こんなおかしな泥棒がいる
vol.55 『いと、をかし身内のドロボー』
金の在処、出入口の解錠方法。従業員ならば勝手知ったるお手のもの。ちょぴりおこぼれを頂戴しても分かりゃしない。そんな出来心から身内での犯罪というのが結構ある。しかし、1番捕まえられやすいのが、身内のドロボー。そして、1番捕まって恥ずかしいのも、身内のドロボー・・・。
その代表とも言えるのが、ある金融機関でおこった「支店長代理の金庫破り事件〜大失敗の巻〜」
金庫室の壁から侵入しようとしたところセキュリティシステムが作動して警備員に取り押さえられた。自分の会社が備え付けたセキュリティシステムでなんと自分が捕まってしまったのである。 あーあわれな支店長代理。
またあるデパートで、閉店後に清掃員が商品をちょっと拝借。家に持ち帰っていたところ、その一部始終を防犯カメラが捕らえていて、御用になったとか。
はたまた、バスの運転手が両替機から100円玉を盗み、ポケットの中から大量の小銭が見つかって、御用とか・・・・。
ここまでくると子供のイタズラか、悪いことをして母親に叱られている子供と同じ。複雑な手口を研究する泥棒がいると思えば、今だにこんな泥棒もいたりして、泥棒の世界にもいろいろな人種がいるものですね。