こんなおかしな泥棒がいる
vol.126 『車上荒らしのツキのなさ』
人生をうまく渡っていくうえで、「ツキ」というのも大事だと思った事件です。
草木も眠る丑三つ時、男は空き地に止まっていた1台のワゴン車に目をつけます。
そっと近付き、運転席のドアを開けて侵入。
携帯電話の明かりを頼りに運転席付近の物色をしていたところ・・・
「現行犯で逮捕する!」
と、突然現れた捜査員に取り押さえられてしまいました。
きっと男は「どこから入ってきたんだ!?」とパニックになったと思いますが、忍び込んだ車はなんと山口署の警察車両。
夜間の警戒中で、後部座席に乗っていたんですって。
見かけはごく普通の車とと同じようにしていたそうですから、気づかなかったとしても無理はありません。
それにしても、たまたまターゲットにした車が警察車両だなんて、ツキがあるんだかないんだか。
いや、ツキはないけど引きが強かったのか?
どっちにしても、盗みをしてはいけないってことが身に染みて分かったのではないでしょうか。
この男、その後の取り調べでは、容疑を否認しているとか・・・
じゃあなんで夜中の2時に他人の車に忍び込んでゴソゴソやってたのかって話になると思うのですが、一体どういう申し開きをしているのか、そっちも気になります。