犯罪別情報
ひったくり
ひったくり は最も多い窃盗犯です。
警察庁の犯罪情勢資料によると、ひったくりの認知件数は平成17年以降一貫して減少しており、同年から平成29年までの減少率は、重要窃盗犯の中で最も高い91%となりました。
検挙件数は平成20年以降減少傾向にあり、平成29年は平成19年から9461件・83.6%減となりました。令和2年の検挙率81.2% %は平成17年以降最も高くなりました。
平成29年に認知した事件を見ると、発生場所は道路上での被害が9割以上となっています。
ひったくり被害の多い時間帯は18時から24時の間。約43%を占めています。
被害者は女性が8割以上。
ひったくり狙われやすい状況
- かばんを車路側に持って歩く状況。
- 歩きながら携帯電話でメールや通話をして、周囲を警戒していない状況。
- 自転車のカゴにバックを入れ、ひったくり防止ネットなどを使用せずに走行している状況。
- コンビニエンスストアのATMから現金を引き出して、周囲を警戒していないで店を出る状況。など
ひったくりの防犯対策
- 歩行の場合、かばんやバッグは車路側で持たない。
(常にかばんの持ち方を意識する。) - 「無線式警報ブザー」を使用する。
- 歩きながらの携帯電話は、十分注意する。
(できれば、通話やメールは行わない方がよい。) - 自転車のカゴには、ひったくり防止ネット・カバーを取り付ける。
- 後方からのバイクや自転車が近づいてきたら警戒する。
(特に18時から24時までの間は要注意。) - ATMで現金を引き出した後は、常に警戒する。(時々振り返るなど警戒が必要。)
- 夜間の帰宅は、遠回りでも明るくて人通りのある道を通る。
- 昼間でも、後ろから突然バイクが近づいてくることもあるので警戒すること。
万が一、ひったくりにあった場合は、直ぐに110番通報すること。
犯人の特徴をできる限り覚えておき、詳しく伝えることが大切です。