今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ひったくり40件、高齢女性狙った犯行 被害400万円
高齢女性ばかりを狙いひったくりを繰り返していた男が逮捕されました。
76歳の女性は現金300万円入りのバッグをひったくられたということです。
高齢者、子供、女性、夜道、金融機関の帰り道など、ひったくり被害だけではありませんが、一人でいる場合は警戒が必要です。
泥棒をはじめとする犯罪者は、常に弱いところを探しています。
脆弱な部分、つまり、もろくて弱いところを探し、犯行のターゲットにします。
自分より力が弱い、自分より足が遅い、防犯対策がされていない、防犯カメラがついていない、鍵が一つしかない、無施錠である、ガラスや扉がこじ開けやすい、など・・・。
少しでも隙を見せると犯罪者に付け入れられてしまいます。
事前の防犯対策を行うことで弱い部分を補強しましょう。
<2月13日12時41分配信 時事通信より>
『女性から現金などが入ったバッグをひったくったとして、警視庁捜査3課などは13日までに、窃盗容疑で東京都北区十条仲原、無職篠崎賢二容疑者(39)を逮捕した。
容疑を認め、「借金の返済やパチスロに使った」と供述しているという。
篠崎容疑者は、先月21日に板橋区常盤台で無職女性(76)が現金300万円入りのバッグをひったくられた事件を含め、昨年1月ごろから同区と北区で高齢女性を狙ったひったくり約40件(現金被害400万円)への関与を認めており、同課は裏付けを進める。』
投稿者: スタッフ (2009年2月13日 14:57)
骨董窃盗団
今仏像の盗難が多発していますが、これは仏像が換金できることから狙われています。
同じように骨董としての価値で、骨董品が高額で販売できることからそればかりを狙う「骨董窃盗団」が存在します。
骨董窃盗団?鎧一式を盗む 69歳男逮捕
江戸時代後期の鎧(よろい)を盗んだとして、奈良県警捜査1課と田原本署は10日、窃盗の疑いで、住居不定の無職A(69)を逮捕した。県警によると、容疑を否認しているという。
同課などによると、A容疑者は京都市東山区山田町のB受刑者(59)=窃盗罪で服役中=と共謀し、平成19年10月、三重県松阪市嬉野宮野町の無職の女性方の土蔵の壁をドリルなどで壊して侵入、中にあった江戸時代後期の鎧一式(時価50万円相当)を盗んだ疑い。
県警によると、B受刑者はA容疑者とともに平成18年〜19年10月に三重や奈良、京都の各府県などで日本刀やつぼなどの古物を盗む同様の犯行を14件(被害総額約800万円)繰り返したと供述しているという。
(2月10日産経新聞)
骨董というのは「なんでも鑑定団」にあるように、価格や価値の判定は非常に難しいものです。
価値を知らずに納屋や倉、土蔵に入ったままのものもあれば、価値がないのに高額で購入してしまっている場合もあります。
保険の対象からも外される骨董品。
それでも泥棒は狙って侵入をしてきます。
以前も北陸の土蔵のある家ばかりを狙った窃盗犯がいました。
土蔵は、火災や泥棒などから家族の宝を守ると言われますが、現在の泥棒は壁に穴を開けたり破壊して侵入する場合もあります。江戸時代の義賊なんていうのは遠い存在で、武器を持ち、犯行途中で家族に出くわすと居直り強盗に変身・・・といったこともあります。
やはり防犯対策が必要です。
蔵などに侵入した時点で侵入検知センサーが検知し、母屋に連絡が入るとともに、ベル・サイレンなど音で威嚇撃退する。防犯装置が設置されていることを建物外でアピールし犯行対象から外させる。
そうした防犯システムをお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年2月12日 11:59)
セルフガソリンスタンド窃盗団の手口と防犯対策
セルフ式ガソリンスタンド(GS)の精算機を狙った窃盗事件が08年1月以降、関東甲信、静岡の10都県で約240件起きています。
●08年1月以降、1都9県で確認された。それぞれの件数は多い順に▽東京68件▽千葉62件▽埼玉29件▽神奈川26件▽茨城24件▽栃木・長野各8件▽群馬6件▽山梨4件▽静岡3件(埼玉と神奈川は08年7月以降の数字)。
●被害総額は数千万円に上るとみられる。
●防犯カメラの映像などから、犯人はいずれも黒い目出し帽をかぶった若い男の2〜3人組で、客の少ない午前2〜4時ごろ主に幹線道路沿いのGSの精算機をバールで壊していた。犯行時間はわずか1、2分で、目撃した従業員が110番しても警察官の到着前に車で逃げ去っていた。
・今月2日午前3時45分ごろ、東京都立川市上砂町3のセルフ式GSで、目出し帽をかぶった男2人が給油機に付けられた精算機2台をバールでこじ開け、計約34万円を盗んだ。犯行の様子はスタンドの防犯カメラに録画されていた。
それからの約35分間で、近隣の福生市や瑞穂町などでセルフ式GSばかり3カ所が相次いで被害に遭い、計約33万円が盗まれた。
セルフ式GSは08年3月末時点で全国に7023カ所。人件費が節約できるため増加傾向で、4年前からほぼ倍増しています。
なぜこんなにセルフガソリンスタンドに被害があるのかというと、
●被害に遭った都内の業者によると、セルフ式GSは24時間営業で深夜は従業員1人の場合が多い。
●防犯上の理由から夜間は現金を回収しないため、精算機に釣り銭を100万円以上入れておく場合もある。
●精算機など設備は破壊を想定して作られていない。
セルフガソリンスタンドの防犯対策
●精算機の現金は頻繁に出し、夜間金庫などに保管する。高額にならないようにする。
●従業員が一人の時間帯をできる限り短くする工夫をする。
●犯人グループに「ここはサイレンがついて警備している」ということをPRし、犯行対象から外させるように目立つところに防犯灯を設置する。
●非常用押しボタンを押すと、その場でサイレンや音声メッセージを流し威嚇撃退する防犯システムを設置する。
●防犯カメラの映像を経営者の携帯電話にすぐに動画送信するシステムを設置する。
投稿者: スタッフ (2009年2月10日 15:52)
「上海グループ」空き巣中国人窃盗団の手口
「上海グループ」劇団?いいえ中国人窃盗団の名称です。
サムターン回しの手口で空き巣に入り、現金や貴金属を盗む窃盗団のことです。
関西で空き巣200件超「上海グループ」2人を逮捕
サムターン回しの手口で空き巣に入り、現金や貴金属を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、いずれも中国籍、大阪市浪速区の無職、K(50)とJ(39)の両被告=窃盗などの罪で起訴=を再逮捕した。両容疑者は関西で空き巣を繰り返す中国人窃盗団「上海グループ」のメンバーで容疑を認めている。
同課は別の窃盗事件で逮捕した中国人の男からの情報提供を受け、上海グループを捜査。平成19年7月から、両容疑者を含む男女10人を窃盗などの疑いで逮捕し、空き巣225件(約6870万円相当)の被害を確認している。両容疑者にはほかにも、200件(約5000万円相当)の余罪があるとみて捜査する。
調べでは、両容疑者は昨年10月15日ごろ、神戸市に住む飲食店経営の女性(56)のマンションに侵入し、約2万6000円とネックレスなど38点(270万円2000円相当)を盗んだ疑い。
同課によると、上海グループには上海出身の50人がいるとみられ、メンバーは3、4人単位で空き巣を行っているという
(2月6日産経新聞)
中国人など外国人窃盗団の特徴は?というと
・組織化(複数で分業化)
・凶悪化(武器を持っている。武器に精通している)
・短時間化(数分で犯行終了)
・盗むモノ(現金・貴金属・家電製品・日常品)
と、聞くだけで恐ろしいです。
実際に、居合わせると強盗に早変わり。命も危険にさらされます。
空き巣でサムターン回しの手口であれば、扉の側に小さな穴が空いているだけということも多いです。
郵便受けから手を突っ込んだり、特殊器具を突っ込む手口なら穴も開かず、被害に遭ったことに気づかず発見が遅れることも多々あります。
通帳やカード、健康保険証、パスポートなどを盗まれた場合には、被害はもっと拡大します。
カードの情報をスキミングして偽造して預金をごっそり下ろしたり、別の犯罪にパスポートを使用されたりといったこともあります。
徳島ではベトナム人窃盗団による量販店の常習累犯窃盗の判決が出たようですが、日本という国には諸外国からどんどん窃盗犯も来日しているのです。
平和呆けならぬ安心呆けにならないためにも、防犯意識を高めて、自衛することが必要です。
投稿者: スタッフ (2009年2月 9日 13:13)
真昼間の仏像盗難、高さ1mの仏像を抱える不審な男 防犯カメラに映る
京都市南区の東寺で、昨年12月仏像が盗まれた事件ですが、盗まれた仏像は高さ約1メートルもあったようです。
境内の防犯 カメラには、正午すぎから午後2時の間に帽子をかぶりマスクをした不審な男が複数回映っているようで、両手で仏像とみられる物を抱えた姿があったということです。
このように防犯 カメラは、犯罪発生後の証拠や確認などに重要な役割を果たすことが多いのですが、防犯 カメラの設置場所や位置を工夫することで、犯罪の抑止力となる場合もあります。
目立つところに設置することで、犯罪者に映像を記録していることをより強調し、犯行を思い留まらせることが期待できます。
また、死角を無くした設置方法によって、ここは防犯 意識の高いところだと思わせることにもつながります。
このように防犯カメラを様々な用途で用いることができます。
<2月5日20時36分配信 時事通信より>
『世界文化遺産に登録されている京都市南区の東寺で昨年12月、仏像が盗まれていたことが5日、分かった。
先月には建仁寺(同市東山区)で同様の窃盗事件が起きており、京都府警南署は関連を調べる。
... 続きを読む "真昼間の仏像盗難、高さ1mの仏像を抱える不審な男 防犯カメラに映る"
投稿者: スタッフ (2009年2月 6日 14:08)
爆窃団 たった1メートルのすき間から壁に穴 銀座の宝飾店強盗
「爆窃団(ばくせつだん)」。聞きなれない言葉だと思いますが、壁に穴を開けたり破壊して店舗に侵入する外国人窃盗団のことです。
4日午前11時半ごろ、東京都中央区銀座1の宝飾店「SELBy(セルビー)銀座店」に出勤した男性店長(48)が、金庫室の耐火性金庫(高さ1メートル)がこじ開けられ、貴金属約130点(4900万円相当)と現金約100万円がなくなっているのを見つけ、110番しました。
金庫室の壁に外から直径約1メートルの楕円(だえん)形の穴が開けられており、警視庁築地署は侵入窃盗事件として捜査を始めました。
同署によると、銀座店はビル(鉄筋コンクリート7階建て)の1階にあり、展示室と金庫室があります。犯人は隣接するビルとの幅約1メートルのすき間から金庫室の壁に油圧ジャッキなどで穴を開け、侵入したとみられます。
銀座店では2日午後8時半ごろ、店長が金庫に宝飾類と現金を入れて帰宅。
3日は休業日で、4日午前11時半に店長が出勤するまで無人でした。
金庫室内には防犯カメラがあり、解析を進めています。(2月4日 毎日新聞より引用)
壁に穴を開ける侵入窃盗事件としては、昨年10月に宇都宮市のデパートで約1600万円相当の貴金属類が盗まれており、関連を調べています。
爆窃団の場合、複数の人間による組織的な犯罪で、見張り役、実行犯、運搬役と分業化しています。
多くが外国人が実行犯になることが多く、武器を持っているケースが非常に多いです。
侵入手口そのものも、「壁に穴を開ける」「壁を破壊する」「車でシャッターを破壊する」「車でショーウィンドウにぶつかり割る」と非常に過激、少々の音がしようがおかまいなしの方法を取ります。
そして「短時間化」が最大の特徴。ストップウオッチなどを持ち、警備員など人が駆けつける前に現金や商品などを持ち去ります。
ショーケースや金庫も破壊されるなど短時間化のために破壊も荒っぽくなります。
武器を持っていますからうかつに素人が声をかけたりも難しいし、危険があります。
こうした窃盗団に対しては「犯行を継続させないようにする」ということが必要で、そのためには、その場に長居できないようにすることです。
フォグガードという防犯装置があります。侵入検知センサーが侵入を検知すると霧を噴射する装置です。
この霧で数十秒後には店内は真っ白となり、ほとんど視界をなくすことができます。本当に足元も見えなくなります。
人畜無害で、パソコンなどにも影響を与えることはありません。
そうした装置と、ベル・サイレンを組み合わせることで、泥棒を長居させず、退散させる。
そういう威嚇撃退方法を取ることがこの爆窃団対策として必要です。
この宝石貴金属店では、4900万円相当の商品などの被害がありましたが、壁の修復、営業できない間の売上ダウンなどを考えるともっと大きくなると思われます。
この長引く不況はまったく先行きが見えない不安を多くの人に与えています。
これからますますせっぱつまった人間による「ハイリスク・ハイリターン」な犯罪が増えます。
コンビニ強盗やタクシー強盗の急増はその一部だと思います。
そうしたせっぱつまった人間に狙われないように防御するしかないのだということをぜひ知っていただきたいと思います。
投稿者: スタッフ (2009年2月 5日 11:32)
ペルー人のスタッドレスタイヤ窃盗団
ペルー人3人のスタッドレスタイヤ窃盗団。
昨年6〜8月の3か月に、埼玉、群馬両県で約100件、総額約600万円の被害が確認されています。
逮捕されたのは、埼玉県行田市藤原町、自動車修理K(25)ら3被告。
3被告は昨年8月上旬、埼玉県川越市の男性方の軒下からスタッドレスタイヤ4本(約8万円相当)を盗んだとして、窃盗罪で起訴された。K被告が2人に指示を出し、盗んだタイヤをトラックで運び出して自らのアパートに運び込んでいたということです。
シーズン外のタイヤが車庫などに無施錠のまま放置されていることに目を付け、転売目的で盗みを重ねていたと同県警ではみている。調べに対し、K被告は「盗んだタイヤは売って金にしていた」と容疑を認めているが、転売先についてはあいまいな供述をしているということです。
◆寒冷ロシアで日本製人気◆
警察関係者によると、寒冷地のロシアなどでは、スタッドレスタイヤは冬期間だけでなく、未舗装の道路でも安定して走行できるため春〜秋にも装着されることが多い。高品質で知られる日本製は特に人気が高いということです。
需要に押される形で、日本の盗品タイヤが大量に密輸されているとみられ、北海道、新潟、富山など日本海側の各地で、盗品の海外への転売ルートが確認されています。
北海道警によると、道内では2008年に3335件の被害があり、うち約2000件が無施錠の車庫や物置で発生。被害件数は前年より2割増えています。
県内では、駐車車両からタイヤが外される被害も増えつつあり、県警は「タイヤを付け替える3、4月は特に警戒が必要。引き続き注意を呼びかけたい」としています。
(2月3日 読売新聞より一部引用)
防犯対策としては、
〈1〉車庫などに保管する場合は必ず施錠する
〈2〉施錠できない場合はタイヤ保管業者に預ける
(3)車庫にはシャッターを設置し、シャッターこじ開けを検知する赤外線式シャッターセンサーなどを設置する。
(4)車庫周辺に人感ライト+カメラ等防犯システムを設置する
などの防犯対策をお勧めします。
投稿者: スタッフ (2009年2月 3日 16:24)
「構えがよく、金がありそうな家を下見してから狙った」
和歌山県警が摘発した中国人3人の窃盗グループが、近畿や九州など9府県で約250件、現金や商品券など総額約3億6000万円の窃盗を繰り返していたことが29日、分かりました。
3人は平成20年4月19日、和歌山市小豆島の民家に侵入して現金など約20万円を盗み住人にけがをさせたほか、大阪府や奈良県内で3件の窃盗事件を起こしました。
逮捕後の調べで、3人は平成16年ごろから近畿地方を中心に空き巣ねらいを繰り返していたことが発覚。「構えがよく、金がありそうな家を下見してから狙った」などと供述しています。
3人は中国黒竜江省出身。留学生として来日するなど出入国を繰り返し犯行を重ねていました。
(1月30日産経新聞より抜粋)
下見をする。武器を持っている。凶悪。組織で分業化している。
外国人窃盗団の特徴がそのままです。
日本はまだまだ中国などから見ると「防犯意識の低い宝の国」
何度も入国して犯行を繰り返す・・・。
実行犯は波のように何度も入国しメンバーが途絶えることはありません。
やはり防波堤と同じように、こちらが防犯意識を高め、「犯罪しやすい国」から脱却することが重要です。
そのためには、一人一人の防犯意識が高くなることが大切です。
投稿者: スタッフ (2009年1月30日 09:50)
愚かな泥棒の話
まったくもって愚かな泥棒の話です。
栃木県で捕まった泥棒。
昨年12月24日午前7時半ごろ、同県矢板市の派遣社員の女性(36)方に侵入し、商品券など(計約5万1000円相当)を盗んだ。
その後、同日午後1時ごろ、その家に同県那須塩原市の風俗店から女性従業員(24)を派遣させ、従業員の承諾を得て目隠しをして手足を縛り、現金4万円などが入った従業員の財布などを盗んだ。
従業員が追いかけてこないように衣服を持ち去って逃げていた。
従業員は自力でほどいて110番した。侵入先の女性は子どもと2人暮らし。事件当時、2人は不在だった。(1月28日毎日新聞より抜粋)
普通泥棒に入ると数分で犯行現場から退散するのですが、時々こういうおかしな泥棒がいます。
侵入した家で料理する、風呂に入る、トイレで大をする・・・・。
特にこの泥棒は、侵入先からだけでなく、侵入先に呼んだ風俗の女性の所持金も奪ったということで、
ホント許せない男ですよね。
近所の住人が容疑者の車のナンバーを一部目撃していたため逮捕となりました。
投稿者: スタッフ (2009年1月28日 17:46)
タクシーが窃盗犯の片棒かつぐ。送迎や見張りを行う。
以前足を薄利骨折した時、名古屋のタクシーは親切にも歩けない私に代わってコンビニに弁当とヨーグルトを買ってきてくれ、宿泊先のホテルまで送り届けてくれました。
しかし、大阪府堺市のタクシー会社に勤めていた運転手2名(61)(65)は、窃盗グループの片棒をかつぎ、犯行現場までの送迎を行うとともに、こともあろうに空き巣の見張り役まで行っていました。
調べでは、両容疑者は昨年10月、窃盗グループの中国人数人を、同県生駒市の80代の女性宅付近までタクシーで送迎したうえ、見張り役を務め、手提げかばん(約7万円相当)を盗むのを手助けするなどした疑い。
警察が事件当日、窃盗グループの中国人の男1人を出入国管理法違反(不法残留)容疑で現行犯逮捕。供述などから両容疑者らによるタクシー送迎が発覚し、1月8日に逮捕しました。同署は残りのメンバーの行方を追うとともに、余罪があるとみて追及しています。
(1月26日 産経新聞より引用)
2人は「不況で売り上げが少なく、生活が苦しかった。大阪、兵庫、奈良で送り迎えした」などと供述、タクシー料金に報酬を加え、1回あたり数万円を受け取っていたと供述しています。
生駒市内では08年、空き巣などの侵入盗が約160件と多発しており、同署は一部にこのグループが関与した可能性があるとみて捜査しています。
日本人が窃盗団に加わることは多いのですが、運搬役や情報屋になることが多いようです。
タクシーの運転手を仲間に加えることで、自分たちの取り分が増えるとともに、タクシーなら犯行中その周辺に停車していてもさほど不思議に思わないというメリットもあるように思います。
逃げ道にも詳しいでしょうしね。
泥棒は夜、自動車に乗りながら「下見」をします。夜になると住宅街も、オフィス街も昼間とはまったく別の顔になります。昼間あんなに人通りがあった場所も閑散としているということも多々有ります。
そうして「いかに人目につかないか」「どういう経路で侵入すると簡単で安全か」という視点で周囲を見回し、対象とする物件を決定するのです。
もちろんその時に、「どんな防犯対策をしているのか」「この時間でも不在かどうか」なども見て周ります。防犯カメラが付いているかどうか、警備会社のステッカーが貼ってあるかどうかも昼間の散歩中や買い物中、自転車に乗っているときでも注意して見ています。
ある刑事さんは「ミズスマシのような無意識の下見」といった表現をしていました。
そうした泥棒に対して、下見の時点で「ここはやめておこう」という気持ちにさせることこそ防犯対策にとっては最も大切なポイントなのです。
泥棒の好きな環境をやめ、泥棒の嫌いな環境を作りましょう。
投稿者: スタッフ (2009年1月27日 11:23)