今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
あなたの家を守るために:効果的な防犯対策のヒント
私たちの大切な家を守るためには、しっかりとした防犯対策が不可欠です。最近では、犯罪の手口も多様化しており、自衛のための知識と対策が求められています。今回は、効果的な防犯対策について具体的なヒントを紹介します。
1. 現場を知る
まず、日常的な自宅周辺の環境を把握しましょう。近隣の治安状況や普段から利用する路地の安全性を確認することが重要です。地域の犯罪発生情報をチェックし、不審者や怪しい動きをする人々がいないか心掛けましょう。
2. 照明の工夫
不審者は暗い場所を好みますので、住宅周辺の明るさは非常に重要です。センサーライトやタイマー付きの照明を設置することで、人の気配を感じさせることが可能です。特に、玄関や窓の近くには十分な照明を施すことをお勧めします。
3. 施錠の徹底
外出時や就寝時には、必ずドアや窓を施錠する習慣をつけましょう。単純な施錠も予防策の一つです。特に、1階の窓や裏口など、高い場所からアクセスしやすい場所を重点的に確認してください。また、複製されにくい鍵を使用することも考慮しましょう。
4. 防犯機器の導入
防犯カメラやセキュリティシステムの導入は非常に効果的です。特に、遠隔監視が可能なカメラや、動きが感知された場合に通知が届くシステムは便利です。また、窓に防犯フィルムを貼ることで、侵入を防ぐ効果も期待できます。
5. 配慮された隣人関係
コミュニティ内での良好な関係は、防犯対策においても一役買います。隣人と連絡を取り合い、お互いの不審者情報を共有することで、地域全体の安全を向上させることができます。また、家を留守にする際には信頼できる隣人に郵便物の受け取りをお願いすることも一つの手です。
6. 不審者を疑う習慣
目の前に不審な人物や物を見かけた際は、一度立ち止まって観察することが大切です。過剰な警戒心は必要ありませんが、危険を感じた際は、ためらわず警察に通報する勇気を持ちましょう。
7. セキュリティ意識の向上
家族全員が防犯意識を持つことも大切です。特にお子さんには、外出時に気をつけることや、知らない人に声をかけられた場合の対処法をしっかりと教えましょう。定期的に家族で防犯について話し合うことも効果的です。
まとめ
安全な家を築くためには、日々の小さな対策が非常に重要です。どれも難しいことではありませんが、意識を持って実践することがポイントです。家庭を守るための防犯対策を見直し、ぜひ実行に移してみてください。あなたの家族と財産を守るための第一歩として、一つひとつのヒントを有効に活用していきましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年3月19日 10:11)
強盗犯に対する警告、強盗は成功しません!
2024年12月16日、静岡市清水区の郵便局に刃物を持った男が押し入り何も取らずに逃走した事件で、警察は、17日、静岡市に住む男を強盗未遂の疑いで緊急逮捕しました。
警察によりますと、容疑者の男は、16日夕方、静岡市にある郵便局で、刃物を見せて金銭を要求した疑いがもたれています。
容疑者の男は車に乗って現場から逃走していましたが、逃走する際、局員が投げたカラーボールが車に当たったことで、警察はオレンジ色の塗料が付いた車の行方を追っていました。その後、市内で塗料が付いた車を発見したことで、逮捕に至ったということです。警察の調べに対し、男は容疑を認めているということです。
<YAHOOニュース2024年12月17日(火)17:06配信>より
金融機関への強盗は後を絶ちませんが、成功することはほとんどなく、必ずと言っていいほど犯人は逮捕されています。それでもなおこのような犯罪がなくならないのはなぜでしょうか?
金融機関を狙う強盗がなくならない理由は、いくつかの要因が考えられます。
1. リターンの大きさ: 金融機関には現金や貴重品が多く保管されているため、強盗が成功すれば短時間で大きな金額を得られる可能性があります。この魅力が犯罪を引き起こします。
2. 計画性: 一部の強盗は事前に入念に計画を立て、警備システムや従業員の動きを研究します。これにより、発覚のリスクを最小限に抑えようとします。
3. 脆弱なポイント: 一部の金融機関では、セキュリティ対策が不十分である場合があります。特に地方の小さな支店などでは、大都市に比べて警備が手薄になることがあります。
4. 精神的な要因: 経済的な困難や絶望感から、犯罪に走る人もいます。特に社会的に弱い立場にある人々が、極端な手段を選ぶことがあります。
5. メディアの影響: 強盗事件が報道されることで、他の犯罪者に対して「成功例」としてヒントや刺激を与えることがあります。
6. 急激な状況変化: 経済の不安定さや失業率の上昇など、社会的な状況の変化が強盗事件の増加を引き起こすことがあります。
7. 犯罪者のネットワーク: 強盗団などの組織が存在し、情報を共有したり協力したりして計画的に犯罪を行うこともあります。
これらの要因が重なり合うことで、金融機関を狙った強盗事件が根強く存在しているのです。
以前、特定郵便局への強盗が多発した時期があり、対策として簡単な「あいさつセンサー」を導入されたことがありました。
このセンサーは、人が入ってくると「いらっしゃいませ」と女声で報知するという非常に簡単なものでした。
しかし、導入して1年間強盗の被害がなくなりました。
くしくも導入の1年後の翌日に強盗が発せしてしまったのです。
その理由は、電池切れで「あいさつセンサー」が作動しなかったのです。
その後の未遂で逮捕された犯人にヒアリングして分かったのが、強盗するつもりで郵便局に入った瞬間に「いらっしゃいませ」と声をかけられ、窓口の職員と目が合ってしまったことで、強盗を実行できなかった、ということでした。
犯罪者は人目を嫌います。声かけや音が鳴るということは、すなわち人に見られる恐れがあるから嫌がるのです。
犯罪を防ぐには、犯罪者が嫌がることを沢山やることです。もし自分が泥棒だったら、こんなことされるといやだなぁと想像することがスタートになります。
防犯のプロは泥棒の心理を逆手に取り、狙わせないことで、犯罪に合わない安全で安心な社会を目指します。
ご相談はお気軽に。全国140以上の防犯のプロショップがサポートいたします。ご相談はお気軽に。全国140以上の防犯のプロショップがサポートいたします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2025年2月25日 11:45)
今狙われる「コメ」 京都 農家の倉庫から新米120キロ盗難
京都府京丹後市の倉庫から、新米のコシヒカリ120キロが盗まれ、警察が地元の農家などに警戒を呼びかけています。
警察によりますと、10日午後、京都府京丹後市久美浜町の80代の農家の男性から「米を盗まれた」と近くの交番に申告がありました。
男性は倉庫に一つ30キロの米袋を整列して保管していましたが、列に欠けている部分があり。数えてみると4袋が不足していたということです。
盗まれたのは、新米のコシヒカリで120キロ、時価およそ3万6000円相当で、今月6日から10日の間に被害にあったとみられていて、警察は窃盗事件として捜査を進めるとともに、付近の農家らに警戒を呼びかけています。
<9/12(木) 18:31配信 読売テレビニュースより>
徐々に落ち着いてきたものの、令和の米騒動の真っただ中ですが、農家の倉庫から新米120キロが盗まれました。
今、日本で何が不足しているか? 何がほしいか? 多くの人が「米」と答えるでしょう。
誰もが知っている情報ですから犯罪者がそこに目をつけないはずがありません。
今なら高値で売買できるのは確実ですから、これから収穫を終えた新米が狙われることも容易に想像できます。
日々様々なニュースが流れます。
米が不足している、薬が不足している、金が高騰している、ネギが同業者に盗まれた、ゴルフ道具泥棒など。
人々が求めるものは、イコール犯罪者が求めるものになりやすいと言えます。
そこで取り上げられたものは、その後犯罪者に狙われる可能性が高いと考えても良いかもしれません。
それだけ需要が高まっているのですから、窃盗などの手段を問わず、入手できれば大きな利益が見込めます。
ニュースやSNSで自分の生活や仕事に関係する内容が話題になった時は、盗難被害の増加もあり得ると考えて日々チェックし、そして対策を講じましょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年10月 2日 09:18)
ニセ警官から電話「捜査のために金塊を購入して玄関に置いて」 約1700万円相当盗まれる
名古屋市中村区で、不審な電話の指示に従って自宅の玄関に置いた約1700万円相当の金塊が盗まれました。
警察によりますと、7月、中村区の70代の女性のもとに警察官を名乗る男から「詐欺グループの所持品にあなたの通帳があった」などと電話があり、その後、捜査のためお金を金塊にかえるよう指示され、女性は金塊を購入しました。
そして、7月20日、家のカギをかけず、玄関に金塊を置くよう指示され、居間で警察官を名乗る男と電話をしている間に、金塊1300グラム時価約1770万円相当を盗まれたということです。
警察が窃盗事件として調べています。
<8/15(木) 19:29配信 メ〜テレ(名古屋テレビ)より>
自分が被害者の年齢近くになれば分かるかもしれませんが、今の段階ではだまされたにしてもひどい内容です。
警察を名乗る男から捜査のためにお金を金塊にかえるように指示があり(まず金塊を購入することが簡単ではないはず)、また、それを家のカギをかけずに玄関へ置くように指示され、電話をしている間に盗まれたという事件です。
被害者はどこかで不審に感じることはなかったのでしょうか。
犯罪者の巧みな話術にだまされてしまったのか、または不安定な状態や弱っているところを突かれてしまったのかもしれません。
家族や友人、近所の人、自治体や公共機関のサービスなどに「相談する」という手段は存在しなかったのでしょうか。
もし、家族や近しい人に高齢者の方がいる場合、少しでも不審に感じたら、何らかの行動に移す前に声を掛ける、連絡する、相談することを繰り返し伝えるべきでしょう。
また、相談が難しいのなら、せめて報告することで被害に遭ってしまった場合、早く気付くことで対処がしやすくなり、傷が浅くて済むこともあります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年9月 3日 17:28)
群馬で2件目 養鶏会社で銅線窃盗 停電でニワトリ多数死ぬ
5日午前9時35分ごろ、群馬県渋川市北橘町の養鶏会社で、銅線約22メートル(時価約15万円相当)が盗まれているのを会社関係者が発見し、110番した。7月30日以降、市内の養鶏会社を狙った銅線盗は2件目で、渋川署が関連を調べている。
同署によると、4日夕~5日朝、鶏舎の主電源と非常用電源の配線がそれぞれ切断され、非常用電源の銅線が盗まれていたという。これにより鶏舎の空調設備が止まり、飼育されていた数十万羽のうち相当数が死んだとみられる。
同市北橘町赤城山の養鶏会社も30日未明、銅線約170メートル(時価約500万円相当)を盗まれる被害に遭い、飼育するニワトリが暑さにより多数死んだ。
<8/5(月) 18:38配信 毎日新聞より>
養鶏会社から銅線が盗まれ、それにより停電が発生し空調設備が止まり、飼育されていたニワトリが多数死んだというものです。
群馬県では2件目の発生ということで、他の都道府県でも同様の手口により被害が発生する可能性があります。
今の時期は冷房が必須です。人間でも冷房が止まれば一晩で命が失われるほどの暑さです。
養鶏場に限らず、生物を飼育している施設では停電時の対策をしているかが重要になります。
このように銅線という主目的が盗まれる損害に留まらず、停電によって二次的、三次的な損害が発生することが分かります。
盗難対策だけでなく、停電復旧までのバッテリー備え付けや自家発電等の対策が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年8月 8日 14:21)
兵庫県たつの市 侵入先を手当たり次第探し、玄関と無施錠の会社員宅に侵入
民家に侵入し現金を盗んだとして、兵庫県警たつの署は13日、住居侵入と窃盗の疑いで住所不詳、建設機械回送業の男(60)を逮捕した。
逮捕容疑は7日午後8時ごろから8日午後7時半ごろまでの間、兵庫県たつの市龍野町の男性会社役員(49)宅に侵入し、財布から現金7万6千円を盗んだ疑い。容疑を認めており「無施錠のところを探していた」と供述している。
同署によると、玄関と勝手口が無施錠で、男性の就寝中にどちらかから侵入した疑いがある。
付近の防犯カメラから男が浮上した。8日午前1時半ごろにコンビニに車を止めてから歩いて戻ってくるまで約3時間かかっており、同署は手当たり次第に侵入先を探していたとみている。
<6/14(金) 8:50配信 神戸新聞NEXTより>
最近は就寝中の侵入盗難被害が珍しくありません。
以前は人が居る建物を泥棒は避ける傾向にあると言われていました。
例えば外出で家を留守にする場合、部屋の電気をつけたままにし、人が居ることをアピールすれば、それだけで泥棒は別のターゲットを探すと考えられていました。
しかし、最近の事例をみると、例え建物内に人が居たとしても、深夜や早朝の就寝時を狙って侵入される事例が増えてきました。
また、就寝時以外でも食事中に一つの部屋に集まっている隙に、別の部屋に侵入するような大胆な手口も出てきました。
その場合建物内で泥棒と鉢合わせする可能性も増えており、泥棒側もそれを踏まえての犯行だとすると、何らかの凶器を所持していることも考えられ、住人にとっては危険な状況になりつつあると言えます。
対策としては、防犯カメラを設置し、建物の外側・内側・敷地内を24時間監視することで、不審者の記録、そしてターゲットになりにくくなります。
また、ホームセキュリティを設置し、無人時はセンサーと威嚇機器で警戒することで、犯行の抑止力になります。
有人時は在宅警備で1階部分は警戒、2階部分はセンサー解除など、侵入者に対して直接的に働きかける対策も有効です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年6月14日 15:39)
金の高騰 展示会での出品には注意
■GW中の"黄金展"警備を強化
ゴールデンウィークに開催されている黄金展。警備が強化されています。
金の龍に金のサッカーボール、金のお鈴(りん)まで、すべてが金で輝いています。今、開催されている「三越の大黄金展」。
来場者
「とにかく一十百千万と数えるのが大変。高価なものを見ると、うわ~すごいな」
ずらりと並ぶ金製品のなかで今回、注目を集めているのが「金の茶碗」です。実は「金の茶碗」。今月11日、東京・日本橋高島屋での大黄金展でおよそ1000万円の純金茶碗が盗まれる窃盗事件が発生。この時、盗まれたものと"同じ型"の黄金茶碗が展示されているのです。
実は、札幌三越の大黄金展では、過去に黄金が盗まれたことも。盗まれたのは「お鈴」。当時、およそ530万円。東京での窃盗事件も受けて、会場では警備員や防犯カメラを増やすなどの対策が取られています。
<4/29(月) 18:23配信 テレビ朝日系(ANN)より>
金の高騰に伴い、展示会に出品される金関連商品の盗難が心配されています。
展示会という不特定多数の人が集まる特殊な状況を考えると、警備員による「人の目」の監視だけでは不充分ですし、同様に防犯カメラによる「機械の目」の監視だけでも不充分でしょう。
最低でも両方ともに必要で、さらには頑丈な展示ケースへの保管したり、個別の展示品を検知するセンサーを設置するなど、通常の警備体制よりも厳しくしなければなりません。
また、展示会場の営業終了後は展示品をどうするかも重要です。
無人の会場に翌日までそのまま置いておくのもどうかと思いますし、警備員が24時間監視するのか、または別の場所に移動するのかなど様々なケースを想定しなければなりません。
金は銀やプラチナなどの他の金属と比べると、細工や加工のしやすい金属として知られています。
盗んだ後に溶かして別の形に加工されてしまえば、それが盗まれた物だと証明することは難しいように思います。
それだけにダイヤモンドなどの希少石よりも狙われる可能性が高いかもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2024年5月 2日 14:50)
