こんなおかしな泥棒がいる
vol.42 『どろぼうの足の正体は?』
泥棒の足についてのエピソードを紹介してみましょう。
ひと昔前、泥棒も土足で家に侵入していましたが、現在ではこの足跡、すなわち靴跡が犯人を究明する上で重要ポイントとなっています。例えば、ブロック塀に残っていた靴跡から靴のメーカー、販売店などが割り出され、犯人を究明することができるのです。
泥棒の世界では、アシをつけずにお目当ての品物や現金を頂戴する、というのが常識なのですが、まったくアシをつけずに知恵を絞っているこんな泥棒もいます。例えば雪が降った日、ある泥棒は、足跡がつかないように積もった雪の上を竹馬にのって侵入。背中に荷物をしょって、竹馬にのって帰ったとか。靴を脱ぐのを不便がって、靴の上から登R用の厚い靴下を履く不精者のドロボーとか。面白い話では、靴を脱いではじめて靴下を履き忘れたことに気付き、これでは指紋が残ると思って慌ててベランダに干してあった主人のワイシャツをちょいと拝リ。そのワイシャツで自分の足を覆った横着な泥棒もいます。
こんなに知恵をしぼれるのなら、もっと他で生かせればいいのにって思いますよね。それに、泥棒の足の正体は、実はご主人のワイシャツだったなんて、ご主人もお気の毒なことです。