午前1時15分ごろには、南西約12キロの同県守山市吉身のゴルフ店「オオニシ守山本店」で警報装置が作動。出入口のガラスが割られ、ゴルフクラブ168本(計約850万円相当)が盗まれていました。
警察は同一犯による犯行とみて捜査しています。
両店内の防犯カメラの映像などを調べているようです。
<5月28日11時51分配信 産経新聞より>
大量のゴルフクラブが盗まれたわけですが、そのゴルフクラブは転売目的で盗まれたのでしょう。
どこかのリサイクルショップや卸売店に転売するのか、またはネットオークションで販売するのでしょうか、海外に密輸する可能性もあります。
どちらにしても盗品が容易に転売できない環境が整えば、それらが盗みのターゲットになりにくくなることは確かです。
苦労して盗み出しても、それを売ることができないのであれば意味がありません。
単なるコレクターやマニアが犯人であればそれはまた別の話ですが、現在は盗品であっても容易に売ることができる場合があり、それを改善する必要があります。
高価な商品は出荷する前にナンバリングし、盗まれてもそれを警察に届ければ、商品を買い取る側がすぐに盗品だと判別できるなどの対策が徹底できればよいのですが・・・。
各個人や店舗、事務所などが個別に防犯対策することは重要ですが、盗まれた商品が転売できにくくすることも重要だと思います。
犯罪者が犯行を行いにくい環境を地域から国全体に広げていくことが大きな意味での防犯対策になるのでしょう。
防犯は予防こそが大切です
投稿者: スタッフ (2009年5月28日 16:08)
「ピンサロ?それとものんちゃん?」“合い言葉”で窃盗
これは、産経新聞記事の見出しです。
タクシー運転手から現金を盗んだ少年5人の手口をご紹介します。
●少年らは3月17日午前3時50分ごろ、足立区西新井でタクシーに乗り、約800メートル走った同区谷在家で停車。現金5500円が入った男性運転手(57)の手提げ袋を盗み、乗車料金を払わずに逃げた疑いが持たれている。
少年は運転手の現金を盗むことを「ピンサロ」、タクシーを乗り逃げすることを「のんちゃん」と呼んでおり、車内では「ピンサロ行けるぞ(現金を盗めるぞ)」「のんちゃんで行こう(乗り逃げしよう)」などと合い言葉を使って会話していた。
5人は足立区を拠点にする非行グループ「我流會(がりゅうかい)」のメンバー。同署管内では今年1〜3月、タクシーをねらった窃盗事件が9件起きているという。
(5月26日 産経新聞より引用)
以前京都のタクシー運転手に聞いた話を思い出しました。
こうしたタクシー料金を払わずに逃げる犯人は、運転手の顔を確認してから乗車するそうです。
なぜ運転手の顔を見るか?というと、「この人強そう!」とか見分けるためではなく、「以前に自分が乗車して料金を払わず逃げた運転手かどうか」を確認しているのではないか、ということでした。
なぜなら、運転手は逃げられたお客様の顔まではなかなかしっかり見ていない場合もあるので全部覚えているとは言えないけれども、行く先を言われると、以前逃げられた客のことを思い出し、同一犯かどうかが思い出せる、とそのタクシー運転手は話していました。
タクシー強盗殺人の犯人も逮捕されましたが、ほんの数万円で人を簡単に殺す人間がこんなにいる世の中になってしまったことを改めて怖いと感じました。
「いつ、誰が、どんな状況で犯罪に出くわしてもおかしくない時代」、それが現在なのです。
投稿者: スタッフ (2009年5月27日 09:32)
独身寮に泥棒 パソコンのカメラでキャッチ 社員逮捕
トヨタ自動車の独身寮で現金を盗んだ疑いで、愛知県豊田市大林町の同社社員の男(22)が逮捕されました。
調べによりますと、男は3月16日午後11時50分〜翌17日午前10分ごろの間に、同じ独身寮に住む男性社員(20)の部屋に侵入し、財布から現金1000円を盗んだ疑いです。
男性は共同風呂に行き、部屋に鍵を掛けていませんでした。
男性は3月11日にも被害に遭い、約5万円を盗まれたため、パソコンのカメラを玄関に向けて置き、財布に1000円だけを入れて部屋を出たところ、男の姿が映っていたということです。
男は「借金があり金が欲しかった。独身寮で他にも5、6件やった」と供述しています。
同社によりますと、男は2005年4月に技術部門の社員として入社し、設計などを担当していた、ということです。
<5月21日11時59分配信 読売新聞より>
社員寮の中での犯行ということですが、外部からの侵入に対しては防犯対策がきちんと行われていても内部犯行に対しては驚くほど弱いというケースがあります。
共同風呂に行っているすきに部屋に侵入し、現金を盗み出すという手口ですが、社員寮の中で少しの間部屋を出るぐらいでは鍵をかけない習慣ができているのかもしれません。
同じ寮に暮らす仲間を疑うのは残念ですが、このようにそれを悪用して犯罪を犯す者が存在している訳ですから最低限の用心と対策は必要です。
時間に関係なく外出する際は鍵をかける、現金を出来るだけ置かない、出来れば部屋の中に防犯カメラを設置する、など。
防犯システム導入例
投稿者: スタッフ (2009年5月22日 08:54)
事務所から選挙資金130万円の入った金庫盗まれる
自民党の鈴木馨祐衆院議員の事務所が荒らされ、現金約130万円入りの手提げ金庫が盗まれました。
16日午前9時ごろ、事務所に出勤してきた職員の男性が見つけました。
調べによりますと、事務所裏口がバールのようなものでこじ開けられた跡があったようです。前日午後9時に職員が施錠後、翌日の午前9時に出勤するまで無人だったということです。
鈴木議員は産経新聞の取材に対し、「選挙資金を盗まれ痛手だ。これからは少ない資金で、よりカネのかからない選挙をやっていくしかない。街の安全対策などもしっかりと取り組んでいきたい」と話しているようです。
<5月17日1時52分配信 産経新聞より>
裏口扉をバールでこじ開ける手口での侵入ですが、職員が出勤するまで分からなかったこと、犯行時刻が不明な点などを考えると、防犯センサーや防犯カメラなどの防犯対策はされていなかったのでしょう。
手提げ金庫に130万円もの大金を保管していたということですが、高い防犯意識を持っているとはいえないと思います。
金庫に入れているから安心、といっても金庫ごと盗まれている訳ですから、何のための金庫ということになります。
金庫が防犯対策にならないとは言いませんが、金庫を過信し、金庫が絶対的な防犯対策になるのは非常に危険です。
手提げ金庫だけでなく、重量が数百ロある金庫が金庫ごと盗まれるような手口も発生しています。
金庫+αの防犯対策が必要になります。
オフィスセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年5月18日 14:49)
甲府 民家から現金7000万円盗難
7日午後、甲府市下小河原町の無職男性(52)宅から現金数千万円が盗まれた、と甲府署に通報がありました。
窃盗事件として捜査しており、被害額は7000万円に上る可能性がある、ということです。
調べでは、男性は一人暮らしで、6日午前から7日午後にかけて自宅を留守にし、その間に被害に遭ったとみられています。
男性によりますと、盗まれたのは男性の父親が蓄えた現金7000万円で、2階寝室の押し入れに保管していたようです。
男性が県外の親類宅から同日午後2時ごろ帰宅した際に、室内に足跡があるなど、家中の部屋が荒らされているのに気付きました。
勝手口の鍵をかけ忘れていたということです。
<5月9日14時56分配信 毎日新聞より>
7000万円もの大金を自宅に保管しているにもかかわらず、勝手口の鍵をかけ忘れて外出してしまうというのは、自分は泥棒などの侵入被害には遭わないという思いからの油断でしょうか。
しかし、この油断で7000万円もの被害をこうむってしまうのは痛すぎます。
かけ忘れ、不注意などの言葉だけでは済まされないほど後々重くのしかかってきそうです。
多くの人がそうであるように、まさか自分が被害に遭うとは、なんて運が悪いんだ、などと侵入被害に遭ってから後悔します。
ガラスが割られただけ、部屋が少し荒らされただけなど数千円、数万円の被害であれば、運が悪かったなどの言葉だけで済ませることもできます。
しかし、数百万円、数千万円もの被害になると大変なことになります。
盗難保険や火災保険など、大切なものに保険を掛けておけば、万が一の被害に対して補償することができます。
ただし、保険金が満額支払われない場合、保険の補償対象外の被害など、保険だけに頼ることも危険です。
鍵・窓の閉め忘れをなくす、金庫への保管、金庫を床に固定する、扉・ガラスを破壊されないものに強化する、防犯センサーや防犯カメラシステムを設置するなど、さまざまな防犯対策がありますが、まずは自分ができることから取り組むことが大切です。
また、ひとつの防犯対策だけでに頼るのではなく、色々な防犯対策を組み合わせ、防犯意識の高さを外部にアピールしましょう。
そうすれば、泥棒はここはやめておこうと侵入対象から外れるようになります。
ホームセキュリティ(防犯対策)
投稿者: スタッフ (2009年5月15日 11:51)
京都の元学校職員が学校荒らし40件。「学校にはよく無施錠の窓がある。金庫の鍵のありかは大体見当がついた」
「学校荒らし」とは昼夜、学校・保育園・各種学校などの建物に侵入して金品を盗むものをいいます。
この学校荒らしで京都府警と福岡県警に夫々逮捕された男のニュースが掲載されていましたのでご紹介します。
●京都の元学校職員が学校荒らし40件
京都府警は12日、夜間小中学校に侵入し、職員室から現金などを盗んだとして窃盗などの罪で逮捕、起訴された京都府教委職員男(39)=休職中=について、昨年8〜12月の間に京都、兵庫、滋賀、福井の計約45校で同様の犯行を繰り返していたことを裏付けたと発表した。被害総額は約170万円にのぼるという。
休職前まで、福知山市立小学校で事務職員として勤務。
いずれも無施錠の窓から侵入する手口で、調べに対し「学校にはよく無施錠の窓があることを知っていた。金庫の鍵のありかは大体見当がついた」などと供述しているという。
・昨年12月15日、兵庫県佐用町の中学に侵入し、職員室の金庫から31万6000円を盗む。
(5月12日産経新聞より引用)
●高校専門の「学校荒らし」全国110校
・04年夏ごろから各地の高校を狙って鉄道で全国を巡回。校内では保護者や軍手にマスク姿で工事関係者を装い、体育の授業で生徒不在の教室に置いてあった生徒のかばんから現金を盗んだ。
・生徒に会ってしまった時には「きちんと教室にカギをかけなさい」などと注意していたという。
・「29都道県で公立を中心に約110校に忍び込み、約245万円を盗んだ。生徒がまじめに体育の授業に出て校内で出くわさない高校を狙った」
・高校を狙ったのは「生徒間の盗みと思わせれば、被害届が出にくく、警備も手薄だった」
この二人の「学校荒らし」の共通点は、
●「学校は警備が甘いと考えている」ということです。学校には無施錠の窓がある。鍵の置き場も見当がつくというのは、いかに学校の警備が甘いかということに他なりません。
特に学校職員をしていた男は、毎日学校に行きながらそのことを実感していたのだと思います。
「学校には何も盗まれるものなどないだろう」と考えるのは間違いです。
今回の二人の泥棒は職員室の金庫や生徒の財布から現金を盗んでいましたが、パソコン、薬品、吹奏楽器、野球グラブやバット・・といったものが実際に狙われ、盗まれ換金されています。中古で取引が簡単にできる、インターネットオークションで販売する、といった方法で簡単に現金に換えることができます。
パソコンなどは泥棒から見ると現金そのものなのです。そしてもっと怖いことに、パソコンの中に生徒の成績や個人情報などが入っていると単に窃盗の被害者だけではすみません。情報漏洩の加害者として生徒や保護者への説明や謝罪の必要が出てくることになります。
大学などでは全国でパソコンを盗まれる被害が多発しています。
やはり「警備が甘い」と言わせない防犯対策をきちんととることが大切です。
学校・教育施設の防犯対策
学校・教育機関の防犯カメラ
投稿者: スタッフ (2009年5月13日 10:20)