今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
北海道の倉庫100ヶ所からタイヤ4000本盗み転売
被害総額は1億円にのぼります。2019年始め、札幌市などでタイヤを盗んだとして、逮捕されていた男3人が、北海道約100か所で犯行に及んでいたことがわかりました。
この事件は札幌市などのタイヤ販売店でタイヤを盗んだとして、札幌市北区の無職の男ら3人が逮捕されたものです。
その後の調べで3人は共謀し、2014年ごろから2018年にかけて道内各地のタイヤ販売店の倉庫など約100か所からタイヤ約4000本、1億円相当を盗んでいたことが分かりました。
3人の手口は倉庫の壁に穴を開けるもので、盗んだタイヤは転売していました。
警察は3人を来週にも追送検する方針です。
<4/11(木) 12:01配信 北海道ニュースUHBより>
手口に関しては犯行の都度改良が行われたかもしれませんが、同じ犯行グループによるタイヤ窃盗事件です。
5年間で北海道内100ヶ所、計4000本(1億円相当)のタイヤが盗まれるという被害ですが、そこまで被害が拡大するまで捕まえることはできなかったのでしょうか。
北海道に住んでいない我々では想像がつかないほどの広さがあり、警察が捜査するのも難しいのかもしれませんが何らかの対策や注意喚起は行うことができたような気がします。
倉庫の壁に穴を開けて盗む出す手口のようなので、出入口の施錠が問題なければ倉庫の中を確認しない限り被害に気付きにくい、被害の判明に遅れるという犯罪者側のメリットがあるのかもしれません。
出入口だけでなく壁に問題がないか定期的に確認する必要があるでしょう。
また、倉庫に高価な物を保管する場合は施錠以外の防犯対策も検討した方が良いでしょう。
防犯カメラで遠隔地から現地の状況を確認する、敷地内に外部からの侵入者を検知するセンサーの設置などです。
価値がない物を置いているだけの倉庫にお金を掛けた対策をするのはもったいないと思う人もいるでしょうから要はどれだけの価値がある物を置いているかということです。
大事な物で盗まれたり、荒らされたりするのは困るということであれば相応の対策をしても良いでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2019年5月10日 13:59)