今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
韓国で泥棒やりすぎた男 今度は日本へ出稼ぎ
留守宅に侵入し、現金や腕時計などを盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、自称韓国籍の無職の男(40)=東京都新宿区大久保=を逮捕した。
「韓国で泥棒をやりすぎてできなくなり、日本に来た。盗んだものは韓国の質屋で売った」などと話し、容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年12月15日、東京都目黒区の住宅に侵入し、腕時計など13点(時価計約124万円相当)を盗んだほか、同区の別の住宅からも現金127万円とネクタイピンなど41点(時価計約370万円相当)を盗んだとしている。
男は別の男らと共謀し、高級住宅などを狙ってバーナーやバールで侵入し、盗みを繰り返していたとみられる。
都内では10月25日以降、同様の被害が37件(総額約6千万円)あり、関連を調べている。
同課は今月16日、男が滞在先の民泊に帰ってきたところを逮捕。
バールを所持していたとして、特殊開錠用具所持禁止法違反容疑で一緒にいた自称韓国籍の男(39)も現行犯逮捕した。
<1/17(水) 14:36配信 産経新聞より>
韓国で泥棒をやりすぎ、さすがに自分の身を案じたのか、今度は日本をターゲットに選び泥棒出稼ぎに来た男が逮捕されました。
泥棒をやりすぎたと自分で言うくらいですから相当な経験者でしょう。
韓国と日本の防犯事情は違うでしょうから、韓国の経験が全て日本で活きるとは限りませんが、環境の変化にもすぐ順応し、暗躍するでしょう。
こうした世界で活躍した犯罪者が日本に出稼ぎに来る危険性はこれからどんどん増えるでしょう。
日本の泥棒には通用する防犯対策が外国の泥棒には通用しない可能性もあります。
音声での警告も日本語に限定しないのはそういう効果のあるのでしょう。
これからはグローバルな防犯対策に変化しなければならないのかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年2月 9日 15:54)
コンビニで年賀状1650枚盗む
高松市のコンビニで年賀はがきを1650枚盗んだとして、無職の男(24)が窃盗の疑いで逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは高松市桜町の無職の男です。
警察によりますと男は先月22日午後7時40分頃、高松市のコンビニで年賀はがき1650枚を買い物かごに入れて、かごを持ったまま店の外に出て盗んだ疑いです。
男は今月8日に同じオーナーが経営する別のコンビニに現れ、顔を覚えていたオーナーが声をかけたところ走って逃げたということです。
店に停めてあった男の自転車から、警察が身元を特定しました。
警察の調べに対し、男は、犯行を認めていて「売って金にしようと思った」などと話しています。
<1/10(水) 13:18配信 KSB瀬戸内海放送より>
実際の手口がよくわかりませんが、コンビニに年賀ハガキがそのまま陳列されてはいないと思います。
1650枚分のハガキを注文し、それをかごに入れてもらい、それを精算せずに逃げたということでしょうか。
普通に考えればコンビニで1650枚もの年賀ハガキを購入することは考えにくいでしょう。
個人でそんなにたくさんの年賀状を出す人が、わざわざ自分で買いに来るとは思えませんし、会社の場合、コンビニではなく郵便局で購入するでしょう。
個人で1650枚、その時点で非常に怪しいと感じるべきです。
最近、よく感じることは「鈍い」人が増えていることです。
好意や悪意などの感情を感じ取る力が弱くなっているのか、相手がどう考えているのか、不快に思っていないのかなど「察しよう」とする意識が低い人が増えているように思います。
普通は感じるだろう、この普通が変わってきているのでしょう。
誰にとっての普通なのか、何が一般的なのか。
この感覚は環境や時代に適応させていく必要がありますが、少なくとも鈍いと思われないように、常に感覚を鋭くさせていたいものです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年1月31日 19:14)
愛知 個人宅から仏像などの美術品2740万円相当が盗難
愛知県警は29日、愛知県高浜市二池町4丁目の会社役員の男性(71)が自宅で所蔵していた、美術品の刀剣10本や仏像2体、象牙1本の計13点(時価総額2740万円)が何者かに盗まれる被害に遭ったと発表した。
1本約500万円の太刀も含まれていたといい、窃盗事件とみて調べている。
碧南署によると、男性が28日夜、掃除のため刀剣などを保管していた部屋に入ったところ、太刀4本、脇差し1本、短刀4本、やり1本の刀剣10本(時価総額2650万円)のほか、仏像などの所蔵品がなくなっていることに気付いたという。
11月4日には孫が部屋に所蔵品があったことを確認していた。
<2017/12/29(金) 16:46配信 朝日新聞デジタルより>
自宅の部屋に所蔵している刀剣や仏像などの美術品13点、時価2740万円相当が盗まれたという事件です。
男性の孫が11月4日には部屋にあったことを確認しており、その後12月28日に男性が気付くまでの約2ヶ月間のどこかで盗まれたということになります。
もし、この家に防犯カメラが設置され、映像が記録されていれば、その間に家族以外の不審者の出入があったかどうかを確認できます。
しかし、何も設置されていなければ、この2ヶ月間のどこかで盗まれたというのはあまりにも長く、警察による捜査も難航するのが予想されます。
まず、事件が発生した日を特定することが重要です。
2700万円もの美術品を置いているお宅ですから、それ相応の防犯対策は行っているのが自然ですが、お金持ちの人ほど自分が信じていないものに費用を掛けるのを嫌がります。
そういう気持ちでないとお金はたまらないのかもしれませんし、また、自分の家は大丈夫だろうという自信を持ってしまっている場合もあるでしょう。
本格的な防犯対策には百万円単位の費用が掛かります。
それを惜しんで2700万円もの被害を出してしまうのは、私のような金持ちではない人間から見ると、非常にもったいないように思います。
防犯対策をしていても泥棒に入られる可能性がゼロになることは決してありませんが、何もしていないよりも入られにくくなるのは間違いありません。
要は確率の問題です。
本当のお金持ちは、何にお金を掛けるべきかを分かっているような気がします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2018年1月19日 18:23)
空き家窃盗52件 1700万円の被害
播磨地域を中心に民家で盗みを繰り返したとして、兵庫県警捜査3課と姫路署などが窃盗などの疑いで、元リフォーム関連業者の男(32)=兵庫県福崎町=ら男5人を逮捕したことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
起訴済みの5件を含め計52件、約1700万円相当の被害を裏付けたという。
捜査関係者によると、ほかの4人は20~30代で、男がリフォーム工事を請け負っていた住宅会社(姫路市)の元社員ら。
5人は共謀し、今年2月から約4カ月にわたり、姫路や加古川、たつの市などで民家の窓ガラスを割るなどして室内に侵入し、現金や貴金属、骨董(こっとう)品を盗んだ疑いが持たれている。いずれも容疑を認めているという。
男は「盗んだ品はリサイクル店で転売した」と供述しているという。
家財を残したまま住人が転居した民家が被害に遭っており、県警は男らが顧客録で家族構成などの情報を把握した上で、侵入した疑いがあるとみている。
男らは共謀し、姫路市内の民家から現金約77万円と指輪などを盗んだ疑いで6月に逮捕されていた。
<11/17(金) 10:18配信 神戸新聞NEXTより>
古い民家の倉庫に眠っていたガラクタがものすごいお宝だった!というテレビ番組で紹介されることがあります。
古いだけで価値はないと思っていた意外な物に驚くような価格がつくことがあります。
また、インターネットの普及で売買が国際的になり、日本ではそれほど価値がないと思われている物が海外では高い評価を得ていることもあります。
持ち主やその家族は価値に気付いていなくてもそれを狙っている犯罪者がいるということです。
もし盗まれても、ガラクタが盗まれただけで逆によかったなどと勘違いしているケースもあるかもしれません。
古い倉庫にしっかりとした防犯対策がされているところは少ないでしょう。せいぜい南京錠があるぐらいで、施錠すらしていないところもあるかもしれません。
また、田舎に行けば行くほど防犯意識が低く、泥棒の被害に遭うということを考えていない家も多いでしょうから泥棒にしてみれば狙い目です。
注意しなければならなないのは近所付き合いが密なところが多いですから不審者がうろうろしていたら、「あんた、誰だ?」とご近所さんから話しかけられる可能性が高いでしょうから昼間の犯行は難しいかもしれません。
ただ、日中、近くの畑等で作業している場合は、家の方が無人になる可能性が高くなりますからそこを狙われたら危険です。
古い倉庫や物置に古い物を保管されているところは、泥棒に狙われる前に整理するか、一度鑑定などしてもらえば、思わぬお宝が発見されるかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年12月22日 11:05)
運送会社の社員 配達先で現金盗む
佐川急便の社員の男が配達先で、現金1万円を盗んだ疑いで逮捕されました。
佐川急便仙台営業所の社員の男(30)は今年9月、配達先の仙台市内のネイルサロンで、経営者の女性の財布に入っていた現金1万円を盗んだ疑いが持たれています。
男は容疑を認めて「同じ店で数回、盗んだ」と話しているということです。
警察は男が配達を装って店内に入り、同じ手口で窃盗をしていた可能性があるとみて調べています。
<11/7(火) 18:44配信 テレ朝 newsより>
アマゾンとヤマト運輸の荷物配達の件で、運賃値上げや社員の給料値上げに留まらず、他の運送会社の運賃値上げ等にまで影響を及ぼしていますが、佐川急便の社員が配達先で現金を盗んだという事件です。
荷物の配達時は別ですが、荷物の集荷時は集荷先の家や事務所、店舗の敷地内を自由に移動できることが多いと思います。関係者以外が立ち入れない場所まで集荷のために入ってくることを許している会社も多いと思います。
そこで知り得た情報は悪用しないというのが双方の暗黙の了解、お互いを信用してのことだと思います。
それが犯罪に発展してしまうと根本から崩れてしまいます。
運送会社にとってはかけがえない、簡単にお金に換えることができない信用や信頼を一気に失ってしまいます。
それは数万円、数十万円という被害額とは桁違いの損害となってしまいます。
そのことは運送会社側もしっかりと認識しなければなりません。その上で社員教育等を行うべきでしょう。
どのようなことがあっても依頼先の情報を漏らしてはいけない、金品を盗むなどもってのほか、ということを徹底させなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年12月15日 14:07)
養殖施設のサケ170匹の腹を割き、イクラのみ盗む
24日午前8時35分頃、北海道岩内町野束のサケ・マスの養魚池飼育施設で、腹を割かれた大量のサケが捨てられているのを見回りに来た岩内郡漁協職員が見つけ、岩内署に通報した。
同署の発表によると、養殖用のいけすへ通じる水路わきの地面に約170匹のサケが捨てられ、腹から魚卵が取られていた。
同署は窃盗事件として調べているが、被害は約87キロ分(約69万円相当)に上るとみられる。
道によると、今年の道内の秋サケ漁は極端な不漁で、漁獲量(10日現在)は、平成に入って最低だった昨年の同時期をさらに30%余り下回っている。
このためイクラも品不足となり、高値が続いているという。
<10/25(水) 10:59配信 読売新聞より>
何とも残酷な手口です。
養殖施設のサケ170匹の腹を割き、魚卵(イクラ)のみを取り、親は捨てるという窃盗事件が発生しました。
盗んだサケをそのまま転売する、食べる目的で盗むというものならまだ分かりますが、一番価値の高いイクラ目的で、あとは不要だから捨てるという残忍さを感じます。
犯行現場のことを想像すると、一般的な窃盗事件よりも気分が悪くなります。
養殖施設にもよりますが、海に面している場合、陸地からの侵入だけでなく、海側からの侵入も警戒しなければなりません。
海の中に網やフェンス等を設置することもあるでしょうが、単に威嚇するだけで物理的な侵入を防ぐものにはなっていない場合もあるでしょう。
かと言って、不定期にパトロールするというもの限りがあります。
山や海、川などセンサーや防犯カメラなどの物理的な防犯システムを設置しにくい環境での防犯対策が今後の課題ではないでしょうか。
乱獲等で漁獲制限などが今後も増えてくるでしょう。
そうなると養殖という道がどんどん注目され、そして参入する企業も増えることでしょう。
より簡単に、より安価に、より効果のある対策が求められます。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年12月 1日 18:04)
下着泥棒 30年間捕まらず
30年にわたって、下着泥棒を繰り返していたとみられる男が逮捕された。
無職の男(57)は、9月、神奈川・川崎市のアパートから、女性の下着を盗んだ疑いが持たれている。
男が10月1日、日本橋のデパートに車で買い物に来ていた際、近くで職務質問を受け、車内から女性の下着が見つかったため、警視庁が捜査していた。
自宅からは、およそ140点の女性の下着が押収されていて、調べに対して男は、「20代からやっていたが、初めて逮捕された」と供述している。
<10/12(木) 8:54配信 ホウドウキョクより>
30年間下着泥棒をしていた男が逮捕されました。
20代から50代まで定期的に下着泥棒をし、これまで捕まらなかったということです。
押収された下着の数が140点と、30年間犯行を続けてきた割りには少ないと感じました。
1回で盗む数を少なくし、出来るだけ被害届を出させないパターンを繰り返し行ってきたように思います。
高級な下着もあるでしょうから被害者である女性にとってはたかが下着では済まないでしょう。
また、下着泥棒だけで終われば良いですが、現場で被害者と鉢合わせ、逆上したり、混乱して襲われたら大変なことです。
さらには下着泥棒では満足できず、犯行がエスカレートし暴行目的での侵入に変わることも考えられます。
単に下着単体を守るための対策ではなく、侵入を阻止する、侵入できない環境づくりが効果的です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年11月10日 13:24)
無料の試食 1人で何個も食べると逮捕される場合も
スーパーやデパ地下の食品売り場で買い物をしていると、つい立ち止まってしまうスポットがある。無料の試食コーナー。
その場で調理された焼肉やちらし寿司、マーボー春雨、豆腐チゲなどが一口サイズで並び、エプロン姿の女性から「いかがですか」と目の前に差し出されるとうれしくなる。
しかし、そのまま試食するか、試食せずに素通りするか。人によって対応は分かれるところだろう。
インターネットでこんなデータを見つけた。マーケティング調査会社による試食に関する意識調査。
「食品売り場で試食コーナーを見つけたら試食するか」という質問に「する」と答えた人は77・1%で、「しない」は22・9%。
試食する人の75・4%は「買うつもりがなかったのに買った」と答えたそうだ。
こうした消費者心理は既に国内外で定説として知られているようで、米国の行動経済学者が指摘するのは「相互利益」という本能。
「人は誰かに何かをしてもらったら『お返しをしなければならない』という感情を思いのほか強く抱き、消費を後押しする」。
お中元やお歳暮など社会儀礼の文化が根付く日本では、とりわけ顕著かもしれない。
スーパー関係者に聞くと、試食を提供する人の多くは調味料などのメーカーが派遣したスタッフ。
人件費は別として、試食は売り上げ増へ確実な効果があるそうだ。そこで疑問。
試食しても商品を買わないと売り手側は気を悪くしないのか。
福岡、佐賀両県でスーパー67店舗を運営する「西鉄ストア」(福岡県筑紫野市)に聞いた。
「買ってもらうのがベストですが、買ってもらえなくても気にしません。商品のおいしさを確認してもらうだけでも収穫。その後の消費のきっかけになるので」。試食にためらう必要はなさそうだ。
売り手が神経をとがらせるのは子どもの試食
しかし、試食品を1人で何個も食べるのはルール違反。ある弁護士が解説する。
「試食となる食材の無償提供は、購入の判断材料にしてもらうため。限度を超えて全部食べたりするのは違法行為。窃盗罪や業務妨害罪で逮捕される場合もある」。
以前、スーパーで無料提供の氷を大量に持ち帰ろうとした男が逮捕された事件と同じ理屈という。
逆に売り手が神経をとがらせるのは子どもの試食。
食物アレルギーがある子どもにアレルギー反応を引き起こす食材を提供すると、命に関わる事態になりかねない。
西鉄ストアは「子どもだけでの試食はNG。保護者同伴を大原則に、アレルギー食材を確かめた上で試食を促しています」。
提供する側、受ける側の双方に作法があり、裏側に消費喚起の心理術も見え隠れする試食の世界。エプロン女性のもてなしに感謝し、次回は商品を購入しよう。もちろん、試食してからね。
<9/4(月) 12:07配信 qBiz 西日本新聞経済電子版より>
一般的な窃盗とは違いますが、無料の試食サービスで何度も食べる人は窃盗罪や業務妨害罪で逮捕される可能性があるということです。
テレビのお笑い番組でこんな困った人がいましたと紹介するコーナーなどで出てくる人もいますが、単に困るというより違法であるということが分かります。
人の目を気にする人が少なくなってきたのもあると思います。
そんな人でも機械の目は気にします。
防犯カメラやスマホで写真や動画を撮られたら、それが面白動画としてツイッターやユーチューブなどで紹介されたらとても恥ずかしいことになります。
一旦拡散した画像や動画はほぼ永久に削除することはできませんので影響はとても大きいと言えます。
そのことを分かっている人が多いですからそれを逆手にとって犯罪防止につなげることも考えると良いかもしれません。
万引き犯の映像を公開した中古品売買店がありましたが、それも一つの手段だと思います。
また、売り手が神経をとがらせるのが子供の試食という見出しを見たときに感じたのは、子供だけに試食させても購入にはつながらないので無駄という意味かと思いましたが、そうではなくアレルギーの問題でした。
善意で無料の試食を勧めると子供がアレルギーを起こし、逆に訴えられかねない。
少し前では考えられなかったようなことが実際に起こる可能性があるということです。
お腹が空いたから子供だけで無邪気に試食を食べて喜ぶというシーンを見ることはますます少なくなりそうです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年10月20日 16:56)
ゴミから見つかった2千万円 5人で山分けして窃盗罪に・・・
奈良県御所市の廃棄物処分場で5月、ゴミの中から見つかった2千万円をパート従業員5人が山分けしたとして、奈良県警高田署が窃盗容疑で当時60~78歳の男5人を葛城区検に書類送検した事件で、処分場を運営する同市の奈良総合リサイクルセンターが14日、見つかった2千万円を市に寄付した。
事件後、高田署が回収するなどした1千985万円は同署で保管されていたが、持ち主が現れなかったため、遺失物法に基づき所有権が同社に移転。
男らが使っていた15万円を同社が補填し、計2千万円を市に寄付することを決めたという。
14日、同社の社長(35)らが2千万円を持参し市役所を訪問。
社長は「市民のために使っていただければ」と、市長に現金を手渡した。
市長は「大変ありがたいこと。市の事業を展開していくなか、有効に使わせていただく」と話した。
事件では、5月23日午後10時半ごろ、当時60歳の男が現金2千万円を発見し、1千万円を窃取。翌日午前2時ごろ、4人と共謀して残り1千万円を盗んで山分けしたとして高田署は6月、5人を窃盗容疑で書類送検。
葛城区検は8月10日付で、5人を不起訴(起訴猶予)処分としていた。
<9/15(金) 9:07配信 産経新聞より>
廃棄物処分場のゴミの中から2千万円が見つかったら、見つけたメンバーで山分けするというの気持ち的には分からないでもありません。
良くないこととは分かりつつも、ゴミをどうしようといいじゃないかという気持ちからと誰にも迷惑を掛けるわけじゃないという気持ちからやってしまうことはありえるのではないでしょうか。
もちろん彼らに所有権があるわけではありませんが、窃盗罪に問われるのは厳しいようにも思います。
ただ、後で持ち主やなくした人から申し出があった場合、山分けした人たちは、見ていない、知らないとうそをつくことになりますから、結果的には犯罪となっても仕方がありません。
それにしても最終的には持ち主が現れず市のリサイクルセンターに所有権が移ったのに、山分けした5人が使った金額分も補填して市に寄付した社長さんは立派ですし、なかなか出来ることではないと思います。
お金に汚いどこかの社長さんも見習ってほしいものですね。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年10月13日 10:16)
道の駅で現金230万円入り金庫盗まれる 父と娘の親子泥棒逮捕
道の駅で現金230万円が入った金庫を盗んだとして岐阜市に住む親子が逮捕されました。
逮捕されたのは岐阜市折立の無職の男(44)と娘の無職の女(24)で、今年1月、関市下之保の道の駅・平成に侵入し、現金233万円などが入った金庫を盗んだ窃盗の疑いです。
警察は、現場に設置されていた防犯カメラの映像などから男らを割り出し、9日、関市内で二人を逮捕しました。
調べに対し、父親は黙秘、娘は容疑を認めているという事です。
岐阜県内では、同様の被害が数件相次いでいて、警察は余罪を追及しています。
<9/9(土) 18:21配信 東海テレビより>
今、色々なメディアで道の駅が紹介されています。
道の駅での即売会の繁盛振りがニュース等で流されることもありますが、人が集まり、そして現金売買が多いとなると必然的に現金の扱いが多くなります。
また、道の駅という場所柄、金融機関への現金の預け入れを頻繁に行うことが難しい場合、店舗内・事務所内の金庫に一時的に保管せざるを得なくなります。
経営者が自宅に現金を持ち帰って保管するのも危険なことには変わりません。
大金を保管する場合、相応な防犯対策が必要です。
金庫保管というのは金庫ごと盗まれてしまえば全く意味がありませんし、重ければ良いというものでもなく引きずられて盗まれることもあります。
金庫と防犯センサー、金庫と防犯カメラのように二重・三重の防犯対策で守ることが望ましいでしょう。
防犯対策のお金がもったいないという意見もあると思いますが、200万円の現金が盗まれる可能性を考えると、200万円の費用をかけて防犯対策をすることで被害に遭う可能性が低くなることを考えると無駄とは思えません。
何も対策をしない状態で200万円の現金が盗まれてしまえば単に200万円損しただけになります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年10月 6日 16:09)