今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「映りたくない」防犯カメラ取り外す⇒その姿がバッチリ映り逮捕
"鶴見署は7日、窃盗の疑いで、横浜市鶴見区仲通1丁目、無職の容疑者(42)を逮捕した。
逮捕容疑は、6月9日深夜から翌10日朝までの間に、居住するマンションの通路などに設置されていた防犯カメラ計9台(時価26万4千円相当)を盗んだとしている。
同署によると、同容疑者は「カメラに写りたくなかった。カメラは生活ごみとして捨てた」などと供述しているという。防犯カメラに工具でカメラを外す様子などが録画されていたことから同容疑者が浮上した。"
【9月8日カナロコより引用】
防犯カメラを設置する際、どうしても避けて通れないのがプライバシーに関する問題です。
確かに普段の状況がカメラに録画されていると考えると、あまり気持ちの良いものではありませんよね。
この容疑者も恐らく、我慢ができなかったのでしょう。
しかし防犯カメラは色々な場面で活躍しています。
何かが起こってしまった際、この事件のように犯行現場で何が起こっていたのかを知る大切な情報、証拠を得る事ができます。
最近は通りや商店街にも設置されるケースが増えてきました。
私たちの暮らしを守るための対策のひとつです。
その防犯カメラが壊されたり取り外されたりしてしまっては意味がありません。
目立たない場所、いたずらができない場所などを考え、防犯のプロによる防犯診断で設置場所を決めるという方法もあります。
投稿者: スタッフ (2010年9月 9日 17:40)
「遅刻しそう」警官、自転車盗んだ疑い
ビデオの返却期限を迎えた朝。確かに慌ただしく落ち着きませんよね。
出来心とはいえ、やっぱりいけない事はいけません。
"神奈川県警は2日、出勤途中に立ち寄ったレンタルビデオ店で自転車を盗んだとして、窃盗の疑いで神奈川県警高津署地域課の男性巡査長(25)を書類送検するとともに、減給10分の1(6カ月)の処分とした。
県警によると、巡査長は「遅刻しそうになったので盗んでしまった」と容疑を認めており、同日付で自主退職した。
送検容疑は8月3日午前7時半ごろ、幸区のレンタルビデオ店の駐輪場に無施錠で止めてあった店員の自転車を盗んだ疑い。
県警によると、巡査長はこの日がビデオの返却期限だったため、自宅から徒歩で店に返しに行き、盗んだ自転車で最寄り駅に行って電車で出勤した。店の防犯カメラに巡査長が自転車に乗る様子が写っており、店が近くの交番に届け出た。"
【9月2日 共同通信より抜粋】
お店の防犯カメラに映っていた映像がきっかけとなり逮捕されたようですが、カメラの死角をなくす設置については、やはり防犯のプロの手が一番です。
警察庁の犯罪統計によりますと、平成22年度1~6月度の自転車盗難認知件数は161,934件で、前年より14,682件減少しています。
しかし東京都や山形県等では増加傾向にあるようで、一層の注意が必要です。
近年、健康とエコブームにより自転車人口が増えています。
中でもスポーツタイプの高級自転車は出荷数は88,426台(平成21年)に上り、平成16年と比べて約3倍に増加しています。
ただ、「見栄えが悪いから」との理由で防犯登録をしない所有者もいるとの事で、防犯意識の低さが見られます。
せっかくの愛車が盗まれて乗り捨てられていたり、転売されていたりするのを想像すると、防犯登録の必要性も分かってくるのではないでしょうか。
投稿者: スタッフ (2010年9月 2日 17:14)
家電付き賃貸マンションの備品盗み換金した20歳容疑者を追送検
"家具・家電付き賃貸マンション空き室に、マスターキーで侵入、備品の電化製品を盗んだとして、戸塚署は25日、窃盗の疑いで、住所不定、職業不詳の男性容疑者(20)=窃盗罪で起訴=を追送検した。
送検容疑は、5月中旬から6月中旬にかけ、横浜市戸塚区など県内19カ所の賃貸マンション空き室から、液晶テレビなど電化製品計77点(約300万円相当)を盗んだ、としている。
調べに対し、同容疑者は「遊ぶ金や生活費が欲しかった」と容疑を認めているという。
同署によると、同容疑者は被害マンションのメンテナンスを請け負う会社に勤める祖父から、空室用の3種類のマスターキーを盗んで悪用。電気メーターなどの状態から空き室を選んで侵入し、部屋の備品の液晶テレビや電子レンジのほか、リモコンや取扱説明書も盗み出してリサイクルショップで売却していた。同容疑者は以前、祖父の会社でアルバイトしていたことがあるという。"
【8月26日 カナロコより抜粋】
被害に遭っていたのは全て同じ不動産会社が運営する賃貸マンションとの事で、頻発していた事から6月に被害届を提出していたようです。
電気メーターを見て空き部屋かどうかをチェックし、マスターキーを使って侵入する等、そういった知識もある程度持っていたのでしょう。また、盗みだす際にリモコンや取扱説明書もしっかり盗んでいたという事ですから、リサイクルショップへの売却も日常的に行っていた事がうかがえます。
家族によるカギの盗難、そしてそのカギを悪用しての犯罪。
信じている家族による犯行というのは予測できないものであり、対策を考える事もほぼない事だと思います。
しかしこの事件のように、悲しい事ですが万が一の可能性もあります。
キーボックス等の保管機器を検討されてはいかがでしょうか。
投稿者: スタッフ (2010年8月26日 11:56)
「2つの顔」持った在日韓国人、窃盗容疑で逮捕
GWも終わり、海外旅行から元気に戻ってこられた方も多いと思います。中には現地でひったくり、スリ、置引きなどの犯罪に残念ながら遭ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回ご紹介する犯罪は、「カバンの置引き」なのですが、ちょっと手が込んでいます。
●日本人観光客の前では親切な韓国人を、韓国人の前では日本でいじめを受けた在日同胞を演じながら盗みを働いた30代の男が逮捕された。
昨年9月に入国したこの男は、ことし3月から「韓流の集い」「韓日文化交流」などのインターネットサイトに加入し、定期的なサイトのイベントに参加し会員と交流を深めた。
日本語を流ちょうに話し、サイトで出会った日本人の韓国旅行者には快くガイド役を買って出た。
3月末に韓国を旅行に訪れた40代の日本人男性は、サイトに「ソウルに詳しい方と情報を共有したい」という書き込みを残し、逮捕された男と出会った。しかし、男はソウル・鍾路のある食堂で食事中、この日本人男性が席を離れたすきに現金230万ウォン(約19万円)の入ったカバンを持ち逃げした。
男は、日本に関心の高い韓国人が加入したサイト「韓日文化交流」では、在日同胞と自己紹介し人気を集めたという。
定期交流会では「日本でいじめなどを受け自殺も試みた」とうそをつき、同情を誘った。
男はまた、同い年の韓国人男性の自宅で酒を飲み、携帯電話、デジタルカメラ、小銭入れまで盗んだこともわかっている。
警察は、男が3月から1か月間、7回にわたり総額730万ウォン相当の金品を盗んだものと把握している。
(5月6日 聯合ニュースより引用)
旅行中に親しげによってくる現地の人には注意をする、というのが
残念ながら犯罪に遭わないようにするための自衛策です。
しかしながら、今回のようにインターネットなどで事前に親しくなったりすると気を許してしまうものです。
それを悪用して犯罪を繰り返していたようで、こういうことがあると
ますます現地の人とのふれあいに臆病になり、日本人通しでしか会話をしない海外旅行が増えてしまう・・とても悲しいことです。
海外旅行防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年5月 7日 11:46)
シャッター修理業の技術を悪用し事務所荒らし
ゴールデンウィーク突入前ですが、長期休み前の防犯対策は大丈夫ですか?戸締り確認はもちろんのこと、出かける前には「泥棒の好きな環境」になっていないかを十分に確認して出かけてください。
事務所荒らしを繰り返していた兄弟。本業のシャッター修理技術を悪用していました。
●大阪、兵庫両府県で事務所荒らしなどを繰り返したとして、大阪府警捜査3課は15日、窃盗などの疑いで、いずれもシャッター修理業、男(40)と、弟(36)の両被告を逮捕、最終送検したと発表した。
43件の犯行を裏付け、被害総額は約1400万円にのぼるという。
逮捕・送検容疑は、平成21年7月31日未明、兵庫県尼崎市の会社事務所に侵入し、現金約4万円を盗むなど、18年5月~21年8月、建設会社や酒屋などの事務所荒らしや金庫破りを繰り返したなどとしている。
2人はシャッターの修理技術を悪用し、会社事務所のシャッターをバールで巧みにこじ開け侵入したケースもあり、「実際にシャッターを修理した事務所に窃盗に入ったこともある」と供述。怪しまれないように現場には作業服で行き、家族にも「仕事に行ってくる」と説明していたという。
(4月15日 産経新聞より引用)
「シャッターをこじ開けて侵入」
今回はシャッター修理業者が犯行を行っていましたが、その技術がなくてもそういう手口で侵入している侵入窃盗も多々あります。
つまり特殊なケースではない、ということです。
一般的にはシャッターがあると侵入されない、と考えている方も多いようですが、実際にはバールなどを使ってこじ開けられての侵入も多いのです。
特に、ゴールデンウィークなどは、どこも休日。つまり工業団地やオフィス街は人がいない無人状態。少々音をたてて侵入しても・・と泥棒が考える可能性もあり、注意が必要です。
シャッターのこじ開けを検知するのは「シャッターセンサー」があります。赤外線式と磁気式があります。このシャッターセンサーでこじ開けようとした時に、まずその場で大音量のサイレン、「110番通報します。110番通報します」といったメッセージを流す。
その場で音による威嚇撃退を行うと同時に、社長、管理者など5人の携帯電話に瞬時にメール送信、その後音声通信、といった自動通報を行うことで、泥棒の侵入をもっとも早く知り、すぐに対応することができます。
自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年4月30日 10:35)
ミツバチ泥棒
農作物泥棒はたけのこ、さくらんぼ、米、桃、いちご・・・とニュースに登場しますが、ミツバチまで盗まれているようです。
甲州の2農家でミツバチ巣箱2箱盗まれる被害が発生しました。
●甲州市塩山下萩原のサクランボ農家2軒で、受粉作業に使うセイヨウミツバチの巣箱計2箱が盗まれていたことが分かった。日下部署が窃盗事件として捜査している。
被害者の1人、Uさん(61)によると、19日午前10時ごろ受粉作業に出たところ、約70アールの畑に分散して置いてあった巣箱4箱の1箱がなくなっているのに気付いた。3週間ほど業者から借りたミツバチだった。「受粉作業がピークにさしかかっていたので残念」と雨宮さんは話している。
もう1軒でも同日、盗まれたことに気付いたという。
JAフルーツ山梨によると、全国的なミツバチ不足で、ミツバチの賃料は一昨年1箱(1万匹)6500円ほどだったのが、今年は1万2000円ほどに高騰している。
日下部署は「転売か、自分の畑で使うのが目的ではないか」と見ており、パトロールを強化している。
(4月23日 毎日新聞より引用)
ミツバチが盗まれる背景には、全国的なミツバチの不足による賃貸料の高騰があります。受粉させるのにミツバチがないと果物などがうまくできない・・ということがあるのです。
先日からたけのこ泥棒が多発している新聞記事がありましたが、
毎日TVのVOICE 」(18:15~19:00)
番組内コーナー:「憤懣本舗・タケノコ泥棒を追え」で、セキュリティハウス・センターが取材を受けました。
人感スピーカーに「たけのこぬんだらあかんでえ」と吹き込んで人を検知したらメッセージを流すシステムなども紹介しました。
セキュリティハウスではいちご畑、ビニールハウス、まつたけ山、果樹農園、観光農園、リンゴ畑など農作物被害対策に多くに事例があります。
各々広さや条件が異なるためシステム内容も多種多用ですが、
いちご農園では犯人がセキュリティシステムのお陰で逮捕される、ということもありました。
農園といえども、自由に出入りされては今の時代、色々なリスクが発生します。
不審者を近づけさせない防犯対策をお勧めします。
農園の防犯対策
投稿者: スタッフ (2010年4月26日 11:00)
賃貸マンションの空き部屋ベランダづたいに侵入する手口頻発
賃貸マンションの空き室に侵入し、ベランダづたいに隣室に移りベランダ側のガラスが割って侵入し、現金やブランドもののバックなどを盗む手口の窃盗事件が昨年9月以降、大阪市内で多発しています。昨年9月以降少なくとも約20件の被害が確認され、被害品の一部はリサイクルショップで換金されています。
賃貸マンションの空き室は、次の入居者が決まるまで、内装業者や入居希望者を案内する不動産会社などの業者が出入りします。その都度、ドアの鍵を借りる手間を省くため、管理会社が一時的に暗証番号ダイヤル式の南京錠などを取り付けていることが多いところを狙った同一グループの犯行ではないかと推測されます。
一連の被害では、これらの南京錠が切断されるなどして侵入されたほか、一部は長期間無施錠だった空き室から侵入されたケースもあります。(4月3日産経新聞より一部引用)
こういた一般家庭を狙った空き巣対策に関して、逮捕された空き巣犯の語った「狙いやすい家」の特徴は下記の通りです。
●空き巣犯は侵入する前に留守かどうかを確認するが、その方法には、インターフォンを鳴らす▽部屋からの音を聞く▽日没後から夜の時間帯なら部屋の明かりを見る-などがある。
不在確認
●日没後から夜にかけて空き巣を繰り返していた男は、明かりがついていたり室内から音が聞こえてくる家には侵入しなかった。
●昼間に空き巣を繰り返していた男はカメラ付きインターフォンのある家は避けていた。
●一軒家を中心に60回以上忍び込んだ男は、「『空き巣に注意』などのビラがたくさんはってある地域の家は用心深く、侵入できても金品が無造作に置かれている可能性は低いと考えた」
●「どちらへ?」などと住民に声をかけられた地域には二度と行かない。
●空き巣犯は侵入までに時間がかかる家も避ける傾向にある。
侵入口となるガラス窓にクレセント錠以外にもう一つのカギがかかっていたり、二重ガラスになっている家は侵入しにくい。「手短に犯行を済ませて早く現場を立ち去りたい」。
●侵入しやすい家について「格子のある窓は無施錠のことが多いので狙い目」。格子は工具で簡単に外れるため、無施錠ならそれほど時間をかけずに侵入できる。
防犯泥棒大百科で記載している通りのコメントを泥棒が言っているのでちょっとびっくりしましたが、泥棒の気持ちになって考えると、安全性、容易性、確実性を狙っている泥棒にとっては、「侵入しやすい建物」を狙う、というのは当たり前のことです。
泥棒の目線になってもう一度我が家と周辺を見直し、侵入されやすい箇所がないか考えてみましよう。
●塀が高く道路から死角になっていないか?
●植木などで死角になっていないか?
●隣の建物や駐車場の屋根、塀などから2階へよじ登ることができないか?又足場になるようなものはないか?
最新の犯罪情報
投稿者: スタッフ (2010年4月 5日 09:12)
防犯システムを破壊して侵入する空き巣への防犯対策
防犯完備の高級住宅狙い空き巣を繰り返していた韓国人2人が逮捕されました。
警備会社の警備サービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられます。
こうした泥棒に対して、どういった防犯対策を実施しないといけないかを検証しました。
●東京都目黒区の住宅に侵入し、金品を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課などは2日までに、窃盗未遂容疑などで、いずれも韓国籍の自称古物商男(57)と、自称焼き肉店経営男(44を逮捕した。
2人は警備会社のサービスや防犯センサー、カメラなどを備えている住宅だけを狙い、防犯設備を破壊し、空き巣を繰り返したとみられる。
昨年9月から都内の高級住宅街で、約30件(7000万円相当)の被害があり、関連を調べている。
(4月2日 時事通信 より引用)
「警備システムや防犯センサー、カメラは効果がないのではないか」と思われた方もいると思いますが、実際は、「どんな防犯システムが設置されていて、どんな破壊行為が行われたか」が重要です。
例えば、「屋外ベル」。ベルが鳴り響かないように細工されたり、破壊される・・・そういうことにも対応できるようにしていないといけません。
セキュリティハウスが設置する「屋外ベル」は、ベルが鳴り響かないように細工をしたり破壊したりすることができにくい特殊な構造になっています。取り付け位置に関しても細心の注意を払っています。
又、万が一破壊された場合にも、「二重威嚇」を徹底していますので、室内など別の場所に設置している威嚇機器が異常を周囲に知らしめると同時に、関係者に自動通報されるようになっています。
例えば「NTT一般アナログ公衆回線の断線」。これを瞬時に気づくことが大切です。セキュリティハウスのシステムでは、その場でベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせると同時に関係者に「電話線断線」を知らせることができます。
例えば「侵入検知センサーの破壊やいたずら」。これにも対応していることが必要です。
警戒中であれば即ベルなど威嚇機器で周囲に異常を知らせ、関係者に自動通報されます。又、「二重警戒」以上を実施していますので、一つの侵入検知センサーが万が一破壊されても別のセンサーが侵入者を検知します。
いたずらをされた時点で異常を検知できる「アンチブラインド機能付き」のものもあります。
逮捕された泥棒に対する警察の調査で、「防犯ベル」に対する意識調査があります。
●「非常に気になり避ける」87%、
●「やや気になり場合によっては避ける」11%
●「外して侵入」2%
と泥棒が答えているのです。
セキュリティハウスはこの「やや気になり場合によっては避ける「外して侵入」の13%の泥棒に対してもきちんと対応できるよう考えられる色々な侵入手口を配慮した上で最適のセキュリティシステムをご提案しています。
そうすることが、本当の意味での安心・安全をお客様に提供できることだと信じているからです。
安心の自主機械警備システムNEXT
投稿者: スタッフ (2010年4月 2日 16:35)
ガソリンスタンドで「金庫破り」 700万円被害
<窃盗>ガソリンスタンドで「金庫破り」の被害が発生しました。
●1日午前0時40分ごろ、さいたま市南区太田窪のガソリンスタンド「JOMO ペリオ円正寺ステーション」で防犯装置が作動し、警備会社から110番があった。
埼玉県警浦和署員が駆け付けたところ、事務所入り口の扉がバールのようなもので壊されており、数日分の売り上げの現金計700万円が入った金庫2個が盗まれていた。同署が窃盗容疑で調べている。
同署によると、31日午後10時15分ごろにガソリンスタンドの男性店長が事務所に施錠し、店を出た際には異常はなかったという。
金庫は重さ100キロ、高さ1メートル、横80センチ、奥行き80センチと、重さ40キロ、高さ50センチ、横60センチ、奥行き60センチの2個。
(4月1日毎日新聞)
金庫ごと盗まれています。
百キロの金庫を持ち出されるとは思っていなかったのだと思いますが、実際にはもっと重い金庫でも盗まれています。
「金庫ごと盗み出し、後でじっくり金庫をこじ開け中の現金を盗む」
こういった手口での犯行が警備会社のシステムが入っている事務所やスーパーなどで発生しています。警備員の駆けつけ時間を推定して、5分程度で犯行を終了する、というものです。
5分経過するとたとえ出入り口のすぐ近くまで金庫を運べていたとしてもあきらめて犯行を中断している事例もあります。
この「短時間化」する数人による(窃盗団)侵入窃盗に対する防犯対策としては、
● 事務所に侵入しようとされた瞬間(侵入者の体は建物の外)に、大音量の音・光で威嚇撃退する。泥棒にとって「音と光」は「誰かに犯行が知られた」ことであり「人目につく」ことであるため、最も嫌がる。
● 事務所の建物の中に入られる前に威嚇撃退することが重要。
● 2重警戒で、窓・扉をこじ開けようとした瞬間に検知し、ベル・サイレンを鳴らすだけでなく、それでも室内に侵入した不審者に対して「室内警戒センサー」が検知、室内に侵入者いる間中ずっと継続してベル・サイレンを鳴らす。
ということが効果的です。
又、建物の外部にセキュリティキーパーといった抑止力の高いものを設置することで、
「この建物はやばいのでやめよう」という気持ちにさせ、犯罪ターゲットから外させることが効果的です。
投稿者: スタッフ (2010年4月 1日 13:40)
町内会費詐欺
「詐欺」というと「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」を連想しますが、小額を狙った「町内会費詐欺」が横浜で連続発生していたようです。
●町内会費の徴収をかたって現金をだまし取る被害が、横浜市西区と磯子区で連続発生していることが分かった。県警が詐欺事件として捜査するとともに、同一犯の可能性もあるとみて、住民に注意を促している。
戸部署によると、11月29日午後2時ごろ、西区霞ケ丘のアパートの会社員男性(31)方に、町内会長を名乗る男が会費徴収名目で訪れ、「4800円支払ってください」と告げた。男性が1万円を支払ったところ、男は「釣り銭を取ってくる」と言ったまま戻ってこなかったという。
今月8日夕方にも、同区浅間町のアパートの大学2年の男子学生(20)方に大家を名乗る男が訪れ、同様の手口で5千円をだまし取る事件があった。
また磯子署によると、17日に磯子区西町でも、アパートに住む無職男性(34)が近隣住民を装った男に町内会費を請求された。男性は支払いを断り、被害はなかったという。
戸部署の調べによると、男は50~60歳くらいで、身長約170センチ、白髪交じり。同署生活安全課は「町内会費を請求されても、知らない人であれば身分を確認し、安易に支払わないようにしてほしい」と呼び掛けている。
(2009年12月19日より引用)
少し前のニュースですが、町内会費を装っての詐欺。
非常に悪質だと思います。
こうしたことで、町内会などまで問題になり、参加者が減る、といったことになると大変です。
というのが、こうした「町内会」のような地域コミュニティは防犯を考える上で非常に大切であるからです。
泥棒にとっては、その地域が泥棒しやすい環境であるかどうか?を気に掛けています。
「その建物が侵入しやすい」、ということも大事ですが、「その地域が侵入しやすい」、ということも非常に重要です。
「侵入しやすい建物」というと、
●防犯意識の低い住民が住んでいる。
●防犯対策がされていない。(補助錠、人感ライト、ホームセキュリティなど)
●無施錠など無防備
●死角がある(道路から見えない、塀が高い、夜暗い)
●隣の建物から飛び移ることが可能、足場になるものがある 等
「侵入しやすい環境」とは
●住民間でコミュニケーションが不十分。挨拶をしない関係。
●隣の人の顔を知らない。
●住民間で「防犯」を考えることをしない。
●自分だけがよければよいという考え。
●不審な人がいても気が付かない。気がついても関与したくないと考えている。
●防犯灯などがなく、夜暗い。
●雑草や植木がうっそうとしている。
●落書きが建物にされたまま何週間も放置されている。
●ゴミがゴミ置き場にゴミの日以外にも置かれている。
●自動車、自転車の路上駐車が多い。等
防犯を考える時、やはり地域全体で防犯対策を考え、防犯意識を高めていくことが重要ですが、その基本は、「地域コミュニティ」です。
町内会などで防犯講演会などを行うことが非常に有効です。
投稿者: スタッフ (2010年3月30日 09:45)