対象別犯罪事情・防犯対策
一戸建て住宅 最近の犯罪被害
最近の犯罪紹介
●現金があまり見つからず腹いせに放火、全焼
前橋市後家町でH18年4月に民家が全焼した火災で、専門学校生の19歳と18歳の2名の少年を逮捕した。留守で無人だった同市後家町の男性会社員宅に侵入、雑誌や酒など(計7000円相当)を盗み、翌日午前4時ごろ、少年1人で再び侵入して現金約4000円を盗んだ上、部屋に火をつけ、木造2階建て住宅約140平方メートルを全焼させた疑い。「現金があまり見つけられず、腹いせに燃やした」と供述。
●現金6000万円入りの金庫を玄関まで引きずり持ち去る
帰宅した家人が玄関の鍵が開けられており、部屋が物色されていたことに気付き通報。1階トイレの高窓が無施錠で、クローゼットから玄関まで金庫を引きずった跡があった。盗まれた現金は会社の運営費などだった。2階寝室のクローゼットにあった現金6000万円と貴金属など約20点(約775万円相当)の入った金庫が盗まれていた。
●忍び込み。侵入先で暗証割り出す パソコン接続、被害2億
就寝中に家に侵入し、持参したパソコンを住人の携帯電話につないで暗証番号を割り出し、盗んだキャッシュカードにその番号を打ち込んで現金を引き出したとして、中国人4人を逮捕。
携帯電話をロックする暗証番号と、キャッシュカードの暗証番号を同じにしている人が多いことに目を付けた新手口。千葉県と兵庫県、大阪府で計約100件の盗みを重ねたとみられ、被害は計約2億円に上るという。
容疑者らはすぐに現金が引き出せるよう、コンビニ店の現金自動預払機(ATM)を利用。
●空き巣120件2100万円窃盗容疑で男2人逮捕
兵庫、大阪、京都の三府県で無施錠の木造民家などを狙い、約百二十件、総額約二千百万円の空き巣を繰り返した男2名が逮捕された。二人は古くからの知り合いで、以前、服役していた刑務所でも一緒だった。車で移動しながら民家を物色、無施錠の窓を探したり、新聞受けに家人が入れていた鍵を使い侵入する手口で、被害に気付かない被害者が多かったという。ハンマーでガラスを割って侵入するなど荒い手口もあった。
●関西一円で空き巣150件 男を最終送致 兵庫県警
兵庫、大阪、京都、奈良の四府県で約百五十件の空き巣を繰り返していた。現金のほか商品券などを含め、被害総額は約九百五十万円にのぼる。民家の勝手口のガラスをガスバーナーで熱し、マイナスドライバーで割って侵入。現金約二万八千五百円が入った貯金箱一個を盗んだ疑いで逮捕された。電車で各地を訪れ、不在の民家を入念に調べては深夜に犯行を繰り返していた。
●葬儀の留守宅狙い空き巣 姫路の男ら逮捕
新聞のお悔やみ欄で葬儀のある家をチェック、周辺の留守宅を探して空き巣に入っていた。兵庫、岡山両県で昨年八月ごろから、葬儀参列で誰もいなくなった家を狙う空き巣が数十件起きている。
●学生らの長期休暇時 空き巣被害集中
日暮れ前後に室内の電灯をつけ始めるころから夜間を狙った「宵きす」(宵の口の空き巣)と呼ばれる手口が中心。犯人は、屋外から明かりのついていない部屋を確認し、窓を割るなどして室内に侵入しているとみられている。ワンルームマンションや独身向け住宅を狙った空き巣被害が、学生らの長期休暇時期に集中している。
●空き巣150件5000万円 中国人2人の犯行
中国人二人が阪神、大阪で約百五十件、被害総額約五千万円の空き巣を繰り返していた。夕方などに室内の照明がついていない部屋を物色。窓ガラスに小石を投げるなどして留守を確認。バールやガラス切りを使用して侵入。家人などに見つかった場合に備え、催涙ガスを携帯していた。また、特定の路線バスを使って移動、被害はこの路線沿いに集中していたという。逃走を考えマンション一階を狙って侵入、現金などのほか、パスポートを盗み一通一万円で密航あっせん組織「蛇頭」に売りさばいていたという。
●姫路などで空き巣661件 県警、男を最終送検
兵庫県を中心に大阪府や岡山県で民家やアパートの空き巣を続けていた男が逮捕された。夕方に電気がついていない民家などを探し、窓ガラスを割って侵入。主に現金や商品券ばかりを狙っていた。一回に盗む額は少なくても毎日のように犯行を重ね、盗んだ金は、海外旅行やギャンブルなど遊興費に使ったという。
姫路市など播磨地区で祭りが盛んなことに着目、祭り開催中の集落で留守宅に忍び込んだり、韓国に遊びに行くため岡山空港に向かう途中でたびたび空き巣に入るなど、三年余りの間に、三府県で計六百六十一件、約一億五千万円の犯行を重ねていた。