こんなおかしな泥棒がいる
vol.28 『三種の神器』
泥棒社会の『三種の神器』をご存知ですか?
「えーっと、ほっかむりに地下足袋に風呂敷!」なーんて言うのは誰ですか!
今時、そんなものが通用するわけはありませんね。現代では、ドライバー・小型のバール・手袋の三つです。侵入用具として使用されるもので一般的なものは、大工道具・農機具(くわ・スコップなど)・機械工具そして家庭用品などです。
その中でも興味深い道具は、ガムテープ・ライター・つり糸・アイスピック・ドライバーなど。
- ガムテープ
ガラスを割る時に砕け散らないように使ったり(防音効果にもなります)犯行を見っかった時に被害者の目隠しや口ふさぎに使用。 - ライター
もしくは固型燃料など燃焼器具は、ガラス破りの際、ガラスを熱くして破壊するのに使用。ガラスは年々強化されていますが、相変わらず部分衝撃には弱いのです。 - つり糸
ネジ締まりを、外からっり糸を通し逆回しにして開けます。 - アイスピック
もちろん侵入用具として色んな物を破壊するのにも使われますが、護身用 - ドライバー
これ一本のみで犯行が終わると言う泥棒もいる程。ガラス破壊に使用
以上のように、小型の、しかも簡単に手に入る物で犯行は行われているわけです。
☆セキュリティ専門メーカーから注意を2点。
- ガラスにはガラスセンサーを設置、もしくは外側に赤外線センサーを設置する。
最近は流行もあり、また採光を大切にする風潮が広まり、店舗・家屋の多くの部分にガラスを取り入れています。しかし、これは防犯の点から見れば危険この上ないことです。ガラスの強度・厚みは泥棒の仕魔ノは影響しません。マイナスドライバーさえあれば簡単に破壊されるのです。これは、綱入りガラスも同じことです。 - 大工道具などは床下などに置かない。
泥棒に「盗って下さい」と差し出しているようなものです。泥棒の侵入用具現場調達の手伝いは絶対に避けましょう。
お手伝いは専門メーカーである弊社が致します。