こんなおかしな泥棒がいる
vol.26 『泥棒大図鑑 〜これが泥棒だ!!〜』
■犬に関する事件■
高級マンションを空き巣専門で荒らし回っていた男が捕まり、43件の犯行を自供。この犯人、女性の一人暮らし宅より珍しい愛玩犬ポメラニアンを盗み、愛人宅に贈ったことからアシがついた。雑種だったら、わからなかったかも。
昭和59年、滋賀県にて社長夫人(以下A夫人とする)が殺された事件。Aさん宅は道路からの入口に工場、その奥に会社事務所、同じ敷地内に自宅があった。そして、自宅玄関脇にドーベルマン、裏庭にシェパードを番犬として飼っていた。しかし、犯行のあったその夜、この2匹の番犬は吠えなかった。
何故か。
アメリカの推理作家S.S.ヴァン.ダインは、その著者「探偵小説作法20則」の中で、探偵小説にかなり頻繁に利用"よくある手法"として、「犬が吠えなかったという理由で侵入者を顔見知りと判定する」ことを掲げている。
A夫人殺害事件も、この手法通りに簡単に判明。
犯人は、番犬の犬舎を作る仕事を請け負っていた男だった。
■有名人サマご用心■
有名スターや会社社長宅が相次いで泥棒にはいられており、歌手の千昌夫、松任谷由実(ユーミン)、五木ひろしさん宅など多数。最近では、森進一さんの新居もやられた。
無断で写真をとられたりで、有名人も楽じゃない。